1. 概要
檀れいは、1971年8月4日に兵庫県で生まれた日本の女優である。本名は山崎まゆみ(やまざき まゆみ)。元宝塚歌劇団月組および星組のトップ娘役を務め、退団後は女優として、映画、テレビドラマ、舞台、CMなど多岐にわたる分野で活躍している。
特に、2006年の映画『武士の一分』で銀幕デビューを飾り、日本アカデミー賞優秀主演女優賞をはじめとする数々の映画賞を受賞した。また、2008年の映画『母べえ』では、第32回日本アカデミー賞優秀助演女優賞にノミネートされた。2010年にはNHKのテレビドラマ『八日目の蝉』で初のドラマ主演を果たすなど、そのキャリアを通じて高い評価を得ている。
2. 初期生い立ちと背景
檀れいは、女優としての道を歩む以前から、表現することへの関心を抱き、その後の芸能活動へと繋がる経験を積んだ。
2.1. 出生と家族
檀れいは、1971年8月4日に兵庫県美方郡温泉町(現在の新温泉町)で生まれた。幼少期には、幼稚園の学芸会で演技を褒められたことが、人前に立つ仕事への興味を抱くきっかけとなった。
2.2. 学業と初期の関心
高校時代までの学業を修めつつ、ファッション雑誌の読者モデルを経験するなど、芸能活動への関心を深めていった。この時期の経験が、彼女の表現者としての素養を育む土台となった。
2.3. 宝塚音楽学校入学
1990年、檀れいは宝塚音楽学校に入学した。1992年に第78期生として卒業し、40名中40番という成績で宝塚歌劇団に入団した。
3. 宝塚歌劇団時代の経歴
宝塚歌劇団での活動は、檀れいが女優としての基礎を築き、その後のキャリアを形成する上で重要な期間となった。
3.1. 入団と初期の活動
1992年、宝塚音楽学校卒業後、雪組公演『この恋は雲の涯まで』で初舞台を踏んだ。入団当初は大きな役が付くことはなかったが、その後、月組に配属され、1997年には雪組へと異動した。
彼女の芸名「檀れい」は、自身の本名である「まゆみ」と同音の樹木「檀(まゆみ)」に由来する。「マユミは良くしなるので、マユミのように何でも柔軟な姿勢でどんな役でもこなせるように」という願いが込められており、これに中性的な名前の「れい」が付けられた。
3.2. 月組・雪組時代
雪組異動後の1998年には、新人公演の最後となる入団7年目で、雪組公演『浅茅が宿』で初めてヒロインに抜擢された。この経験が、彼女の宝塚歌劇団における転機となった。
3.3. 月組・星組トップ娘役時代
1999年、真琴つばさの相手役として月組トップ娘役に就任した。この期間には、2度の中国公演に参加し、その美しさと演技力から「楊貴妃の再来」と称されるほどの賛辞を受け、中国公演時には「タン・リー」とも称された。中国公演では北京語でのソロも披露し、国際的な舞台でもその才能を発揮した。
2001年の真琴つばさ退団後は専科へ異動し、外部出演なども経験した。そして2003年には、湖月わたるの相手役として星組トップ娘役に就任。『王家に捧ぐ歌』のアムネリス役や、『花舞う長安 -玄宗と楊貴妃-』の楊貴妃役などが当たり役となった。2005年、『長崎しぐれ坂』をもって宝塚歌劇団を退団した。
3.4. 宝塚歌劇団時代の主な舞台
檀れいが宝塚歌劇団在籍中に主要な役割を果たした舞台作品は以下の通りである。
- 初舞台**
- 1992年3月26日 - 5月12日、宝塚大劇場雪組公演『この恋は雲の涯まで』
- 1992年7月2日 - 7月29日、東京宝塚劇場雪組公演『この恋は雲の涯まで』
- 組回り**
- 1992年6月4日 - 6月28日、東京宝塚劇場花組公演『白扇花集/スパルタカス』
- 1992年12月1日 - 12月25日、東京宝塚劇場花組公演『心の旅路/ファンシー・タッチ』
- 月組時代**
- 1993年4月2日 - 5月10日、宝塚大劇場公演『グランドホテル/BROADWAY BOYS』
- 1993年7月2日 - 7月31日、東京宝塚劇場公演『グランドホテル/BROADWAY BOYS』
- 1993年9月17日 - 10月25日、宝塚大劇場公演『花扇抄/扉のこちら/ミリオン・ドリームズ』
- 1994年1月1日 - 2月7日、宝塚大劇場公演『風と共に去りぬ -バトラー編-』
- 1994年4月4日 - 4月27日、東京宝塚劇場公演『風と共に去りぬ -バトラー編-』
- 1994年6月24日 - 8月8日、宝塚大劇場公演『エールの残照/TAKARAZUKA・オーレ!』
- 1994年11月2日 - 11月27日、東京宝塚劇場公演『エールの残照/TAKARAZUKA・オーレ!』
- 1995年2月17日 - 3月27日、宝塚大劇場公演『ハードボイルドエッグ/EXOTICA!』(阪神・淡路大震災のため公演中止)
- 1995年4月22日 - 5月6日、宝塚バウホール公演『結末のかなた』
- 1995年5月25日 - 6月3日、日本青年館大ホール公演『結末のかなた』
- 1995年8月11日 - 9月25日、宝塚大劇場公演『ME AND MY GIRL』
- 1995年10月14日 - 10月29日、宝塚バウホール公演『ある日どこかで -SOMEWHERE IN TIME-』
- 1995年11月2日 - 11月9日、日本青年館大ホール公演『ある日どこかで -SOMEWHERE IN TIME-』
- 1995年12月1日 - 12月26日、東京宝塚劇場公演『ME AND MY GIRL』
- 1996年1月21日 - 2月5日、宝塚バウホール公演『訪問者』
- 1996年2月9日 - 2月13日、日本青年館大ホール公演『訪問者』
- 1996年3月29日 - 5月6日、宝塚大劇場公演『CAN-CAN/マンハッタン不夜城』- 花売りの娘 新人公演・ミミ(本役:夏妃真美)
- 1996年6月7日 - 6月9日、愛知厚生年金会館公演『結末のかなた』
- 1996年7月4日 - 7月30日、東京宝塚劇場公演『CAN-CAN/マンハッタン不夜城』- 花売りの娘 新人公演・ミミ(本役:夏妃真美)
- 1996年8月7日 - 8月14日、日本青年館大ホール公演『銀ちゃんの恋』 - 玉美
- 1996年9月20日 - 11月4日、宝塚大劇場公演『チェーザレ・ボルジア -野望の軌跡-/プレスティージュ』新人公演・カテリーナ・スフォルツァ(本役:夏河ゆら)
- 1996年12月20日 - 1997年2月2日、宝塚大劇場公演『バロンの末裔/グランド・ベル・フォリー』新人公演・シャーロット(トーマスの秘書)(本役:夏河ゆら)
- 1997年2月26日 - 2月27日、 ホテル阪急インターナショナル 真琴つばさディナーショー『加夢音 Come on』
- 1997年3月4日 - 3月5日、 東京パレスホテル 真琴つばさディナーショー『加夢音 Come on』
- 1997年4月4日 - 4月30日、東京宝塚劇場公演『バロンの末裔/グランド・ベル・フォリー』新人公演・シャーロット(トーマスの秘書)(本役:夏河ゆら)
- 1997年6月27日 - 8月4日、宝塚大劇場公演『EL DORADO』 - モルギアーナ 新人公演・スルマ(ワルパの妻)(本役:鈴奈美央)
- 1997年8月23日 - 9月7日、宝塚バウホール公演『FAKE LOVE』 - シモーネ
- 1997年9月11日 - 9月17日、日本青年館大ホール公演『FAKE LOVE』 - 同上
- 1997年9月21日 - 9月23日、愛知厚生年金会館公演『FAKE LOVE』 - 同上
- 雪組時代**
- 1997年12月19日 - 1998年2月1日、宝塚大劇場公演『春櫻賦/Let's Jazz 踊る五線譜』-夕顔 新人公演・真銭金(本役:五峰亜季)
- 1998年2月28日 - 3月8日、宝塚バウホール公演『ICARUS』 - クレア・ボーン
- 1998年4月3日 - 4月30日、TAKARAZUKA1000days劇場公演『春櫻賦/Let's Jazz 踊る五線譜』-夕顔 新人公演・真銭金(本役:五峰亜季)
- 1998年5月30日 - 6月21日、全国ツアー『風と共に去りぬ』 - メラニー・ウィルクス
- 1998年8月7日 - 9月14日、宝塚大劇場公演『浅茅が宿/ラヴィール』新人公演・宮木/眞女児(本役:月影瞳)*新人公演初ヒロイン
- 1998年11月28日 - 12月26日、TAKARAZUKA1000days劇場公演『浅茅が宿/ラヴィール』新人公演・宮木/眞女児(本役:月影瞳)
- 月組トップ娘役時代**
- 1999年3月18日 - 4月14日、全国ツアー『うたかたの恋/ミリオン・ドリームズ』- マリー・ヴェッツェラ
- 1999年5月14日 - 6月21日、 宝塚大劇場公演『螺旋のオルフェ/ノバ・ボサ・ノバ』- アデル/ルシル(芝居・二役)、エストレーラ(ショー)
- 1999年5月28日 - 5月29日、TAKARAZUKA1000days劇場 '99TCAスペシャル『ハロー!ワンダフル・タイム』
- 1999年7月14日 - 7月15日、 ホテル阪急インターナショナル 真琴つばさディナーショー『WHO? What. Why!』
- 1999年8月20日 - 9月27日、 TAKARAZUKA1000days劇場公演『螺旋のオルフェ/ノバ・ボサ・ノバ』 - 同上
- 1999年10月28日 - 11月9日、中国公演『夢幻花絵巻/ブラボー!タカラヅカ』
- 1999年11月27日 - 12月19日、全国ツアー『うたかたの恋/ブラボー!タカラヅカ』- マリー・ヴェッツェラ
- 1999年12月23日 - 12月25日、宝塚大劇場『レビュースペシャル'99』
- 2000年2月19日 - 4月3日、宝塚大劇場公演『LUNA-月の伝言-/BLUE MOON BLUE -月明かりの赤い花-』 - アイリーン
- 2000年5月12日 - 6月26日、TAKARAZUKA1000days劇場公演『LUNA-月の伝言-/BLUE MOON BLUE -月明かりの赤い花-』 - 同上
- 2000年8月1日 - 8月21日、博多座公演『LUNA-月の伝言-/BLUE MOON BLUE 月明かりの赤い花』 - 同上
- 2000年9月1日 - 9月2日、宝塚大劇場TCAスペシャル2000『KING OF REVUE』
- 2000年9月26日 - 11月6日、宝塚大劇場公演『ゼンダ城の虜/Jazz Mania -ジャズ・マニア-』 - フラビア姫
- 2000年12月13日、TAKARAZUKA1000days劇場『アデュー・TAKARAZUKA1000days劇場』
- 2001年1月1日 - 2月12日、東京宝塚劇場公演『いますみれ花咲く/愛のソナタ』 - ゾフィ
- 2001年5月18日 - 7月2日、宝塚大劇場公演『愛のソナタ/ESP!』 - 同上
- 2001年6月1日 - 6月2日、宝塚大劇場TCAスペシャル2001『タカラヅカ夢世紀』
- 専科時代**
- 2001年9月1日 - 10月28日、芸術座『極楽町一丁目~嫁姑地獄編~』(外部出演)
- 2002年4月6日 - 4月16日、日生劇場公演『風と共に去りぬ』 - メラニー(専科・雪組合同公演)
- 2002年4月18日 - 4月29日、日生劇場公演『風と共に去りぬ』 - メラニー(専科・花組合同公演)
- 2002年6月6日 - 6月7日、東京宝塚劇場TCAスペシャル2002『DREAM』
- 2002年9月13日 - 10月2日、中国公演『蝶・恋/サザンクロス・レビュー・イン・チャイナ』 - 霧音(星組公演に特別出演)
- 星組トップ娘役時代**
- 2003年4月25日 - 5月18日、全国ツアー『蝶・恋/サザンクロス・レビューIII』 - 霧音
- 2003年6月5日 - 6月6日 、日本青年館大ホールTCAスペシャル2003『ディア・グランド・シアター -宝塚大劇場10周年の軌跡-』
- 2003年7月11日 - 8月18日、宝塚大劇場公演『王家に捧ぐ歌』 - アムネリス
- 2003年9月19日 - 11月3日、東京宝塚劇場公演『王家に捧ぐ歌』 - 同上
- 2003年12月19日 - 12月30日、シアター・ドラマシティ公演『永遠の祈り-革命に消えたルイ17世-』 - アンヌ
- 2004年1月8日 - 1月11日、宝塚大劇場花組公演『アプローズ・タカラヅカ!-ゴールデン90-』 - 特別出演
- 2004年2月20日 - 3月28日、宝塚大劇場公演『1914/愛/タカラヅカ絢爛-灼熱のカリビアン・ナイト-』 - アデル
- 2004年5月7日 - 6月6日、東京宝塚劇場公演『1914/愛/タカラヅカ絢爛-灼熱のカリビアン・ナイト-』 - 同上
- 2004年7月13日 、日本青年館大ホールTCAスペシャル2004『タカラヅカ90-100年への道-』
- 2004年8月1日 - 8月23日、博多座公演『花舞う長安 -玄宗と楊貴妃-/ロマンチカ宝塚'04』 - 楊貴妃
- 2004年10月1日 - 11月8日、宝塚大劇場公演『花舞う長安 -玄宗と楊貴妃-/ロマンチカ宝塚'04』 - 同上
- 2004年11月26日 - 12月26日、東京宝塚劇場公演『花舞う長安 -玄宗と楊貴妃-/ロマンチカ宝塚'04』 - 同上
- 2005年2月2日 - 2月24日、中日劇場公演『王家に捧ぐ歌』 - アムネリス
- 2005年3月24日 - 3月25日、宝塚ホテル - ミュージックサロン『DAN-ke schön!』
- 2005年3月27日 - 3月28日、東京パレスホテル - ミュージックサロン『DAN-ke schön!』
- 2005年4月29日 - 4月30日、日本青年館大ホールTCAスペシャル2005『ビューティフル・メロディー ビューティフル・ロマンス』
- 2005年5月13日 - 6月30日、宝塚大劇場公演『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!』 - おしま
- 2005年7月8日 - 8月14日、東京宝塚劇場公演『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!』 - 同上 *退団公演
4. 女優としての活動
宝塚歌劇団退団後、檀れいは本格的に女優としての活動を開始し、映画、テレビドラマ、舞台、声優など幅広い分野でその才能を発揮している。
4.1. 映画出演
2006年12月に公開された山田洋次監督の映画『武士の一分』で銀幕デビューを果たした。この作品での演技は高く評価され、日本アカデミー賞優秀主演女優賞をはじめ、数々の映画賞を受賞した。
主な出演映画作品は以下の通りである。
| 年 | 日本語タイトル | 役柄 |
|---|---|---|
| 2006 | 『武士の一分』 | 三村加世 |
| 2007 | 『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』 | 木山珠恵 |
| 2008 | 『母べえ』 | 野上久子 |
| 2009 | 『感染列島』 | 小林栄子 |
| 2009 | 『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』 | 有馬きよ |
| 2010 | 『京都太秦物語』 | ナレーション |
| 2011 | 『忍たま乱太郎』 | 乱太郎の母 |
| 2011 | 『アントキノイノチ』 | 岡島あかね(友情出演) |
| 2012 | 『逆転裁判』 | 綾里千尋 |
| 2012 | 『ガール』 | 光山晴美 |
| 2012 | 『いわさきちひろ ~27歳の旅立ち~』 | いわさきちひろ(声の出演) |
| 2013 | 『ひまわりと子犬の7日間』 | 神崎千夏(友情出演) |
| 2013 | 『くじけないで』 | 柴田トヨ(34 - 43歳) |
| 2013 | 『利休にたずねよ』 | 北政所 |
| 2016 | 『四月は君の嘘』 | 有馬早希 |
| 2018 | 『ママレード・ボーイ』 | 小石川留美 |
| 2018 | 『ラプラスの魔女』 | 羽原美奈 |
| 2018 | 『累 -かさね-』 | 淵透世 |
| 2021 | 『奥様は、取り扱い注意』 | |
| 2022 | 『太陽とボレロ』 | 主演・花村理子 |
| 2022 | 『沈黙のパレード』 | 新倉留美 |
| 2024 | 『レディ加賀』 | 樋口春美 |
4.2. テレビドラマ出演
テレビドラマでは、2010年のNHK『八日目の蝉』でドラマ初主演を務め、その演技力で視聴者から高い評価を得た。
主な出演テレビドラマ作品は以下の通りである。
| 年 | 日本語タイトル | 役柄 | 放送局 |
|---|---|---|---|
| 2007 | 『陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~』 | 吉右衛門の妻 お艶 | NHK総合 |
| 2007 | 『水曜ミステリー9 父からの手紙』 | 主演・阿久津麻美子 | BSジャパン / テレビ東京 |
| 2008 | 『あの戦争は何だったのか 日米開戦と東條英機』 | 石井キヨ子 | TBSテレビ |
| 2009 | 『月曜ゴールデン ドラマ特別企画 そうか、もう君はいないのか』 | 井上紀子 | TBSテレビ |
| 2010 | 『相棒 season8 第10話』 | 細野唯子 | テレビ朝日 |
| 2010 | 『ドラマ10 八日目の蝉』 | 主演・野々宮希和子 | NHK総合 |
| 2010 | 『宇宙犬作戦』 | 美しすぎる大統領(友情出演) | テレビ東京 |
| 2010 | 『忠臣蔵~その男、大石内蔵助』 | 阿久里(瑤泉院) | テレビ朝日 |
| 2011 | 『美しい隣人』 | 矢野絵里子 | 関西テレビ・フジテレビ |
| 2011 | 『終戦ドラマスペシャル 犬の消えた日』 | 松倉静子 | 日本テレビ |
| 2011 | 『連続ドラマW 造花の蜜』 | 主演・蘭 | WOWOW |
| 2012 | 『大河ドラマ 平清盛』 | 待賢門院 | NHK総合 |
| 2012 | 『連続ドラマW プラチナタウン』 | 仲里恵里香 | WOWOW |
| 2013 | 『プレミアムよるドラマ ラスト・ディナー 第8夜「永遠の想い」』 | 主演・マリコ | NHK BSプレミアム |
| 2013 | 『土曜プレミアム 世にも奇妙な物語'13 春の特別編 「不死身の夫」』 | 主演・副島三恵 | フジテレビ |
| 2014 | 『福家警部補の挨拶』 | 主演・福家 | フジテレビ |
| 2014 | 『プレミアムドラマ その日のまえに』 | 原田和美 | NHK BSプレミアム |
| 2014 | 『ルーズヴェルト・ゲーム』 | 仲本有紗 | TBSテレビ |
| 2014 | 『金曜ロードSHOW! ヒガンバナ~女たちの犯罪ファイル』 | 峰岸雪乃 | 日本テレビ系 |
| 2015 | 『赤と黒のゲキジョー 瀬在丸紅子の事件簿』 | 主演・瀬在丸紅子 | フジテレビ |
| 2015 | 『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』 | 小田寺毬絵 | TBSテレビ |
| 2015 | 『藤沢周平 新ドラマシリーズ「遅いしあわせ」』 | 主演・おもん | 時代劇専門チャンネル |
| 2015 | 『このミステリーがすごい! ベストセラー作家からの挑戦状 「冬、来たる」』 | 主演・智秋 | TBSテレビ |
| 2016 | 『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘 第1話「ムーンストーン」』 | 私を訪ねる女性 | フジテレビ |
| 2016 | 『ドラマスペシャル 黒の斜面』 | 主演・辻井圭子 | テレビ朝日 |
| 2016 | 『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』 | 峰岸雪乃 | 日本テレビ系 |
| 2016 | 『連続ドラマW 沈まぬ太陽』 | 三井美樹 | WOWOW |
| 2017 | 『無用庵隠居修行』 | 奈津 | BS朝日・テレビ朝日 |
| 2018 | 『三匹のおっさん スペシャル~正義の味方、史上最大、最後の戦い!...かも?~』 | テレビ東京 | |
| 2018 | 『日経ドラマスペシャル 琥珀の夢』 | 鳴江サト | テレビ東京 |
| 2019 | 『科捜研の女 SEASON19 第1話』 | 橘つかさ | テレビ朝日 |
| 2020 | 『大河ドラマ 麒麟がくる』 | 土田御前 | NHK総合 |
| 2020 | 『日曜プライム・ドラマスペシャル 嫉妬』 | 主演・野口姿津花/志村実里 | テレビ朝日 |
| 2020 | 『月曜プレミア8 ドンナビアンカ~刑事 魚住久江~』 | 主演・魚住久江 | テレビ東京 |
| 2020 | 『当確師』 | 黒松幸子 | テレビ朝日 |
| 2021 | 『月曜プレミア8 駐在刑事SP2021』 | 若宮沙雪 | テレビ東京 |
| 2022 | 『クロステイル ~探偵教室~』 | 新偕理子 | 東海テレビ・フジテレビ |
| 2022 | 『ジャパニーズスタイル』 | 浅月桃代 | テレビ朝日 |
| 2023 | 『天使の耳~交通警察の夜』 | 斎藤多華子 | NHK BS4K / NHK BSプレミアム / NHK総合 |
| 2023 | 『VIVANT 第2話・第3話・最終話』 | 西岡英子 | TBSテレビ |
| 2023 | 『たとえあなたを忘れても』 | 青木理佐子 | 朝日放送テレビ・テレビ朝日 |
| 2024 | 『マウンテンドクター』 | 松澤周子 | 関西テレビ・フジテレビ |
| 2024 | 『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』 | 母上 | WOWOW |
4.3. 舞台出演
宝塚歌劇団退団後も、檀れいは数々の舞台作品に出演し、その表現力を磨き続けている。
- 2005年10月29日、大阪公演『夜叉が池』(梅田芸術劇場 メインホール) - 百合 役
- 2005年10月31日、東京公演『夜叉が池』(Bunkamuraオーチャードホール) - 同上
- 2006年4月30日、華やぐ男達の舞 舞踊詩劇『智恵子抄』 (北上市文化交流センターさくらホール)
- 2008年6月5日 - 30日、『細雪』 (帝国劇場) - 三女・雪子 役
- 2008年7月30日、『LOVE LETTERS』 (ル・テアトル銀座)
- 2009年6月、『ゼブラ』 (シアタークリエ)※鉄欠乏性貧血により降板。
- 2009年9月1日 - 25日、『細雪』 (御園座) - 三女・雪子 役
- 2009年9月30日 - 11月4日、『細雪』 (全国巡業) - 三女・雪子 役
- 2010年9月11日、『第二十回記念・千舟会』蝶の道行 (国立劇場・大劇場)
- 2012年9月28日 - 10月21日、『ふるあめりかに袖はぬらさじ』(東京・赤坂ACTシアター) - 亀遊 役
- 2013年4月1日、CBGK Premium Stage 『リーディングドラマ「Re:」 Session3』(CBGKシブゲキ!!)
- 2013年11月1日 - 25日、『さらば八月の大地』(新橋演舞場) - 陳美雨 役
- 2016年11月4日 - 27日、『祇園の姉妹』(明治座) - 梅吉 役
- 2017年5月13日、『リーディングドラマ「シスター」』(CBGKシブゲキ!!)
- 2018年5月6日 - 5月28日、『仮縫』(明治座) - 清家隆子 役
- 2018年9月2日 - 9月26日、『オセロー』(新橋演舞場) - デズデモーナ 役
- 2020年10月19日 - 11月15日、『恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~』(明治座) - おさん 役
- 2024年11月3日 - 12月1日、『有頂天家族』(新橋演舞場・南座・御園座) - 下鴨桃仙 役
4.4. 声優・吹き替え
檀れいは、アニメーション作品や海外映画の吹き替えでもその声の才能を発揮している。
- 劇場アニメ**
- 2011年4月29日公開『豆富小僧』 - 室田茜 役
- 吹き替え**
- 2011年10月28日公開『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 - ミレディ・ド・ウィンター 役(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
- 2023年12月15日公開『ウィッシュ』 - アマヤ王妃 役
- Webアニメ**
- 2006年10月6日 - 2007年4月6日、GyaO『幕末機関説 いろはにほへと』 - おりょう 役
- ポッドキャスト**
- 『日本アーカイブス・京都二十四節気』 - ナレーション
- 音声ガイド**
- 2014年、サントリー美術館『高野山開創1200年「高野山の名宝」展』 - 音声ガイド
5. 放送・その他の活動
女優業の他にも、テレビ番組出演、CMキャラクター、広報活動、ラジオ出演など、多岐にわたる活動を展開している。
5.1. テレビ番組出演・司会
- にっぽんの芸能(2011年4月1日 - 2013年3月29日、NHK教育)第1部「花鳥風月堂」 - 女主人・雪乃 役
- 手わざ恋々和美巡り「檀れい 名匠の里紀行」(2011年4月4日 - 2013年9月29日、BS日テレ)
- 檀 れいの詩的ドキュメント「アートと自分に出逢う旅」fromフィラデルフィア(2007年10月19日、26日、11月26日、日本テレビ)
- 世界ウルルン滞在記"ルネサンス"(2007年10月28日、TBS)
- 世界ふれあい街歩きパルマ・デ・マジョルカ ~スペイン~(2011年5月4日、NHK BSプレミアム) - ナレーション
- 檀れい名匠の里紀行 手わざ王国ベトナムSP! ~アジアの美と食のルーツに出会う旅~(2012年3月17日、BS日テレ)
- 美の最高峰...夢の競演 坂東玉三郎×檀れい(2012年9月8日、TBS)
- ヨーロッパ水風景 -イタリア カプリ島~アルベロベッロの旅-(2013年3月23日、テレビ東京・3月31日、BSジャパン)
- 東北Z 被災地に届け!希望の環 ~miwaと若者たち 未来への歌~(2015年7月31日、NHK総合・東北地方) - ナレーション
- 仏像ミステリー 運慶とは何者か?(2017年、NHK BSプレミアム)
- 檀れい初めてのスペイン! 魅惑のバスク...美食&絶景物語(2019年1月1日、BS日テレ) - ナビゲーター
- 大人のてれび絵本 いわさきちひろのせかい 第2集「戦火の中の子どもたち」(2019年3月24日、NHK Eテレ)
- 岩合光昭の世界ネコ歩き「モンゴル」ほか(2019年11月1日ほか、NHK BSプレミアム) - ナレーション
- 中国語!ナビ(2024年4月3日 - 、NHK Eテレ) - 生徒
- 宝塚歌劇『花の道より』400回記念チャリティスペシャシャル「花の道 夢の道 永遠の道」(2005年12月24日) - 司会
- 世界1のSHOWタイム~ギャラを決めるのはアナタ~(2010年2月1日、日本テレビ) - 司会
- 寺田瀧雄メモリアルコンサート~歌い継がれて~(2010年7月23日) - 司会
- 宝塚歌劇チャリティー・イベント~小林公平を偲ぶイベント「愛の旋律~夢の記憶」~(2011年5月30日) - 司会
- 新春桧舞台~珠玉の芸競演~(2012年1月2日、NHK総合) - 司会
- 宝塚音楽学校創立100周年記念式典(2013年7月17日) - 司会
5.2. CM・広報活動
- ライオン 美容飲料キュプルン「その笑顔」篇(2006年 - 2008年5月)
- サントリー 金麦(2007年6月 - 2019年12月)
- 総合生活企業キノシタグループ 熱帯雨林再生活動 「木下の森」編(2007年)
- 全日空「LIVE/中国/ANA」(2007年 - 2008年2月)
- 日産自動車 ティアナJ32型(2008年 - 2009年5月)
- 資生堂 ベネフィーク(2009年6月 - 2013年4月)
- 近畿日本鉄道 「まわりゃんせ」ほかイメージキャラクター(2012年3月 - 2015年)
- 丸亀製麺(2015年6月 - 2018年5月)
- 東洋証券(2016年)
- 花王「ビオレu アロマトリートメント ボディウォッシュ」(2016年)
- WOWOW「UEFA EURO 2016 マルシェ」(2016年)
- ドクターデヴィアス - 2017年11月よりイメージキャラクター
- プラチナ ケルン「美の高みへと導く女性』」篇(2017年 - 2018年)
- プラチナ ケルン「美の高みへ向かう女性」篇(2018年 - 2019年)
- フレッシュPL GF100 リスボン「世界でひとり」編(2019年 - )
- アルマード「チェルラーシリーズ」(2022年 - )
- NPO法人日本腎臓病協会、アストラゼネカ 「慢性腎臓病啓発」(2022年10月 - )
- 農林水産省「日本食普及の特別親善大使」(2015年2月26日任命)
5.3. ラジオ出演
- いすゞ自動車プレゼンツ 檀れい 今日の1ページ(2014年7月1日 - 2024年3月29日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」内)
- ラジオドラマ**
- ぼんくら・日暮らし(2005年10月 - 2006年3月、ABCラジオ) - おふじ 役
- ラジオドラマ**
6. 受賞歴
檀れいは、その多岐にわたる活動を通じて、数々の賞を受賞し、その功績が認められている。
6.1. 宝塚歌劇団時代の受賞歴
- 1998年度・年度賞(宝塚歌劇団) - 努力賞
- 2002年度・年度賞(宝塚歌劇団) - 優秀賞
6.2. 映画・テレビドラマ関連の受賞歴
- 2007年
- 第61回毎日映画コンクール 新人賞 - 『武士の一分』
- 第80回キネマ旬報 新人女優賞 - 『武士の一分』
- 第49回ブルーリボン賞 新人賞 - 『武士の一分』
- 第30回日本アカデミー賞 新人俳優賞・優秀主演女優賞 - 『武士の一分』
- 第44回ゴールデンアロー賞 新人賞 - 『武士の一分』
- 第2回おおさかシネマフェスティバル 主演女優賞 - 『武士の一分』
- 第16回日本映画批評家大賞 新人女優賞 - 『武士の一分』
- 第44回VOGUE JAPAN WOMAN OF THE YEAR
- 2008年
- エランドール賞 新人賞
- 第5回ザビューティーウィークアワード
- 2009年
- 第32回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞 - 『母べえ』
- 2011年
- 第12回ベストフォーマリスト
- 2012年
- 第23回ジュエリーベストドレッサー賞 40代部門
- 2014年
- 第11回COTTON USA AWARD 2014 Mrs.COTTON USA
7. 私生活
2011年7月27日、歌手で俳優の及川光博と結婚したことを発表したが、2018年11月28日に離婚した。二人の間に子供はいない。
8. 功績と評価
檀れいは、宝塚歌劇団のトップ娘役としてその名を馳せた後、女優として映画、テレビドラマ、舞台など多岐にわたる分野で成功を収めた。特に、映画『武士の一分』での演技は高く評価され、数々の新人賞を受賞するなど、その実力を世に知らしめた。また、テレビドラマでの主演や、CMでの長年の起用は、彼女が幅広い層から支持される存在であることを示している。宝塚歌劇団時代に培った表現力と、退団後に新たな分野で挑戦し続ける姿勢は、多くの人々に影響を与えている。