1. 概要
朴世直(박세직パク・セジク韓国語)は、韓国のサッカー選手であり、現在はKリーグ2に所属する忠南牙山FCでミッドフィールダーとしてプレーしています。1989年5月25日生まれの彼は、これまでに全北現代モータース、仁川ユナイテッドFC、そして兵役義務を果たすための牙山ムグンファFCなど、複数のクラブで活躍してきました。特に、全北現代モータースではKリーグ1優勝、牙山ムグンファFCではKリーグ2優勝に貢献し、忠南牙山FCではキャプテンも務めるなど、キャリアを通じて重要な役割を担っています。本記事では、彼の選手としての生涯と主な業績を詳細に解説します。
2. 個人情報
朴世直は1989年5月25日に大韓民国で生まれました。
彼の韓国語表記は以下の通りです。
- ハングル: 박세직
- 漢字: 朴世直
- 改定ローマ字表記: Bak Sejik
- マッキューン=ライシャワー式: Pak Sejik
3. 選手経歴
朴世直のサッカー選手としてのキャリアは、Kリーグドラフトで全北現代モータースに指名されたことから始まり、その後複数のクラブを経て、現在に至るまで継続しています。
3.1. ドラフトと全北現代モータース時代
朴世直は2012年のKリーグドラフトにおいて、全北現代モータースから1巡目で指名を受け、プロサッカー界に足を踏み入れました。デビューシーズンとなった2012年には、全北で15試合に出場し、その才能を示しました。2013年11月20日に行われたFCソウルとの試合では、プロ初ゴールを記録しました。2013シーズン全体では、11試合に出場し1ゴールを挙げました。しかし、2014シーズンには公式戦への出場機会はありませんでした。
3.2. 仁川ユナイテッド時代
2015年シーズンを前に、朴世直は仁川ユナイテッドFCへ移籍しました。仁川での初ゴールは、2015年4月19日の蔚山現代戦で記録されました。2015シーズンには、仁川で30試合に出場し、4ゴール2アシストという成績を残しました。翌2016年3月13日に行われた済州ユナイテッドFCとの試合では、そのシーズン初のゴールを決めました。さらに、2016年9月21日の浦項スティーラース戦では、チームを1-0の勝利に導く決勝ゴールを挙げました。2016シーズン全体では、仁川で27試合に出場し3ゴールを記録しました。
3.3. 軍服務および牙山無窮花FC時代
2017年6月、朴世直は兵役義務を果たすため、牙山ムグンファFCに入隊しました。入隊後、2018年9月15日の光州FC戦で、兵役中の初ゴールを記録しました。2018シーズンには、牙山で20試合に出場し、1ゴール4アシストを記録する活躍を見せました。
3.4. 忠南牙山FC時代
2019年シーズン開幕前、朴世直は元の所属チームである仁川ユナイテッドFCに復帰しました。しかし、2019年夏の移籍市場で再び牙山ムグンファFCへ移籍し、わずか半シーズンで古巣への復帰を果たしました。2019年11月3日に行われた釜山アイパーク戦では、牙山復帰後初のゴールを決めました。
その後、牙山ムグンファFCが忠南牙山FCへと改編された後もチームに残留しました。そして、2020年シーズンを前に、朴世直は忠南牙山FCのキャプテンに任命され、チームのリーダーとして重要な役割を担うことになりました。
4. 受賞歴
朴世直は、そのキャリアにおいて所属チームと共に数々のタイトルを獲得しています。
4.1. チーム優勝
- 全北現代モータース**
- Kリーグ1 優勝: 2014
- 牙山ムグンファFC**
- Kリーグ2 優勝: 2018