1. 生い立ちと背景
平良海馬は、沖縄県石垣市で生まれ育ち、幼少期から野球に親しんだ。彼の野球キャリアは捕手として始まり、プロ入り後もその強靭な肩と身体能力を活かしている。
1.1. 幼少期と学生時代
平良は小学校時代から捕手として野球を始め、真喜良サンウエーブに所属していた。中学校では石垣島唯一の硬式チームである八重山ポニーズに所属し、2年生から投手に転向。3年生時にはポニーリーグで全国大会に出場する経験も積んだ。しかし、平良の代が卒団すると、八重山ポニーズは人数不足により一時活動休止に追い込まれた(2021年に活動再開)。
中学卒業後、沖縄県立八重山商工高等学校に進学。入学直後の5月には厳しい練習に耐えかねて退部を検討したが、当時の監督である伊志嶺吉盛に諭されて野球部に残留した。平良の在学中、八重山商工高校は部員不足に悩まされ、2017年春には部員が7人となり、宮古工業高校と連合チームを組むほどであった。3年夏の県大会では首里高校を相手に自身の暴投が決勝点となり、0-1で1回戦敗退を喫した。高校3年間で甲子園球場での全国大会への出場経験はなく、自身が最上級生となった代では秋春夏を通じて1勝もできなかった。しかし、高校入学直後は最速126km/hだった球速が、2年夏から股関節と下半身を中心とした筋力トレーニングに励んだ結果、在学中に最速154 km/hを記録するまでに成長した。打撃面でも、正確な本数は不明ながら、本人曰く「20本以上は絶対に打っています」と語るほどの長打力を持っていた。これは、石垣島には八重山商工高校以外に八重山高校と八重山農林高校しかなく、普段はこの2校としか練習試合を行っていなかったため、投手の研究が非常に楽であったという事情も背景にあった。
2. プロでのキャリア
平良海馬は、高校卒業後、埼玉西武ライオンズに入団し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせた。リリーフ投手として頭角を現し、数々の記録を樹立した後、先発投手への転向を果たし、新たな挑戦を続けている。
2.1. ドラフトと入団
2017年10月26日に行われたNPBドラフト会議で、平良は埼玉西武ライオンズから4位指名を受けた。同年11月16日に仮契約を結び入団。背番号は61に決定した。担当スカウトは高山久だった。
2.2. デビューと初期のキャリア
2018年シーズンは二軍(イースタン・リーグ)で10試合に登板し、0勝0敗、防御率5.40の成績を残したが、一軍登板はなかった。オフには現状維持となる推定年俸600 JPYで契約を更改した。
2019年シーズンは7月8日に自身初の一軍昇格を果たし、同19日のオリックス・バファローズ戦でプロ初登板。3点ビハインドの9回表に5番手として登板し、1イニングを無失点に抑えた。チームはその裏に金子侑司の同点本塁打で追いつき、延長戦の末にサヨナラ勝ちを収めたため、平良は試合後のヒーローインタビューに立つという異例のデビューを飾った。8月23日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初ホールドを記録し、同28日の北海道日本ハムファイターズ戦では日没コールドゲームによりプロ初セーブが記録された。さらに8月30日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初勝利を挙げ、シーズン終盤には勝利の方程式の一角を担う存在となった。この年は26試合に登板し、2勝1敗6ホールド1セーブ、防御率3.38を記録し、チームのリーグ連覇に貢献した。クライマックスシリーズ ファイナルステージでは3試合に登板したが、うち2試合では前の投手が残した走者を還してしまう投球内容であった。オフには倍増となる推定年俸1200 JPYで契約を更改した。
2.3. 主な功績と記録
平良は、プロ野球選手として数々の顕著な功績と記録を打ち立ててきた。特にリリーフ投手としての連続無失点記録は、NPBの歴史に名を刻むものとなっている。
2.3.1. 新人王受賞
2020年シーズン、平良は春季キャンプから先発転向を希望しアピールを続けたが、2月27日のソフトバンクとの練習試合で3回5失点と結果を残せず、辻発彦監督から中継ぎ起用が明言された。しかし、新型コロナウイルスによる開幕延期期間中に筋肉量を増やし、6月19日の開幕を一軍で迎えると、同23日のソフトバンク戦で自己最速タイの158 km/hを計測。剛速球を武器に好投を続け、開幕から10試合目の登板となった7月17日の楽天戦では9回2/3を無安打・無失点に抑える実質ノーヒッターを記録した。19日の同カードでシーズン初の被安打・失点を喫したものの、自己最速の160 km/hを記録した。シーズン後半には20試合連続無失点を記録するなど、この年は8回のセットアッパーに定着し、リーグトップタイの54試合に登板。1勝0敗33ホールド1セーブ、防御率1.87という好成績を収めた。
平良は前年までの投球回が30イニングを下回っていたため、新人王の権利を有しており、パ・リーグの最優秀新人(新人王)に選出された。プロ入り3年目以上での新人王獲得は史上9人目、沖縄県出身選手の新人王獲得は史上初の快挙であった。この年の投票結果は、平良が144票、小深田大翔が125票、安田尚憲が7票、藤原恭大が1票で、小深田との票差はわずか19票であった。オフには3000 JPY増となる推定年俸4200 JPYで契約を更改した。
2.3.2. 連続無失点記録
2021年シーズン、平良は開幕からセットアッパーとしてフル回転した。4月には球団タイ記録となる『月間10ホールド』を記録し、5月4日のオリックス戦では球団新記録となる『14試合連続ホールドポイント』を樹立した。抑えの増田達至が不調で登録抹消されると、試合展開によっては抑えも務め、5月29日の阪神タイガース戦で岡島秀樹が持つ『開幕から26試合連続無失点』のパ・リーグ記録に並び、6月1日の読売ジャイアンツ戦でパ・リーグ新記録を樹立した。併用で抑えを務めていたリード・ギャレットが調子を落とすと抑えに固定され、6月10日の横浜DeNAベイスターズ戦で田島慎二が持つ『開幕から31試合連続無失点』のプロ野球記録に並び、同13日の中日ドラゴンズ戦でプロ野球新記録を樹立した。
6月20日の千葉ロッテマリーンズ戦では、8回表二死一・三塁から5番手として登板。連続四球で1点を与えてしまうも、平良自身に失点は記録されず、1/3回を投げて無失点。1シーズン記録として豊田清と比嘉幹貴が持つ『34試合連続無失点』のパ・リーグ記録に並び、同22日の楽天戦でパ・リーグ新記録を樹立した。同28日のソフトバンク戦で藤川球児が持つ『38試合連続無失点』のプロ野球記録に並び、7月1日の同カードでプロ野球新記録となる『39試合連続無失点』を樹立した。
しかし、7月6日の対日本ハム戦では同点の9回裏に5番手として登板。一死一塁から淺間大基をファーストゴロに打ち取り、高橋敏が持つ『開幕から38回1/3連続無失点』のプロ野球記録を82年ぶりに更新したかと思われたが、次の打者髙濱祐仁にサヨナラ適時二塁打を打たれてシーズン初失点。野球規則によりこの日奪ったアウト2つは記録に加算されず『開幕からの連続イニング無失点記録』は38回となり、2リーグ制では最長の記録となった。また、自身が持つプロ野球記録『開幕からの連続試合無失点記録』および『1シーズンの連続試合無失点記録』も39試合で止まった。
2.3.3. オールスター選出
平良は、2021年にファン投票で自身初のオールスターに選出され、7月16日の第1戦に5番手として登板し、1イニングを三者凡退に抑えた。
2022年には監督推薦により2年連続でオールスターに選出され、第1戦に登板し、1イニングを2奪三振を含む三者凡退に抑えた。
2023年には監督推薦により3年連続でオールスターに選出され、球宴第2戦に7番手として登板し、19球全てストレートを投じて2回無失点に抑えた。
2.3.4. オリンピック出場
2021年6月16日、平良は東京オリンピックの野球日本代表に選出された。同大会では当初セットアッパーとして起用されたが、オープニングラウンド2試合目のメキシコ戦(横浜スタジアム)でジョーイ・メネセスに2点本塁打を打たれ、その後は好調な伊藤大海や岩崎優がセットアッパーを務め、ノックアウトステージ以降の登板はなかった。チームは金メダルを獲得し、沖縄県出身者としては一足前に行われた空手道の喜友名諒に次いで史上2人目の金メダリストとなったが、平良個人としては2試合の登板で1回1/3を2失点という成績であった。この金メダル獲得の栄誉を称え、2022年2月4日には沖縄県石垣市の八重山郵便局前に記念のゴールドポスト(第64号)が設置された。
2.3.5. 最優秀中継ぎ投手受賞
2022年シーズン、平良は春季キャンプをB班でスタートする予定であったが、キャンプイン直前の1月30日に新型コロナウイルス感染が確認され、キャンプへの合流が2月11日と出遅れた。3月13日の春季教育リーグで実戦復帰し、開幕は二軍で迎えたものの、3月29日に出場選手登録され、同日の日本ハム戦で一軍復帰登板を果たした。その後は8回のセットアッパーを務め、7月12日終了時点で41試合に登板し、1勝2敗28ホールド1セーブ、防御率0.92を記録した。球宴前の7月13日に守護神の増田達至が新型コロナウイルス陽性判定で離脱すると、抑えを務めるようになったが、同17日の日本ハム戦で失点すると、続く登板では3失点で敗戦投手となり、同点ソロ本塁打を被弾するなど、プロ入り後初の3試合連続失点を喫した。さらに球宴後の8月10日には右手中指の痛みで出場選手登録を抹消された。同31日に実戦復帰し、9月6日の一軍復帰以降はレギュラーシーズン終了まで、失点を喫したのはわずか1試合と安定した投球を披露した。
この年はリーグ最多タイの61試合に登板し、リーグ最多の34ホールド、1勝3敗9セーブ、防御率1.56を記録。35ホールドポイントで初のタイトルとなる最優秀中継ぎ投手を獲得した。
2.3.6. 先発投手への転向
2022年オフの12月2日に行った契約更改交渉では、平良は先発転向を直訴したが、球団からは2024年シーズンからの先発転向を提案され、保留した。推定年俸7000 JPY増となるNaN 京 JPYの提示には納得したものの、「中継ぎで60イニング投げるより、先発で倍のイニングを投げた方がチームへの貢献度は高い」とチームへの貢献度が高い先発へのこだわりは強く、「挑戦すらできないのは、僕は納得できません」と、2020年2月に一度だけ先発登板して以来、全くチャンスを与えられなかったことに対して、不平等さを感じていたことも明かした。12月4日に2度目の契約更改交渉を行い、2023年シーズンからの先発転向が認められ、推定年俸NaN 京 JPYでサインした。
2023年シーズンはオープン戦で17イニング無失点と結果を残し、開幕ローテーション入り。開幕3試合目のオリックス戦でプロ初先発となり、勝利投手にはならなかったが、7回5安打3四球9奪三振1失点と好投した。続く4月11日のロッテ戦では持ち味である多彩な変化球の制球に苦しみ、6イニングで4四球を与え、初回には先制2ランを被弾したが、2回以降は無安打に抑える粘りの投球を見せ、6回1安打4四球8奪三振2失点という内容でプロ初の先発勝利を挙げた。同18日のソフトバンク戦でも4四球を与えながら6回1失点で勝利投手となったが、疲労を考慮されて翌4月19日に出場選手登録を抹消された。5月3日の日本ハム戦に中14日で先発すると、7回1失点の好投で勝利投手。続く同11日のロッテ戦でも6回2失点と試合を作ったが、打線の援護が無く、先発初黒星を喫した。6月11日の東京ヤクルトスワローズ戦でも7回3失点(自責点2)ながらも打線の援護が無く、敗戦投手となったものの、12奪三振で自身初の2桁奪三振を記録した。6月4日のDeNA戦からは6試合連続で7イニングを投げ、前半戦を終えて13試合に先発し、全ての登板で自責点2以下に抑え、12度のQS(うち8度はHQS)を記録し、防御率2.22と安定した投球を披露した。後半戦も抜群の安定感を誇り、規定投球回に到達。この年は23試合の先発登板で18QS、11勝7敗、防御率2.40と先発転向1年目からトップクラスの成績を残した(11勝はリーグ2位タイ、153奪三振は同3位、防御率2.40は同4位)。また、月間防御率が3点台以上の期間は一度もなかった。無走者時の平均投球間隔がリーグ最短の9.8秒であったことからスピードアップ賞を受賞した。オフには8000 JPY増となる推定年俸NaN 京 JPYで契約を更改した。
2024年シーズンも開幕ローテーションに入り、5試合の先発登板で1勝2敗、防御率1.42を記録していたが、4月30日の登板を最後に右前腕の張りで5月9日に出場選手登録を抹消された。7月22日の三軍戦で実戦復帰を果たし、首脳陣からの提案でリリーフとして8月8日に出場選手登録された。この年は22試合(5先発)の登板で3勝2敗9ホールド、防御率1.66という成績であった。
2.4. 年度別主要成績
平良海馬の年度別主要成績は以下の通りである。特にリリーフ時代には防御率1点台を記録するなど、安定した投球を見せた。
3. 選手としての特徴
平良海馬は、その投球スタイルと球種、そしてデータ分析を重視するアプローチによって、現代野球における効率的な投球術を体現している。
3.1. 投球スタイルと球種
平良の身長は173 cmと投手としては小柄な方である。塁上の走者の有無にかかわらず、セットポジションからクイックモーションで投球するスタイルを特徴としている。
2022年シーズンまではリリーフとして起用されており、ストレートの最速は160 km/h、平均では155.4 km/h(2022年シーズン)を計測した。2023年シーズンからは先発へ転向し、平均球速は3~4 km/hほど落ちたものの、得点圏に走者を背負うと、非得点圏時と比べて平均球速が2 km/hほど上がるギアチェンジを見せる。
球界屈指の豪速球を投じる一方で「球の速い変化球投手」と評されるほど、質の高い多彩な変化球も併せ持つ。持ち球はスライダー、カットボール、スプリット、カーブ、ツーシームである。2021年シーズンまではチェンジアップを投じていたが、あまりストライクを投げられなかったことと右打者にも落ちる球を使いたいことを理由に、2022年シーズンからスプリットに変更している。
3.2. 身体的特徴とデータ活用
平良は「感覚が一番当てにならない。データはうそをつかない」をモットーとするデータ重視のリアリストである。2020年にはポータブルトラッキングシステム『ラプソード』を自腹で購入し、2023年からはトップ選手にデータ解析サービスを提供する『ネクストベース』に自腹で配球分析を依頼して話し合うなど、データに基づいた投球分析と改善に積極的に取り組んでいる。
球界では外角低めのストレートが「原点」というセオリーがあるが、平良はデータに基づいて意図的にストレートを高めに投げ込んでいる。2020年シーズンはストレートの被打率が一番悪かったことから、翌2021年シーズンは変化球主体の投球に切り替えた。また、2023年7月13日のソフトバンク戦では0-0の5回表二死一・二塁、近藤健介に対してカウント2ボールとした場面で「近藤さんがパ・リーグで一番いいバッターだと思っている。実際OPSも高いですし」「2ボールから勝負して打ち取れる気が全くしなかったので」と次の打者が柳田悠岐であったにもかかわらず、自らベンチに申告敬遠を要求した。
4. 私生活
平良海馬は、野球以外の私生活でも多様な側面を持つ。その人柄や趣味、家族との関係性、そしてチームメイトとの交流は、彼が単なる選手以上の存在であることを示している。
4.1. 愛称と人間関係
平良の愛称は「男梅」と「海魔神(かいまじん)」である。「男梅」の命名は当時ブルペン捕手を務めていた上本達之によるもので、「海魔神」の命名は当時ライオンズアカデミーコーチを務めていた髙橋朋己による。
2019年7月頃、新選手寮の窓から入ってきたクワガタをそのまま飼育していたことがある。
2019年、埼玉西武ライオンズリーグ優勝の祝勝会では、当時未成年であったためビールかけに参加することができなかった。
福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐は、2020年シーズン終了時点で最も苦手な投手として平良の名前を挙げている。2020年の柳田との対戦成績は4打数無安打2三振であり、柳田のみならずソフトバンク打線をも完全に抑え込んでおり、登板9試合8回2/3を投げて無安打無失点であった。
西武入団後からつける背番号61は変更を打診されたことがあるが、平良は「背番号を変えると、(出した)洗濯物が(間違えて、これまでの返却場所に)返ってこなくなっちゃうかなーと。あと、いろいろ面倒くさいので。61番で定着させていきたいなと思います」と語り、断っている。
登場曲は、2019年が『One more Time』(ダフト・パンク)、2020年が『Follow Me』(E-girls、これは怪我により育成契約となった髙橋朋己の登場曲を本人の承諾を得て使用)、2021年が『Are you ready』(AC/DC)、2022年以降は『パワー・オブ・ラヴ』(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)を使用している。
4.2. 結婚と家族
2022年12月、一般女性と結婚した。
4.3. 趣味
趣味は釣りとゲームである。
5. YouTube活動
2022年8月25日、平良はYouTubeで個人チャンネル「たいらげーむ」を開設した。現役プロ野球選手でYouTubeチャンネルを運営している選手は他にも存在するが、平良はゲーム実況をメインコンテンツとしている。本人曰く「このチャンネルをきっかけに、プロ野球に興味を持ってくれる人が増えることに役立ったらいいなと思って配信している」とのこと。
主に生配信でオンラインゲームの実況を行い、視聴者の質問に回答していくスタイルで、同じく自身のYouTubeチャンネルを持つ浦和レッズの渡邊凌磨とコラボ配信をしたこともある。2024年11月16日時点でチャンネル登録者数は12.9万人、総再生回数は11,423,252回を記録しており、2024年にはシルバークリエイターアワードを受賞している。
6. 通算記録
6.1. 投手成績
| 年度 | 所属 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 無4球 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 打者 | 投球回 | 被安打 | 被本塁打 | 与四球 | 敬遠 | 与死球 | 奪三振 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 | 防御率 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | 西武 | 26 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 6 | .667 | 111 | 24.0 | 29 | 2 | 9 | 0 | 3 | 23 | 3 | 0 | 13 | 9 | 3.38 | 1.58 |
| 2020 | 54 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 33 | 1.000 | 214 | 53.0 | 22 | 2 | 29 | 0 | 8 | 62 | 5 | 0 | 11 | 11 | 1.87 | 0.96 | |
| 2021 | 62 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 20 | 21 | .429 | 247 | 60.0 | 36 | 0 | 28 | 2 | 5 | 70 | 3 | 0 | 6 | 6 | 0.90 | 1.07 | |
| 2022 | 61 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 9 | 34 | .250 | 226 | 57.2 | 36 | 2 | 18 | 4 | 2 | 75 | 3 | 0 | 15 | 10 | 1.56 | 0.94 | |
| 2023 | 23 | 23 | 0 | 0 | 0 | 11 | 7 | 0 | 0 | .611 | 611 | 150.0 | 115 | 10 | 55 | 2 | 5 | 153 | 0 | 0 | 47 | 40 | 2.40 | 1.09 | |
| 2024 | 22 | 5 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 9 | .600 | 208 | 48.2 | 44 | 1 | 21 | 0 | 5 | 43 | 1 | 0 | 11 | 9 | 1.66 | 1.34 | |
| 通算:6年 | 248 | 28 | 0 | 0 | 0 | 21 | 17 | 31 | 103 | .553 | 1617 | 393.1 | 282 | 17 | 160 | 8 | 28 | 426 | 15 | 0 | 103 | 85 | 1.94 | 1.12 | |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
6.2. オリンピックでの投手成績
| 年度 | 代表 | 登板 | 先発 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 打者 | 投球回 | 被安打 | 被本塁打 | 与四球 | 敬遠 | 与死球 | 奪三振 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 日本 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1.1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 13.50 |
6.3. 守備成績
| 年度 | 球団 | 投手 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | ||
| 2019 | 西武 | 26 | 1 | 3 | 1 | 0 | .800 |
| 2020 | 54 | 3 | 11 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2021 | 62 | 4 | 14 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2022 | 61 | 2 | 6 | 0 | 1 | 1.000 | |
| 2023 | 23 | 5 | 18 | 2 | 1 | .920 | |
| 2024 | 22 | 2 | 6 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 通算 | 248 | 17 | 58 | 3 | 2 | .962 | |
- 2024年度シーズン終了時
7. 受賞歴と表彰
平良海馬は、プロ野球選手として以下のタイトルや表彰を獲得している。
7.1. タイトル
- 最優秀中継ぎ投手:1回(2022年)
7.2. その他の表彰
- 新人王(2020年)
- スピードアップ賞:1回(投手部門:2023年)
7.3. 記録
- 初記録
- 初登板:2019年7月19日、対オリックス・バファローズ13回戦(メットライフドーム)、9回表に5番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:2019年7月21日、対オリックス・バファローズ15回戦(メットライフドーム)、9回表に中川圭太から空振り三振
- 初ホールド:2019年8月23日、対東北楽天ゴールデンイーグルス15回戦(メットライフドーム)、7回表に3番手で救援登板、2/3回無失点
- 初セーブ:2019年8月28日、対北海道日本ハムファイターズ23回戦(釧路市民球場)、6回裏に4番手で救援登板・完了、1回1/3無失点
- 初勝利:2019年8月30日、対福岡ソフトバンクホークス21回戦(メットライフドーム)、7回表に3番手で救援登板、1/3回無失点
- 初先発登板:2023年4月2日、対オリックス・バファローズ3回戦(ベルーナドーム)、7回5安打3四球9奪三振1失点で勝敗つかず
- 初先発勝利:2023年4月11日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(ベルーナドーム)、6回1安打4四球8奪三振2失点
- 初打席:2023年6月4日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(横浜スタジアム)、3回表にロバート・ガゼルマンから空振り三振
- その他の記録
- 月間10ホールド:2021年4月 ※ブライアン・シュリッターと並び球団タイ記録
- 開幕から39試合連続無失点:2021年3月26日 - 7月1日 ※日本記録
- 39試合連続無失点:同上 ※日本記録
- 開幕から38イニング連続無失点:同上 ※2リーグ制最長
- 同一シーズンで20ホールド&20セーブ:2021年 ※史上2人目
- オールスターゲーム出場:3回(2021年、2022年、2023年)
7.4. 背番号
- 61(2018年 - )
8. 関連項目
- 沖縄県出身の人物一覧
- 埼玉西武ライオンズの選手一覧