成田正弘

1. 幼少期と教育

成田正弘は1994年4月13日、愛知県海部郡蟹江町で生まれた。地元の蟹江町立蟹江中学校を卒業後、藤枝明誠高等学校に進学し、高校バスケットボール界でその才能を発揮した。藤枝明誠高等学校在学中には、インターハイでベスト8に進出する活躍を見せた。
高校3年次となる2012年には、U18日本代表に選出され、U18男子アジア選手権に出場した。この大会の準々決勝、チャイニーズ・タイペイ戦では、決勝点となるスリーポイントを決めるなど、31得点を挙げる印象的なパフォーマンスを披露した。

2. 選手経歴

成田正弘は、大学時代にポジション変更を経て大きく成長し、その後プロバスケットボール選手としてのキャリアを築いた。

2.1. アマチュア時代

2012年4月、成田は拓殖大学に進学した。大学入学を機に、それまでのシューティングガードからポイントガードへとポジションを変更し、新たな役割に適応した。拓殖大学バスケットボール部「オレンジクラッシャーズ」の中心選手として活躍し、2015年に行われた第67回全日本大学バスケットボール選手権大会ではチームを準決勝進出に導くなど、その貢献度は高かった。翌2016年の関東大学バスケットボール選手権大会では、個人タイトルとしてスリーポイント王に輝き、優秀選手賞も受賞した。また、大学時代にはU18日本代表の他、ユニバーシアードにも出場した。

2.2. プロ時代

大学4年次にあたる2017年1月、成田はB.リーグB2に所属する豊通ファイティングイーグルス名古屋と特別指定選手として契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせた。初年度の2016-17シーズンには26試合に出場し、1試合平均5.2得点を記録した。
続く2017-18シーズンも豊通ファイティングイーグルス名古屋に所属し、48試合に出場して1試合平均6.1得点を挙げた。
2018年6月、B1リーグに昇格した秋田ノーザンハピネッツへの移籍が発表された。秋田ノーザンハピネッツでは主にポイントガードとしてプレーし、チームに貢献した。

略称説明
GP	出場試合数	GS	先発出場試合数	MPG	平均出場時間
FG%	フィールドゴール成功率	3P%	スリーポイント成功率	FT%	フリースロー成功率
RPG	平均リバウンド数	APG	平均アシスト数	SPG	平均スティール数
BPG	平均ブロック数	TO	平均ターンオーバー数	PPG	平均得点
太字	キャリアハイ

5.1. レギュラーシーズン

シーズン	チーム	GP	GS	MPG	FG%	3P%	FT%	RPG	APG	SPG	BPG	TO	PPG
2016-17	FE名古屋	26	2	18.9	31.5	30.0	65.5	2.0	1.8	0.5	0.2	1.2	5.2
2017-18	FE名古屋	48	33	22.9	33.2	27.9	67.5	1.8	3.8	0.9	0.0	1.9	6.1
2018-19	秋田	53	20	14.4	25.8	22.8	75.0	1.4	1.5	0.5	0.0		3.0
キャリア通算		127	55	18.5	.306	.268	.694	1.7	2.4	0.7	0.0		4.6