1. 人物
片岡鶴太郎は、東京都荒川区に生まれ、幼少期から芸への関心を示し、後にその多才ぶりを花開かせた。身長は163 cm、血液型はO型である。家族構成や生い立ち、学業、そして人生の転機となった出来事は、彼の多角的なキャリア形成に大きな影響を与えている。
1.1. 生い立ちと家族背景
片岡鶴太郎は1954年12月21日、東京都荒川区西日暮里で生まれた。本名は荻野繁雄。実家の荻野家は埼玉県所沢市の農家出身で、父方の祖父は神田で果物屋を営んでいた。父である忠雄(1926年 - 2022年)は長男であったが、祖母は弟だけを引き取り、父は所沢の本家に残されたという複雑な家庭環境を持つ。母方の祖父は羽子板職人だったが、太平洋戦争の空襲で家も道具も全てを失い廃業し、戦後はお好み焼きを売って生計を立てていた。鶴太郎の両親は、父が復員後に就職した成増の金属加工工場の寮で出会い、結婚後は西日暮里の母の実家近くに居を構えた。鶴太郎は物心ついた頃から芸人を志しており、父に連れられて寄席や演芸場に足繁く通っていた。10歳の時には、動物の物真似でフジテレビの素人参加番組『しろうと寄席』に出演し、事実上のテレビデビューを飾った。この番組のアシスタントディレクターは、後に『森田一義アワー 笑っていいとも!』のプロデューサーとなる横澤彪であった。2022年3月23日、鶴太郎は自身のインスタグラムで父の逝去を公表している。
鶴太郎には弟の荻野良乙(よしお)がおり、彼は現在太田プロダクションのバラエティマネジメント1部長を務めている。また、鶴太郎はかつて結婚しており、3人の息子をもうけた。次男の荻野綱久は画家として活動しており、三男の荻野聡士は日本料理人である。しかし、結婚生活は30歳頃から別居状態が続いており、2017年3月に離婚に至った。本人は、ヨガに熱中しストイックな生活を送る中で、妻とのすれ違いが生じたことが離婚の原因であると語っている。
1.2. 学歴と初期の志向
高校進学の際、中学3年時の成績は下から数えた方が早く、担任からは志望校への進学は無理だと言われ、母親からは貧しいから私立は無理だと告げられた。しかし、この言葉が鶴太郎を発奮させ、夏休みの1ヶ月間で小学校6年生の教科書からやり直して猛勉強した結果、成績を上位10番以内まで上げ、東京都立竹台高等学校に進学した。この「やればできる」という体験は、片岡の人生において大きな励みとなり、その後の活動の原動力となったという。高校では演劇部に所属し、3年次には部長を務めるなど、この時期に演技や表現への基礎を培った。
2. 経歴
片岡鶴太郎のキャリアは、お笑い芸人としてのブレイクから始まり、俳優としての成功、そして芸術家としての新たな才能の開花、さらにはプロボクサーへの挑戦やヨガの実践といった、極めて多岐にわたる道のりを辿ってきた。
2.1. デビューと初期の活動
高校卒業後、片岡は俳優を志し、何のあてもなく清川虹子の自宅を唐突に訪問し、弟子入りを志願した。当初は渥美清への弟子入りも考えていたが、もし弟子になれたとしても尊敬と憧れから何もできないだろうと思い諦めたという。しかし清川には会えず、「男の付き人は採らない」「警察を呼ぶぞ」と警告され断念した。この目論見が外れた後、生活のためにしばらく土木作業員などのアルバイトを経験した。
1973年、声帯模写の片岡鶴八に弟子入りし、声帯模写の芸で東宝名人会や浅草松竹演芸場などの舞台に出演するようになる。師匠の鶴八は、芸を直接教えることは少なかったものの、そばの食べ方を通じて「芸人としての粋」を教え、「売れるまで盛りそばしか食べてはいけない」と諭した。鶴太郎は、師匠が自分の目の前で天丼を食べる姿を見て、「いつか師匠と一緒に天丼を食べたい」と強く決意した。しかし、売れ出した頃には既に鶴八は亡くなっており、その願いは叶うことはなかった。
1976年頃には、大阪で隼ジュン(後の隼ブラザーズ)の元で修行し、「丘鶴太郎」(後に「華の鶴太郎」)の芸名でトランポリンの地方巡業を行った。興行が順調でテレビへの移行を考えたが、一座のスケジュールが3年先まで埋まっていたため退団を認められず、2年ほど在籍した後に九州興行の際に無断で一座から逐電した。その結果、しばらく仕事がなくなったが、知人の紹介で松山の道後温泉で劇団に所属し、司会や物真似の仕事で修行を重ねた。温泉旅館の宿泊客である老人には、当時の持ち芸であった小森和子の物真似はウケなかったが、鶴太郎の才能を理解し身の回りの世話をしてくれていた座長の娘と半年後に上京し、結婚した。
2.2. コメディアンとしての人気
24歳の時、フジテレビ系『お笑い大集合』に出演し、実質的なテレビデビューを果たすと共に、かつて『しろうと寄席』で出会った横澤彪と再会した。片岡鶴太郎の芸名でテレビに進出したが、当時の漫才ブームには乗り切れなかった。しかしその後、お笑いタレントとして『オレたちひょうきん族』への出演を機に、近藤真彦の物真似により一躍脚光を浴びた。九官鳥の「キューちゃん」や浦辺粂子、たこ八郎などの物真似でも人気を博し、全国区の知名度を獲得した。
当時の片岡は小太りな体型で、熱いおでんを無理矢理食べさせられては大げさなリアクションを繰り出すなど、被虐的なキャラクターとして知られた。また、『オールナイトフジ』では、おまるにかりんとうを入れて見せるなどの下ネタを披露したり、女装しては全裸を見せつけるなど、過激で下品なキャラクターも演じていた。この頃、「アブラギッシュな男No.1」という称号を得ている。
お茶の間に定着して以降、物真似では老けキャラの開拓を得意とし、小森和子、浦辺粂子、坂上二郎などの物真似で知られた。後年にも、宮路年雄(城南電機社長)や横山昭二(麻原彰晃の私選弁護人)など、話題の人物を好んで演じた。持ち前の器用さから、バラエティ番組の司会やトークも数多くこなし、1986年には片岡の造語である「プッツン」(脳の血管や堪忍袋の緒、あるいは緊張の糸が切れて突飛な行動を取ること)が新語・流行語大賞の流行語部門・大衆賞に選ばれた。
2.3. 物真似レパートリー
片岡鶴太郎の物真似レパートリーは多岐にわたり、学生時代から培った観察眼と表現力で多くの人々を魅了した。
- 安藤忠雄
- 井上陽水
- 浦辺粂子
- 加藤一二三
- 金子信雄(『仁義なき戦い』の親分風)
- 九官鳥のキューちゃん
- 具志堅用高(「ちょっちゅね」物真似の元祖)
- 郷ひろみ
- 小林旭(「チェッ」物真似の元祖)
- 小森和子(生前に多用し、没後封印を宣言した)
- 近藤正臣(「コンドーですっ」物真似の元祖)
- 近藤真彦(「マッチでーす」物真似の元祖)
- 坂上二郎(「飛びます、飛びます」物真似の元祖)
- 塩沢とき(頭に大きなかつらを被る特徴的なスタイル)
- 瀬戸わんや(この物真似がエスカレートし、「ピヨコ隊」が誕生した)
- 千昌夫
- 橘家圓蔵
- たこ八郎(「た...たこです」物真似の元祖)
- 村西とおる(「ナイスですね!」物真似の元祖)
- 山本晋也
その他多数。
2.4. 俳優への転身
1988年、映画『異人たちとの夏』において、監督の大林宣彦に江戸弁を気に入られ、主人公の父親役に起用された。この演技が評判を呼び、第31回ブルーリボン賞、第13回報知映画賞、第10回ヨコハマ映画祭で最優秀助演男優賞を受賞。さらに第62回キネマ旬報ベスト・テンでも助演男優賞、第43回毎日映画コンクールでスポニチグランプリ新人賞、そして第12回日本アカデミー賞では『異人たちとの夏』と『妖女の時代』の演技で最優秀助演男優賞を獲得した。これを機に、活動の軸足を俳優業へと本格的に移すこととなる。
1991年のNHK大河ドラマ『太平記』では北条高時役を演じて高い評価を得た。また、横溝正史原作の金田一耕助シリーズでは、主人公の探偵役として毎年9本のドラマに出演し、当たり役となる。その他、『家栽の人』では植物を愛し人間の本質を見抜く温かみのある桑田判事役、『ララバイ刑事』ではどこか虚無的な雰囲気のある刑事を演じるなど、俳優としてコンスタントな活躍を見せた。特に露口茂から引き継いだ「終着駅シリーズ」での牛尾刑事役は、彼の代表作の一つとなった。
『軍師官兵衛』(2014年)では小寺政職役を演じ、依頼時には『仁義なき戦い』における金子信雄のイメージを求められたことから、芸人色の濃い演技を披露した。
かつて飲み仲間だった志村けんの著書によると、鶴太郎は酒の席で「自分は物真似も中途半端だし、お笑いではたけしさんやさんまちゃんにはかなわない。コントにも志村けんさんがいる。だから、俳優に行くしかない」と語ったという。後に、「ひょうきん族は天才の集まりで、芸人として限界を感じた。毎週ガチンコで勝負していると自分の力量がわかってくる。たけしさんとさんまさんがトークしている時、入っていけなかった」とも振り返っている。
2000年の映画『しあわせ家族計画』の撮影中には、当時無名だった小栗旬(息子役)との喧嘩のシーンで、小栗が本気で圧し掛かったために腰の骨が外れるという大怪我を負った。多忙だった鶴太郎はこのことを忘れていたが、2010年に小栗が挨拶に訪れた際にそのエピソードを語り、鶴太郎は非常に驚いたという。
2.5. 芸術家としての活動
片岡鶴太郎は、タモリに影響を受け、挿絵を描くことから芸術活動を始めた。コメディアンとしての活動から距離を置くにつれて、1989年にドラマ『志功の青春記 おらあゴッホだ』で若き日の棟方志功を演じたことをきっかけに、水墨画を描くことや陶芸など美術方面への傾倒を深めていった。
岡本太郎とはバラエティ番組『鶴太郎のテレもんじゃ』で共演したことから親交を深め、岡本にその才能を評価されたことで自信を深めたとされる。現在、群馬県吾妻郡草津町と福島県福島市に「片岡鶴太郎美術館」があり、石川県加賀市と佐賀県伊万里市には「工藝館」が設立されている。利き手は右利きだが、絵は左手で描くのが特徴である。
2000年5月14日からは、鶴太郎が鯛を描いた台紙を用いた「片岡鶴太郎めで鯛電報」がNTTから販売されており、台紙内部の絵は取り外してコースターなどに利用できる仕様になっている。青森大学で芸術論を担当し、NHK『趣味悠々』では、2003年7月から9月に「鶴太郎流墨彩画塾」、翌2004年4月から5月に続編となる「新鶴太郎流墨彩画塾」で講師を務めた。
2003年には、奈良県當麻寺中之坊に天井画『天井より海を眺め』を揮毫し奉納した。この作品は、2004年秋より文化勲章受章者や日本芸術院会員ら一流画家の作品と共に、写仏道場の格天井に飾られている。
2007年には絵画の視点で書道にも挑戦し、第24回産経国際書展に応募。作品「骨」が話題を呼び、総数7575点の中から産経新聞社賞を受賞した。また、アイドルグループ「キャンディーズ」のメンバーだった女優の田中好子に水墨画など絵画を教えており、田中にとって鶴太郎は絵画の師匠的な存在だった。2015年3月には、書家として第10回手島右卿賞を受賞した(作品「夜」)。
2.6. ボクシングとヨガ
1988年、片岡は「今までの自分が嫌になり、それを否定したかった」という理由から、プロボクサーのテストを受験した。当時のボクシングプロテストの受験資格年齢は29歳までだったが、33歳だった鶴太郎は日本ボクシングコミッション(JBC)に懸命に頼み込み、「合格しても試合には出場できない」という条件で特別に受験が認められ、見事合格を果たした。受験にあたり前年から減量を始め、それまでの小太りな体型から急激にシャープな体型へと変化した。
プロ合格後は、鬼塚勝也や畑山隆則のマネージャーとして活動し、彼らのタイトルマッチではセコンドを務めるなど、両人の世界王座奪取に大きく貢献した。鬼塚や畑山が引退後、片岡と同じ太田プロダクションに所属するきっかけにもなった。1988年から1994年に放送されたテレビドラマ『季節はずれの海岸物語』では主役の高村圭介を演じ、鬼塚勝也との共演も実現している。1990年にTBS『月曜ドラマスペシャル』で放送された『昭和のチャンプ~たこ八郎物語~』では、かつて『オレたちひょうきん族』で物真似をしたたこ八郎を、彼のボクサーとしての前半生に焦点を当ててシリアスに演じた。
2012年からは瞑想への関心をきっかけに、毎朝起きると4時間ものヨガを実践するストイックな生活を送っている。ヨガを始めて5年目の2017年には、インド政府公認「プロフェッショナルヨガ検定・インストラクター」の全4段階中の難関であるレベル1に合格した。この実践により、体重は65kgから43kgまで減少し、健康法としても注目を集めている。
3. 作品
片岡鶴太郎は、コメディアン、俳優、芸術家、歌手として多岐にわたる作品に関わってきた。
3.1. テレビドラマ
片岡鶴太郎は数多くのテレビドラマに出演し、幅広い役柄を演じてきた。
- チョッちゃん(1987年、NHK、連続テレビ小説)
- Wパパにオマケの子?!(1987年 - 1988年、日本テレビ) - 酋長
- 翼をください(1988年、NHK) - 主演・今岡一郎(イマイチ)
- 季節はずれの海岸物語シリーズ(1988年 - 1994年、フジテレビ) - 主演・高村圭介
- あなたが欲しい - I WANT YOU -(1989年、フジテレビ) - 和賀久行
- 奇兵隊(1989年、日本テレビ) - 村田蔵六
- さよなら李香蘭(1989年、フジテレビ) - 甘粕正彦
- 世にも奇妙な物語シリーズ(フジテレビ)
- 追いかけた男(1990年) - 主演
- 「帰れない」(1991年) - 主演・沢田公雄
- 「奇遇」(1992年) - 主演・水野武
- 逆転(1992年) - 主演
- 「夢のつづき」(1995年) - 主演・武田治
- ザ・刑事(1990年、テレビ朝日) - 田中秀行刑事
- 昭和のチャンプ -たこ八郎物語-(1990年、TBS) - 主演・たこ八郎
- ララバイ刑事シリーズ(1990年 - 1993年、テレビ朝日) - 主演・浅倉守刑事
- 太平記(1991年、NHK、大河ドラマ) - 北条高時
- バレンタインに何かが起きる「第2話 パターンB(花のOL編) 恐怖の義理チョコ」(1991年、TBS) - 光彦
- 結婚したい男たち(1991年、TBS)- 主演・島津森彦
- 実録犯罪史シリーズ「昭和の説教強盗 命はとらぬ金を出せ!」(1991年、フジテレビ) - 主演・妻木松吉
- ニュースなあいつ(1992年、読売テレビ)
- 腕におぼえあり(1992年、NHK) - 大富静馬
- 金の夢は血に濡れて(1992年、テレビ朝日) - 永野一男
- 古賀政男物語(1992年、テレビ大阪) - 主演・古賀政男
- 家栽の人(1993年、TBS) - 主演・桑田義雄
- 間違えられた男(1993年、フジテレビ) - 主演・志水耕平
- おれはO型・牡羊座(1994年、日本テレビ)
- 上を向いて歩こう!(1994年、フジテレビ) - 亀岡次郎
- 青春の影(1994年、テレビ朝日) - 天野忠直
- 春よ、来い(1994年 - 1995年、NHK、連続テレビ小説)
- うちの母ですが...(1995年、テレビ朝日) - 堂本鉄太郎
- 影武者・織田信長(1996年、テレビ朝日) - 羽柴秀吉
- 聖龍伝説(1996年、日本テレビ) - 聖大老師 / 幻龍三鬼神・老鬼
- 大江戸弁護人・走る!(1996年、テレビ朝日) - 田村鉄夷
- 終着駅シリーズ全38作(1996年 - 2022年、テレビ朝日) - 主演・牛尾正直刑事
- 金のたまご(1997年、TBS) - 桜井小太郎
- 毛利元就(1997年、NHK、大河ドラマ) - 井上元兼
- 影武者徳川家康(1998年、テレビ朝日) - 甲斐の六郎
- 米将軍・吉宗に挑んだ男(1998年、テレビ大阪) - 主演・加嶋屋泰三
- 元禄繚乱(1999年、NHK、大河ドラマ) - 英一蝶
- 八丁堀の七人シリーズ(2000年 - 2006年、テレビ朝日) - 主演・仏田八兵衛
- 松本清張特別企画・影の車(2001年、TBS) - 下坂警部
- 女と愛とミステリー「なんでも屋大蔵の事件簿」(2002年 - 2003年、テレビ東京) - 主演・釘丸大蔵
- 大友宗麟~心の王国を求めて(2004年、NHK) - 豊臣秀吉
- 暴れん坊将軍 春のスペシャル 「将軍生母襲撃! 一途な恋に生きる女」(2004年、テレビ朝日) - 飯田経森
- トキオ 父への伝言(2004年、NHK) - 坪内謙介
- 忠臣蔵(2004年、テレビ朝日) - 多門伝八郎
- 那須・四季通信(2005年、日本テレビ) - 主演・豊川省吾
- 水曜ミステリー9「警察署長・たそがれ正治郎」シリーズ(2005年 - 2007年、テレビ東京) - 主演・久米正治郎
- 浅草ふくまる旅館2(2007年、TBS) - 野島慎吉
- 白虎隊(2007年、テレビ朝日) - 板垣退助
- 有閑倶楽部(2007年、日本テレビ) - 剣菱万作
- 篤姫(2008年、NHK、大河ドラマ) - 岩倉具視
- 徳川家康と三人の女(2008年、テレビ朝日) - 豊臣秀吉
- オトコマエ!シリーズ(2008年 - 2009年、NHK) - 鳥居耀蔵
- 坂の上の雲(2009年 - 2011年、NHK) - 八代六郎
- サザエさんシリーズ(2009年 - 2013年、フジテレビ) - 磯野波平、磯野海平(一人二役)
- LADY~最後の犯罪プロファイル~(2011年、TBS) - 三宅隆史
- 鈴子の恋(2012年、東海テレビ) - 日向英次郎
- 梅ちゃん先生(2012年、NHK、連続テレビ小説) - 安岡幸吉
- Answer~警視庁検証捜査官(2012年、テレビ朝日) - 小暮茂雄
- リッチマン、プアウーマン(2012年、フジテレビ) - 青山誠人
- 逸脱~捜査一課・澤村慶司~(2013年、フジテレビ) - 鬼塚修平
- 海の上の診療所(2013年、フジテレビ) - 安達道則
- 菜の花ラインに乗りかえて(2013年、NHK BSプレミアム) - もなか屋のおじさん
- 「黄金のバンタム」を破った男~ファイティング原田物語~(2014年、テレビ朝日) - 笹崎僙
- 軍師官兵衛(2014年、NHK、大河ドラマ) - 小寺政職
- 極悪がんぼ(2014年、フジテレビ) - 天枝史郎
- みをつくし料理帖 第2弾(2014年、テレビ朝日) - 清右衛門
- はなちゃんのみそ汁(2014年、日本テレビ) - 松永和則
- 仮面ライダードライブ(2014年 - 2015年、テレビ朝日) - 本願寺純
- 水曜ミステリー9「無敵の法律事務所!弁護の鉄人 橘明日香」(2015年、テレビ東京) - 鎌田幹生
- 水曜ミステリー9「北海道警事件ファイル 警部補 五条聖子4」(2015年、テレビ東京) - 三上健一
- ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~(2015年、TBS) - 片丘支店長(友情出演)
- とと姉ちゃん(2016年、NHK、連続テレビ小説) - 隈井栄太郎
- 毒島ゆり子のせきらら日記(2016年、TBS) - 黒田伝助
- インディゴの恋人(2016年、NHK岡山) - 江村由貴彦
- 温泉殺人事件シリーズ(2016年 - 2017年、TBS) - 主演・志垣良雄
- 潜入捜査アイドル・刑事ダンス(2016年、テレビ東京) - 吉光全
- 嫌な女(2016年、NHK BSプレミアム) - 近藤高昭
- 4号警備(2017年、NHK) - 池山幸雄
- しんがん~警視庁お宝捜査(2018年、テレビ朝日) - 主演・宝井心眼
- どこにもない国(2018年、NHK) - 岸本綾夫
- ブラックスキャンダル(2018年、読売テレビ) - 勅使河原友和
- 警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~シリーズ(2018年 - 2022年、テレビ東京) - 横山建夫
- 大岡越前5(2020年、NHK BSプレミアム)
- 彼らを見ればわかること(2020年、WOWOW) - 鴨居厳
- 麒麟がくる(2020年、NHK、大河ドラマ) - 摂津晴門
- ちむどんどん(2022年、NHK、連続テレビ小説) - 平良三郎
- 警部補ダイマジン(2023年、テレビ朝日) - 穴水政玄
- 育休刑事(2023年、NHK) - 石森正臣
- GO HOME~警視庁身元不明人相談室~(2024年、日本テレビ) - 綾部雪雄
- べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~(2025年〈予定〉、NHK、大河ドラマ) - 鳥山石燕
3.2. 映画
片岡鶴太郎は映画においても印象的な演技を見せ、その多才ぶりを発揮している。
- コミック雑誌なんかいらない!(1986年) - ホスト
- 19 ナインティーン(1987年) - 通行人
- 異人たちとの夏(1988年) - 原田英吉
- 妖女の時代(1988年) - 辰野吾郎
- 座頭市(1989年) - 正義の男
- Mr.レディー・夜明けのシンデレラ(1990年) - 主演・山崎大介(デボラ)
- 免許がない!(1994年) - 暴田豪(教習所指導員)
- 女ざかり(1994年) - 大沼晩山
- 写楽(1995年) - 十返舎一九
- 82分署(1995年) - 緒方
- 武闘派刑事2 HEART CRASH(1995年) - ホームレス
- でべそ(1996年) - 主演・矢部浩太
- SADA~戯作・阿部定の生涯(1998年) - 喜久本龍蔵
- どら平太(2000年) - 安川半蔵
- しあわせ家族計画(2000年) - 広瀬道男
- 千年の恋 ひかる源氏物語(2001年) - 絵師
- IZO(2004年) - 軍閥の将軍
- 理由(2004年) - 石田直澄の父 石田直隆
- 釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!(2006年) - 佐伯聖一
- ラストラブ(2007年) - 朝倉大吾
- 引き出しの中のラブレター(2009年) - 浦部敦彦
- この空の花 長岡花火物語(2012年) - 野瀬真
- 仮面ライダーシリーズ
- 仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル(2014年) - 本願寺純
- スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号(2015年) - 本願寺純
- 劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー(2015年) - 本願寺純
- 仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス(2015年) - 本願寺純 / 仮面ライダー純
- イニシエーション・ラブ(2015年) - 石丸広輝
- ヒーローマニア-生活-(2016年) - 日下孝蔵
- 花筐/HANAGATAMI (2017年) - 文士
- 海辺の映画館-キネマの玉手箱(2020年) - 千利休
- 春に散る(2023年) - 佐瀬健三
- 時には懺悔を(2025年公開予定)
3.3. バラエティ・その他番組
テレビバラエティ、情報、ドキュメンタリー、教養、ラジオ番組、CM、舞台など、多岐にわたる分野で活躍している。
- お笑い大集合(1978年 - 1980年、フジテレビ) - 物真似芸人としてテレビデビュー
- 週間漫画ゲラゲラ45(1979年 - 1983年、テレビ朝日) - ハッ鶴マン
- 意地悪ばあさん(1981年、フジテレビ) - トモカズ
- テレビに出たいやつみんな来い!!(1982年、日本テレビ) - 本名の荻野繁雄名義で毎週ネタを披露
- 長谷川町子の意地悪クッキー(1983年、フジテレビ)
- 鬼が来た・棟方志功伝(1983年、関西テレビ)
- ぶったま!ピープー(1983年、テレビ朝日)
- 枝里子と鶴太郎のデータブティック(1984年 - 1985年、TBS)
- アイドルパンチ(1984年 - 1985年、テレビ朝日)
- 夕やけニャンニャン(1985年、フジテレビ)
- 今日もワクワク(1985年 - 1986年、日本テレビ)
- 鶴ちゃんのトッピング(1985年 - 1986年、日本テレビ)
- 鶴ちゃんのいちごチャンネル(1985年 - 1986年、テレビ朝日)
- もしも、学校が...!?(1985年、TBS) - 伊達先生(イタチ)
- ヤンヤン歌うスタジオ(1986年 - 1987年、テレビ東京) - 二代目司会者
- 鶴ちゃんのプッツン5(1986年 - 1992年、日本テレビ)
- 鶴太郎のテレもんじゃ(1986年 - 1988年、日本テレビ)
- 鶴ちゃんのおもいっきりポコポコ(1986年、テレビ朝日)
- 鶴太郎の大人によくないテレビ(1986年 - 1987年、テレビ朝日)
- 男女7人夏物語(1986年、TBS) - 大沢貞九郎
- 上海紅鯨団が行く(1986年 - 1987年、関西テレビ)
- ご機嫌!オールスター料理大賞(1987年、日本テレビ) - 司会
- クイズ!メモリアン(1987年、テレビ朝日)
- 男女7人秋物語(1987年、TBS)
- 鶴太郎の危険なテレビ(1988年、日本テレビ)
- クイズMONOものがたり(1988年、テレビ朝日)
- 熱帯夜アカデミー「ツルーライトゾーン」(1988年 - 1989年)・「ツルータス」(1989年 - 1990年、テレビ朝日)
- 華麗にAh!so(テレビ朝日)
- '89鶴ちゃん邦子の松竹梅スペシャル(1989年、フジテレビ) - 司会
- 鶴太郎のギャグハラスメント(フジテレビ)
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(1985年10月 - 1993年3月、1994年4月 - 1995年9月、フジテレビ)
- 爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル(フジテレビ) - 審査員
- 料理の鉄人(フジテレビ)
- 月刊 元気一番"生"テレビ(2001年 - 2011年、2012年、2016年 - 2017年、ミヤギテレビ他) - ナビゲーター
- 片岡鶴太郎世界を描くシリーズ(テレビ朝日)
- 片岡鶴太郎ベトナム感動夢紀行 絶景ハロン湾で幻の竜を発見(2000年)
- 片岡鶴太郎インドの旅 「母なる大河ガンジスに祈る」(2001年)
- 片岡鶴太郎 神々の楽園アンコール遺跡の旅 ~森と水の王国・カンボジア(2003年)
- 鶴太郎が描く四季平成の東海道五十三次(2004年)
- 片岡鶴太郎・蒼天の大地チベットを描く 「標高4000 mへの緒戦!」(2004年)
- 片岡鶴太郎世界を描く メキシコ・マヤ文明に挑戦!(2004年)
- 片岡鶴太郎世界を描く7 ~炎の祭典!情熱のスペイン再発見(2005年)
- 片岡鶴太郎世界を描く8 「大草原の国モンゴルを行く!鶴太郎・道場・彦摩呂爆笑珍道中!!」(2006年)
- 爆笑ギャグ連発!鶴太郎のフランス迷い旅 ~アール・ヌーヴォーの謎を追え!!(2001年、テレビ朝日)
- 片岡鶴太郎"エジプト5000年紀行"永遠の美を求めて 秘められた謎と神秘(2002年、テレビ東京)
- JNN共同制作番組「穂高よ永遠なれ 北穂高小屋物語」(2003年、信越放送他)
- 趣味悠々「鶴太郎流墨彩画塾」(2003年)、「新鶴太郎流墨彩画塾」(2004年、NHK教育) - 講師
- 鶴太郎流 描き初めスペシャル(2004年、2005年、NHK)
- 伊予路てくてく「砥部町」(2006年、NHK)
- 風人の画布(カンヴァス)(2006年 - 2009年、群馬テレビ) - 片野岡教授
- 鶴太郎のぐんま一番(2009年 - 2011年、群馬テレビ) - MC
- NHK地球エコ2008・MOTTAINAI(2008年、NHK)
- NHKスペシャル 病の起源 第4集 読字障害~文字が生んだ病~(2008年、NHK) - ナビゲーター
- 片岡鶴太郎のにっぽん蕎麦紀行~窮(きわ)められしそばの世界を求めて~(2009年、旅チャンネル)
- 片岡鶴太郎のにっぽん発見(2009年、旅チャンネル)
- ステキな旅先散歩(2010年、旅チャンネル)
- チャレンジ!ホビー「めざせ!あこがれのパティシエ」(2010年 - 2011年、NHK教育)
- 本番前@控室(2011年、BS11)
- 日曜特番「天空そそり立つ幻想の峰山~中国張家界~片岡鶴太郎世界遺産の旅」(2012年、BS-TBS)
- 謎解き!江戸のススメ(2012年 - 2015年、BS-TBS) - 司会
- スター☆ドラフト会議(2011年 - 2013年、日本テレビ)
- NHK海外ネットワーク(NHK)
- 世界遺産「黄山」に遊ぶ~片岡鶴太郎 中国"仙境"への旅~(2015年、NHK BSプレミアム) - ナビゲーター
- 遥かなる満州~ラストエンペラーが見た夢の彼方(2015年、BS-TBS) - ナビゲーター
- ファミリーヒストリー「片岡鶴太郎~羽子板と闇市の恋 下町・泣き笑い物語~」(2015年、NHK)
- 鶴ツル(2016年 - 2022年、あいテレビ)
- お伽草紙より 舞台版『舌切雀』(2024年) - おじいさん
- 神津恭介シリーズ「わが一高時代の犯罪」(2024年) - 天沼銀治
- 伝えてピカッチ(NHK)
- ダウンタウンの裏番組をブッ飛ばせ!! (日本テレビ) - 男性軍キャプテン
- 発明将軍ダウンタウン(日本テレビ) - パネラー
- 週間漫画ゲラゲラ45(テレビ朝日)
- 賀正!鶴x鶴スペシャル オヤジの世紀なのダ(テレビ朝日)
- いい旅・夢気分(テレビ東京)
- ヤンヤン歌うスタジオ(テレビ東京)
- クイズ赤恥青恥(テレビ東京)
- オレたちひょうきん族(フジテレビ)
- 笑ってる場合ですよ!(フジテレビ) - ツービートの代役
- FNSスーパースペシャル1億人のテレビ夢列島(フジテレビ)
- SMAP×SMAP(関西テレビ・フジテレビ) - コーナーレギュラー
3.4. 音楽作品
片岡鶴太郎は歌手としても活動し、シングルやアルバムをリリースしている。
3.4.1. シングル
発売日 | タイトル | B面 | 規格 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|---|
ラジオシティレコード | |||||
1st | 1982年 | 哀愁DON JUAN(片岡つるたろー名義) | やるだけやったら!? | EP | RD-4042 |
2nd | 1982年 | しらすおろしをくれ!(つるたろー名義) | まるでコメディアン | EP | RD-4059 |
キャニオン・レコード | |||||
3rd | 1984年12月5日 | ゴーストブスターズ(レイ・パーカー・ジュニアの「ゴーストバスターズ」の替え歌) | ゴーストバスターズ (変な顔編) | EP | 7A-0436 |
4th | 1985年11月21日 | LOOKING FOR A FIGHTルッキング・フォー・ア・ファイト英語(作詞・作曲: 佐野元春) | KISS ME MADONNAキス・ミー・マドンナ英語 | EP | 7A-0540 |
5th | 1986年9月21日 | IEKI吐くまで | 床上手 (歌:片岡鶴太郎&乳ナヲミ) | EP | 7A-0637 |
6th | 1987年8月21日 | 酔うほどに... | 踊っておいで | EP | 7A-0762 |
ポニーキャニオン | |||||
7th | 1989年5月3日 | はなのにっぽん さのよいよい | いっとうしょう たいそう (うた:木の内もえみ・ガチャピン・ムック) | EP | 6G-1001 |
8cmCD | S9G-1001 | ||||
8th | 1989年7月21日 | 思いの丈で... | その瞬間に...少女よ | 8cmCD | S9A-11032 |
9th | 1989年12月15日 | DREAMERドリーマー英語 | 赤坂一ッ木どん底周辺 | 8cmCD | PCDA-00037 |
日本コロムビア | |||||
10th | 1994年11月21日 | あんたが一番好きやねん | 帰郷 | 8cmCD | CODA-519 |
ユニバーサルJ | |||||
11th | 2002年11月20日 | 夢の背中 | 屋台 | Maxi | UPCH-5149 |
3.4.2. コラボレーション
名義 | 発売日 | タイトル | B面 | 規格 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
テイチク | |||||||
ものまねヨイショ軍団(川口ひろし・はたけんじ・片岡鶴太郎・北口光彦によるユニット) | 1980年 | がんばれ | ライパチくん | 凸凹ブルース | EP | RS-210 | |
日本コロムビア | |||||||
THE SCHOOL!ザ・スクール!英語(三田村邦彦・片岡鶴太郎・山本コウタローによるユニット) | 1985年8月1日 | 人生はコメディ | バナナが好きだった ~バナナ・ジェネレーション~ | EP | AH-641 | ||
徳間ジャパンコミュニケーションズ / JAPAN RECORD | |||||||
片岡鶴太郎×ひめキュンフルーツ缶 | 2015年6月10日 | たこちう。 | たこキュン。 | Maxi | TKCA-74233 |
3.4.3. アルバム
3.4.4. タイアップ
楽曲 | タイアップ | 収録作品 |
---|---|---|
ゴーストブスターズ | コロンビア映画配給『ゴーストバスターズ』主題歌日本語ヴァージョン | シングル「ゴーストブスターズ」 |
ゴーストバスターズ (変な顔編) | コロンビア映画配給『ゴーストバスターズ』主題歌NGヴァージョン | |
人生はコメディ | TBS系全国ネット『もしも、学校が...!?』主題歌 | コラボレーション・シングル「人生はコメディ」 |
バナナが好きだった ~バナナ・ジェネレーション~ | TBS系全国ネット『もしも、学校が...!?』挿入歌 | |
はなのにっぽん さのよいよい | フジテレビ幼児教育番組『ひらけ!ポンキッキ』より | シングル「はなのにっぽん さのよいよい」 |
思いの丈で... | 花王名人劇場『志功の青春紀より・夢を彫る男』主題歌 | シングル「思いの丈で...」 |
DREAMER | 東宝映画『Mr.レディー~夜明けのシンデレラ』主題歌 | シングル「DREAMER」 |
あんたが一番好きやねん | ハウス食品『好きやねん』CFイメージソング | シングル「あんたが一番好きやねん」 |
夢の背中 | NHK『趣味悠々 秋元康の陶芸入門』テーマソング | シングル「夢の背中」 |
たこちう。 | NHK『みんなのうた』2015年6月~7月放送曲 | コラボレーションシングル「たこちう。」 |
3.5. 著書・画集
芸術家としての側面も持つ片岡鶴太郎は、絵画や書に関する多数の著書や画集を出版している。
- 『変な顔』太田出版 1984
- 『きびだんご 機微男子』太田出版 1987
- 『鶴ちゃんのプッツン者!』太田出版 1988
- 『神経質な奴ら プッツン者2』太田出版 1989
- 『真夜中のスパーリング』太田出版 1993
- 『とんぼのように 片岡鶴太郎画集』近代映画社 1995
- 『心彩彩 片岡鶴太郎画集2』浅井博司監修 近代映画社 1996
- 『鶴のおんがえし 生かされて生きぬく』富山房 1996
- 『三番花 片岡鶴太郎画集3』浅井博司監修 近代映画社 1997
- 『生涯素人 鶴が箱根に飛んできた 片岡鶴太郎画集』近代映画社 1997
- 『鶴太郎絵日記』毎日新聞社 1997
- 『いれものがない両手で受ける』尾崎放哉句 書画 サンマーク出版 1998
- 『鶴のひとこゑ』絵と書 婦人画報社 1998
- 『枕を高くして 片岡鶴太郎のベッドサイドストーリー 明日を元気に生きるための8章』近代映画社 1998
- 『門外漢 片岡鶴太郎画集4』近代映画社 1998
- 『あしたは鶴日和』小学館 1999
- 『当意即妙』マイストロ 1999
- 『そして風の旅はつづく 片岡鶴太郎アジアの旅と作品集。』テレビ朝日事業局出版部 2000
- 『龍聲 片岡鶴太郎画集5』近代映画社 2000
- 『赤蜻蛉 片岡鶴太郎画集6』近代映画社 2001
- 『夢画夢中』佼成出版社 2001
- 『花音色 片岡鶴太郎画集7』近代映画社 2002
- 『フルーツパフェ 片岡鶴太郎絵本』講談社 2002
- 『自伝・描きかけの自画像』講談社 2003
- 『蝉時雨 片岡鶴太郎画集8』近代映画社 2003
- 『流れ椿 片岡鶴太郎画集9』近代映画社 2004
- 『片岡鶴太郎ガラス作品集』近代映画社 2005
- 『筆のゆくまま、心のままに 片岡鶴太郎半生記』生活情報センター 2005
- 『夜桜 片岡鶴太郎画集10』近代映画社 2005
- 『癒しの禅語』佼成出版社 2006
- 『ご縁をいただいて』DHC 2006
- 『鶴太郎流墨彩画入門』角川oneテーマ21 2006
- 『游鯉龍門 片岡鶴太郎画集11』近代映画社 2006
- 『綿の湯 片岡鶴太郎画集12』近代映画社 2007
- 『No rain,no rainbows英語 片岡鶴太郎画集13』近代映画社 2008
- 『大人の墨遊び』グラフ社 2008
- 『小猫 片岡鶴太郎画集』ゴマブックス 2008
- 『しみ入る心の山頭火』主婦と生活社 2008
- 『墨戯彩花 片岡鶴太郎画集 14』近代映画社 2009
- 『良寛椿』佼成出版社 2009
- 『艶葉樹 片岡鶴太郎画集 15』近代映画社 2010
- 『墨牡丹 片岡鶴太郎画集 16』近代映画社 2011
- 『鶴太郎流心で描く絵だより入門』主婦の友社 趣味入門 2011
- 『精霊椿 片岡鶴太郎画集』近代映画社 2012
- 『今日も日暮里』徳間書店 2013
- 『夕暮此糸(むらさき)片岡鶴太郎画集』近代映画社 2013
- 『還暦紅 画業20周年 片岡鶴太郎画集』近代映画社 2014
- 『50代から本気で遊べば人生は愉しくなる』SB新書 2017
- 『老いては「好き」にしたがえ!』幻冬舎 2023
3.5.1. 共著
- 『絵心あれば墨心 対談画文集』金田石城共著 成星出版 1998
- 『般若心経を書く 筆に魂をこめて』板橋興宗対話 毎日新聞社 2007
4. 受賞歴
片岡鶴太郎は、その多岐にわたる活動が評価され、数々の賞を受賞している。
年 | 作品 | 賞 |
---|---|---|
1988年 | 『異人たちとの夏』 | 第43回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞 |
1988年 | 第62回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞 | |
1988年 | 第31回ブルーリボン賞 助演男優賞 | |
1988年 | 第13回報知映画賞 助演男優賞 | |
1988年 | 第10回ヨコハマ映画祭 助演男優賞 | |
1989年 | 第12回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞(『妖女の時代』と併せて) | |
2012年 | 『この空の花 長岡花火物語』 | TAMA映画祭 最優秀作品賞(作品全体) |
2015年 | 「夜」(書道作品) | 第10回手島右卿賞 |
2020年 | 『海辺の映画館-キネマの玉手箱』 | TAMA映画祭 最優秀作品賞(作品全体) |
5. 影響と評価
片岡鶴太郎は、エンターテインメント界や芸術界に大きな影響を与え、その多才な活動は社会的に高く評価されている。
1988年の『テレビ夢列島'88』の中継で、テレビ西日本(TNC)を訪れた際、局でアルバイトをしていた当時大学生の松村邦洋に「君、たけしさんの物真似をしているよね。いいよ~、面白いよ~」と声をかけた。この出会いがきっかけで、松村は大学を中退して上京し、太田プロダクションからデビューすることになった。また、タレントの春一番は鶴太郎の弟子である。
2008年10月、NHKスペシャル『病の起源』第4回「読字障害~文字が生んだ病~」に出演した際、片岡は自身が学生時代に教科書の音読などが苦手だった経験を踏まえ、自身も読字障害の疑いがあったのではないかと告白した。そして、その経験が逆に芸術家として花開くきっかけになった可能性もあると語り、自身の経験を公にすることで、この病気への理解促進に貢献した。
コメディアンとしての枠を超え、俳優として数々の賞を受賞し、さらに画家、書家としても高い評価を得るなど、片岡鶴太郎は絶えず自己を更新し、新たな分野に挑戦し続けることで、多才な表現者としての地位を確立した。そのストイックな生き方と、芸術への真摯な姿勢は、多くの人々に感銘を与え続けている。
6. 関係項目
7. 外部リンク
- [http://kataoka-tsurutaro.com/ 片岡鶴太郎 オフィシャル ウェブサイト]
- [https://www.ohtapro.co.jp/talent/kataokatsurutaro.html 太田プロダクション公式プロフィール]
- [https://www.city.arakawa.tokyo.jp/unet/issue/interview/0410/ 荒川ゆうネット(インタビュー記事)]
- [http://www.tabichan.jp/travelogue/soba 片岡鶴太郎のにっぽん蕎麦紀行~窮(きわ)められしそばの世界を求めて~(旅チャンネル)]
- [http://www.tabichan.jp/travelogue/nipponhakken 片岡鶴太郎のにっぽん発見(旅チャンネル)]