1. 人物
松原智恵子は、女優としての輝かしいキャリアに加え、その親しみやすい人柄と多彩なエピソードでも知られている。彼女は、日活の黄金期を支えたスターでありながら、私生活では結婚や子育てを経験し、また日本舞踊や運転といった趣味を持つなど、多面的な魅力を持つ人物である。
1.1. 生い立ちと初期のキャリア
松原智恵子は1945年1月6日に岐阜県揖斐郡池田町で生まれた。戦時中、母親が名古屋大空襲を避けて疎開していたため、岐阜県で出生し、戦後に実家のある愛知県名古屋市に戻って育った。実家は名古屋市南区で銭湯を経営しており、松原は4人兄姉の末っ子、三女として育った。
教育は名古屋市立桜台高等学校から芸能活動が可能な菊華高等学校(現・杉並学院高等学校)に転校して卒業した。その後、明治大学二部英米文学科に進学している。身長は157cm、血液型はO型である。
女優としてのキャリアは、高校生であった1960年に日活が開催した「ミス16歳コンテスト」への入賞がきっかけで始まった。このコンテストの副賞として撮影所見学の機会を得た松原は、1961年に16歳で映画『夜の挑戦者』の端役でデビューを飾った。同期には高橋英樹、中尾彬、竜崎勝らがいる。
日活時代にはアクション映画や青春映画で数多くのヒロインを演じ、1969年の映画『恋のつむじ風』では初の単独主演を果たした。1971年に日活が一般映画の制作を中断したことを受け、日活を離れて以降はテレビドラマを中心に活動の場を移した。
松原は吉永小百合、和泉雅子と共に「日活三人娘」と称され、絶大な人気を誇った。1967年にはブロマイドの売り上げで吉永小百合、藤純子(現・富司純子)、和泉雅子、酒井和歌子、内藤洋子らを抑えて女優部門のトップに立つほどの人気ぶりであった。都会的で可憐な清純派スターとして、日活全盛期を代表する女優として広く認識された。日活への入社が決まると、彼女の父親は東京都調布市に一軒家を建てて、お手伝いさんと二人で暮らしていたというエピソードも残っている。
1.2. 私生活とエピソード


松原智恵子は、その女優としての顔とは別に、私生活における様々なエピソードを持っている。16歳で軽自動車の運転免許を、18歳で普通自動車免許を取得しており、結婚前はかなりのスピード狂で、高速道路で他の車に抜かれると「よくも!抜いたわね~!」と言って必ず抜き返していたという。
27歳の時に雑誌『女性自身』などに執筆していたジャーナリストの黒木純一郎と結婚した。新婚旅行ではアフリカ大陸に長期滞在するなど、その行動力を見せた。38歳で妊娠し、39歳で長男を出産している。長男は現在医師として活躍している。
夫の黒木純一郎は2022年2月16日に逝去した。松原は同年12月26日放送の『徹子の部屋』にゲスト出演した際に、黒柳徹子に夫の急逝の詳しい状況を語っている。
特技としては日本舞踊と乗馬を挙げている。日本舞踊は藤間流勘右衛門派で、最近では名取式を行ったことが家元の口から語られている(紀尾井町家話、2021年5月3日配信)。
2. 出演作品
松原智恵子は、その長きにわたるキャリアの中で、数多くの映画、テレビドラマ、舞台、その他のメディア作品に出演している。日活時代には清純派のヒロインとして多くの映画で活躍し、日活退社後はテレビドラマに活動の軸を移し、様々な役柄を演じてきた。
2.1. 映画


松原智恵子は、1961年のデビュー以来、多岐にわたるジャンルの映画作品に出演している。特に日活時代にはアクションや青春映画のヒロインとして活躍し、数多くの作品で主要な役柄を務めた。
年 | タイトル | 役柄 |
---|---|---|
1961 | 夜の挑戦者 | |
1961 | 明日に向って突っ走れ | |
1961 | 太平洋のかつぎ屋 | |
1961 | 無情の夢 | |
1961 | 野獣の門 | |
1961 | 東京のお転婆娘 | |
1961 | 無鉄砲大将 | |
1961 | 大当り百発百中 | |
1961 | 紅の銃帯 | |
1961 | 大平原の男 | |
1961 | セールスマン物語 男にゃ男の夢がある | |
1961 | 波止場気質 | |
1961 | 追跡 | |
1961 | 天に代わりて不義を討つ | |
1961 | 機動捜査班 秘密会員章 | |
1961 | 一石二鳥 | |
1961 | 北上夜曲 | |
1961 | 大人と子供のあいの子だい | |
1962 | 燃える南十字星 | |
1962 | 抜き射ち風来坊 | |
1962 | さすらい | |
1962 | 地獄の夜は真紅だぜ | |
1962 | 二階堂卓也 銀座無頼帖 帰ってきた旋風児 | |
1962 | 望郷の海 | |
1963 | 風が呼んでる旋風児 銀座無頼帖 | |
1963 | 関東無宿 | 時子 |
1963 | 霧子のタンゴ | |
1963 | 関東遊侠伝 | |
1963 | いつでも夢を | |
1963 | 銀座の次郎長 天下の一大事 | |
1963 | 遊侠無頼 | |
1963 | 学園広場 | |
1963 | 現代っ子 | |
1963 | さすらいのトランペット | |
1963 | 午前零時の出獄 | |
1963 | 灼熱の椅子 | |
1963 | 川っ風野郎たち | |
1964 | 人生劇場 | |
1964 | 俺たちの血が許さない | 康子 |
1964 | 大日本コソ泥伝 | |
1964 | 拳銃残酷物語 | |
1964 | 海賊船 海の虎 | |
1964 | 花と怒涛 | お繁 |
1964 | 東海遊侠伝 | |
1964 | 仲間たち | |
1964 | 何処へ | |
1964 | ギター抱えたひとり旅 | |
1965 | 拳銃無頼帖 流れ者の群れ | |
1965 | 投げたダイスが明日を呼ぶ | |
1965 | 城取り | |
1965 | あばれ騎士道 | |
1965 | 河内ぞろ あばれ凧 | |
1965 | 夜明けのうた | |
1965 | 真紅な海が呼んでるぜ | |
1965 | 青春のお通り | |
1965 | 星と俺とできめたんだ | |
1965 | 秩父水滸伝 必殺剣 | |
1965 | 怪盗X 首のない男 | |
1965 | 拳銃無宿 脱獄のブルース | |
1965 | マカオの竜 | |
1966 | 俺にさわると危ないぜ | |
1966 | 逢いたくて逢いたくて | |
1966 | あなたの命 | |
1966 | この虹の消える時にも | |
1966 | 骨まで愛して | |
1966 | 東京流れ者 | |
1966 | 涙になりたい | |
1966 | 続東京流れ者 海は真っ赤な恋の色 | |
1966 | 青春のお通り 愛して泣いて突走れ! | |
1966 | 遙かなる慕情 星のフラメンコ | |
1966 | 黒いタイツの女 | |
1967 | 喜劇 ニューヨーク帰りの田舎ッペ | |
1967 | 七人の野獣 | |
1967 | 君は恋人 | |
1967 | 夕笛 | |
1967 | 東京市街戦 | |
1967 | 恋人をさがそう | |
1967 | ザ・スパイダースのゴーゴー向う見ず作戦 | |
1967 | 喜劇 東京の田舎っぺ | |
1968 | 残雪 | |
1968 | 無頼より 大幹部 | |
1968 | 大幹部 無頼 | |
1968 | 無頼非情 | |
1968 | 無頼 人斬り五郎 | |
1968 | 無頼 黒匕首 | |
1968 | わが命の唄 艶歌 | |
1968 | 燃える大陸 | |
1968 | ぼん太の結婚屋 いろいろあらァな田舎ッペ | |
1968 | 殺しの烙印 | 橋本ユキエ |
1969 | 無頼 殺せ | |
1969 | 前科 仮釈放 | |
1969 | 刺客列伝 | |
1969 | 涙でいいの | |
1969 | 青春の鐘 | |
1969 | 愛するあした | |
1969 | 侠花列伝 襲名賭博 | |
1969 | 恋のつむじ風 | |
1969 | 華やかな女豹 | |
1969 | 博徒無情 | |
1970 | 戦争と人間 | 高畑素子 |
1970 | 非行少年 若者の砦 | |
1970 | 栄光への反逆 | |
1970 | 女子学園 悪い遊び | |
1970 | 鉄火場慕情 | |
1971 | 女の意地 | |
1971 | 三人の女 夜の蝶 | |
1971 | 昭和残侠伝 吼えろ唐獅子 | |
1976 | 太陽は泣かない | |
1976 | 俺の選んだ女 | |
1976 | トラック野郎・天下御免 | |
1976 | 新仁義なき戦い 組長最後の日 | 中道麻巳 |
1990 | バカヤロー!3 へんな奴ら | |
1990 | 十六歳のマリンブルー | |
1993 | 結婚 | |
1993 | 河童の三平 | |
1997 | ピエタ | |
1997 | 愛する | |
2001 | ムルデカ MERDEKA 17805 | |
2002 | Dolls | |
2002 | 旅の途中で FARDA | |
2004 | 死に花 | |
2004 | おにぎり ARCADIA物語 | |
2006 | 釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ! | |
2007 | 黄色い涙 | 村岡きぬ |
2008 | グーグーだって猫である | 麻子の母 |
2010 | サヨナライツカ | |
2011 | 小川の辺 | |
2011 | Made in Japan: Kora! | |
2012 | 私の叔父さん | 郁代 |
2012 | トテチータ・チキチータ | 小暮百合子 |
2012 | 「わたし」の人生 我が命のタンゴ | |
2013 | Kiiroi Zou | |
2014 | ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶんHAPPY | 村岡 |
2015 | 鏡の中の笑顔たち | 長谷川さくら |
2016 | ゆずの葉ゆれて | バアちゃん |
2016 | アニバーサリー 「五十年目のシンデレラ」 | 主演 |
2017 | 僕らのごはんは明日で待ってる | 上村芽衣子 |
2018 | えちてつ物語~わたし、故郷に帰ってきました。 | 笠羽和子 |
2018 | 君がまた走り出すとき | 山村多笑 |
2019 | 笑顔の向こうに | |
2019 | 長いお別れ | 東曜子 |
2020 | Sengoku Girl and Kendō Boy | |
2021 | 西成ゴローの四億円 | 林博美 |
2022 | 西成ゴローの四億円 死闘篇 | |
2023 | ひみつのなっちゃん。 | 恵子 |
2023 | 宮古島物語ふたたヴィラ | 主演 |
2024 | 宮古島物語ふたたヴィラ 再会ぬ海 | |
2024 | てっぺんの剣 |
2.2. テレビドラマ
テレビドラマでは、NHKの大河ドラマや連続テレビ小説、各民放キー局の帯ドラマや2時間ドラマなど、多岐にわたる作品に出演している。特に『ある日わたしは』や『時間ですよ』などの代表作がある。
2.2.1. NHK
- 大河ドラマ
- 国盗り物語(1973年) - お市
- 元禄太平記(1975年) - 弁子(町子)
- おんな太閤記(1981年) - 龍子
- 春日局(1989年) - お初
- 八代将軍吉宗(1995年) - 鷹司信子
- 利家とまつ~加賀百万石物語~(2002年) - 安
- 龍馬伝(2010年) - 坂本伊與
- 銀河テレビ小説
- 幸せのとなり(1979年)
- 海辺の家族(1980年) - 主演・小森道代
- 土曜ドラマ
- 結婚する手続き(1988年)
- 愛が聞こえます(1993年) - 水原春子
- 連続テレビ小説
- あぐり(1997年) - 川村美佐
- すずらん(1999年) - きよ子
- カムカムエヴリバディ(2022年) - 赤螺清子
- 夢みる葡萄(2003年) - 小夜
- BS時代劇(BSプレミアム)
- 大岡越前(2013年) - 大岡妙
- 大岡越前スペシャル 白洲に咲いた真実(2017年1月3日) - 大岡妙
- 大岡越前スペシャル~大波乱!宿命の白洲~(2023年12月29日) - 大岡妙
- 大岡越前7(2024年)
- 大岡越前8(2025年放送予定)
- 小吉の女房 第2シリーズ(2021年) - 多賀
- プレミアムドラマ(BSプレミアム)
- リキッド~鬼の酒 奇跡の蔵~(2015年) - 相楽好枝
- 嫌な女(2016年) - 石田琴
- 隠れ菊(2016年) - 上島キク
2.2.2. 日本テレビ
- 山のかなたに(1966年) - 井上美佐子
- 雨の中に消えて(1966年) - 川路あや子
- あいつと私(1967年) - 西田恵子
- ある日わたしは(1967年 - 1968年) - 城山ゆり子
- はじめまして(1968年)
- 若い川の流れ(1968年) - 北岡みさ子
- 颱風とざくろ(1969年) - 佐久間英子
- 雨の日の罠(1970年) - 寺井チエ
- 大いなる旅路(1972年)
- 月曜スター劇場
- たんぽぽ(1973年 - 1974年、1975年、1976年、1978年)
- おしろい花(1974年) - 夕子
- 竹とんぼ(1980年 - 1981年)
- 九丁目、泣いて笑った交差点女の中の男一匹(1976年) - 悠子
- 桃太郎侍 第112話「紅い花散る地獄旅」(1978年) - 浜路
- 新五捕物帳 第60話「あしたを夢みて」(1979年) - お久
- 手ごろな女(1980年) - 倉持しのぶ
- 天まであがれ!(1982年) - 松沢絹子
- 明石貫平35才(1983年) - 並河千恵子
- 花咲け花子(1983年)
- 春風一番!(1986年)
- 奇跡の人(1998年) - 相馬八重
- 幸福の王子(2003年) - 鳴川静子
- 崖っぷちホテル!(2018年) - 笹川加奈子
- 火曜サスペンス劇場
- 弁護士・高林鮎子32「山形新幹線・つばさ106号の乗客」(2003年7月1日) - 野山泰子
2.2.3. TBS
- 東芝日曜劇場
- 結婚前夜(1968年、朝日放送制作)
- 雪の炎(1969年)
- 結婚式(1969年、RKB毎日放送制作)
- ぼくの家族(1976年) - 諸岡良子
- 当節妻の条件(1980年)
- 時間ですよ(1970年 - 1973年) - 松野芙美
- 水戸黄門
- 第2部第16話「叱られた黄門さま -山形-」(1971年) - お静
- 第6部第3話「よみがえつた男 -人吉-」(1975年) - 縫
- 第7部(1976年 - 1977年) - おあき
- 第9部第19話「仇討ち笹りんどう -中津川-」(1978年12月11日) - 塚本菊
- ヨイショ(1974年)
- 白い地平線(1975年) - 中倉しのぶ
- 愛の劇場
- 愛の断崖(1975年)
- 別れて生きる時も(1977年) - 塩崎美智
- 今日だけは(1977年) - 兵童森子
- 白い荒野(1977年 - 1978年) - 結城紀子
- 薔薇海峡(1978年 - 1979年) - 坂口葉子
- 赤い嵐(1979年 - 1980年) - しのぶの継母
- 女たちの忠臣蔵(1979年) - きく
- なぜか初恋・南風(1980年)
- 心(1980年5月1日) - 峯子
- 赤い死線(1980年) - 野中令子
- 出逢い(1981年) - 藤枝郁
- ひまわりの歌(1981年 - 1982年) - 鈴木良子
- 女7人あつまれば(1982年 - 1983年) - 鹿子木巴 / 美保
- ああ離婚(1982年 - 1983年)
- 私は負けない!ガンと闘う少女(1983年) - 佐久間久子
- ザ・サスペンス
- 悪魔のような完全犯罪 人はここまで悪くなれるか?!(1983年、大映テレビ) - 主演
- ガラスの絆・人工受精殺人事件(1983年、同上) - 主演・彩場治子
- 鳥取砂丘殺人事件(1984年、同上)
- おんなは一生懸命(1988年)
- 金田一耕助の傑作推理 薔薇王(1989年)
- 特別企画ドラマ 閨閥(1990年)
- さしすせそ!?(1997年) - まなみ
- アゲイン~ラヴ・ソングをもう一度~(1999年) - 石田由美子
- P.S. 元気です、俊平(1999年) - 太田原朋子
- 天国に一番近い男(2000年) - 春原清子
- 狂った果実(2002年) - 河野雪恵
- 夫婦。(2004年) - 元木マサ子
- 汚れた舌(2005年) - 江田典子
- マイフェアボーイ(2007年) - 岡崎淑江
- あるがままの君でいて(2008年) - 山本加代
- あぽやん~走る国際空港(2013年) - 野坂すず子
- SAKURA~事件を聞く女~(2014年) - 市丸トミ
- 3つの街の物語(2015年) - 松田まり子
- 月曜ドラマスペシャル→月曜ミステリー劇場→月曜ゴールデン
- 浅見光彦シリーズ5「城崎殺人事件」(1995年10月30日) - 中富加代子
- 浅見光彦シリーズ27「斎王の葬列」(2009年9月7日) - 小宮山頼子
- 浅見光彦シリーズ31「箸墓幻想」(2012年9月3日) - 河野美砂緒
- 一色京太郎事件ノート7「京都花づくし殺人事件」(1998年7月6日) - 河野君江
- 十津川警部シリーズ22「京都・恋と裏切りの嵯峨野」(2001年4月2日) - 芳子
- 上条麗子の事件推理6「死を呼ぶ佐渡情話」(2009年7月6日) - 栗原綾乃
- 美食カメラマン 星井裕の事件簿2「京都「源氏物語」華の道の殺人」(2011年4月25日) - 北條富士子
2.2.4. フジテレビ
- 青春(1967年) - 佐原百合
- 土曜劇場
- きんらんどんす(1969年)
- 銭形平次
- 第335話「おしのが帰って来た」(1972年) - おしの
- 第580話「女の水鏡」(1977年) - お志乃(おしん)
- 第645話「母娘(おやこ)草紙」(1978年) - お光
- 徳川おんな絵巻(1971年) - 千賀姫
- 水曜ドラマシリーズ おやじの嫁さん(1973年)
- 新・座頭市 第1シリーズ「いのち駒」(1977年) - おゆき
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風(第3シリーズ) 第2話「あばずれ芸者」(1977年)
- 江戸の渦潮 第3話「命の泉いつまでも」(1978年) - おつる
- 夏樹静子サスペンス「事故のいきさつ」(1986年)
- 夫が戻る日(1987年)
- 世にも奇妙な物語「血も涙もない」(1992年)
- その時、ハートは盗まれた(1992年) - 椎名正子
- 裸の大将 第73話「清とサクランボ娘」(1995年、KTV / 東阪企画) - 吉池春子
- 天才柳沢教授の生活(2002年) - 柳沢正子
- 東京ラブ・シネマ(2003年) - 松原智恵子(本人役)
- 剣客商売スペシャル「母と娘と」(2005年) - 瀬川幽仙
- 潔子爛漫~きよこらんまん~(2013年) - 九堂冨久
- 営業部長 吉良奈津子(2016年) - 小山周子
- ウツボカズラの夢(2017年) - 鹿島田久子
- 隕石家族(2020年) - 門倉正子
- 金曜プレステージ
- 検事・霞夕子(2011年 - 2014年) - 霞彩子
2.2.5. テレビ朝日
- ナショナルゴールデン劇場
- 愛しき哉(1966年)
- レモンの涙(1968年)
- どてかぼちゃ(1975年 - 1976年)
- 敵か?味方か?3対3(1978年)
- 流氷の詩(1979年)
- 恋はいろいろ恋人達シリーズ「ぬいぐるみの恋人」(1967年)
- いらっしゃいませ(1967年)
- テレビ映画 「喧嘩太郎」(1968年)
- テレビスター劇場 「ふしぎな御縁で」(1974年)
- 土曜ワイド劇場
- 江戸川乱歩「悪魔の紋章」より 死刑台の美女(1978年) - 宗方京子
- 時効 一億円強奪! オニオコゼの追跡(1979年)
- 松本清張の地の骨(1980年) - 楢沢夾子
- 悪霊の住む家 危険な誘惑(1980年)
- 怨霊! あざ笑う人形 危険な未亡人(1980年) - 主演・井関久美
- 危険な誘拐 貴女ならどうする!?(1982年)
- 松本清張の事故(1982年) - 山西勝子
- 家政婦は見た!3 エリート家庭のあら探し 結婚スキャンダルの秘密(1985年6月29日) - 仙波房子
- 尼さん探偵名推理(1989年)
- 上流社会花嫁スキャンダル殺人事件(1990年) - 古川紫乃
- 真夏の女子高生連続殺人(1990年) - 酒井春代
- 湯けむり受胎旅行連続殺人(1995年) - 天城靖枝
- 京都の芸者弁護士事件簿(1998年) - 藤波江里子
- デパート仕掛け人!天王寺珠美の殺人推理5(2012年8月25日) - 佐伯遼子
- 東京駅お忘れ物預り所6(2013年6月29日) - 森崎静代
- 温泉 (秘) 大作戦14(2014年8月16日) - 及川琴乃
- 月曜ワイド劇場 「妻の秘密」(1983年) - 主演
- 特捜最前線 第476話「慕情・神代課長を狙撃させた女!」(1986年) - 国伴珠巳
- 暴れん坊将軍IX 第32話「母なればこそ 椿の花は知っていた」(1999年) - お浜
- はみだし刑事情熱系
- PART2 最終話「東京~那覇~渡嘉敷島 愛と死の復讐殺人!」(1998年3月25日) - 大谷加奈子
- PART5 第17話「冬の海と35年目の恋 殺意の偽装トリック」(2001年2月7日) - 吉川杏子
- 新・京都迷宮案内(2003年) - 船村キク江
- 遺恨あり 明治十三年 最後の仇討(2011年) - 山岡英子
- 刑事110キロ(2014年) - 三隅和代
- やすらぎの刻~道(2019年 - 2020年) - 九重めぐみ
- 刑事7人 Season8 第5話(2022年8月10日) - 野間静子
2.2.6. テレビ東京
- 大江戸捜査網
- 第14話「初姿!花の喧嘩状」(1971年)
- 第59話「天狗を見た娘」(1972年) - おさき
- 第69話「琉球の女」(1972年)
- ドラマ女の手記 手さぐりの旅路(1986年)
- 幕府お耳役檜十三郎(1991年) - お富
- バースデイ~こちら椿産婦人科~(1999年) - 花田知子
- 女優 麗子~炎のように(2013年) - 渡瀬絹代
- 僕らプレイボーイズ 熟年探偵社(2015年) - 藤村百合子
- サ道2021(2021年) - ナカタヒロコ
- サ道 2024SP(2024年)
- 女と愛とミステリー
- いなか刑事・伊原泰三の退職捜査日誌(2001年 - 2002年) - 伊原千鶴
- 絆(2002年) - 原島亜樹子
- 水曜ミステリー9
- 葬儀屋松子の事件簿2(2013年) - 神崎和可子
- みちのく麺食い記者 宮沢賢一郎3(2014年) - 角川道子
- 月曜プレミア8
- 当番弁護士 梶原藤子の事件ファイル(2020年 - ) - 大西虹子
2.3. その他のメディア出演
映画やテレビドラマ以外にも、松原智恵子は舞台、テレビアニメ、バラエティ番組、ラジオ、CMなど、幅広い分野で活動している。
- 舞台
- 放浪記(1974年) - 悠起
- テレビアニメ
- アガサ・クリスティーの名探偵ポアロとマープル(2005年) - イライザ・ダン
- バラエティ番組
- ごきげん月曜7時半(日本テレビ、1986年)
- 明石家マンション物語(1999年 - 2000年)
- お願い!ランキングGOLD2時間sp(テレビ朝日、2011年6月18日-)
- 名古屋ほじくりバラエティ ザキロバケイコ(名古屋テレビ、2015年12月19日)
- 芸能人格付けチェックBASIC 春の3時間スペシャル(テレビ朝日、2019年3月19日)
- ラジオ
- 文化講演会(NHKラジオ第2放送、2010年12月19日)
- CM
- 明治乳業(現:明治)・パイゲンC(1967年)
- ボス レインボーマウンテンブレンド『医師編』(2012年)
3. 楽曲
松原智恵子は女優活動と並行して音楽活動も行い、シングルレコードやCDアルバムをリリースしている。
3.1. シングル
全て日本コロムビアからリリースされている。
- 「泣いてもいいかしら」作詞:植田俤子、作曲:戸塚三博(1967年、SAS-959)
- c/w ひとりで歩くのが好き
- 「淋しいあの人」作詞・作曲:万里村ゆき子(1967年、SAS-998)
- c/w ひとりの雨降り
- 「心から愛した人」作詞:秋川由美、作曲:戸塚三博(1968年、SAS-1093)
- c/w 私にだけ
- 「ブルー・レディー」作詞:万里村ゆき子、作曲:櫻田誠一(1968年10月、SAS-1192)
- c/w 痛い指輪
- 「恋の眠り姫」作詞:吉岡治、作曲:櫻井順(1969年、SAS-1229)
- c/w 夕陽の中のチコ
3.2. アルバム
- 「コンプリート・シングル・コレクション」(2014年9月24日発売)
4. 受賞歴と栄誉
松原智恵子は、その演技力と長年の功績に対して、いくつかの賞と栄誉を受けている。
- 日本映画批評家大賞 助演女優賞(2013年) - 『トテチータ・チキチータ』
- 第1回ソチ国際映画祭 主演女優賞(2016年) - 『ゆずの葉ゆれて』
- 毎日映画コンクール 田中絹代賞(第71回、2017年)
- TAMA映画祭 最優秀作品賞(2019年) - 『長いお別れ』
5. 評価と影響
松原智恵子は「永遠の清純派女優」という異名で広く知られ、そのイメージは彼女のキャリアを通じて一貫している。日活の黄金期を代表するスターとして、都会的で可憐なヒロイン像を確立し、多くの観客を魅了した。
映画やテレビドラマでの幅広い役柄を通じて、演技の幅広さも評価されている。特に、主演を務めた映画『ゆずの葉ゆれて』でソチ国際映画祭主演女優賞を受賞するなど、国際的な評価も得ている。また、長年にわたる活動は、日本の映画・テレビ界における彼女の確固たる地位を示している。
かつて主演したテレビドラマ『ある日わたしは』が48年ぶりに再放送されるなど、時を超えて彼女の作品が再び注目されることもあり、その影響力は現在も続いている。
6. 関連項目
- 日活
- 日活三人娘
- 吉永小百合
- 和泉雅子
- 高橋英樹 (俳優)
- 中尾彬
- 藤間流
- 徹子の部屋
7. 外部リンク
- [http://www.granpapa.com/1283138411272/ プロフィール] - グランパパプロダクション
- [https://www.1242.com/surprise/nikki2/main.php?did=2760 ニッポン放送「うえやなぎまさひこの サプライズ!」の「10時のちょっといい話」松原智恵子]
- [https://cinema.ne.jp/article/detail/37253 今年は芸歴55年主演映画も公開!永遠の清純派女優・松原智恵子] - シネマズby松竹