ユーリ・ガジンスキー

1. 概要

ユーリ・アレクサンドロヴィチ・ガジンスキー(Юрий Александрович Газинский_{ˈjʉrʲɪj ɐlʲɪˈksandrəvʲɪɕ gɐˈzʲinskʲɪj}^ロシア語、1989年7月20日 - )は、ロシア・コムソモリスク・ナ・アムーレ出身のプロサッカー選手である。ポジションは守備的ミッドフィールダー。FCクラスノダールに所属している。

ガジンスキーは、キャリアの大部分をロシア国内のクラブで過ごし、特にFCクラスノダールでは長期間にわたり主力選手として活躍した。ロシア代表としても活躍し、2018 FIFAワールドカップでは大会の初ゴールを記録するなど、ロシアサッカー界に貢献した選手の一人として知られている。

2. 来歴

ユーリ・ガジンスキーは1989年7月20日にソビエト連邦のコムソモリスク・ナ・アムーレで生まれた。学業においては、2011年に極東連邦大学で体育学の学士号を取得し、2013年には適応体育学の修士号を取得している。

3. クラブ経歴

ガジンスキーは地元のクラブであるFCスメナ・コムソモリスク・ナ・アムーレでプロキャリアをスタートさせた。その後、ロシア国内の様々なクラブを渡り歩いた。

2010年にはFCルチ・エネルギア・ウラジオストクに移籍し、2012年までの2年間を過ごした。2012-2013シーズンはFCトルペド・モスクワでプレーし、ここでもミッドフィールダーとして重要な役割を担った。

2013年5月、ガジンスキーはFCクラスノダールと3年契約を結び、移籍した。クラスノダールでは約9年間を過ごし、中心選手としてチームに貢献。2022年5月に契約満了に伴い一度退団した。

2022年8月17日、ガジンスキーはFCウラル・エカテリンブルクと2年契約で移籍した。ここでも主力として活躍したが、2024年6月に契約満了でウラルを退団した。

2024年7月10日、ガジンスキーは古巣のFCクラスノダールに1年契約で復帰した。

4. 代表経歴

ガジンスキーは2015年8月、UEFA EURO 2016予選のスウェーデン戦とリヒテンシュタイン戦に向けてロシア代表に初招集された。代表デビューは2016年8月31日に行われたトルコ代表との親善試合であった。

2018年5月11日、彼は2018 FIFAワールドカップに向けたロシア代表の予備メンバーに選出され、同年6月3日には最終メンバーに選出された。そして2018年6月14日、ワールドカップ開幕戦のサウジアラビア戦で、試合開始12分にヘディングで大会の初ゴールを記録した。このゴールはロシアの5-0での大勝に貢献した。

ガジンスキーは、決勝トーナメント1回戦のスペイン戦ではベンチに座ったが、準々決勝のクロアチア戦では途中出場したものの、チームはPK戦の末に敗れた。

2021年5月11日には、UEFA EURO 2020のロシア代表バックアップメンバーに指名された。国際Aマッチでは2016年から2020年の間に通算21試合に出場し、1得点を挙げている。

5. キャリア成績

6. 獲得タイトル