エルヴィス・サリッチ

1.1. 幼少期と背景

エルヴィス・サリッチは1990年7月21日にボスニア・ヘルツェゴビナのドゥブロヴニクで生まれた。彼は地元のクラブであるGOŠKドゥブロヴニクのユース組織で育成された。
q=ドゥブロヴニク|position=right

1.2. ユースおよびプロ初期のキャリア

サリッチは2008年に18歳でGOŠKドゥブロヴニクでプロデビューを果たした。その後、2009年にNKルチコへ移籍。ルチコで4年間プレーした後、2013年にはNKヴィノグラダールへ移籍した。2014年にはインテル・ザプレシッチへと移籍し、さらに同年中にFKスロボダ・トゥズラに加入した。

2.1. クロアチアおよびボスニア・ヘルツェゴビナでのキャリア

2014年夏、サリッチはボスニアのクラブであるFKスロボダ・トゥズラに加入した。2016年6月には、FKサラエヴォへ移籍した。

2.2. アジア進出とそれ以降のキャリア

2018年7月、サリッチは韓国の水原三星ブルーウィングスと3年契約を結び、アジアへ進出した。同年7月11日に行われた全南ドラゴンズ戦でクラブでの公式戦デビューを果たした。8月8日には韓国FAカップの天安市FC戦で水原三星ブルーウィングスでの初得点を記録した。さらに7週間後の9月28日、蔚山現代FC戦でKリーグ1における初ゴールを含む2得点を挙げ、チームを救った。
q=水原市|position=right

2019年7月、サリッチは非公開の移籍金でサウジアラビアのアル・アハリへ移籍した。同年8月22日に行われたアル・アダーラFC戦でアル・アハリでの公式戦デビューを果たした。しかし、2020年9月には重度の前十字靭帯損傷と診断される膝の怪我を負い、少なくとも6ヶ月間の離脱が決定した。この怪我から7ヶ月以上経過した2021年4月15日、彼はピッチに復帰した。

同年9月、サリッチはHNKゴリツァと契約を結んだ。
2022年1月には、再び水原三星ブルーウィングスに復帰した。
2023年2月、サリッチは中国超級リーグの青島海牛に加入した。
q=青島市|position=left

3.1. 代表デビューと活動

2018年1月、サリッチはボスニア・ヘルツェゴビナ代表に初めて招集され、アメリカ合衆国代表とメキシコ代表との親善試合に参加した。同年1月28日に行われたアメリカ合衆国代表戦で、彼は代表デビューを果たした。

2018年9月8日、2018-19 UEFAネーションズリーグの北アイルランド代表戦で、サリッチは代表初ゴールを記録した。2021年までに、彼はボスニア・ヘルツェゴビナ代表として19試合に出場した。

4.1. 結婚と信仰

サリッチは長年の恋人であるイヴォナと2020年6月に結婚した。彼はイスラム教を信仰している。

5.1. クラブ統計

クラブでのシーズンごとの成績は以下の通りである。

5.2. 代表統計

国家代表チームでの年ごとの成績は以下の通りである。

エルヴィス・サリッチが記録した国際試合での得点の一覧。スコア欄は各サリッチの得点後のスコアを示す。