オザン・カバク

2.1. ガラタサライ

2018年5月12日、オザン・カバクはスュペル・リグのイェニ・マラティヤスポル戦でプロデビューを果たし、チームは2-0で勝利した。このデビューにより、彼は2000年代生まれの選手として初めてスュペル・リグでプレーした選手となった。

2018-19シーズンには早くも先発に定着し、2018年10月24日には2018-19シーズンのシャルケ04戦でチャンピオンズリーグ初出場を果たした。この試合はホームで0-0の引き分けに終わった。ガラタサライでの通算成績は、リーグ戦14試合出場0得点、チャンピオンズリーグ4試合出場0得点を含む、公式戦18試合出場0得点であった。

2.2. VfBシュトゥットガルト

2019年1月17日、カバクはブンデスリーガのVfBシュトゥットガルトへ移籍し、2024年6月までの契約を結んだ。移籍後すぐに先発に定着し、2019年3月3日のハノーファー96戦ではキャリア初の複数得点となる2ゴールを挙げ、チームの5-1の勝利に貢献した。この時、彼は18歳11ヶ月7日で、ブンデスリーガの1試合で2得点を挙げたトルコ人センターバックとしては最年少、シュトゥットガルトの選手としては史上3番目の若さでこの記録を達成した。

シュトゥットガルトでは、途中加入ながらリーグ戦15試合に出場し3得点を記録したが、チームはリーグ16位に終わり、入れ替え戦で敗れて2部リーグへの降格が決定した。

2.3. シャルケ04

2019年6月30日、カバクはシャルケ04と5年契約を締結し、移籍金は契約解除条項の発動により1500.00 万 EURであった。背番号は4番を着用した。加入初年度の2019-20シーズンは、リーグ戦26試合に出場し3得点を記録するなど、レギュラーとして活躍した。しかし、チームはシーズン中盤から不調に陥り、新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)によるリーグ戦中断を挟んで17試合未勝利という泥沼状態でシーズンを終えた。

2020年9月には、ヴェルダー・ブレーメンのルートヴィヒ・アウグスティンソンに唾を吐いたとして、5試合の出場停止処分と1.50 万 EURの罰金が科せられた。カバクは後に自身のX(旧Twitter)でアウグスティンソンに謝罪し、この行為は偶発的なものであったと主張した。チームの財政危機が報じられる中、4年契約を残していたカバクの放出も検討されるようになった。

2.4. TSG 1899 ホッフェンハイム

2022年7月23日、カバクはTSG 1899 ホッフェンハイムへ完全移籍し、2026年6月30日までの4年契約を結んだ。この移籍には、最大800.00 万 EURの追加費用が発生する条項も含まれている。

ホッフェンハイムでは、2022-23シーズンにブンデスリーガで30試合に出場し2得点、2023-24シーズンは28試合に出場し4得点を記録するなど、主力選手として活躍を続けている。

3.1. ユース代表

彼はトルコのユース国際大会で活躍し、2017 UEFA U-17欧州選手権ではトルコU-17代表のキャプテンを務めた。この大会で、UEFAは彼を「注目すべき10人の選手」の一人に選出した。

3.2. フル代表

2019年11月17日、カバクはUEFA EURO 2020予選のアンドラ戦でトルコフル代表デビューを果たし、フル出場してチームの2-0の勝利に貢献した。

2022年11月16日、スコットランド代表との親善試合で代表初ゴールを記録し、チームは2-1で勝利した。2023年9月12日には日本との親善試合で2点目のゴールを決めたが、チームは2-4で敗れた。

2024年5月24日、彼はUEFA EURO 2024に向けた35人の予備登録メンバーに選出されたが、6月5日に膝の負傷により大会前のメンバーから外れることとなった。2024年6月4日現在、トルコ代表として26試合に出場し2得点を記録している。

4.1. クラブ

2024年5月18日時点

4.2. 代表

2024年6月4日時点

5.1. クラブ

• スュペル・リグ: 2017-18(ガラタサライ)

5.2. 個人

• ブンデスリーガ新人王: 2018-19