1. 幼少期とユースサッカーキャリア
吉田眞紀人の幼少期における出身地での生活と、小学校から高校までのユースサッカー活動における重要な出来事を詳述します。
1.1. 出生と成長
吉田眞紀人は1992年10月20日に千葉県木更津市で生まれた。幼少期は地元木更津市で育ち、サッカーに親しんだ。中学時代には、地元である木更津市から横浜市まで高速バスを利用して通学していたというエピソードがある。
1.2. ユースサッカー活動
小学校時代はFC千葉なのはなでプレーし、その後横浜F・マリノスジュニアユース(2005年 - 2007年)に所属した。2008年には流通経済大学付属柏高等学校へ入学し、高校サッカーで活躍した。高校最終年となる2011年の第89回全国高校サッカー選手権では、大会期間中の1月1日に左足小指を骨折したにもかかわらず、翌1月2日の2回戦・明徳義塾高校戦に出場し得点を挙げるなど、チームの主力としてプレーした。
2. プロサッカーキャリア
プロサッカー選手としてのキャリアは、名古屋グランパスでのデビューから始まり、複数のJリーグクラブでの活躍を経て、地域社会に根差した活動へと移行していきました。
2.1. 名古屋グランパス時代
高校卒業後、2010年12月26日にJ1リーグの名古屋グランパスへの加入が内定し、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせた。2011年4月6日にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のFCソウル戦で後半途中出場し、公式戦デビューを果たした。翌2012年8月1日には、名古屋グランパスとの間でプロA契約を締結した。
2.2. 期限付き移籍と完全移籍
2013年1月、出場機会を求めてJ2リーグの松本山雅FCへ期限付き移籍した。翌2014年1月には、同じくJ2の水戸ホーリーホックへ期限付き移籍。水戸での開幕戦となった大分トリニータ戦(2014年3月2日、ケーズデンキスタジアム水戸)でJリーグ初得点を記録した。この年、リーグ戦31試合に出場し、チームトップとなる11得点を挙げる活躍を見せた。同年12月には、水戸ホーリーホックへ完全移籍した。
2015年12月には、ジェフユナイテッド市原・千葉へ完全移籍。2017年3月には、FC町田ゼルビアへ期限付き移籍し、シーズン終了後にはジェフユナイテッド市原・千葉への復帰が発表された。しかし、2018年3月には愛媛FCへ期限付き移籍し、2019年12月に愛媛FCへ完全移籍することが発表された。
2.3. Jリーグ以降のキャリア
2022年11月7日、愛媛FCは吉田眞紀人との契約期間満了に伴い、シーズン終了後の退団を発表した。その後、2023年1月30日に千葉県社会人リーグ1部に所属する房総ローヴァーズ木更津FCへの移籍が発表され、Jリーグを離れてもサッカー選手としての活動を継続した。
3. 政治家としての転身
プロサッカー選手としてのキャリアを終えた吉田眞紀人は、地元の木更津市で政治の道に進み、地域社会の発展に貢献する新たな一歩を踏み出しました。
3.1. 木更津市議会議員としての活動
2023年4月に行われた木更津市議会議員選挙に初出馬し、見事当選を果たした。以降、木更津市議会議員として、自身の故郷である木更津市の発展と市民生活の向上を目指し、地域に根差した政治活動を行っている。
4. 人物と地域貢献活動
吉田眞紀人は、その人柄やエピソードを通じて、地元木更津市への深い愛情と、多岐にわたる地域社会貢献活動を示しています。
4.1. 人物・エピソード
中学時代には、地元である木更津市から横浜市のクラブに通うため、高速バスを利用していた。これは、彼のサッカーへの情熱を示すエピソードとして知られている。また、2016年末にJR東日本が企画した「伊豆vs房総半島 自慢対決」キャンペーンでは、ジェフユナイテッド市原・千葉所属で木更津市出身の選手として、房総チームのリーダーに起用され、ポスターなどに登場した。
4.2. 地域社会への貢献
吉田眞紀人は、地元の木更津市に対して深い愛着を持ち、多岐にわたる地域貢献活動を行っている。木更津市の魅力を広めるため、市公認の「木更津ふるさと応援団」として活動しており、自身のインスタグラムなどで木更津の魅力的なスポットを積極的に紹介している。
サッカー選手を引退後も、サッカーを通じた地域貢献を継続しており、2019年1月8日には現役Jリーガーとして房総ローヴァーズ木更津FCのクラブアンバサダーに就任し、地元のサッカー発展にも尽力している。
さらに、2019年9月9日に千葉県を襲った台風15号による被害に対して、故郷である木更津市へ寄付を行うなど、困窮する地域への支援も積極的に行った。これらの活動は、彼が単なるスポーツ選手や政治家としてだけでなく、地域の一員として社会貢献に熱心に取り組む姿勢を示している。
5. キャリア統計
吉田眞紀人のプロサッカー選手としての各クラブにおけるリーグ戦、カップ戦、リーグカップ、国際大会での出場試合数と得点に関する詳細な統計を示します。
5.1. クラブ別出場・得点記録
クラブ | シーズン | リーグ | カップ1 | リーグカップ2 | 国際大会3 | 合計 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
名古屋グランパス | 2011 | 5 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 12 | 0 |
2012 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 4 | 1 | |
松本山雅FC | 2013 | 1 | 0 | - | - | - | 1 | 0 | |||
水戸ホーリーホック | 2014 | 31 | 11 | - | - | - | 31 | 11 | |||
2015 | 29 | 4 | 1 | 0 | - | - | 30 | 4 | |||
ジェフユナイテッド市原・千葉 | 2016 | 27 | 3 | 1 | 0 | - | - | 28 | 3 | ||
2017 | 1 | 0 | - | - | - | 1 | 0 | ||||
FC町田ゼルビア | 2017 | 28 | 3 | 1 | 0 | - | - | 29 | 3 | ||
愛媛FC | 2018 | 16 | 0 | - | - | - | 16 | 0 | |||
2019 | 21 | 3 | - | - | - | 21 | 3 | ||||
2020 | 18 | 2 | - | - | - | 18 | 2 | ||||
2021 | 29 | 5 | - | - | - | 29 | 5 | ||||
2022 | 8 | 3 | - | - | - | 8 | 3 | ||||
総通算 | 216 | 34 | 6 | 0 | 1 | 1 | 6 | 0 | 229 | 35 |
1天皇杯を含む。
2Jリーグカップを含む。
3AFCチャンピオンズリーグを含む。
- Jリーグ初出場 - 2011年4月24日 J1第7節 vs浦和レッズ(埼玉スタジアム)
- Jリーグ初得点 - 2014年3月2日 J2第1節 vs大分トリニータ(ケーズデンキスタジアム水戸)
6. 所属クラブ履歴
吉田眞紀人がユース時代からプロキャリアを通じて所属した各サッカークラブとその在籍期間を一覧で示します。
- FC千葉なのはな
- 横浜F・マリノスジュニアユース
- 2008年 - 2010年 流通経済大学付属柏高等学校
- 2011年 - 2014年 名古屋グランパス
- 2013年 松本山雅FC(期限付き移籍)
- 2014年 水戸ホーリーホック(期限付き移籍)
- 2015年 水戸ホーリーホック
- 2016年 - 2019年 ジェフユナイテッド市原・千葉
- 2017年3月 - 同年12月 FC町田ゼルビア(期限付き移籍)
- 2018年3月 - 2019年 愛媛FC(期限付き移籍)
- 2020年 - 2022年 愛媛FC
- 2023年 - 房総ローヴァーズ木更津FC
7. 外部リンク
- [https://data.j-league.or.jp/SFIX04/?player_id=10975 Jリーグ データサイトにおけるプロフィール]
- [https://twitter.com/MKT_18_KISARAZU 吉田眞紀人 (@MKT_18_KISARAZU) - X(旧Twitter)]
- [http://jefunited.co.jp/top/player/2016/18.html ジェフユナイテッド市原・千葉におけるプロフィール]