1. Early life
ジェームズ・ジョゼフ・リングは、1895年2月15日にアメリカ合衆国で生まれました。彼は1965年7月6日に70歳で死去するまで、野球に人生を捧げました。
2. Professional baseball career
ジェームズ・ジョゼフ・リングは、メジャーリーグにおいて主に先発投手として活躍しました。彼のキャリアは12シーズンに及び、シンシナティ・レッズでのデビューから、フィラデルフィア・フィリーズでの活躍、そして複数球団を渡り歩いた時期を経て、フィリーズでキャリアを締めくくりました。
2.1. Cincinnati Reds (1917-1920)
リングはシンシナティ・レッズでメジャーリーグデビューを果たしました。1917年から1918年にかけては、あまり出場機会に恵まれませんでした。しかし、1919年には10勝を挙げ、チームの重要な一員となります。この年、レッズはワールドシリーズに進出し、シカゴ・ホワイトソックスと対戦しました。リングは第4戦でエド・シコッテと投げ合い、3安打2対0の完封勝利を収め、チームの優勝に貢献しました。彼はさらに第6戦にもリリーフとして登板し、5イニングを投げ1失点しましたが、試合には敗れました。翌1920年には17勝を挙げるなど、投手としての才能を開花させました。シーズン終了後、彼はグレイジー・ニールと共にエッパ・リクシーとのトレードでフィラデルフィア・フィリーズへ移籍しました。
2.2. Philadelphia Phillies (1921-1925)
フィラデルフィア・フィリーズ移籍後、リングは安定した成績を残しました。1921年から1925年にかけては、年間平均12.8勝を記録しました。特に1923年にはキャリアハイとなる18勝を挙げるなど、チームの主力投手として活躍しました。
2.3. New York Giants and St. Louis Cardinals (1926-1927)
1927年シーズン開幕前、リングはフィリーズからニューヨーク・ジャイアンツにトレードされました。ジャイアンツでは11勝10敗の成績を残しましたが、その後、ロジャース・ホーンスビーとの交換トレードでフランキー・フリッシュと共にセントルイス・カージナルスへ移籍しました。しかし、1927年のカージナルスでは調子を崩し、13試合に登板するも0勝4敗と、勝ち星を挙げることができませんでした。
2.4. Return to Philadelphia Phillies (1928)
1928年、リングはメジャーリーグでの最後のシーズンを古巣のフィラデルフィア・フィリーズで迎えました。このシーズン、彼は35試合に登板しましたが、4勝17敗という成績に終わり、この年を最後にメジャーリーグでのキャリアを終えました。
3. Career statistics and achievements
ジェームズ・ジョゼフ・リングは、12年間のメジャーリーグキャリアを通じて、以下の通算成績を残しました。
項目 | 記録 |
---|---|
登板試合数 | 389試合 |
イニング数 | 2357.1イニング |
勝利数 | 118勝 |
敗戦数 | 149敗 |
防御率 | 4.13 |
奪三振数 | 833 |
完投数 | 154 |
完封数 | 9 |
特に1919年のワールドシリーズでの完封勝利は、彼のキャリアにおける最大の功績の一つとして記憶されています。
4. Death
ジェームズ・ジョゼフ・リングは、1965年7月6日にニューヨーク州クイーンズで死去しました。享年70歳でした。