キム・ソンヒ (ゴルファー)

1. 概要

キム・ソンヒは1988年7月16日に韓国のソウルで生まれたプロゴルファーである。延世大学校を卒業後、2006年にプロ転向。プロ転向初年度の2006年にはフューチャーズツアーで5勝を挙げ、同ツアーの新人賞と年間最優秀選手賞を獲得した。2007年からLPGAツアーに本格参戦し、メジャー大会では2010年のクラフトナビスコ選手権で3位、LPGAチャンピオンシップで2位という好成績を収めた。また、2008年にはレクサス・カップにアジア代表として出場するなど、団体戦での経験も持つ。身長は175 cm。

2. 幼少期とアマチュアキャリア

キム・ソンヒの幼少期の背景、教育、そしてプロ転向前のアマチュア時代の活動について詳述する。

2.1. 出生と教育

キム・ソンヒは1988年7月16日に韓国のソウルで生まれた。彼女は延世大学校で教育を受けた。

2.2. アマチュア活動

プロに転向する以前から、キム・ソンヒはアマチュアとして国際大会に出場していた。2004年にはエスピリトサントトロフィーに韓国代表として出場し、国を代表してプレーした。

3. プロキャリア

キム・ソンヒは2006年にプロゴルファーとしてのキャリアを開始し、フューチャーズツアーで目覚ましいデビューを飾った後、LPGAツアーへと舞台を移し、主要大会での活躍や団体戦への出場を果たした。

3.1. プロデビューとフューチャーズツアー

キム・ソンヒは2006年にプロゴルファーに転向し、同年にフューチャーズツアーに参戦した。プロデビュー初年度から圧倒的な強さを見せ、2006シーズン中に以下の5つのタイトルを獲得した。

ルイジアナ・ペリカンクラシック
IOSゴルフクラシック(エルパソ・ゴルフクラシック)
オーロラ・ヘルスケア・チャンピオンシップ
CIGNA チップ・イン・フォー・ア・キュアフューチャーズ・ゴルフクラシック
ゲティスバーグ・チャンピオンシップ

3.2. LPGAツアー

フューチャーズツアーでの成功を受け、キム・ソンヒは2007年からアメリカを拠点とするLPGAツアーに本格的に参戦した。LPGAツアーでは優勝こそなかったものの、複数の大会で上位入賞を果たし、特に2008年、2009年、2010年には安定して高い賞金ランキングに位置した。2008年には2度の2位と1度の3位、合計7回のトップ10入りを果たし、賞金ランキング14位を記録した。2009年には2度の3位を含む12回のトップ10入りで賞金ランキング11位となり、2010年には2度の2位と3度の3位、合計15回のトップ10入りを達成し、賞金ランキング8位と自己最高位を記録した。2011年には1度の2位を含む2回のトップ10入りを果たした。2012年以降は出場機会が減少し、2013年シーズンを最後に公式記録への登場は途絶えている。

3.3. 主要大会の結果

キム・ソンヒはLPGAツアーにおける主要大会で以下のような成績を収めた。

大会	2007	2008	2009	2010	2011	2012
クラフトナビスコ選手権			T21	3	T33	CUT
LPGAチャンピオンシップ	CUT	CUT	T9	2	CUT	CUT
全米女子オープン	T50	T24	12	13	T34
全英女子オープン		CUT	T11	T19	T14

CUT = 予選落ち
T = タイ(同順位)

年	出場大会数	予選通過回数	2位	3位	トップ10入り数	最高順位	獲得賞金(USD)	賞金ランキング	平均スコア	スコアリングランキング
2007	19	10	0	0	0	T22	7.87 万 USD	99	73.72	75
2008	25	21	2	1	7	2	98.09 万 USD	14	71.23	10
2009	25	23	0	2	12	T3	103.20 万 USD	11	70.52	8
2010	22	22	2	3	15	2	120.87 万 USD	8	70.21	4
2011	22	19	1	0	2	2	35.04 万 USD	33	72.62	47
2012	11	3	0	0	0	T33	1.09 万 USD	145	76.86	139
2013	10	2	0	0	0	T43	1.17 万 USD	139	73.73	126

4.2. 受賞歴

キム・ソンヒは2006年のフューチャーズツアーでの傑出した活躍により、以下の主要な個人賞を受賞している。

2006年: フューチャーズツアー新人賞
2006年: フューチャーズツアー年間最優秀選手賞