1. 生い立ちとキャリア初期
酒井隆介は1988年9月7日に滋賀県守山市で生まれた。身長は182 cm、体重は75 kg。利き足は右足である。
1.1. ユース・大学時代
幼少期は「小津イレブンフィーバーズSSS」でサッカーを始めた。その後、「守山市立守山南中学校」に進学。ユース年代では、2004年から2006年まで名古屋グランパスU-18に所属し、サッカー選手としての基礎を築いた。大学は駒澤大学に進学し、2007年から2010年までプレーした。
2. 選手キャリア
酒井隆介はプロサッカー選手として、複数のJリーグクラブで活躍した。キャリアを通じてディフェンダーとしてチームの守備に貢献し、多くの試合に出場した。
2.1. クラブキャリア
酒井隆介はプロデビュー後、京都サンガF.C.、松本山雅FC、名古屋グランパス、FC町田ゼルビアの4つのクラブに所属し、それぞれで重要な役割を担った。
2.1.1. 京都サンガF.C. (2011-2014)
2011年、京都サンガF.C.に入団し、プロキャリアをスタートさせた。チームが若手選手を積極的に起用する方針に転換し、さらに同年6月以降にディフェンス陣に負傷者が続出したこともあり、酒井はレギュラーとして出場機会を得た。特に、2011年8月14日のJ2第24節、ギラヴァンツ北九州戦では、J2での年間900分以上の出場を果たし、プロC契約からプロA契約への変更条件をクリアした。京都サンガF.C.ではリーグ戦99試合に出場し、4得点を記録した。
2.1.2. 松本山雅FC (2015-2016)
2015年には松本山雅FCへ完全移籍した。松本では主にJ1の舞台でプレーし、リーグ戦合計35試合に出場した。移籍後はチームの守備の要として貢献し、ファンからの信頼も厚かった。松本山雅FCではリーグ戦36試合に出場し、2得点を挙げた。
2.1.3. 名古屋グランパス (2016-2018)
2016年6月、名古屋グランパスへ完全移籍することが発表された。名古屋ではJ1リーグで11試合に出場し2得点を記録した。2017年にはJ2リーグで10試合に出場し1得点を記録した。名古屋グランパスでの在籍期間は、リーグ戦合計21試合出場、3得点という記録を残した。
2.1.4. FC町田ゼルビア (2018-2021)
2018年、FC町田ゼルビアへ期限付き移籍した。期限付き移籍期間中もリーグ戦で27試合に出場し1得点を挙げる活躍を見せた。シーズン終了後、2018年12月24日にはFC町田ゼルビアへ完全移籍した。その後も主力選手としてチームを支え、2019年には26試合出場1得点、2020年には25試合出場0得点、2021年には6試合出場0得点を記録した。2021年シーズン終了後、契約満了に伴いFC町田ゼルビアを退団することが発表された。
2.2. プレースタイルとポジション
酒井隆介の主要なポジションはディフェンダーであった。特に右足を得意とし、守備組織の構築や対人プレーにおいて安定したパフォーマンスを発揮した。
2.3. 個人成績
酒井隆介のプロキャリアにおけるリーグ戦、カップ戦の個人成績は以下の通りである。
クラブ成績 | リーグ | カップ戦 | リーグカップ | 合計 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シーズン | クラブ | リーグ | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |
日本 | リーグ | 天皇杯 | Jリーグカップ | 合計 | |||||||
2011 | 京都 | J2 | 28 | 0 | - | 2 | 0 | 30 | 0 | ||
2012 | 7 | 0 | - | 2 | 0 | 9 | 0 | ||||
2013 | 23 | 2 | - | 1 | 0 | 24 | 2 | ||||
2014 | 41 | 2 | - | 1 | 0 | 42 | 2 | ||||
2015 | 松本 | J1 | 33 | 2 | 2 | 0 | 4 | 0 | 39 | 2 | |
2016 | J2 | 3 | 0 | - | - | 3 | 0 | ||||
名古屋 | J1 | 11 | 2 | - | 0 | 0 | 11 | 2 | |||
2017 | J2 | 10 | 1 | - | 2 | 0 | 12 | 1 | |||
2018 | 町田 | 27 | 1 | - | 0 | 0 | 27 | 1 | |||
2019 | 26 | 1 | - | 0 | 0 | 26 | 1 | ||||
2020 | 25 | 0 | - | - | 25 | 0 | |||||
2021 | 6 | 0 | - | 1 | 0 | 7 | 0 | ||||
J1通算 | 44 | 4 | 2 | 0 | 4 | 0 | 50 | 4 | |||
J2通算 | 196 | 7 | - | 9 | 0 | 205 | 7 | ||||
総通算 | 240 | 11 | 2 | 0 | 13 | 0 | 255 | 11 |
- Jリーグ初出場 - 2011年6月12日 J2第16節 大分トリニータ戦(西京極)
- Jリーグ初得点 - 2013年7月3日 J2第22節 東京ヴェルディ1969戦(味の素スタジアム)
3. 引退と引退後のキャリア
2022年2月9日、酒井隆介は現役引退を発表した。選手としてのキャリアに終止符を打った後、同年には「インテルナシオナルジャパン横浜東京」のコーチに就任し、指導者としての新たな道を歩み始めた。
4. 私生活
酒井隆介の私生活に関する公にされている情報は、本人の出身地や家族構成、趣味などについて、詳細な記述が提供されているソースは存在しない。
5. 評価と影響
酒井隆介の選手としての業績や、彼が日本のサッカー界に与えた歴史的・社会的な評価、あるいは特定のイベントにおける影響について、具体的な評価や分析を記述する情報は、提供されたソースには含まれていない。
6. 関連項目
- 京都サンガF.C.の選手一覧
- 松本山雅FCの選手一覧
- 名古屋グランパスエイトの選手一覧
- FC町田ゼルビアの選手一覧