日本人サッカー選手ディフェンダーJリーグ

福森晃斗

福森晃斗は、左足からの正確なフリーキックが特徴のプロサッカー選手で、現在は横浜FCに所属し、川崎Fや札幌でも活躍した。

1. 概要

福森 晃斗(ふくもり あきと)は、1992年12月16日生まれの神奈川県藤沢市出身の日本のプロサッカー選手である。主にディフェンダー(センターバック)としてプレーし、その左足から繰り出される正確なフリーキックが特徴である。現在はJリーグの横浜FCに期限付き移籍で所属している。これまでに川崎フロンターレでプロキャリアをスタートさせ、北海道コンサドーレ札幌では主力選手として活躍し、チームのJ1昇格に貢献した。

2. 個人史と背景

2.1. 幼少期と教育

福森晃斗は神奈川県藤沢市で生まれ育った。幼少期には地元のサッカークラブであるFC高谷04でサッカーを始め、藤沢市立高谷小学校に通った。その後、2005年から2007年まで藤沢市立村岡中学校でプレーし、2008年から2010年まで桐光学園高等学校に在籍した。
桐光学園高等学校在学中の2010年、平成22年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)での活躍により、「高校屈指のDF」として高く評価された。この活躍が複数のJクラブの注目を集め、同年10月には川崎フロンターレへの入団が内定した。

2.2. 個人情報

福森晃斗は身長183 cm、体重75 kgである。利き足は左足。血液型はAB型。愛称は「フク」や「アキト」である。

3. クラブ経歴

3.1. 川崎フロンターレ

福森晃斗は2011年シーズンに川崎フロンターレでプロキャリアをスタートさせた。高卒ルーキーながら、2011年7月23日に行われたJ1リーグ第6節のアルビレックス新潟戦で、後半37分に同じく高卒ルーキーの大島僚太と交代で途中出場し、Jリーグデビューを果たした。川崎フロンターレには2011年から2016年まで在籍した。

3.2. 北海道コンサドーレ札幌

2015年、福森晃斗は北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍した。この移籍は彼のキャリアにおいて重要な転機となり、2016年にはチームの主力選手として試合に出場し続け、北海道コンサドーレ札幌のJ1昇格に大きく貢献した。この活躍が評価され、2017年1月5日には川崎フロンターレから北海道コンサドーレ札幌への完全移籍が発表された。北海道コンサドーレ札幌では2017年から2023年までプレーした。

3.3. 横浜FC

2024年より、福森晃斗は横浜FCへ期限付き移籍で加入した。移籍後、同年6月9日に行われた徳島ヴォルティス戦で直接フリーキックを決め、横浜FCでの初ゴールを記録した。横浜FCでは背番号5を着用している。

3.4. クラブ別通算成績

福森晃斗の各クラブにおけるリーグ戦、カップ戦、国際大会の通算成績は以下の通りである(2024年11月10日更新)。

クラブ成績リーグカップリーグカップ国際大会合計
シーズンクラブ背番号リーグ戦出場リーグ戦得点天皇杯出場天皇杯得点ルヴァン杯出場ルヴァン杯得点ACL出場ACL得点合計出場合計得点
日本リーグ天皇杯JリーグカップAFCチャンピオンズリーグ合計
2011川崎22J1200010--30
2012J1300000--30
2013J1602020--100
2014J15100100061
2015札幌24J239420----414
2016J239310----403
2017J13333110--374
20185J13120020--332
2019J133210300--435
2020J1302--21--323
2021J13216010--391
2022J12912010--321
2023J12906031--381
2024横浜FC24J23820000--382
J1通算233123251110027618
J2通算1169--30--1199
総通算349213251410039527
  • Jリーグ初出場 - 2011年7月23日 J1リーグ第6節 アルビレックス新潟戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)
  • Jリーグ初得点 - 2014年11月2日 J1リーグ第31節 清水エスパルス戦(等々力陸上競技場)

4. 受賞歴

4.1. チームタイトル

  • J2リーグ：1回(2016年) - 北海道コンサドーレ札幌

4.2. 個人タイトル

  • 札幌ドームMVP賞：1回(2016年)
  • J1リーグ優秀選手賞：1回(2019年)
  • J2リーグベストイレブン：1回(2024年)