1. 概要
松田康佑は、東京都出身の元サッカー選手で、主にディフェンダーやフォワードとしてプレーしました。Y.S.C.C.横浜に2009年から2017年まで在籍し、特に2010年には関東サッカーリーグ1部で得点王とベストイレブンに輝くなど、プロキャリアを通じて顕著な実績を残しました。
2. 幼少期およびアマチュア経歴
松田は、幼少期からサッカーを始め、アマチュア時代には複数のユースチームや大学サッカーで経験を積み、選手としての基礎を築きました。
2.1. 生い立ち
松田 康佑は1986年9月26日に東京都で生まれました。身長は176 cm、体重は68 kgです。
2.2. ユース・大学サッカー経歴
松田は喜多見小学校のサッカークラブでプレーを始めました。その後、三菱養和SCジュニアを経て、中学生時代は渋谷区内のクラブチームに所属しました。
中学校卒業後、長野県の上田西高等学校に進学し、2002年から2004年まで同校のサッカー部で活動しました。高校卒業後の2005年、桐蔭横浜大学に入学し、サッカー部に入部しました。大学サッカー部では、1学年上に勝又慶典が在籍していました。在籍中の2006年には、神奈川県リーグから関東大学リーグ2部への昇格を経験し、チームの重要な一員として貢献しました。
3. プロ経歴
松田は2009年にY.S.C.C.横浜へ入団し、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。長年にわたり同クラブの主力選手として活躍しました。
3.1. Y.S.C.C.横浜 (2009-2017)
松田は2009年から2017年まで、Y.S.C.C.横浜一筋でプレーし、地域リーグ、JFL、そしてJ3リーグと、チームの昇格と共に各カテゴリで実績を積み上げました。
3.1.1. 地域リーグ・JFL時代
2009年にY.S.C.C.横浜へ入団し、地域リーグでプレーを開始しました。特に2010年には関東サッカーリーグ1部で13得点を挙げ、同リーグの得点王に輝くとともに、ベストイレブンにも選出されました。その後、チームがJFLに昇格し、松田は2012年と2013年の2シーズンにわたりJFLでプレーしました。
3.1.2. J3リーグ時代
2014年、Y.S.C.C.横浜がJ3リーグに参入したことに伴い、松田もJリーグでのプレーを開始しました。Jリーグ初出場は2014年3月9日に行われたJ3第1節のブラウブリッツ秋田戦(ニッパツ三ツ沢球技場)でした。また、Jリーグ初得点は2014年4月29日のJ3第9節FC琉球戦(ニッパツ三ツ沢球技場)で記録しました。J3リーグでは2017年まで4シーズンにわたりチームの主力として貢献しました。
3.2. 主な実績とプレースタイル
松田はディフェンダーとフォワードの両ポジションをこなせる多才な選手でした。特にフォワードとしては、2010年の関東サッカーリーグ1部で得点王とベストイレブンに選出されるなど、得点能力の高さを示しました。
3.3. 引退
松田康佑は2017年シーズンをもって現役を引退しました。
4. 経歴統計
クラブ成績 | リーグ戦 | カップ戦 | 総計 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | クラブ | リーグ | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 総出場 | 総得点 |
日本 | リーグ | 天皇杯 | 総計 | |||||
2010 | YSCC横浜 | 関東1部 | 13 | 13 | 0 | 0 | 13 | 13 |
2011 | 9 | 6 | 1 | 0 | 10 | 6 | ||
2012 | JFL | 29 | 1 | 2 | 0 | 31 | 1 | |
2013 | 29 | 11 | - | 29 | 11 | |||
2014 | J3リーグ | 25 | 2 | 2 | 1 | 27 | 3 | |
2015 | 33 | 1 | - | 33 | 1 | |||
2016 | 28 | 1 | - | 28 | 1 | |||
2017 | 28 | 0 | 1 | 0 | 29 | 0 | ||
J3リーグ通算 | 114 | 4 | 3 | 1 | 117 | 5 | ||
JFL通算 | 58 | 12 | 2 | 0 | 60 | 12 | ||
関東1部通算 | 22 | 19 | 1 | 0 | 23 | 19 | ||
総通算 | 194 | 35 | 5 | 1 | 200 | 36 |