1. 概要
中島卓也は、福岡県糟屋郡宇美町出身のプロ野球選手(内野手、外野手)である。右投左打。北海道日本ハムファイターズに所属し、主に遊撃手として活躍している。
高校時代には福岡県立福岡工業高等学校で「1番・遊撃手」として2008年春の九州大会優勝に貢献し、危険物取扱者などの国家資格も取得するなど文武両道を実践した。2008年のドラフト会議で日本ハムから5位指名を受けプロ入り。
プロ入り後は、当初代走や守備固めの役割が多かったが、2013年頃から二塁手や遊撃手として出場機会を増やし、主力選手へと成長した。2015年には盗塁王とベストナイン(遊撃手部門)のタイトルを獲得し、2016年には日本シリーズ優勝も経験するなど、キャリアの絶頂期を迎えた。
粘り強い打撃と卓越した守備・走塁が特徴であり、特に際どいボールをファウルにするカット打法は「投手泣かせ」として知られる。2016年にはシーズン62犠打というパ・リーグ最多タイ記録(左打者としては日本記録)を樹立。また、2017年にはプロ入り2287打席目にして初本塁打を放ち、これはNPB史上最も遅い記録となった。キャリアを通じて怪我や打撃不振、新型コロナウイルス感染症による離脱などの試練を経験したが、その度に復帰し、2022年には通算250犠打、2023年には通算200盗塁を達成するなど、数々の記録を打ち立ててきた。
近年はユーティリティープレイヤーとしての役割も担い、一塁手や外野手としても出場。2024年には田中賢介の通算盗塁数を超えるなど、ベテランとしてチームに貢献を続けている。私生活では2021年に結婚を発表した。
2. 生涯と背景
2.1. 出生と成長
中島卓也(なかしま たくや日本語)は、1991年1月11日に福岡県糟屋郡宇美町で生まれた日本のプロ野球選手である。愛称は「タク」や「ナカシ」として知られている。
2.2. 高校野球時代
中島は中学時代、フレッシュリーグの宇美スターズでプレーした。その後、福岡県立福岡工業高等学校に進学し、「1番・遊撃手」としてチームの主力選手となった。2008年春の九州大会では、エースの三嶋一輝(みしま かずき日本語)と共にチームを初の優勝に導く活躍を見せた。野球に打ち込む一方で、学業も疎かにせず、国家資格である危険物取扱者を含む5つの資格を取得するなど、文武両道を実践した。
2.3. ドラフト指名とプロ入り
高校時代の中島に対するNPB球団からの評価は決して高くなく、プロ野球ドラフト会議に向けた調査書はわずか1球団からしか届かなかった。しかし、2008年10月30日に行われたドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズから5位指名を受けた。同年11月18日には、契約金2500.00 万 JPY、年俸480.00 万 JPY(金額は推定)という条件で入団契約を締結した。背番号は56が与えられ、担当スカウトは内野手出身の岩井隆之(いわい たかゆき日本語)が務めた。福岡工業高校からドラフト会議での指名を経てNPBの球団へ直接入団した選手は、中島が初めてのケースとなった。
3. プロ野球選手としての経歴
3.1. デビューと初期のキャリア

プロ入り後、中島はすぐに一軍での出場機会を得られたわけではなかった。2009年は一軍公式戦への出場はなかったものの、イースタン・リーグの公式戦では、高卒新人野手ながらチームトップの97試合に出場し、犠打数もチームトップの17を記録した。しかし、リーグの最終規定打席には到達したものの、打率は規定打席到達者31人中30位の.211と低迷し、遊撃手としてはリーグ2位となる15失策を記録するなど、守備面でも課題を残した。
2010年も引き続きイースタン・リーグでプレーし、70試合に出場してチームトップの15犠打を記録した。打率も前年からわずかに上昇して.220となったが、2年連続での最終規定打席到達はならず、この年も一軍への昇格は果たせなかった。
転機が訪れたのは2011年である。4月20日の対オリックス・バファローズ戦(ほっともっとフィールド神戸)で、二塁手の守備要員としてプロ入り後初となる一軍公式戦デビューを果たした。このシーズンは一軍公式戦全体で8試合に出場し、打席に立ったのはわずか1度のみであったが、1盗塁と2得点を記録した。
2012年には、代走や守備固めの要員として一軍に定着し、年間で105試合に出場した。しかし、打撃面では打率.114と極度の不振に陥り、盗塁数も2個にとどまった。この年は100試合以上に出場したものの、打撃成績は依然として課題であった。
3.2. 主力選手への定着
2013年、中島は一軍公式戦の開幕当初、前年と同様に代走や守備要員としての起用が多かった。しかし、チームの正二塁手であった西川遥輝(にしかわ はるき日本語)が故障で戦線を離脱した際に二塁手として抜擢されると、西川の復帰後もしばらくそのポジションを譲らなかった。さらに、正遊撃手の大引啓次(おおびき けいじ日本語)が離脱した際には遊撃を守るなど、内野のユーティリティープレイヤーとしてスタメン出場の機会を増やしていった。走塁面では高い盗塁技術を発揮し、一軍公式戦で通算23盗塁を記録し、その成功率は9割を超えた。打撃面でも打率を.238にまで上昇させたほか、プロ入り後初の長打と打点を記録するなど、選手として大きく成長した。この成長を背景に、シーズン終了後には背番号を9に変更した。
2014年の春季キャンプ時点では、二塁手として西川に次ぐ2番手という位置付けであった。シーズン中には遊撃や三塁を守る機会もあったが、併殺時の送球精度が高かったことなどから、二塁手として定着した。これに伴い、俊足ながら送球に難があった西川は、内野手登録のまま事実上外野手へ転向することになった。打撃面では、シーズン序盤こそ打順が定まっていなかったものの、8月14日の対千葉ロッテマリーンズ戦以降は2番打者に定着。このシーズンは一軍公式戦126試合に出場し、プロ入り後初めて最終規定打席に到達するとともに、打率.259、28盗塁を記録した。
3.3. 活躍とタイトル獲得
2015年、中島はパシフィック・リーグ公式戦の全143試合と、オールスターゲームに初めて出場を果たした。打撃面では自己最高の打率.264を記録し、さらに34盗塁で自身初となる盗塁王のタイトルを獲得した。守備面でも、パ・リーグ遊撃手部門のベストナインに初めて選出されるなど、攻守にわたってキャリアのピークを迎えた。シーズン終了後に開催された第1回WBSCプレミア12では日本代表に初選出されたものの、実際の出場機会は少なく、1犠打1得点を記録するにとどまった。
2016年も、一軍公式戦で2年連続となる全試合出場を果たし、安定した貢献を見せた。この年、パ・リーグ公式戦におけるシーズン最多タイ記録(NPB史上3位)となる62犠打を記録し、これは左打者としては日本記録であった。打率は.243、盗塁は23に減少したものの、4年連続で一軍公式戦20盗塁以上を達成した。シーズン終了後には、「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」にも日本代表の一員として出場した。これらの活躍が評価され、シーズン終了後の契約交渉では、推定年俸1.00 億 JPYで契約を更改した。また、この年には2016年の日本シリーズを制し、日本シリーズ優勝も経験した。
3.4. 試練と復活

2017年、中島は第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されていたが、前シーズンからの疲労の蓄積を理由に辞退し、NPBレギュラーシーズンの開幕に向けた調整を優先した。この年の7月30日、故郷福岡県の福岡ヤフオク!ドームで催された対福岡ソフトバンクホークス戦において、武田翔太(たけだ しょうた日本語)からライト側のホームランテラスへのソロ本塁打を放ち、プロ入り後初めての柵越え本塁打を記録した。これは、NPB実働9年目、一軍公式戦出場723試合目、そして通算2287打席目にして達成された初本塁打であり、NPBの一軍公式戦で1本でも本塁打を打った選手としては、初打席から最も多くの打席を要した末の初本塁打という史上最遅の記録であった。しかし、5月6日の対オリックス戦(京セラドーム大阪)で左足の踵を負傷し、5月7日に踵骨下の滑液包炎と診断され出場選手登録を抹消された。一軍のレギュラーシーズン最終戦である10月9日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で遊撃の守備要員として実戦復帰を果たしたものの、このシーズンは91試合の出場にとどまり、打率.208、盗塁数11という成績であった。
2018年には、この年から選手会長に就任した。一軍公式戦の開幕を再び正遊撃手として迎え、5月12日の対ソフトバンク戦(福岡ヤフオク!ドーム)では、1点ビハインドの2回裏一死満塁の場面で、リック・バンデンハーク(Rick VandenHurk英語)から通算2本目の本塁打を放った。この年はチームの正遊撃手に返り咲き、自身2年ぶりとなる最終規定打席に到達した。
2019年は2016年以来、フルシーズンを一軍で過ごしたが、打撃面では打率.220、出塁率.278と振るわなかった。また、7月28日の対埼玉西武ライオンズ戦では延長10回裏一死一塁から遊撃ゴロを後逸し、サヨナラ負けに繋がる失策を喫した。持ち味である守備でも精彩を欠く場面が見られ、石井一成(いしい かずなり日本語)や平沼翔太(ひらぬま しょうた日本語)にスタメンを譲る試合も多くなり、先発出場は91試合、途中出場を含めても120試合の出場に留まった。シーズン中に国内FA権を取得しており、オフの動向が注目されたが、11月1日に権利を行使せず残留を表明し、総額2.70 億 JPYプラス出来高の3年契約を締結した。
2020年は、キャリアワーストとなる打率.201に終わった。新型コロナウイルス感染症の影響で120試合制の短縮シーズンであったが、先発出場はわずか50試合にとどまり、遊撃手として一軍に定着した2015年以降では初めて、先発出場数がシーズン試合数の半分を下回った。オフには推定年俸1000.00 万 JPY減の8000.00 万 JPYで契約更改を行った。
2021年4月1日に一般女性との入籍を発表した。開幕戦では9番・遊撃でスタメン入りを果たしたが、開幕3戦目の楽天戦では先制を許す適時失策を犯し、さらに4月7日のソフトバンク戦では逆転負けに繋がる捕球ミスがあったため、以降はスタメンでの出場機会が減少した。4月30日には新型コロナウイルス陽性により登録抹消された。5月21日に実戦復帰するも、二軍で30打席連続ノーヒットと打撃不振に苦しみ、一軍復帰が6月26日までずれ込んだ。9月3日のロッテ戦ではシーズン初打点となる適時打を放ったが、その直後に逆転負けに繋がる適時失策を喫した。9月末には石井一成が骨折で離脱したものの、その後は谷内亮太(やち りょうた日本語)や細川凌平(ほそかわ りょうへい日本語)が遊撃でスタメン出場することが多く、この年は67試合の出場で打率.186という成績に終わった。オフには現状維持の推定年俸8000.00 万 JPYで契約を更改した。
2022年は開幕を二軍で迎え、4月23日に一軍昇格を果たしたものの、成績が振るわず6月20日に再び登録抹消された。しかし、7月19日に新型コロナウイルス感染者の代替選手として再昇格すると、8月4日の福岡ソフトバンクホークス戦で5回裏一死一・二塁の場面、コリン・レイ(Colin Rea英語)投手の初球を三塁方向へ転がし、プロ野球史上21人目となる通算250犠打を記録した。これはチームでは金子誠(かねこ まこと日本語)以来2人目の快挙であった。8月27日の対福岡ソフトバンクホークス戦では8回表にあわや安打となった打球を好捕し、コディ・ポンセ(Cody Ponce英語)のノーヒットノーランに大きく貢献した。9月13日のロッテ戦では、2014年以来8年ぶりに外野手として起用され、プロ入り後初となるセンターの守備に就いた。シーズン後半から打撃も徐々に復調し打率を.223まで上げ、また、足でも17盗塁と持ち味を発揮した。
2023年も開幕を二軍で迎え、5月9日に一軍昇格したが、左内腹斜筋の肉離れを発症し5月25日に登録抹消された。その後9月19日に再昇格すると、同日の西武戦で適時打を放った。9月23日の楽天戦ではプロ野球史上79人目、球団では6人目となる通算200盗塁を達成した。この年は怪我の影響もあり17試合出場に終わり、連続2桁盗塁記録が10年で途絶えた。オフには前年より500.00 万 JPYダウンの推定年俸2500.00 万 JPYで契約を更改した。
2024年は2021年以来3年ぶりとなる開幕一軍入りを果たした。この年、ユーティリティープレイヤーに挑戦することになり、一塁守備の練習を進め、5月4日のオリックス戦でプロ入り後初となる一塁守備に入った。5月21日のオリックス戦では通算204盗塁を達成し、目標としていた田中賢介(たなか けんすけ日本語)の203盗塁を上回った。しかし、8月9日に一軍登録を抹消され、それ以降レギュラーシーズン中は一軍に昇格することはなかった。その後、ロッテとのクライマックスシリーズファーストステージ最終戦の10月14日に一軍に昇格。10月16日のソフトバンクとのクライマックスシリーズファイナルステージ第1戦にスタメン出場し、1打数無安打ながら1犠打を記録した。オフには現状維持の推定年俸2500.00 万 JPYで契約を更改した。
3.5. 記録達成と継続的な貢献
中島卓也選手は、プロ野球選手として数々の記録を達成し、長年にわたりチームに貢献し続けている。
2018年6月15日には、対東京ヤクルトスワローズ戦で通算200犠打を達成し、これはNPB史上41人目の記録となった。さらに2022年8月4日の対福岡ソフトバンクホークス戦では、通算250犠打を達成。これは史上21人目、チームでは金子誠以来2人目の快挙であった。
2020年6月30日には、対福岡ソフトバンクホークス戦で通算1000試合出場を達成し、史上505人目の記録保持者となった。
そして2023年9月22日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、通算200盗塁を達成した。これはNPB史上79人目、球団では6人目の大記録である。
近年は、内野の複数ポジションに加えて外野手や一塁手もこなすユーティリティープレイヤーとしての価値を高め、チームの多様なニーズに応えている。特に2024年5月21日には、通算204盗塁を達成し、目標としていた田中賢介の203盗塁を上回るなど、ベテランとしてその存在感を示し続けている。
4. 選手としての特徴
4.1. 守備・走塁面での強み
中島は、軽快なグラブ捌きと優れた判断力に基づく走塁、そして正確性の高い送球が持ち味である。守備位置においては、2014年には二塁手として、2015年には遊撃手としてそれぞれ規定試合数に到達している。特に2014年には二塁手としてUZR9.2という高い数値を記録し、2015年には遊撃手としてゴールデングラブ賞を受賞した今宮健太(いまみや けんた日本語)を上回る守備指標を記録するなど、高い守備能力を誇る。日本ハムの九州担当スカウトを務めていた岩井隆之は、高校時代の中島を観戦し、そのスローイングの良さから宮本慎也(みやもと しんや日本語)との共通点を感じたと語っている。また、走塁面では2013年に盗塁成功率が9割を超えるなど、高い盗塁技術と判断力を兼ね備えている。
4.2. 打撃・打席面での特徴
打撃面では、際どいコースのボールを巧みにファウルにするカット打法の技術を持ち、2015年と2016年には両リーグでトップのファウル数を記録した。この粘り強い打席での姿勢は、相手投手を消耗させる効果がある。周囲からは「努力の人」として高く評価されている。2022年までの通算打率は2割3分台と低い水準にあるが、四球を選ぶ能力が高いため、出塁率は3割を超えている。
また、2016年2月24日にTBSのバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』に出演した際、アマチュア時代を通じて公式戦で本塁打を1本も打ったことがないことを明かした。そのため、2017年にプロ入り後初めて放った本塁打が、中島にとって人生初の公式戦での本塁打となった。
5. 記録と功績
5.1. 通算成績
年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 故 意 四 球 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011年 | 日本ハム | 8 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2012年 | 105 | 82 | 70 | 9 | 8 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 2 | 0 | 11 | 0 | 1 | 0 | 0 | 17 | 0 | .114 | .127 | .114 | .241 | |
2013年 | 127 | 272 | 223 | 24 | 53 | 5 | 0 | 0 | 58 | 8 | 23 | 2 | 26 | 1 | 21 | 0 | 1 | 47 | 2 | .238 | .305 | .260 | .565 | |
2014年 | 126 | 461 | 382 | 55 | 99 | 9 | 3 | 0 | 114 | 32 | 28 | 9 | 35 | 1 | 43 | 0 | 0 | 92 | 4 | .259 | .333 | .298 | .632 | |
2015年 | 143 | 617 | 515 | 69 | 136 | 8 | 2 | 0 | 148 | 39 | 34 | 7 | 34 | 0 | 66 | 0 | 2 | 93 | 10 | .264 | .350 | .287 | .637 | |
2016年 | 143 | 600 | 473 | 66 | 115 | 10 | 1 | 0 | 127 | 28 | 23 | 9 | 62 | 1 | 63 | 0 | 1 | 117 | 5 | .243 | .333 | .268 | .601 | |
2017年 | 91 | 331 | 283 | 26 | 59 | 1 | 2 | 1 | 67 | 13 | 11 | 3 | 25 | 0 | 23 | 0 | 0 | 80 | 2 | .208 | .268 | .237 | .505 | |
2018年 | 132 | 449 | 391 | 57 | 102 | 11 | 3 | 1 | 122 | 23 | 29 | 5 | 22 | 1 | 35 | 0 | 0 | 88 | 4 | .261 | .321 | .312 | .633 | |
2019年 | 120 | 328 | 291 | 39 | 64 | 5 | 1 | 0 | 71 | 16 | 12 | 5 | 12 | 1 | 22 | 0 | 2 | 70 | 2 | .220 | .278 | .244 | .522 | |
2020年 | 88 | 191 | 159 | 22 | 32 | 5 | 0 | 0 | 37 | 8 | 11 | 2 | 10 | 0 | 22 | 0 | 0 | 36 | 1 | .201 | .298 | .233 | .531 | |
2021年 | 67 | 117 | 97 | 11 | 18 | 0 | 0 | 0 | 18 | 1 | 7 | 2 | 8 | 0 | 12 | 0 | 0 | 29 | 0 | .186 | .275 | .186 | .461 | |
2022年 | 68 | 150 | 130 | 12 | 29 | 3 | 1 | 0 | 34 | 8 | 17 | 4 | 8 | 1 | 11 | 0 | 0 | 31 | 0 | .223 | .282 | .262 | .543 | |
2023年 | 17 | 32 | 29 | 3 | 6 | 0 | 0 | 0 | 6 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 0 | .207 | .258 | .207 | .465 | |
2024年 | 46 | 41 | 39 | 12 | 8 | 1 | 0 | 0 | 9 | 2 | 4 | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 0 | .205 | .244 | .231 | .475 | |
通算:14年 | 1281 | 3672 | 3083 | 407 | 729 | 58 | 13 | 2 | 819 | 180 | 204 | 53 | 254 | 6 | 323 | 0 | 6 | 710 | 30 | .236 | .310 | .266 | .575 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年 度 | 球 団 | 一塁 | 二塁 | 三塁 | 遊撃 | 外野 | |||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2011 | 日本ハム | - | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | - | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | - | |||||||||||||||
2012 | - | 28 | 19 | 22 | 0 | 5 | 1.000 | 3 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1.000 | 73 | 41 | 81 | 2 | 14 | .984 | - | |||||||||||
2013 | - | 91 | 159 | 221 | 4 | 42 | .990 | - | 44 | 42 | 78 | 5 | 17 | .960 | - | ||||||||||||||||
2014 | - | 99 | 239 | 320 | 9 | 62 | .984 | 13 | 6 | 14 | 1 | 2 | .952 | 21 | 23 | 38 | 2 | 5 | .968 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | ||||||
2015 | - | - | - | 143 | 215 | 450 | 14 | 79 | .979 | - | |||||||||||||||||||||
2016 | - | - | - | 143 | 219 | 447 | 14 | 100 | .979 | - | |||||||||||||||||||||
2017 | - | - | - | 91 | 128 | 260 | 9 | 42 | .977 | - | |||||||||||||||||||||
2018 | - | - | - | 131 | 213 | 422 | 13 | 68 | .980 | - | |||||||||||||||||||||
2019 | - | - | - | 120 | 149 | 281 | 3 | 60 | .993 | - | |||||||||||||||||||||
2020 | - | - | - | 84 | 86 | 151 | 2 | 31 | .992 | - | |||||||||||||||||||||
2021 | - | 6 | 0 | 2 | 1 | 0 | .667 | - | 56 | 59 | 107 | 4 | 20 | .976 | - | ||||||||||||||||
2022 | - | 6 | 7 | 3 | 2 | 1 | .833 | 5 | 2 | 7 | 0 | 0 | 1.000 | 38 | 48 | 69 | 3 | 11 | .975 | 14 | 13 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||
2023 | - | 3 | 1 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 9 | 14 | 17 | 0 | 4 | 1.000 | - | |||||||||||
2024 | 6 | 13 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | 14 | 12 | 25 | 0 | 5 | 1.000 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 8 | 2 | 12 | 0 | 2 | 1.000 | - | ||||||
通算 | 6 | 13 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | 255 | 437 | 598 | 16 | 115 | .985 | 25 | 9 | 26 | 1 | 2 | .972 | 962 | 1239 | 2413 | 71 | 453 | .981 | 15 | 13 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
5.2. タイトル・表彰
中島卓也選手がプロキャリアを通じて獲得した主なタイトルと表彰は以下の通りである。
- 盗塁王:1回(2015年)
- ベストナイン:1回(遊撃手部門:2015年)
- NPBオールスターゲーム出場:1回(2015年)
- 日本シリーズ優勝:1回(2016年)
5.3. 主な記録と特筆事項
中島卓也選手がプロキャリアで達成した主な記録と特筆事項は以下の通りである。
; 初記録
- 初出場:2011年4月20日、対オリックス・バファローズ2回戦(ほっともっとフィールド神戸)、8回裏に田中賢介に代わり二塁手で出場
- 初打席:同上、9回表に鴨志田貴司(かもした たかし日本語)の前に見逃し三振
- 初盗塁:2011年4月24日、対東北楽天ゴールデンイーグルス3回戦(ほっともっとフィールド神戸)、9回表二死に二盗(投手:片山博視(かたやま ひろし日本語)、捕手:井野卓(いの すぐる日本語))
- 初先発出場:2012年4月7日、対千葉ロッテマリーンズ2回戦(QVCマリンフィールド)、9番・遊撃手で先発出場
- 初安打:2012年4月17日、対埼玉西武ライオンズ5回戦(西武ドーム)、5回表に牧田和久(まきた かずひさ日本語)から三塁内野安打
- 初打点:2013年5月3日、対東北楽天ゴールデンイーグルス6回戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)、9回表に福山博之(ふくやま ひろゆき日本語)から左翼線適時二塁打
- 初本塁打:2017年7月30日、対福岡ソフトバンクホークス17回戦(福岡 ヤフオク!ドーム)、6回表に武田翔太から右越ソロ本塁打
; 節目の記録
- 200犠打:2018年6月15日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦(札幌ドーム)、7回裏に中澤雅人(なかざわ まさと日本語)から三前犠打 ※史上41人目
- 1000試合出場:2020年6月30日、対福岡ソフトバンクホークス1回戦(札幌ドーム)、8番・遊撃手で先発出場 ※史上505人目
- 250犠打:2022年8月4日、対福岡ソフトバンクホークス18回戦(札幌ドーム)、5回裏にコリン・レイから投前犠打 ※史上21人目、チームでは金子誠以来2人目
- 200盗塁:2023年9月22日、対東北楽天ゴールデンイーグルス21回戦(楽天モバイルパーク宮城)、2回表に二盗(投手:藤平尚真(ふじひら しょうま日本語)、捕手:安田悠馬(やすだ ゆうま日本語)) ※史上79人目、球団では6人目
; その他の記録
- シーズン62犠打:2016年 ※左打者史上最多、パ・リーグ史上最多タイ記録(NPB史上3位)
- 1試合9刺殺:2014年8月5日、対オリックス・バファローズ戦 ※二塁手でのパ・リーグタイ記録、史上9人目
- プロ初本塁打がプロ入り2287打席目 ※史上最遅
- クライマックスシリーズ通算14犠打 ※荒木雅博(あらき まさひろ日本語)と並び歴代1位タイ
6. 代表歴
中島卓也選手は、以下の国際大会および強化試合で日本代表に選出されている。
- 2015 WBSCプレミア12:2015年に開催された第1回大会で日本代表に初選出された。この大会で日本代表は銅メダルを獲得したが、中島自身の出場機会は限られ、1犠打1得点を記録するにとどまった。
- 「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」:2016年に開催された強化試合にも日本代表の一員として出場した。
- 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC):2017年の本大会に向けて日本代表に選出されたが、前シーズンからの疲労蓄積を理由に参加を辞退した。
7. 私生活
中島卓也選手は、2021年4月1日に一般女性との入籍を発表した。
彼の愛称は「タク」や「ナカシ」としてファンに親しまれている。
使用した背番号は、プロ入り当初の2009年から2013年までは56であったが、2014年からは9に変更し、現在に至る。
また、彼の登場曲は多岐にわたり、これまでに西野カナの「Happy Song」「We Don't Stop」「NO.1」、三代目J Soul Brothersの「Go my way」、SOLIDEMOの「Rafflesia」、TOCCHIの「Never Never」、佐藤広大の「RUN」、Runeの「卓越の青」などが使用されている。