1. 概要
岩田 昌浩(いわた まさひろ、Masahiro Iwataマサヒロ・イワタ英語、1981年9月23日 - )は、岐阜県出身の元プロサッカー選手。ポジションはミッドフィルダー。名古屋グランパスエイトのユース出身で、トップチームでの活動後、シンガポールのSリーグ、そして日本のJFLやJ2リーグのクラブでプレーした。2008年のシーズン終了後に現役を引退し、その後は地元岐阜でサッカー指導者としてオソールサッカースクールの代表を務めている。
2. 来歴
岩田昌浩は、幼少期からプロサッカー選手としての道を歩み、国内外のクラブで経験を積んだ後、地元で指導者として活動を続けている。
2.1. プロ入り前
q=岐阜県|position=right
岩田昌浩は1981年9月23日に岐阜県で生まれた。ユース時代は、岐阜市立境川中学校、岐阜市立藍川中学校を経て、名古屋グランパスエイトのユースチームに1997年から1999年まで所属した。この期間、彼は豊田大谷高等学校に在学していた。
2.2. プロ経歴
プロ選手としてのキャリアは、国内の複数のクラブとシンガポールのクラブで形成され、様々なリーグで経験を積んだ。
2.2.1. 名古屋グランパスエイト
q=長居スタジアム|position=right
2000年に名古屋グランパスエイトのトップチームに昇格し、プロとしてのキャリアをスタートさせた。2000年と2001年の2シーズンにわたって在籍したが、トップチームでの出場機会は限られており、わずか8試合の出場に終わった。彼のJ1リーグ初出場は、2000年7月26日に行われたJ1 2ndステージ第6節のセレッソ大阪戦(長居スタジアム)であった。
2.2.2. バレスティア・カルサFC
q=シンガポール|position=left
2002年、岩田はシンガポールに渡り、Sリーグのクラブであるクレメンティ・カルサ(後にバレスティア・カルサFCと改称)に加入した。
2.2.3. SC鳥取
q=鳥取県|position=right
2002年10月、岩田は日本に帰国し、当時JFLに所属していたSC鳥取(現在のガイナーレ鳥取の前身)に加入した。彼は2004年までSC鳥取でプレーし、この期間に多くの試合に出場した。SC鳥取在籍中、彼はJリーグ復帰を目指して奮闘したが、怪我の影響もあり、満足にセレクションを受けることが叶わなかった。
2.2.4. FC岐阜
2005年、岩田は自身の故郷である岐阜県を本拠地とするFC岐阜に移籍した。当時FC岐阜は東海社会人サッカーリーグに所属していた。FC岐阜はクラブとして大きく成長し、2007年にはJFLへ昇格、さらに2008年にはJ2リーグへと昇格を果たした。岩田はFC岐阜がJ2に参入したこのシーズンを最後に、2008年のシーズン終了をもって現役を引退した。
3. 個人成績
岩田昌浩のプロクラブキャリアにおける個人成績は以下の通りである。
クラブ成績 | リーグ | カップ | リーグカップ | 合計 | |||||||
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シーズン | クラブ | リーグ | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |
日本 | リーグ | 天皇杯 | Jリーグカップ | 合計 | |||||||
2000 | 名古屋 | J1 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | |
2001 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | |||
シンガポール | リーグ | カップ | リーグカップ | 合計 | |||||||
2002 | バレスティア | Sリーグ | |||||||||
日本 | リーグ | 天皇杯 | リーグカップ | 合計 | |||||||
2002 | SC鳥取 | JFL | 6 | 0 | - | - | 6 | 0 | |||
2003 | 10 | 1 | - | - | 10 | 1 | |||||
2004 | 18 | 1 | - | - | 18 | 1 | |||||
2005 | 岐阜 | 東海2部 | - | - | |||||||
2006 | 東海1部 | - | - | ||||||||
2007 | JFL | 21 | 1 | - | - | 21 | 1 | ||||
2008 | J2 | 14 | 0 | - | - | 14 | 0 | ||||
総通算 | 77 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 78 | 3 |
4. 引退後
プロサッカー選手として現役を引退した後は、故郷である岐阜県でサッカー指導者として活動している。現在は、オソールサッカースクールの代表を務め、地域のサッカーの普及と育成に貢献している。