1. 概要
エカテリーナ・ヴラジーミロヴナ・ディヤチェンコ(Екатерина Владимировна Дьяченкоエカテリーナ・ヴラジーミロヴナ・ディヤチェンコロシア語、1987年8月31日生まれ)は、ロシアの元フェンシング選手であり、専門はサーブルである。彼女は2008年の北京オリンピックにロシア代表として出場し、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは女子団体サーブルで金メダルを獲得した。また、世界フェンシング選手権大会では、合計で金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル2個という輝かしい成績を収めている。
2. 人物
2.1. 生い立ちと家族
エカテリーナ・ディヤチェンコは1987年8月31日に生まれた。彼女の両親であるウラジーミル・ディヤチェンコとナタリヤ・ディヤチェンコは共にフェンシングのコーチである。また、彼女の兄であるアレクセイ・ディヤチェンコもフェンシング選手であり、2004年のアテネオリンピックでは男子団体サーブルでロシアチームの一員として銅メダルを獲得している。
3. 競技経歴
エカテリーナ・ディヤチェンコは、オリンピックと世界選手権の両方で数々の功績を残した。
3.1. オリンピックでの活躍
彼女は2度にわたるオリンピックに出場し、特に団体戦で顕著な成績を収めている。
3.1.1. 2008年北京オリンピック
2008年の北京オリンピックでは、女子個人サーブルと女子団体サーブルの2種目に出場した。女子個人サーブルでは、32人制のトーナメントで日本の久保田真理を破ったものの、次の試合でウクライナのオレナ・ホムロワに14対15のサドンデスで惜敗した。数日後、彼女はチームメイトのエカテリーナ・フェドルキナ、エレナ・ネチャエワ、ソフィヤ・ヴェリカヤと共に女子団体サーブルに出場した。ディヤチェンコと彼女のチームは、アレクサンドラ・ソハ率いるポーランドチームとの5位決定戦に勝利し、合計45タッチで5位に入賞した。
3.1.2. 2016年リオデジャネイロオリンピック
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、女子団体サーブル種目に出場し、ロシアチームの一員として金メダルを獲得する栄誉に輝いた。
3.2. 世界フェンシング選手権
エカテリーナ・ディヤチェンコは、世界フェンシング選手権大会において、金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル2個という合計7個のメダルを獲得している。