1. 概要

伊藤潤二(伊藤 潤二いとう じゅんじ日本語、1963年7月31日 - )は、日本のホラー漫画家である。岐阜県に生まれ、現在は千葉県を拠点に活動している。彼の作品は、その独特な世界観と緻密な描画スタイルで国内外から高い評価を受けており、特に『富江』、『うずまき』、『ギョ』は代表作として知られている。これらの作品は、読者を狂気と不条理の渦に引き込むような、身体的恐怖(ボディホラー)や宇宙的恐怖(コズミックホラー)といったテーマを深く掘り下げている。
伊藤の作品はカルト的な人気を博し、ホラー漫画界の象徴的な存在と評されている。その影響は漫画に留まらず、映画、アニメ、テレビドラマ、ゲームなど多岐にわたるメディアミックス展開がされている。彼はキャリアを通じて数々の賞を受賞しており、特にアメリカの権威ある漫画賞であるアイズナー賞を複数回受賞している。
2. 来歴
2.1. 生い立ちと教育
伊藤潤二は1963年7月31日、現在の岐阜県中津川市の一部である坂下町に生まれた。幼少期からホラーの世界に触れ、5歳の頃にはすでに楳図かずおや古賀新一といった怪奇漫画家たちの作品に熱中し、自らも怪奇漫画を描き始めていた。彼の二人の姉も楳図や古賀の作品を雑誌で読んでおり、それが彼がホラー漫画に興味を持つきっかけとなった。
彼は長野県に隣接する田舎の小さな町で育った。住んでいた家には地下トンネルの先に浴室があり、そこにはカマドウマが生息していたという。このような幼少期の体験は、後に彼の作品に反映されることになる。
1984年に歯科技工士専門学校を卒業後、歯科技工士として働き始めた。漫画を描くことは趣味として続けていたが、歯科技工士としての仕事と漫画家としての活動の両立に苦慮していた時期もあった。
2.2. 漫画デビューとキャリア
2.2.1. デビュー
1986年、愛読していた『月刊ハロウィン』(朝日ソノラマ)が「楳図賞」を創設したことを知り、楳図かずおに自身の作品をアピールしたいと考え、投稿を決意した。1987年、彼の短編『富江』が第1回楳図かずお賞で佳作(第一席)に入選し、漫画家としてデビューを果たした。当時の選考委員には、楳図かずお自身も名を連ねていた。この作品は後に連載化され、13年間にわたって描かれ、彼の代表作の一つとなる。
2.2.2. 専業漫画家への転身
デビュー後も数年間は歯科技工士と兼業で活動していたが、1990年に歯科技工士の職を辞し、専業漫画家として本格的に活動を開始した。
2.2.3. 主要なキャリアのマイルストーン
2000年代以降、伊藤潤二は国内外でその活動の幅を広げていく。2015年にはWOWOWの連続ドラマW『闇の伴走者』で劇中漫画を担当した。同年、台湾で大規模な展覧会「伊藤潤二恐怖美学体験大展」が開催され、彼の作品のフィギュアや原画が展示され、国際的な注目を集めた。
2021年には、朝日新聞出版が主催する「朝日ホラーコミック大賞」の審査員長を務めた。同年12月には、彼の作品『センサー』がアメリカの権威ある書評誌『Library Journal英語』のベストブックスに選出された。漫画作品で日本人が選出されるのは、彼と同時受賞した浦沢直樹が初めてであった。
2024年4月27日から9月1日まで世田谷文学館にて「伊藤潤二展 誘惑」が開催され、同年10月11日から12月22日までは市立伊丹ミュージアムにて同展が開催された。
2.3. コラボレーションと国際プロジェクト
伊藤潤二は漫画作品以外にも、他分野の芸術家やクリエイターとの共同制作、国際的なプロジェクトにも積極的に参加している。
2002年には日本のロックバンドMuccのアルバム『Hōmura Uta』のジャケットイラストを手がけた。2020年には再びMuccとコラボレーションし、受注生産シングル「娼婦2020」のジャケットイラストを担当した。
また、2010年から2012年にかけては、元外交官の佐藤優の自伝的経験に基づいた『憂国のラスプーチン』を、長崎尚志と共同で『ビッグコミック』に連載した。
映画監督のギレルモ・デル・トロは自身の公式Twitterアカウントで、伊藤がビデオゲーム『サイレントヒルズ』の当初のコラボレーターであったことを明かした。このゲームはデル・トロとゲームデザイナーの小島秀夫が主要なディレクターを務める予定であったが、発表から1年後にIP所有者であるコナミによってプロジェクトが中止された。しかし、伊藤とデル・トロは後に小島の次のプロジェクトである『DEATH STRANDING』に、彼ら自身をモデルとしたキャラクターとしてカメオ出演している。
2.4. 受賞と評価
伊藤潤二は、その卓越した作品群によって数々の主要な文学賞、漫画賞、芸術関連の賞を受賞し、国際的な評価を確立している。
彼の作品『うずまき』は、2003年と2009年にアメリカの権威ある漫画賞であるアイズナー賞にノミネートされた。
2019年には、メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』を漫画化した作品で、アイズナー賞の「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞した。これは伊藤にとって初のアイズナー賞受賞となった。
2021年には、第33回アイズナー賞において、『地獄星レミナ』が「最優秀アジア作品賞」に、同作と『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』が「最優秀ライター/アーティスト部門」に選ばれ、2部門同時受賞を果たした。特に「最優秀ライター/アーティスト部門」での日本人作家の受賞は伊藤が初めての快挙であった。
翌2022年には、第34回アイズナー賞で『死びとの恋わずらい』の英語版が「最優秀アジア作品賞」に選出され、伊藤にとって4度目のアイズナー賞受賞となった。
2023年には、第50回アングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞を受賞した。同年、アメリカのサンディエゴ・コミコンにおいて、漫画やSF・ファンタジー分野の功労者に贈られるインクポット賞を受賞した。
3. 作品
3.1. 主要な連載漫画作品
- 『富江』:1987年のデビュー作であり、彼の名を世に知らしめた代表作。不朽の美しさと増殖能力を持つ少女・富江が、彼女に取り憑かれた人々を狂気と破滅へと導く物語。
- 『うずまき』:1998年から1999年にかけて連載された3巻構成の作品。螺旋の呪いにかかった町、黒渦町を舞台に、住民たちが螺旋にまつわる奇怪な現象に巻き込まれていく様子を描く。
- 『ギョ』:2001年から2002年にかけて連載された2巻構成の作品。足の生えた魚たちが陸を這い回り、悪臭を放ちながら人間を襲うという、不条理な恐怖を描く。
- 『死びとの恋わずらい』:1996年に連載された作品。四つ辻に立つ美少年が、人々の恋の悩みに答える中で、次々と悲劇を引き起こしていく。
- 『地獄星レミナ』:2004年から2005年にかけて連載された作品。地球に接近する惑星レミナが、その発見者の娘と同じ名前であったことから、娘が世界中から憎悪の対象となるSFホラー。
- 『ブラックパラドクス』:2007年から2008年にかけて連載された作品。インターネットの自殺サイトで出会った4人の男女が、奇妙な現象に巻き込まれていく。
- 『人間失格』:2017年から2018年にかけて連載された、太宰治の同名小説を漫画化した作品。
- 『センサー』:2018年から2019年にかけて連載され、単行本化の際に改題された作品。仙石山の麓を歩く女性が、奇妙な村と宇宙的な恐怖に遭遇する。
- 『溶解教室』:2013年から2014年にかけて連載された作品。悪魔に憑かれた兄・優馬と、彼を盲信する妹・千鶴が、行く先々で奇怪な出来事を引き起こす。
- 『憂国のラスプーチン』:2010年から2012年にかけて連載された、元外交官・佐藤優の自伝的経験に基づく作品。
3.2. 漫画コレクションとアンソロジー
- 『伊藤潤二恐怖マンガCollection』:1997年から1999年にかけて朝日ソノラマから全16巻で刊行された。彼の初期の短編作品の多くが収録されている。
- 『伊藤潤二恐怖博物館』:2002年から2003年にかけて朝日ソノラマからソノラマコミック文庫として全10巻で刊行された。上記の『恐怖マンガCollection』の再録版であり、よりコンパクトな形で作品が提供された。
- 『伊藤潤二傑作集』:2011年から2013年にかけて朝日新聞出版から全11巻で刊行された。『恐怖博物館』をリサイズし、『闇の声』シリーズの内容も追加されている。
- 『伊藤潤二自選傑作集』:2015年に朝日新聞出版から刊行された、作者自身が選んだ9編と解説、執筆メモを収録した作品集。描き下ろし読切『ファッションモデル・呪われたフレーミング』も収録されている。
- 『闇の声』:2003年に朝日ソノラマから刊行された短編集。
- 『新・闇の声 潰談』:2006年に朝日ソノラマから刊行された短編集。
- 『ミミの怪談』:2003年にメディアファクトリーから刊行された、木原浩勝と中山市朗の「新耳袋」を原作とする漫画作品集。
- 『魔の断片』:2014年に朝日新聞出版から刊行された短編集。
- 『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』:2019年に小学館から刊行された短編集。
3.3. その他の作品と画集
- 『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』:2009年に講談社から刊行された、彼と妻、そして2匹の猫との日常を描いた自伝的ホラーコメディ。
- 『伊藤潤二画集 異形世界』:2019年に朝日新聞出版から刊行された、彼の作品から選りすぐりのイラストレーション130点以上を収録した初の画集。
- 『幻怪地帯』:2021年に朝日新聞出版から刊行されたオムニバスホラー作品集。
- 『こっちをみてる。』:2024年に岩崎書店から刊行された「怪談えほん」シリーズの一冊で、絵を担当している。
- 『マジック:ザ・ギャザリング』:アメリカのカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』のカードイラストも手がけている。特に「機械の母、エリシュ・ノーン」の漫画版アートは、2023年2月の「ファイレクシア:完全なる統一」に収録され、日本で60個限定の直筆サイン入りカードのプレゼントキャンペーンも行われた。他にも「腐肉喰い」、「思考囲い」、「終末」、「疫病を仕組むもの」などのイラストも担当している。
3.4. 映像化作品
- 『富江』シリーズ:
- 映画:『富江』(1999年)、『富江 replay』(2000年)、『富江 re-birth』(2001年)、『富江 最終章 -禁断の果実-』(2002年)、『富江 BEGINNING』(2005年)、『富江 REVENGE』(2005年)、『富江VS富江』(2020年)、『富江 アンリミテッド』(2011年)
- テレビドラマ:『富江 恐怖の美少女』(1999年、後に『富江 アナザフェイス』に改題)
- 『うずまき』:
- 映画:『うずまき』(2000年)
- ゲーム:『うずまき ~電視怪奇篇~』(2000年、ワンダースワン)、『うずまき ~呪いシミュレーション~』(2000年、ワンダースワン)
- アニメ:『UZUMAKI: Animated TV Series』(2024年予定)
- BeeTV:『うずまき』(2014年、Beeマンガ)
- 『ギョ』:
- アニメ:『ギョ』(2011年、OVA)
- 『死びとの恋わずらい』:
- 映画:『死びとの恋わずらい』(2001年)
- 『伊藤潤二『コレクション』』:
- アニメ:『伊藤潤二『コレクション』』(2018年)
- 『伊藤潤二『マニアック』』:
- アニメ:『伊藤潤二『マニアック』』(2023年、Netflixアニメーションシリーズ)
- その他の映画化作品:
- 『恐怖コレクション』シリーズ:『屋根裏の長い髪』(2000年)、『首吊り気球』(2000年)、『悪魔の理論』(2000年)
- 『押切 OSHIKIRI』(2000年)
- 『案山子 KAKASHI』(2001年)
- 『うめく排水管』(2004年)
- 『富夫』(2011年)
- 『Bloodsucking Darkness』(公開日未定)
- その他のテレビドラマ化作品:
- 『戦慄の旋律』(1991年)
- 『伊藤潤二恐怖コレクション』シリーズ:『長い夢』(2000年)、『顔泥棒』(2000年)、『押切』(2000年)、『墓標の町』(2000年)
- 『世にも奇妙な物語』(25周年スペシャル・春 ~人気マンガ家競演編~)「地縛者」(2015年)
- ゲーム:
- 『DEATH STRANDING』(2019年) - ゲーム中に登場するプレッパーズのうちの一人は伊藤本人をモデルとしている。
- 『NextDoor』(2021年) - 『隣の女』を原作とする。
4. 作風とテーマ
4.1. 影響
伊藤潤二は、幼少期から多くの漫画家や作家、芸術家から影響を受けてきた。特に、楳図かずおと古賀新一の怪奇漫画に熱中し、自らも漫画を描き始めるきっかけとなった。楳図からは物語の構成、日野日出志からは作品の雰囲気作りにおいて影響を受けたと語っている。
その他にも、水木しげる、筒井康隆、江戸川乱歩、そしてH.P.ラヴクラフトを主要な影響源として挙げている。ラヴクラフトの作品と『うずまき』の螺旋のテーマには関連性が指摘されており、共通してコズミックホラーの要素が見られる。
また、視覚芸術の分野では、H.R.ギーガーやサルバドール・ダリからも影響を受けていることを明かしている。映画監督のギレルモ・デル・トロの作品も高く評価している。
具体的な作品のインスピレーションとしては、幼少期の体験が挙げられる。『カッパの三平』に影響を受けて描いた、手のひらに目がある主人公の漫画が最初の作品であったという。20世紀のホラー映画(『魔人ドラキュラ』や『フランケンシュタイン』など)や、時代劇の幽霊物語からも着想を得ている。また、落語の怪談噺からもインスピレーションを受け、『人間失格』にその要素を取り入れた。
『富江』は、クラスメイトの死から着想を得た。知人が突然この世からいなくなったことに奇妙な感覚を覚え、彼が再び現れることを期待し続けていた経験から、死んだはずの少女が何事もなかったかのように現れるというアイデアが生まれた。『ギョ』は映画『ジョーズ』のサメの襲撃シーンに影響を受けている。『首吊り気球』は幼い頃の夢が元になっている。『長い夢』は、姉が夢は一瞬であるという研究について話したことから着想を得た。『なめくじ少女』は、鏡の前で舌を動かしていた際にナメクジのように見えたことから生まれたという。
歯科技工士専門学校での学習も、彼の作品に影響を与えている。解剖学の書籍から人体への興味を深め、筋肉の構造を研究した。また、歯科技工士の道具(ペンや鉛筆の削り方など)からも描画のインスピレーションを得たとも語っている。
4.2. 主要なテーマ
伊藤潤二の作品は、多岐にわたるホラーのサブジャンルを内包しているが、特にボディホラーとコズミックホラーが中心的なテーマとして頻繁に登場する。彼の作品の多くはこれらのジャンルに根ざしており、捕食者と被捕食者の関係、人間性の喪失、終末的なシナリオ、そして強迫観念といったテーマも共通して見られる。
伊藤が描く宇宙は残酷で気まぐれであり、登場人物たちはしばしば、明確な理由もなく悪意ある不自然な状況の犠牲となったり、未知の理解不能な自然秩序に対する些細な違反に対して過剰な罰を受けたりする。彼は自身の恐怖からもインスピレーションを得ており、死、戦争、昆虫、そして監視されていることへの恐怖などが作品に反映されている。
伊藤は、精神が現実となる具現化をボディホラーとして描いていると語っている。
4.3. 描画スタイル
伊藤潤二の作画は、丸ペンを用いた緻密な線画が特徴である。初期の作品では、筆致や特殊なアングルの視点において大友克洋の影響が指摘されている。
彼の作品は、恐怖とユーモアを融合させる独特の描画スタイルを持つ。意図的に笑いの要素を含ませることで、読者に粘りつくような不快感と同時に、ある種のユーモアを感じさせる。仕上げにはデジタルツールも使用し、効果や位置修正などに活用している。
製作は基本的に一人で行い、アシスタントは一人に手伝ってもらう程度で、ほとんどの作業を自身でこなしている。
5. 私生活
伊藤潤二は2006年に絵本作家の石黒亜矢子と結婚した。彼らには二人の娘がいる。しばらくは母と妻と共に暮らしていたが、現在は千葉県に引っ越して生活している。彼の母と妻は非常に仲が良く、結婚前から同居していたという。
かつては猫の「よん」と「むー」を飼っており、その日常を描いたエッセイ漫画も出版している。「よん」は心臓発作で亡くなり、「むー」は妻の実家に預けたところ懐いてしまったため、現在は別の猫「てんまる」と「とんいち」を飼っている。
6. 論争
2006年4月上旬、『月刊ホラーM』に掲載された「第19回ホラーM新人まんが大賞期待賞受賞作」の一つが、伊藤潤二の作品『なめくじ少女』に酷似していることが指摘された。当初、月刊『ホラーM』編集部は盗作疑惑を否定していたが、後に著作権侵害・盗作を認め、該当作品の受賞を取り消した。
7. メディア出演と活動
伊藤潤二は、テレビやラジオ、展覧会など様々なメディアに登場し、公に活動している。
- テレビ出演**:
- 『トゥナイト2』(2001年3月27日、テレビ朝日):北野誠を自身の仕事場や中津川のトンネルなどに案内した。
- 『BSマンガ夜話『富江』』(2004年12月1日、NHK BS2):本人出演なし。ゲストの夢枕獏と伊藤のギャグ表現について論じられた。
- 『浦沢直樹の漫勉『伊藤潤二』』(2017年3月9日、NHK Eテレ):『恐怖の重層』の製作過程の映像を見ながら浦沢と対談した。
- 『漫道コバヤシ』(2022年11月28日、フジテレビONE):ネタの発想方法や制作秘話などを披露した。
- 『川島・山内のマンガ沼』(2023年1月8日・1月15日、読売テレビ):2週にわたり出演し、作品誕生秘話や仕事場潜入レポートなどが紹介された。
- 『NHKアカデミア 伊藤潤二』(2023年10月25日・11月1日、NHK Eテレ):これまでの半生や自身の創作について語り、中川翔子がインタビュアーを務めた。
- ラジオ出演**:
- 『松原タニシの恐味津々』(2021年6月14日・6月21日、MBSラジオ):2週にわたり出演し、来歴、子供の頃の体験、アイデア、ギャグなどについて語った。
- 『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』(2024年7月19日、ニッポン放送):松任谷由実が「伊藤潤二展」に足を運んだことをきっかけにゲストとして招かれた。
- その他**:
- 『AERA』(2022年2月21日号):「伊藤潤二が「楳図かずお大美術展」を行く」と題し、開催された楳図の展覧会のルポを担当した。
8. 関連人物
- 諸星大二郎:伊藤は諸星のファンであることを公言しており、2013年には『Nemuki+』で対談を行っている。2021年には諸星のデビュー50周年記念トリビュート作品集に「カオカオ様と私」を寄稿した。
- 伊藤三巳華:伊藤潤二から影響を受けた漫画家の一人であり、2015年に台湾で開催された「伊藤潤二恐怖美学体験大展」にも参加している。
9. 作品リスト
伊藤潤二の漫画作品は以下の通りである。各作品の詳細についてはリンク先の記事を参照。
コレクション No | 作品名 | 種別 | 発表年 | 掲載誌 | シリーズ | 頁/巻 | 備考 | |||||||||||||||||||
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1 | No001 | 富江 | 読切 | 1987 | 『月刊ハロウィン』2月号 | 富江 | 30頁 | デビュー作。楳図賞受賞作品。実写化。後にアニメ(OVA)化。 | ||||||||||||||||||
2 | No041 | バイオハウス | 読切 | 1987 | 『ハロウィン増刊』ハロウィンナイト2 | 恐怖コレクション | 24頁 | |||||||||||||||||||
3 | No042 | 顔泥棒 | 読切 | 1987 | 『月刊ハロウィン』12月号 | 恐怖コレクション | 30頁 | 実写化。 | ||||||||||||||||||
4 | No043 | 睡魔の部屋 | 読切 | 1988 | 『月刊ハロウィン』5月号 | 恐怖コレクション | 26頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | ||||||||||||||||||
5 | 悪魔の理論 | 読切 | 1988 | 『ハロウィン増刊』殺人事件 | 恐怖コレクション | 10頁 | 実写化。 | |||||||||||||||||||
6 | 富江PART2=森田病院編= | 読切 | 1988 | 『月刊ハロウィン』8月号 | 富江 | 30頁 | アニメ化。 | |||||||||||||||||||
7 | 屋根裏の長い髪 | 読切 | 1988 | 『月刊ハロウィン』11月号 | 恐怖コレクション | 30頁 | 実写化。『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
8 | 首幻想 | 読切 | 1989 | 『月刊ハロウィン』3月号 | 押切異談 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
9 | 地下室 | 読切 | 1989 | 『月刊ハロウィン』6月号 | 富江 | 52頁 | 「富江PART2=森田病院編=」の続編。 | |||||||||||||||||||
10 | シナリオどおりの恋 | 読切 | 1989 | 『ハロウィン増刊』6月増刊号 | 恐怖コレクション | 20頁 | ||||||||||||||||||||
11 | リ・アニメーターの剣 | 読切 | 1989 | 『月刊ハロウィン』8月号 | 恐怖コレクション | 30頁 | ||||||||||||||||||||
12 | 写真 | 読切 | 1989 | 『月刊ハロウィン』11月-12月号 | 富江 | 64頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
13 | 接吻 | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』2月-3月号 | 富江 | 62頁 | 「写真」の続編。 | |||||||||||||||||||
14 | 氷室奈美の世界 | 読切 | 1990 | 『ハロウィン別冊』氷室奈美のタロット大占術 | - | 12頁 | ||||||||||||||||||||
15 | 父の心 | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』4月-5月号 | 恐怖コレクション | 64頁 | ||||||||||||||||||||
16 | 屋敷 | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』6月号 | 富江 | 34頁 | 「写真」と「接吻」の完結。 | |||||||||||||||||||
17 | 耐えがたい迷路 | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』7月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
18 | いじめっ娘 | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』8月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | シリーズ「JUNJIの恐怖コレクション」の第一話。『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
19 | 脱走兵のいる家 | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』9月号 | 恐怖コレクション | 34頁 | 取材協力:吉村洋一 | |||||||||||||||||||
20 | 生霊の沼 | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』10月号 | 押切異談 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
21 | 赤い糸 | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』11月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
22 | サイレンの村 | 読切 | 1990 | 『ネムキ』Vol.01 | 恐怖コレクション | 50頁 | ||||||||||||||||||||
23 | 中古レコード | 読切 | 1990 | 『月刊ハロウィン』12月号 | 恐怖コレクション | 34頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
24 | 贈る人 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』1月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
25 | ペンフレンド | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』2月号 | 押切異談 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
26 | 橋 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』3月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
27 | 煙草会 | 読切 | 1991 | 『ネムキ』Vol.02 | 恐怖コレクション | 20頁 | ||||||||||||||||||||
28 | サーカスが来た | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』4月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
29 | 蜂の巣 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』5月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
30 | 地図の町 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』6月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
31 | 首のない彫刻 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』7月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
32 | 楽しい夏休み | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』8月号 | 双一 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
33 | 薄命 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』9月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
34 | 黴 | 読切 | 1991 | 『ネムキ』Vol.03 | 恐怖コレクション | 40頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
35 | 侵入者 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』10月号 | 押切異談 | 32頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
36 | 寒気 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』11月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
37 | 案山子 | 読切 | 1991 | 『月刊ハロウィン』12月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | 実写化。後に『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
38 | 楽しい冬休み | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』1月号 | 双一 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
39 | 遺書 | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』2月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
40 | 路地裏 | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』3月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
41 | 道のない街 | 読切 | 1992 | 『ネムキ』Vol.06 | 恐怖コレクション | 70頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
42 | 押切異談 | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』4月号 | 押切異談 | 32頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
43 | ファッションモデル | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』7月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
44 | 双一の楽しい日記 | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』8月号 | 双一 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
45 | 双一の家庭訪問 | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』9月号 | 双一 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
46 | 落下 | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』10月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
47 | 相部屋 | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』11月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
48 | 旅館 | 読切 | 1992 | 『月刊ハロウィン』12月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
49 | 記憶 | 読切 | 1993 | 『ネムキ』Vol.11 | 恐怖コレクション | 24頁 | ||||||||||||||||||||
50 | 布製教師 | 読切 | 1993 | 『月刊ハロウィン』1月-2月号 | 双一 | 64頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
51 | 押切異談・壁 | 読切 | 1993 | 『月刊ハロウィン』3月号 | 押切異談 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
52 | 許し | 読切 | 1993 | 『月刊ハロウィン』4月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | ||||||||||||||||||||
53 | 双一の誕生日 | 読切 | 1993 | 『月刊ハロウィン』5月号 | 双一 | 32頁 | ||||||||||||||||||||
54 | アイスクリームバス | 読切 | 1993 | 『ネムキ』Vol.13 | 恐怖コレクション | 24頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | |||||||||||||||||||
55 | 富江・復讐~リベンジ~ | 読切 | 1993 | 『月刊ハロウィン』6月号 | 富江 | 32頁 | シリーズ「JUNJIの恐怖コレクション」の最後話。 | |||||||||||||||||||
56 | No076 - 081、084 | 潤二の恐怖夜話 | 読切シリーズ | 1993 | 『月刊ハロウィン』 1993年7月号 - 1994年7月号 | 恐怖コレクション | 全7話 |
>- | 57 | No082 | 異常接近!~ニアミス~ | 読切 | 1993 | 『ネムキ』Vol.15 | 恐怖コレクション | 10頁 | ||||||||||
58 | No083 | 土の中・・・ | 読切 | 1994 | 『ネムキ』Vol.18 | 恐怖コレクション | 16頁 | |||||||||||||||||||
59 | No085 | 仲間の家 | 読切 | 1994 | 『ネムキ』Vol.20 | 恐怖コレクション | 24頁 | |||||||||||||||||||
60 | No086 | なめくじ少女 | 読切 | 1994 | 『ネムキ』Vol.21 | 恐怖コレクション | 16頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | ||||||||||||||||||
61 | No101 | フランケンシュタイン | 連載 | 1994 | 『月刊ハロウィン』9月-11月号 | 恐怖コレクション | 1巻 | メアリー・シェリーのゴシック小説を原作とする漫画作品。 | ||||||||||||||||||
62 | No087 | 隣の窓 | 読切 | 1995 | 『ネムキ』Vol.23 | 恐怖コレクション | 16頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | ||||||||||||||||||
63 | No027 - 030 | 恐怖の双一 | 読切シリーズ | 1995 | 『月刊ハロウィン』 1995年2月号 - 1995年5月号 | 双一 | 1巻 |
>- | 64 | No009 - 012 | 恐怖の富江 | 読切シリーズ | 1995 | 『月刊ハロウィン』 1995年7月号 - 1995年10月号 | 富江 | 1巻 |
>- | 65 | No088 | 漂着物 | 読切 | 1995 | 『ネムキ』Vol.26 | 恐怖コレクション | 24頁 | 『マニアック』でアニメ化。 |
66 | No036 | 怪奇ひきずり兄妹・次女の恋人 | 読切 | 1995 | 『月刊ハロウィン』11月号 | 怪奇ひきずり兄妹 | 40頁 | |||||||||||||||||||
67 | No008 | 滝壺 | 読切 | 1995 | 『ネムキ』Vol.28 | 富江 | 24頁 | |||||||||||||||||||
68 | No037 | 怪奇ひきずり兄妹・降霊会 | 読切 | 1995 | 『月刊ハロウィン』12月号 | 怪奇ひきずり兄妹 | 50頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | ||||||||||||||||||
69 | No089 | ご先祖様 | 読切 | 1996 | 『ネムキ』Vol.29 | 恐怖コレクション | 32頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | ||||||||||||||||||
70 | No031 - 034 | 死びとの恋わずらい | 連載 | 1996 | 『ネムキ』 1996年5月号 - 1996年11月号 | 死びとの恋わずらい | 1巻 |
>- | 71 | No090 - 094 | 潤二の絶叫コミックス | 読切シリーズ | 1997 | 『ネムキ』 1997年1月号 - 1997年9月号 | 恐怖コレクション | 1巻 |
>- | 72 | - | 大黒柱悲話 | 読切 | 1997 | 『ビッグコミックスピリッツ』増刊号MANPUKU | 恐怖コレクション | 4頁 | |
73 | No040 | リアルウンコノオモイデ | 読切 | 1997 | 『ほんとにあった笑っちゃう話』Vol.2 | 恐怖コレクション | 4頁 | |||||||||||||||||||
74 | - | うずまき | 連載 | 1998 | 『週刊ビッグコミックスピリッツ』7号-39号 | うずまき | 3巻 | 実写化。 | ||||||||||||||||||
75 | - | ノンノン親分 | 読切 | 1998 | 『ネムキ』別冊動物生活3月号 | - | 4頁 | |||||||||||||||||||
76 | No102 | 地獄の人形葬 | 読切 | 1998 | 『コミック・ゴン!』第2号 | 恐怖コレクション | 6頁 | 『コレクション』でアニメ化。 | ||||||||||||||||||
77 | - | ノンノン親分のかくれんぼ | 読切 | 1998 | 『ネムキ』別冊動物生活7月号 | - | 4頁 | |||||||||||||||||||
78 | No013 | 小指 | 読切 | 1999 | 『ネムキ』別冊 伊藤潤二WORLD | 富江 | 34頁 | |||||||||||||||||||
79 | No039 | あばら骨の女 | 読切 | 1999 | 『別冊花とゆめ』9月号 | 恐怖コレクション | 32頁 | |||||||||||||||||||
80 | No014 - 020 | 富江 (ネムキ版) | 読切シリーズ | 1999 | 『ネムキ』 1999年11月号 - 2000年11月号 | 富江 | 1巻 |
>- | 81 | - | 銀河 | 読切 | 2000 | 『週刊ビッグコミックスピリッツ』9号 | うずまき | 32頁 | うずまき特別編。 | |||||||||
82 | No103 | 顔面固定 | 読切 | 2000 | 『ネムキ』増刊 大ピンチ! | 恐怖コレクション | 8頁 | |||||||||||||||||||
83 | No038 | 幻痛屋敷 | 読切 | 2000 | 『ヤングキングアワーズ』増刊 アワーズガール | 恐怖コレクション | 32頁 | |||||||||||||||||||
84 | - | 阿彌殻断層の怪 | 読切 | 2000 | 『スピリッツ増刊IKKI』 | 恐怖コレクション | 32頁 | |||||||||||||||||||
85 | No035 | 白服の美少年 | 読切 | 2001 | 『ネムキ』3月号 | 死びとの恋わずらい | 32頁 | |||||||||||||||||||
86 | - | ギョ うごめく不気味 | 連載 | 2001 | 『週刊ビッグコミックスピリッツ』50号-20号 | ギョ | 2巻 | アニメ(OVA)化。 | ||||||||||||||||||
87 | - | ミミの怪談 | 読切シリーズ | 2002 | 『月刊コミックフラッパー』 2002年6月号 - 2003年4月号 | ミミの怪談 | 1巻 |
>- | 88 | No104 - 110 | 闇の声 | 読切シリーズ | 2002 | 『ネムキ』 2002年7月号 - 2003年7月号 | 闇の声/双一 | 1巻 |
>- | 89 | - | 究極のデッサン人形を求めて | 読切 | 2002 | Dolly*Dolly Vol.1 | - | 2頁 | 未単行本化。 |
90 | - | 億万ぼっち | 読切 | 2004 | 『週刊ビッグコミックスピリッツ』2号 | 恐怖コレクション | 40頁 | |||||||||||||||||||
91 | - | 魔声 | 読切 | 2004 | SIREN MANIACS サイレン公式完全解析本 | 恐怖コレクション | 24頁 | |||||||||||||||||||
92 | - | 地獄星レミナ | 連載 | 2004 | 『ビッグコミックスピリッツ』増刊Casual | 地獄星レミナ | 1巻 | |||||||||||||||||||
93 | No111 - 117 | 新・闇の声 潰談 | 読切シリーズ | 2004 | 『ネムキ』 2004年11月号 - 2006年9月号 | 闇の声/双一 | 1巻 |
>- | 94 | - | 怪奇パビリオン | 読切 | 2005 | 『週刊ヤングサンデー』24号 | 恐怖コレクション | 4頁 | ||||||||||
95 | - | 舐め女 | 読切 | 2006 | 『週刊ヤングサンデー』15号 | 恐怖コレクション | 32頁 | |||||||||||||||||||
96 | - | 伊藤潤二の怪奇漫画館 | 読切シリーズ | 2007 | 『ビッグコミックオリジナル増刊』 2007年05月12日号 - 2008年07月12日号 | 伊藤潤二の怪奇漫画館 | 全3話 |
>- | 97 | - | ブラックパラドクス | 連載 | 2007 | 『ビッグコミックスピリッツ増刊Casual』 | ブラックパラドクス | 1巻 | ||||||||||
98 | - | 稲川さんの怪談玉手箱 | 読切 | 2007 | 『ほんとにあった怖い話』9月号 | - | 不明 | 未単行本化。 | ||||||||||||||||||
99 | - | お化け人形 | 読切 | 2007 | 『コミック新耳袋』9月号 | ミミの怪談 | 30頁 | 「新耳袋」を原作とする漫画作品。 | ||||||||||||||||||
100 | - | 伊藤潤二の猫日記 よん&むー | 連載 | 2008 | 『月刊マガジンZ』1月-2月号 | よん&むー | 1巻 | |||||||||||||||||||
101 | - | 潤二の沐浴日記 | 連載 | 2008 | 『週刊朝日』増刊6月号-2009年4月号 | - | 全3話 |
>- | 102 | - | 伊藤潤二、大いに挑戦する! ~社会科大見学~ | 連載 | 2009 | 『月刊!スピリッツ』10月-12月号 | - | - | 未単行本化。 | |||||||||
103 | - | 耳擦りする女 | 読切 | 2009 | 『シンカン』Vol.1 | 恐怖コレクション | 24頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | ||||||||||||||||||
104 | - | よん&むーの幽霊物件 | 読切 | 2009 | 『YOMBAN』12月号 | よん&むー | 16頁 | |||||||||||||||||||
105 | - | 夏の卒業旅行 | 読切 | 2010 | 『ゲッサン』8月号 | 恐怖コレクション | 22頁 | |||||||||||||||||||
106 | - | 憂国のラスプーチン | 連載 | 2010 | 『ビッグコミック』16号-24号 | 憂国のラスプーチン | 6巻 | 原作:佐藤優、脚本:長崎尚志 | ||||||||||||||||||
107 | - | 魅入られた双一 | 読切 | 2011 | 『ネムキ』Limited Edition | 双一/富江 | 4頁 | |||||||||||||||||||
108 | - | よんは天国に行きました | 読切 | 2011 | マイケル教えて! 被災猫応援の教科書 | よん&むー | 2頁 | |||||||||||||||||||
109 | - | 潤色まだら日記 | 連載 | 2012 | 『ネムキ』7月-11月号 | - | 12頁 | 未単行本化。 | ||||||||||||||||||
110 | - | 溶解シリーズ | 連載 | 2013 | 『もっと!』Vol.2-Vol.8 | 溶解シリーズ | 1巻 |
>- | 111 | - | 魔の断片 | 読切シリーズ | 2013 | Nemuki+ 2013年5月号 - 2014年5月号 | 魔の断片 | 1巻 |
>- | 112 | - | 盲点のビーナス | 読切 | 2013 | 『ビッグコミック』9号 | - | 30頁 | |
113 | - | 再開 | 読切 | 2013 | 『もっと!』Vol.3 | 恐怖コレクション | 6頁 | |||||||||||||||||||
114 | - | ルーティン・ワーク・ホラー | 読切 | 2013 | 『コミック特盛』夏号増刊アウターゾーンスペシャル | - | 不明 | 未単行本化。 | ||||||||||||||||||
115 | - | 大地の子 | 読切 | 2013 | 『もっと!』Vol.4 | 恐怖コレクション | 6頁 | |||||||||||||||||||
116 | - | 神々の山 魔境の嶺 | 読切 | 2014 | 『HONKOWA』11月号 | 恐怖コレクション | 35頁 | 原作:安曇潤平 | ||||||||||||||||||
117 | - | 楳図先生と私 | 読切 | 2014 | 『月刊!スピリッツ』11月号 | - | 20頁 | |||||||||||||||||||
118 | - | 伊藤潤二の少女残酷童話 白雪姫編 | 読切 | 2014 | 『まんがグリム童話』12月号 | 恐怖コレクション | 15頁 | |||||||||||||||||||
119 | - | ゴーストハイツ管理組合 | 読切 | 2015 | 『月刊コミックフラッパー』2月号 | 恐怖コレクション | 24頁 | 「伊藤潤二大研究 増補新版」に収録。 | ||||||||||||||||||
120 | - | アングレーム国際漫画祭レポート | 読切 | 2015 | 『Nemuki+』5月号 | - | 不明 | 未単行本化。 | ||||||||||||||||||
121 | - | ファッションモデル・呪われたフレーミング | 読切 | 2015 | 『伊藤潤二自選傑作集』描き下ろし | 恐怖コレクション | 8頁 | |||||||||||||||||||
122 | - | 首吊り気球・再来 | 読切 | 2016 | 『Nemuki+』1月号 | 恐怖コレクション | 6頁 | |||||||||||||||||||
123 | - | シーイズアスローウォーカー | 読切 | 2016 | 『週刊ビッグコミックスピリッツ』13号 | アイアムアヒーロー | 18頁 | |||||||||||||||||||
124 | - | 恐怖の重層 | 読切 | 2017 | 『Nemuki+』3月号 | 恐怖コレクション | 38頁 | 『マニアック』でアニメ化。 | ||||||||||||||||||
125 | - | 人間失格 | 連載 | 2017 | 『ビッグコミックオリジナル』10号-9号 | 人間失格 | 3巻 | 太宰治の小説を原作とする。 | ||||||||||||||||||
126 | - | 富江・乗っ取り | 連載 | 2018 | 『伊藤潤二『コレクション』』DVD書き下ろし | 富江 | 3話 | |||||||||||||||||||
127 | No118 - 122 | 夢魔の紀行 | 連載 | 2018 | 『Nemuki+』9月-9月号 | 夢魔の紀行 | 1巻 | 単行本化の際に「センサー」と改題。 | ||||||||||||||||||
128 | - | 忘れ形見 | 読切 | 2019 | 『ビッグコミックオリジナル』4号 | 恐怖コレクション | 19頁 | |||||||||||||||||||
129 | - | よんすけ最後の大脱走 | 読切 | 2019 | 『コミックフラッパー』6月号 | よん&むー | 不明 | |||||||||||||||||||
130 | - | 幻怪地帯 | 連載 | 2020 | 『LINEマンガ』 | 幻怪地帯 | 1巻 | |||||||||||||||||||
131 | - | 「ライトハウス」あらすじマンガ | 読切 | 2021 | 『ライトハウス』劇場用パンフレット | - | 6頁 | 映画「ライトハウス」を原作とする。未単行本化。 | ||||||||||||||||||
132 | - | 幻怪地帯 Season2 | 連載 | 2021 | 『AERA dot.』 | 幻怪地帯 | 1巻 | 「塵埃の魔王」は『Nemuki+』2022年1月号、 「エーテルの村」は『Nemuki+』2022年9月号、 「怪奇ひきずり兄弟」は『Nemuki+』2022年11月号にも掲載。 | ||||||||||||||||||
133 | - | 隔月 伊藤潤二 | 連載 | 2023 | 『Nemuki+』3月-11月号 | - | - | 画業35周年記念作品。「伊藤潤二大研究 増補新版」に収録。 | ||||||||||||||||||
134 | - | 富江 コントロール | 読切 | 2024 | 『Nemuki+』5月号 | 富江 | 18頁 |
9.1. 書籍
伊藤潤二の作品を収録した主な単行本、文庫、画集は以下の通りである。
- ハロウィン少女コミック館 / 朝日ソノラマ
- 屋根裏の長い髪(1990年2月)
- 地下室(1990年2月)
- 屋敷(1990年10月)
- JUNJIの恐怖コレクション(1)脱走兵のいる家(1991年3月)
- JUNJIの恐怖コレクション(2)首のない彫刻(1991年10月)
- JUNJIの恐怖コレクション(3)楽しい夏休み(1992年3月)
- JUNJIの恐怖コレクション(4)路地裏(1992年12月)
- JUNJIの恐怖コレクション(5)布製教師(1993年8月)
- JUNJIの恐怖夜話(1)うめく排水管(1994年3月)
- JUNJIの恐怖夜話(2)首吊り気球(1994年9月)
- JUNJIの恐怖夜話(3)墓標の町(1994年11月)
- サイレンの村(1995年2月)
- シリーズ恐怖の双一 棺桶(1995年9月)
- シリーズ富江の恐怖 画家(1996年2月)
- 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス / 朝日ソノラマ
- サイレンの村(1993年5月)
- 怪奇カンヅメ(1996年11月)
- 死びとの恋わずらい(1997年5月)
- トンネル奇譚(1997年11月)
- フランケンシュタイン(1994年12月)
- 伊藤潤二恐怖マンガCollection 全16巻 / 朝日ソノラマ
- 第1巻 富江(1997年10月)
- 第2巻 富江 PART 2(1997年11月)
- 第3巻 肉色の怪(1997年12月)
- 第4巻 顔泥棒(1998年1月)
- 第5巻 双一の楽しい日記(1998年2月)
- 第6巻 双一の呪いの日記(1998年3月)
- 第7巻 なめくじ少女(1998年4月)
- 第8巻 血玉樹(1998年5月)
- 第9巻 首幻想(1998年6月)
- 第10巻 あやつり屋敷(1998年7月)
- 第11巻 道のない街(1998年8月)
- 第12巻 いじめっ娘(1998年9月)
- 第13巻 サーカスが来た(1998年10月)
- 第14巻 トンネル奇譚(1998年11月)
- 第15巻 死びとの恋わずらい(1998年12月)
- 第16巻 フランケンシュタイン(1999年1月)
- 死びとの恋わずらい 完全版(2001年3月) / 朝日ソノラマ
- 富江 <全> -The complete comics of Tomie-(2000年2月) / 朝日ソノラマ
- 富江 Again -富江 PART 3-(2001年3月) / 朝日ソノラマ
- 伊藤潤二恐怖博物館 - ソノラマコミック文庫 全10巻 / 朝日ソノラマ
- 第1巻 富江 1(2002年5月)
- 第2巻 富江 2(2002年5月)
- 第3巻 屋根裏の長い髪(2002年6月)
- 第4巻 案山子(2002年7月)
- 第5巻 路地裏(2002年8月)
- 第6巻 双一の勝手な呪い(2002年9月)
- 第7巻 うめく排水管(2002年10月)
- 第8巻 白砂村血譚(2002年11月)
- 第9巻 押切異談&フランケンシュタイン(2002年12月)
- 第10巻 死びとの恋わずらい(2003年1月)
- 伊藤潤二恐怖博物館 新版 - ソノラマコミック文庫 全10巻(2007年11月) / 朝日新聞出版
- 伊藤潤二傑作集 - 朝日コミックス 全11巻 / 朝日新聞出版
- 第1巻 富江 上(2011年1月)
- 第2巻 富江 下(2011年1月)
- 第3巻 双一の勝手な呪い(2011年2月)
- 第4巻 死びとの恋わずらい(2011年2月)
- 第5巻 脱走兵のいる家(2011年3月)
- 第6巻 路地裏(2011年3月)
- 第7巻 首のない彫刻(2013年4月)
- 第8巻 うめく排水管(2013年4月)
- 第9巻 墓標の町(2013年6月)
- 第10巻 フランケンシュタイン(2013年6月)
- 第11巻 潰談(2013年8月)
- 伊藤潤二自選傑作集 - 朝日コミックス(2015年10月) / 朝日新聞出版
- 伊藤潤二自選傑作集 歪 - 朝日コミックス(2018年3月) / 朝日新聞出版
- うずまき
- ビッグスピリッツコミックススペシャル 全3巻(1998年8月 - 1999年9月) / 小学館
- ビッグコミックスワイド版(2000年3月)/ 小学館
- ビッグコミックスワイド版(2010年8月) / 小学館
- ギョ
- ビッグスピリッツコミックス全2巻(2002年2月 - 2002年5月) / 小学館
- ミミの怪談 - MFコミックス(2003年3月)/ メディアファクトリー
- ミミの怪談 完全版 - ソノラマ+コミックス(2022年1月)/ 朝日新聞出版
- 闇の声
- 闇の声 - 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス(2003年9月) / 朝日ソノラマ
- 新・闇の声 潰談 - 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス(2006年11月) / 朝日ソノラマ
- 闇の声 <全> - ソノラマコミック文庫(2009年3月)/ 朝日新聞出版
- 地獄星レミナ - ビッグスピリッツコミックス(2005年8月) / 小学館
- 伊藤潤二の猫日記よん&むー - ワイドKC(2009年3月) / 講談社
- ブラックパラドクス - ビッグスピリッツコミックススペシャル(2009年3月) / 小学館
- 怪、刺す (原作:木原浩勝) - 少年サンデーコミックススペシャル(2010年8月) / 小学館
- 猫マンガだニャン! - 未単行本化
- 憂国のラスプーチン - 全6巻(原作:佐藤優、脚本:長崎尚志)/ 小学館
- 魔の断片(まのかけら) - Nemuki+コミックス(2014年7月) / 朝日新聞出版
- 溶解教室 - 少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!(2014年12月) / 秋田書店
- 人間失格 - ビッグコミックス 全3巻(2017年10月 - 2018年7月) / 小学館
- 漫画エッセイ『伊藤潤二のねこ日記 よん&むー』(ワイドKC 週刊少年マガジン)
- 伊藤潤二研究 ホラーの深淵から - Nemuki+コミックス(2017年12月) / 朝日新聞出版
- 伊藤潤二大研究 増補新版 - Nemuki+コミックス(2024年3月) / 朝日新聞出版
- 伊藤潤二短編集 BEST OF BEST - ビッグコミックススペシャル(2019年2月) / 小学館
- 伊藤潤二画集 異形世界 - Nemuki+コミックス(2019年3月) / 朝日新聞出版
- センサー - Nemuki+コミックス(2019年11月) / 朝日新聞出版
- 幻怪地帯 - ソノラマ+コミックス(2021年3月) / 朝日新聞出版
- 幻怪地帯 Season2 エーテルの村 - ソノラマ+コミックス(2022年12月) / 朝日新聞出版
- 不気味の穴 恐怖が生まれ出るところ(2023年2月) / 朝日新聞出版
- 伊藤潤二展 誘惑 Illustrations(2024年7月) / 朝日新聞出版
10. 関連項目
- 異形コレクション