1. 来歴・人物
松坂慶子の人生は、幼少期の芸能活動から家族との確執、国際結婚、そして長年にわたる多様なキャリアを通じて、日本の芸能界における彼女の揺るぎない地位を築き上げてきた。
1.1. 生い立ちと家族
1.1.1. 出生と家族背景
松坂慶子は1952年7月20日、東京都大田区に生まれた。本名は高内慶子。彼女は早産で未熟児として誕生したという。家族は、彼女より7歳年下の弟がおり、4人家族で育った。両親は彼女に「イングリッド・バーグマンのような綺麗な女性になってほしい」という願いを込めて、幼い頃から多くの習い事をさせた。
彼女の父は、1938年に仕事を求めて韓国から日本に渡り、その後兵庫県姫路市に移り住んだ。そこで日本人である母と職場で出会い、身寄りのなかった二人は同棲するようになった。戦後、一家は神奈川県藤沢市に転居し、父は複数の事業を立ち上げて成功を収めた。
しかし、母には戸籍がなく、藤沢市への転居の際に「清水」という姓で戸籍を作ったが、これは実在しない韓国人の戸籍を借りたものであったため、母は日本人であるにもかかわらず韓国籍として登録されていた。父も日本名を名乗っていたが、国籍は韓国のままであったため、慶子自身も出生時は韓国籍であった。知人の協力を得て法務省と交渉した結果、1964年に母の戸籍が回復し、慶子の将来を考慮して母の非嫡出子として母の戸籍に入籍することで、日本国籍を取得した。これらの事実は、1993年に出版された両親の著書『娘・松坂慶子への「遺言」』で公にされた。
1.1.2. 幼少期・学業・初期芸能活動
1959年、松坂は渋谷区立鳩森小学校に入学した。小学2年生の1960年には「くるみ芸術学園」に入り、歌唱科、ピアノ科、児童舞踊科でレッスンを受けた。1961年には転居に伴い中野区立向台小学校に転校し、NHKの「声くらべ腕くらべ子供音楽会」で「からすの赤ちゃん」を歌って合格した。中野区立第三中学校では演劇部に所属し、後の落語家である二代目快楽亭ブラックは中学時代の同級生で、共に演劇部で活動していた。
1966年、中学2年生の時に「劇団ひまわり」に入団。1967年には幼児向けコメディ『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』(NET)でテレビドラマに初出演した。1968年には15歳で『ウルトラセブン』第31話「悪魔の住む花」に、ミクロ怪獣ダリーに寄生された少女・カオリ役で出演した。
1968年、日本大学第二高校に進学し、同校を卒業。高校2年生の1969年には古賀政男ギター歌謡学院で週2回の歌のレッスンを受け、同年、大映からスカウトされた。そして、同年公開の映画『ある女子高校医の記録 続・妊娠』で女子高生の一人としてスクリーンデビューを果たしたが、クレジットはされなかった。
1970年、大映東京撮影所に入社し、TBSテレビ『おくさまは18歳』や『なんたって18歳!』にレギュラー出演した。1971年には映画『夜の診察室』で、主演予定だった渥美マリの降板により代役として映画初主演を飾った。同年12月に大映が倒産した。
1972年1月1日、松竹へ移籍。1973年には日本大学文理学部の聴講生となり、NHK大河ドラマ『国盗り物語』で濃姫を演じて広く知られるようになった。1975年には時代劇『江戸を斬る』に出演した。
1.2. 私生活
1978年の映画『事件』では、それまでの清純派のイメージを覆し、体当たりの演技を披露した。翌1979年の映画『配達されない三通の手紙』でも同様の演技を見せ、トップ女優としての地位を確立した。同年放送のTBS系テレビドラマ『水中花』では主演を務め、同ドラマの主題歌「愛の水中花」もリリースし大ヒットを記録した。ドラマ劇中で披露した妖艶なバニーガール姿は大きな話題となり、「愛の水中花」のレコードジャケットにもその衣装を着用した写真が使用された。松坂はこの衣装でTBSの音楽番組『ザ・ベストテン』にも出演した。
1978年にテレビ放送が開始されたアニメ『銀河鉄道999』のメーテル役には、プロデューサーの横山賢二が松坂を考えていたという。
1980年代も、映画『青春の門』、『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』、『蒲田行進曲』、『人生劇場』、『火宅の人』などの映画や、NHK大河ドラマ『春の波涛』などのテレビドラマに立て続けに主演・出演した。この頃の松坂は、深作欣二が監督する映画やテレビドラマに多く出演している。
1990年、松竹から島田事務所へ移籍。1991年1月2日、ジャズギタリストの高内春彦(ハル高内)とニューヨークで挙式し、結婚した。当時、人気女優と無名に近く収入の少ない高内との結婚は「格差婚」と報じられ、松坂の両親は結婚に強く反対していることを公にし、マスコミの取材に応じて松坂が公にしていなかった事実や様々な心情を吐露した。特に、松坂名義の「実印」への執着が凄まじく、松坂が実印を持ち出したことをしきりに追及した。この確執は、後に両親が『娘・松坂慶子への「遺言」』を上梓するきっかけとなった。松坂は夫の高内を庇い、ついには親子絶縁を宣言した。結婚後、夫の活動拠点である米国ニューヨークに移住し、約7年間を過ごした。
フランス政府観光局の親善大使にも選ばれている。1992年に長女を、1994年に次女を出産した。2008年には中学生になった二人の娘が、NHK教育テレビジョン「3か月トピック英会話「赤毛のアン」への旅~原書で親しむAnneの世界~」で松坂とテレビ初共演を果たした。長女を出産した際には、ニューヨークにいる共通の知人を通じて緒形拳から毛筆で「ばんざい、ばんざい、ばんばんざい」と書かれたFAXが届いたという。
2000年には東京電話のCMで大根を持った主婦をコミカルに演じ、新境地を開いた。同年、石原プロモーション主催の「オロナミンC 一億人の心をつかむ男 新人発掘オーディション~二一世紀の石原裕次郎を探せ!~」で審査員を務めた。
2002年には、なかにし礼原作・監修による写真集『さくら伝説 -松坂慶子写真集』を発表した。2005年8月、大塚食品が発売した「ボンカレークラシック」のパッケージキャラクターを、松山容子から引き継いだ。ボンカレーのキャラクター変更は37年ぶりであった。同年秋にはドラマ『熟年離婚』に主演し、渡哲也演じる夫に離婚を切り出し、新たな人生を歩み出す主婦役を演じた。さらに同年12月30日放映のバラエティ番組「オールスター Shall we ダンス?~有名人社交ダンス選手権~」では、ダイナミックな動きとキレのあるダンスを披露し、初出場ながら優勝を飾った。
2007年、父の死去を機に母との確執も氷解した。2012年からは高齢になった母と同居しており、夫は多忙な松坂に代わって、母の介護や家事を担っているという。
2013年2月、日本テレビ開局60年特別番組「TV60 日テレ×NHK『60番勝負』・ドラマ対決」で、NHKが制作した『松坂慶子 女優最後の日』の冒頭に松坂が登場したシーンにおいて、番組内で視聴者からの反応を測る数値「イィ」で3万8313を記録し、2日間にわたって放送された同番組内の最高値となった。同年、映画『牙狼-GARO- ~蒼哭ノ魔竜~』では、還暦にして初のアクションシーン、ワイヤーアクションをこなした。松坂自身、以前からやってみたいと思っていたが、これまで全く機会がなかったと語っている。
2018年にはNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演し、自身の主演作『春の波涛』、初出演作でヒロイン濃姫を演じた『国盗り物語』や高い評価を受けた『篤姫』を含む9回の出演で、最多出演女優記録の草笛光子に並んだ。その後、草笛は『鎌倉殿の13人』に出演しているため、松坂は2番目となっている。
2023年にはNHK連続テレビ小説『らんまん』に主人公の祖母役で出演し、その縁で同年12月に牧野記念財団の理事に就任した。
2. 俳優活動
松坂慶子の俳優活動は、映画とテレビドラマを中心に多岐にわたり、時代劇から現代劇、コメディまで幅広いジャンルでその存在感を示してきた。
2.1. 映画
松坂慶子は1969年の『ある女子高校医の記録・続・妊娠』でスクリーンデビューして以来、数多くの映画に出演し、その演技力で高い評価を得てきた。
- 1969年: 『ある女子高校医の記録・続・妊娠』
- 1970年: 『高校生番長 深夜放送』、『高校生番長 ズベ公正統派』
- 1971年: 『すっぽん女番長』、『樹氷悲歌』、『夜の診察室』(初主演)、『遊び』、『陸軍落語兵』
- 1972年: 『辻が花』、『黒の奔流』
- 1973年: 『藍より青く』、『宮本武蔵』、『恋は放課後』、『野良犬』、『大事件だよ全員集合!!』
- 1974年: 『ムツゴロウの結婚記』、『流れの譜 第一部 動乱 第二部 夜明け』、『狼よ落日を斬れ』
- 1975年: 『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』、『友情』
- 1976年: 『撃たれる前に撃て!』、『忍術 猿飛佐助』
- 1977年: 『恋人岬』、『坊っちゃん』
- 1978年: 『ダブル・クラッチ』、『事件』(清純派からの脱皮を果たす)、『雲霧仁左衛門』
- 1979年: 『日蓮』、『配達されない三通の手紙』(体当たりの演技でトップ女優に)
- 1980年: 『五番町夕霧楼』、『わるいやつら』
- 1981年: 『青春の門』、『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(「マドンナ」役、シリーズ27作目)
- 1982年: 『道頓堀川』、『未完の対局』、『蒲田行進曲』
- 1983年: 『人生劇場』、『迷走地図』、『里見八犬伝』
- 1984年: 『化粧』、『上海バンスキング』、『ねずみ小僧怪盗伝』
- 1986年: 『火宅の人』、『必殺! III 裏か表か』、『波光きらめく果て』、『キネマの天地』
- 1987年: 『自由な女神たち』、『女咲かせます』
- 1988年: 『椿姫』、『華の乱』
- 1989年: 『ウォータームーン』
- 1990年: 『死の棘』(島尾ミホ役)
- 1991年: 『グッバイ・ママ』
- 1993年: 『男はつらいよ 寅次郎の縁談』(シリーズ46作目)
- 1994年: 『女ざかり』
- 1996年: 『新・居酒屋ゆうれい』
- 1997年: 『虹をつかむ男 南国奮斗篇』(麓松江役)
- 1998年: 『卓球温泉』、『カンゾー先生』
- 2000年: 『ピンチランナー』、『さくや妖怪伝』、『本日またまた休診なり』
- 2002年: 『カタクリ家の幸福』(片栗照江役)、『さゞなみ』
- 2003年: 『精霊流し』
- 2004年: 『るにん』、桃色 Colour Blossoms(香港映画)
- 2005年: 『埋もれ木』、『四日間の奇蹟』
- 2006年: 『悪 WARU』、『不撓不屈』、『犬神家の一族』、『呉清源~極みの棋譜~』(中国映画)
- 2007年: 『監督・ばんざい!』、『未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』(宮本陽子役)
- 2008年: 『火垂るの墓』
- 2009年: 『大阪ハムレット』、『インスタント沼』(沈丁花翠役)、『ホノカアボーイ』(エデリ役)、『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』、『釣りバカ日誌20 ファイナル』
- 2010年: 『武士の家計簿』(猪山常役)、『脇役物語』(黒岩トシ子役)
- 2011年: 『青い青い空』(八代の母役)
- 2012年: 『綱引いちゃった!』、『僕達急行 A列車で行こう』(北斗みのり役)
- 2013年: 『牙狼-GARO- ~蒼哭ノ魔竜~ -GARO SOUKOKU NO MARYU-』(ジュダム役、還暦にして初のアクション・ワイヤーアクションに挑戦)
- 2015年: 『ベトナムの風に吹かれて』(主演、佐生みさお役)
- 2018年: 『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』(白玲役)、『人魚の眠る家』(千鶴子役)
- 2019年: 『僕に、会いたかった』(池田信子役)
- 2022年: 『あの庭の扉をあけたとき』
- 2023年: 『ミステリと言う勿れ』(鯉沼鞠子役)、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(ツル役)
- 2025年公開予定: 『父と僕の終わらない歌』(間宮律子役)
2.2. テレビドラマ
松坂慶子は映画だけでなく、テレビドラマでも数々の印象的な役を演じ、特にNHK大河ドラマでは最多出演女優の一人として知られている。
- 1967年: 『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』(NET) - 藤野タカネ 役
- 1968年: 『ウルトラセブン』第31話「悪魔の住む花」(TBS) - 香織 役
- 1970年 - 1971年: 『おさな妻』(東京12チャンネル)
- 1971年: 『おくさまは18歳』(TBS) - 第41話「ライバル参上」よりサブレギュラー
- 1971年: 『女はつらいよ』(TBS)
- 1971年 - 1972年: 『なんたって18歳!』(TBS) - 第2話「イヤな奴が来ちゃった」よりレギュラー
- 1971年 - 1972年: 『それゆけ結婚』(関西テレビ)
- 1971年 - 1972年: 『春の嵐』(TBS)
- 1972年: 『花の旅路』(フジテレビ)
- 1972年: 『青春をつっ走れ』第8話「あの人は行って行ってしまった!」(フジテレビ)
- 1972年: 『銀河テレビ小説 若い人』(NHK総合)
- 1972年: 『木下恵介・人間の歌シリーズ 白い夏』(TBS) - みのり 役
- 1972年10月3日 - 1974年1月16日: 『鉄平と順子』(日本テレビ)
- 1973年: 『花のながれ』(フジテレビ)
- 1973年2月22日: 『夫婦学校2』第21回「転勤夫婦」(日本テレビ) - 主演
- 1973年3月10日: 『グランド劇場 女のあしおと』(日本テレビ)
- 1973年4月1日 - : 『川端康成名作シリーズ 母の初恋』(関西テレビ)
- 1973年4月2日 - 7月30日: 『愛のはじまるとき』(フジテレビ)
- 1973年4月3日 - 9月25日: 『木下恵介アワー 思い橋』(TBS)
- 1973年4月16日 - 1974年5月6日: 『ブラザー劇場 刑事くん』第2部(TBS)
- 1973年9月24日 - 1974年3月25日: 『江戸を斬る 梓右近隠密帳』(TBS) - 柳生奈美・お妙の方(二役)
- 1973年10月2日 - 1974年1月1日: 『人妻だから』(日本テレビ)
- 1973年: 大河ドラマ『国盗り物語』(NHK総合) - 濃姫 役
- 1973年12月20日 - 1974年3月14日: 『木下恵介・人間の歌シリーズ 冬の貝殻』(TBS) - 野村千恵 役
- 1974年4月5日 - 9月27日: 『白い滑走路』(TBS) - 折井薫 役
- 1974年9月19日 - 12月12日: 『木下恵介・人間の歌シリーズ 阿蘇の女』(TBS) - 主演
- 1974年12月4日 - 1975年4月30日: 『春ひらく』(フジテレビ)
- 1975年: 『座頭市物語』第15話「めんない鴉の祭り唄」(フジテレビ) - お糸 役
- 1975年: 大河ドラマ『元禄太平記』(NHK総合) - 瑤泉院 役
- 1975年4月4日 - 9月26日: 『白い地平線』(TBS)
- 1975年10月7日 - 1976年1月6日: 『虹のエアポート』(TBS)
- 1975年10月7日 - 1976年3月30日: 『宮本武蔵』(関西テレビ)
- 1975年 - 1981年: 『江戸を斬る II~VI』(TBS) - おゆき 役(IV、V、VIでは二役も演じる)
- 1975年 - 1983年: 『水戸黄門』(TBS) - 八木沢梓(お秋)、夕姫、脇田うめ、お甲、お蝶、お京、おその 役
- 1976年2月20日: 『結婚前夜』シリーズ「母の贈り物」(TBS)
- 1976年4月1日 - 7月1日: 『私も燃えている』(よみうりテレビ) - 主演
- 1976年4月2日 - 9月24日: 『われは海の子』(TBS) - 平井香織 役
- 1976年4月6日 - 9月28日: 『いごこち満点』(TBS) - 青井伊津子 役
- 1976年5月9日: 『東芝日曜劇場 白い涙』(TBS) - 主演
- 1976年10月7日 - 1977年3月31日: 『暖流』(日本テレビ) - 主演
- 1977年1月22日: 『土曜ドラマ/サスペンスシリーズ「轢き逃げ」(NHK総合) - 牧村逸子 役
- 1977年4月6日 - 8月31日: 『天北原野』(毎日放送) - 須田原あき子 役
- 1977年4月15日 - 9月30日: 『白い波紋』(TBS) - 北条朋子 役
- 1977年10月13日 - 1978年4月6日: 『今はバラ色が好き』(よみうりテレビ) - 藤森麻子 役
- 1977年12月7日 - 1978年5月31日: 『青春の門 第二部「自立篇」』(MBS) - カオル 役
- 1978年2月26日: 『東芝日曜劇場 木枯しの自画像』(CBC) - 主演
- 1978年6月7日 - 9月27日: 『幸福の断章』(毎日放送)
- 1978年6月17日: 『土曜ワイド劇場 自我の構図 愛と死』(テレビ朝日) - 主演
- 1978年: 『大空港』(フジテレビ) - 三森亜矢子 役
- 1978年10月5日 - 1979年4月5日: 『恋人たちの垣根』(よみうりテレビ) - 主演・武村千津 役
- 1979年4月16日 - 12月24日: 『赤穂浪士』(テレビ朝日) - 瑤泉院 役
- 1979年: 『疾風同心』第16話「初春悲願の仇打ち」(東京12チャンネル) - お冬 役
- 1979年: 大河ドラマ『草燃える』(NHK総合) - 茜・小夜菊(二役)
- 1979年7月12日 - 10月4日: 『木曜座 水中花』(TBS) - 主演・森下梨絵(エリ) 役
- 1980年4月10日: 『木曜ゴールデンドラマ 雪国 純白の雪と湯煙りに燃える恋!』(よみうりテレビ) - 駒子 役
- 1980年6月3日 - 8月26日: 『夜明けのタンゴ』(TBS) - 主演
- 1980年10月30日: 『木曜ゴールデンドラマ 妻のまごころ』(よみうりテレビ) - 主演
- 1981年1月2日 - 4日: 特別企画7時間ドラマ『関ヶ原』(TBS) - 初芽局 役
- 1981年4月2日 - 7月16日: 『木曜座 夜の花火』(毎日放送) - 主演・鳴海涼子 役
- 1981年4月7日 - 9月29日: 『闇を斬れ』(関西テレビ) - しの 役
- 1981年10月6日: 『影の軍団シリーズ 影の軍団II』第1話「眼には眼を」(関西テレビ) - お霧 役
- 1981年10月7日: 『お命頂戴!』第1話「変幻葵殺法 最後の哀しき抱擁」(テレビ東京)
- 1982年2月25日: 『春の傑作推理劇場 黒い館の女』(テレビ朝日) - 主演
- 1982年3月4日・11日: 『春の傑作推理劇場 嫉妬』(テレビ朝日) - 主演
- 1982年: 『大岡越前』第6部 第6話「死を占った女」(TBS) - おせい 役
- 1982年: 『斬り捨て御免!』(第3シリーズ)第3話「生か死か断崖に揺れる二人」(テレビ東京) - おりは 役
- 1982年7月16日 - 9月24日: 『金曜劇場 夕映え天使』(フジテレビ) - 主演
- 1982年11月2日 - 9日: 『火曜サスペンス劇場 女相続人 億万長者のこの人が本当に私の父親なのか』(日本テレビ) - 主演
- 1982年12月31日: 『つか版忠臣蔵』(テレビ東京) - 主演
- 1983年4月30日: 『ザ・サスペンス 一千万人の中の孤独』(TBS・毎日放送) - 主演・大町久美子 役
- 1983年: 『大岡越前』第7部 第4話「義賊あざみ小僧」(TBS) - お葉 役
- 1984年4月3日: 『流れ星佐吉』第1話「佐吉が出会った大美人」(関西テレビ)
- 1984年6月13日 - 8月1日: 『ふたりぼっち』(フジテレビ) - 主演
- 1985年: 大河ドラマ『春の波涛』(NHK総合) - 川上貞奴 役
- 1985年: 『木曜ゴールデンドラマ 花道は炎のごとく』(よみうりテレビ)
- 1986年10月1日: 『水曜ドラマスペシャル 椿探偵奮闘シリーズ 天女の涙』(TBS) - 主演
- 1987年1月1日: 『新春特別企画ドラマ「太閤記」』(TBS) - 主演
- 1987年6月12日: 『セゾンスペシャル サーカス村裏通り』(TBS) - 主演
- 1987年8月22日: 『24時間テレビスペシャルドラマ「長らえしとき」』(日本テレビ) - 主演
- 1987年11月29日: 『東芝日曜劇場 休暇は終った』(TBS) - 主演
- 1988年1月12日 - 3月24日: 『木曜劇場 窓を開けますか?』(フジテレビ) - 主演・岸森亜希子 役
- 1988年10月22日: 『土曜ワイド劇場 桜子は微笑う ラストエンペラーに仕掛けられた妖しい女の罠』(テレビ朝日) - 主演
- 1989年1月2日: 『大忠臣蔵』(テレビ東京) - 瑤泉院 役
- 1989年1月4日: 『水曜グランドロマン 花と家族』(日本テレビ) - 主演
- 1989年5月30日: 『火曜スーパーワイド 長崎異人館の女』(テレビ朝日) - 主演
- 1989年10月8日: 『東芝日曜劇場 こんどの日曜日』(TBS) - 主演
- 1989年10月12日: 『平岩弓枝ドラマスペシャル「歳月」』(フジテレビ)
- 1990年1月28日: 『東芝日曜劇場 クワタさんとマリ』(TBS) - 主演
- 1991年3月1日: 『東芝日曜劇場 神をにくんで人をにくまず』(TBS) - 主演
- 1991年3月11日 - 16日: ドラマ指定席『未来(ニライ)の海 リリー踊り子日記』(NHK総合) - 主演
- 1992年10月25日: 『東芝日曜劇場 愛のそば』(TBS) - 主演
- 1993年1月3日: 『家族の食卓'93』(フジテレビ) - 主演
- 1993年6月18日: 『金曜エンタテイメント 傑作ミステリー選集I アガサ・クリスティーの「招かれざる客」』(フジテレビ) - 主演
- 1993年8月4日: 松本清張一周忌特別企画/『或る「小倉日記」伝』(TBS) - 主演・村上ふじ 役
- 1993年9月27日: 『サスペンス・魔 私に話しかけて...』(関西テレビ) - 主演
- 1993年11月8日: 『月曜ドラマスペシャル サクラサク! おかあさんは女子大生』(TBS) - 主演
- 1995年4月13日 - 6月29日: 『木曜ドラマ 魔の季節』(TBS) - 主演
- 1996年2月4日 - 25日: BS日曜ドラマ『女にも七人の敵』(NHK BS) - 主演
- 1996年10月6日 - 11月3日: BS日曜ドラマ『スキップ』(NHK BS) - 主演
- 1997年: 大河ドラマ『毛利元就』(NHK総合) - 杉の方 役
- 1999年1月1日、3日: NHK正月時代劇『加賀百万石 ~母と子の戦国サバイバル~』(NHK総合) - おまつ → 芳春院 役
- 1999年9月29日 - 12月15日: 『水曜 ドラマの花束/怒る男 笑う女』(NHK総合)
- 2000年3月28日 - 5月2日: 『ドラマDモード/ゲームの達人』(NHK総合)
- 2000年10月20日: 『金曜エンタテイメント 恐妻家探偵の事件帖~殺しのレシピ~』(フジテレビ) - 朝倉麻衣子 役
- 2001年3月10日、17日: 『土曜特集/ドラマ 介護ビジネス』(NHK総合) - 主演
- 2001年11月10日: 『聖徳太子』(NHK総合) - 額田部皇女 役
- 2001年11月24日: 『つま恋』(NHK総合) - 主演・陶子 役
- 2002年6月24日 - 7月29日: 『月曜ドラマシリーズ 夏の日の恋~Summer Time~』(NHK総合) - 上原夏子 役
- 2002年7月7日 - 9月15日: 『東芝日曜劇場 太陽の季節』(TBS) - 和泉響子 役
- 2002年12月1日: 『女と愛とミステリー パートタイム探偵(1)』(BSジャパン) - 主演・山田典子 役
- 2003年5月12日 - 6月9日: 『月曜ドラマシリーズ 麻婆豆腐の女房』(NHK総合) - 主演・孫陽子 役
- 2003年10月13日: 『離婚旅行』(TBS) - 波多野夏代 役
- 2004年2月22日: 『松坂慶子スペシャル パートタイム探偵(2)』(BSジャパン) - 主演・山田典子 役
- 2004年: 『プライド』(フジテレビ) - 今泉千恵子(特別ゲスト)
- 2004年: 『乱歩R』第4話「黒蜥蜴」(よみうりテレビ) - 緑川婦人 役
- 2004年7月8日 - 9月9日: 『人間の証明』(フジテレビ) - 郡恭子 役
- 2004年10月5日 - 12月21日: 『マザー&ラヴァー』(関西テレビ) - 岡崎マリア 役
- 2004年11月17日 - 21日: 『弟』(テレビ朝日) - 石原まき子 役
- 2005年9月17日: 『日本の歴史』(フジテレビ) - 声の出演
- 2005年9月27日: 秋の恋愛必勝ドラマスペシャル/『小悪魔な女になる方法』(関西テレビ) - 麗子 役
- 2005年: 大河ドラマ『義経』(NHK総合) - 平時子 役
- 2005年10月13日 - 12月8日: 『木曜ドラマ 熟年離婚』(テレビ朝日) - 豊原(渡辺)洋子 役
- 2006年2月25日: 『プレミアムステージ/キッチン・ウォーズ』(フジテレビ) - 杉野さくら 役
- 2006年8月15日: 『DRAMA COMPLEX/母たることは地獄のごとくー二千人の孤児の母 澤田美喜物語ー』(日本テレビ) - 主演・澤田美喜 役
- 2007年1月2日: 『新春ワイド時代劇/忠臣蔵 瑤泉院の陰謀』(テレビ東京) - りく 役
- 2007年1月4日、5日: 『マグロ』(テレビ朝日) - 坂崎操 役
- 2007年1月9日: 『火曜ドラマゴールド/大女優殺人事件』(日本テレビ) - 小春 役
- 2007年1月11日 - 3月8日: 『木曜ドラマ エラいところに嫁いでしまった!』(テレビ朝日) - 山本志摩子 役
- 2008年: 大河ドラマ『篤姫』(NHK総合) - 幾島 役
- 2009年4月3日 - 5月22日: 『金曜ドラマ/コンカツ・リカツ』(NHK総合) - 町田幸子 役
- 2009年11月28日: 橋田壽賀子ドラマスペシャル『結婚』(テレビ朝日) - 加納秀子 役
- 2010年1月9日 - 3月20日: 『土曜時代劇/咲くやこの花』(NHK総合) - 佐生はな 役
- 2010年1月15日 - 3月12日: 『宿命 1969-2010 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京』(テレビ朝日) - 白井逸子 役
- 2010年3月29日 - 9月25日: 『連続テレビ小説 ゲゲゲの女房』(NHK総合) - 田中美智子 役
- 2010年7月19日 - 9月20日: 『夏の恋は虹色に輝く』(フジテレビ) - 楠真知子 役
- 2011年1月1日: NHK正月時代劇『隠密秘帖』(NHK総合) - 沢の井 役
- 2011年4月12日 - 5月24日: 『ドラマ10/マドンナ・ヴェルデ』(NHK総合) - 山咲みどり 役
- 2011年9月25日: ドラマ特別企画/『居酒屋もへじ』(TBS) - 佐伯陽子 役
- 2012年1月28日 - 2月4日: 『土曜ドラマスペシャル/キルトの家』(NHK総合) - 桜井一枝 役
- 2012年7月2日 - 9月17日: 『浪花少年探偵団』(TBS) - 竹内妙子 役
- 2013年1月14日 - 3月25日: 『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ) - 五浦恵理 役
- 2013年3月19日、20日: 『極北ラプソディ』(NHK総合) - 今中万里子 役
- 2013年: 『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』(フジテレビ) - 遠野春子 役
- 2013年11月10日: 『ドラマW/チキンレース』(WOWOW) - 清水真理 役
- 2013年11月29日: 『長谷川町子物語~サザエさんが生まれた日~』(フジテレビ) - 長谷川貞子 役
- 2014年4月5日 - 9月27日: 『牙狼-GARO- -魔戒ノ花-』(テレビ東京) - 第10話、アンナ 役
- 2014年10月16日 - 12月18日: 『ぼんくら』(NHK総合) - お徳 役
- 2014年12月22日、23日: 特集ドラマ/『ナイフの行方』(NHK総合) - 永原織江 役
- 2015年: 大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK総合) - 毛利都美子 役
- 2015年9月28日 - 2016年4月2日: 『連続テレビ小説 あさが来た』(NHK総合) - 大隈綾子 役
- 2015年10月22日 - 12月3日: 『ぼんくら2』(NHK総合) - お徳 役
- 2016年2月5日 - 3月25日: 『スミカスミレ 45歳若返った女』(テレビ朝日) - 如月澄 役
- 2016年2月27日 - 3月12日: 特集ドラマ/『恋の三陸 列車コンで行こう!』(NHK総合) - 岩渕晴子 役
- 2016年4月22日: 『牙狼-GARO- -魔戒烈伝-』(テレビ東京) - 第3話、アンナ 役
- 2016年4月21日 - 6月16日: 『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ) - 立木尚子 役
- 2017年10月4日 - 12月6日: 『水戸黄門』(BS-TBS)
- 2017年11月26日: 『最後の同窓会』(テレビ朝日)
- 2017年8月28日: 『居酒屋もへじ-ありがとう父ちゃん-』(TBS) - 佐伯陽子 役
- 2018年1月4日: 『DOCTORS~最強の名医~ 新春スペシャル』(テレビ朝日) - 森山日美子 役
- 2018年: 大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合) - 西郷満佐 役
- 2018年10月1日 - 2019年3月30日: 『連続テレビ小説 まんぷく』(NHK総合) - 今井鈴 役
- 2019年3月25日: 『大奥 最終章』(フジテレビ) - 浄円院 役
- 2019年10月17日、12月19日: 『ドクターX~外科医・大門未知子~』第6期 第1話、第10話(テレビ朝日) - 岩田一子 役
- 2020年1月5日: 『あしたの家族』(TBS) - 小野寺真知子 役
- 2021年1月9日: 『おもひでぽろぽろ』(NHK BSプレミアム) - 主演・杉本タエ子 役
- 2021年1月10日: 『DOCTORS~最強の名医~ 2021新春スペシャル』(テレビ朝日)
- 2021年3月6日: 『死との約束』(フジテレビ) - 本堂夫人 役
- 2021年3月22日: 『流れ星』(NHK BSプレミアム) - 主演・夏子 役
- 2021年10月15日 - 11月26日: 『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレビ東京) - 馬場ゆかり 役
- 2022年5月8日 - 6月19日: 『今度生まれたら』(NHK BSプレミアム) - 主演・佐川夏江 役
- 2022年10月8日 - 11月5日: 『一橋桐子の犯罪日記』(NHK総合) - 主演・一橋桐子 役
- 2023年1月3日: 『DOCTORS~最強の名医~ファイナル』(テレビ朝日) - 森山日美子 役
- 2023年4月3日 - 6月30日・9月25日 - : 『連続テレビ小説 らんまん』(NHK総合) - 槙野タキ / 槙野千鶴 役
- 2023年1月12日: 配信ドラマ『舞妓さんちのまかないさん』(Netflix) - 千代 役
- 2025年1月9日配信予定: 配信ドラマ『阿修羅のごとく』(Netflix) - 竹沢ふじ 役
- 2025年1月17日放送予定: 『法廷のドラゴン』第1話(テレビ東京) - 香坂絹子 役
- 2025年2月5日放送予定: 『正直不動産ミネルヴァ Special』(NHK BS) - 檜山加寿子 役
3. 音楽活動
松坂慶子の音楽活動は、女優業と並行して行われ、ヒット曲「愛の水中花」をはじめ、数々のシングルやアルバムをリリースし、その歌声で多くのファンを魅了した。
3.1. シングル・アルバム
松坂慶子は1976年にシングル「おとずれ」で歌手デビューし、その後も多くの作品を発表している。
3.1.1. シングル
枚 | 発売日 | タイトル | c/w | 発売元 |
---|---|---|---|---|
ポリドール・レコード | ||||
1st | 1976年 | おとずれ | 哀しみの風景 | |
日本コロムビア | ||||
2nd | 1979年7月1日 | 愛の水中花 | 雨の舗道で | |
3rd | 1980年6月10日 | 夜明けのタンゴ | 恋のメモリー | |
4th | 1981年4月1日 | 織江の唄 | 島原地方の子守唄 | |
日本コロムビア / DENON | ||||
5th | 1983年11月1日 | 海と宝石 | 霧に走る | |
日本コロムビア | ||||
6th | 1984年4月1日 | 爛漫 | 淋しい電話 | |
7th | 1985年11月21日 | ラジオのついたナイト・テーブル | 愛の幕切れ | |
8th | 1987年1月21日 | 赤い靴はいてた淫らな娘 | あんたとあたいのブルース | |
Sony Records | ||||
9th | 1991年3月1日 | 十九の春 | 愛の水中花'91 | |
ポニーキャニオン | ||||
10th | 1993年1月21日 | お嫁になんかいかないで | かんかんとんとん |
3.1.2. コラボレーションシングル
名義 | 発売日 | タイトル | c/w | 発売元 |
---|---|---|---|---|
松坂慶子・風間杜夫・平田満 | 1982年10月21日 | 蒲田行進曲 | 蒲田組曲 ~Stars on KAMATA | 日本コロムビア |
松坂慶子 & 志穂美悦子 | 1984年9月21日 | 月光価千金 | スウィート・ジェニー・リー | |
渡哲也・松坂慶子 | 1988年9月15日 | ラストシーンは見たくない | 春来川 | taurus |
研二と慶子 | 2001年10月21日 | まごころよりどころ | しあわせに向かって | 徳間ジャパンコミュニケーションズ |
松坂慶子 & 浜圭介 | 2015年7月22日 | 哀愁の札幌 | 愛の法則 | キングレコード |
松坂慶子 with フォー・セインツ | 2015年10月14日 | たまには仲間で | 子供らよ | ユニバーサルミュージック |
3.1.3. オリジナル・アルバム
枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 |
---|---|---|---|
日本コロムビア | |||
1st | 1980年 | ファーストアルバム -いま季節の中に- |
# 愛の水中花 |
2nd | 1984年2月1日 | 瞳をとじて |
# キャンディ・タウン |
3.1.4. ライブ・アルバム
枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 |
---|---|---|---|
日本コロムビア | |||
1st | 1983年1月1日 | EXPENSIVE I 弟よ |
# オープニング・テーマ |
3.1.5. カバー・アルバム
枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 |
---|---|---|---|
日本コロムビア | |||
1st | 1985年12月1日 | EXPENSIVE II 女かえたら |
# 愛の幕切れ |
CBSソニー | |||
2nd | 1990年11月21日 | OPERA ~歌に生き、恋に生き~ |
# 乾杯の歌 (ヴェルディ:歌劇「椿姫」より) |
3.1.6. ベスト・アルバム
枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 |
---|---|---|---|
コロムビアミュージックエンタテインメント | |||
1st | 2003年1月1日 | コロムビア音得盤シリーズ 松坂慶子 | |
2nd | 2007年8月22日 | エッセンシャル・ベスト 松坂慶子 | |
3rd | 2009年11月24日 | 松坂慶子 ベスト・セレクション | |
4th | 2009年2月18日 | GOLDEN☆BEST 松坂慶子 やさしさの季節 |
3.2. その他音楽活動
松坂慶子は、自身のアルバムやシングル以外にも、映画のサウンドトラックやテレビ番組のタイアップ曲など、多岐にわたる音楽活動を行ってきた。
3.2.1. サウンドトラック
発売日 | タイトル | 収録曲 |
---|---|---|
日本コロムビア | ||
1984年10月 | 上海バンスキング オリジナルサントラ盤 | SIDE1 |
3.2.2. 映像作品
枚 | 発売日 | タイトル |
---|---|---|
日本コロムビア | ||
1st | 1984年3月 | 松坂慶子 in person~close your eyes |
CBSソニー | ||
2nd | 1990年 | 松坂慶子 オペラ・アリア集~歌に生き、恋に生き~ |
NHK | ||
3rd | 1998年1月 | 華~さくら・紫霞 山河憧憬(第1集) |
3.2.3. タイアップ曲
楽曲 | タイアップ | 時期 |
---|---|---|
おとずれ | 日本テレビ系ドラマ『暖流』主題歌 | 1976年 |
愛の水中花 | TBS系ドラマ『水中花』主題歌 | 1979年 |
雨の舗道で | TBS系ドラマ『水中花』挿入歌 | |
夜明けのタンゴ | TBS系ドラマ『夜明けのタンゴ』主題歌 | 1980年 |
蒲田行進曲 | 松竹・角川春樹事務所提供作品『蒲田行進曲』主題歌 | 1982年 |
海と宝石 | 十條キンバリー『ニュー・クリネックス・ティシュー』TV CF イメージ・ソング | 1983年 |
爛漫 | 松竹映画『化粧』主題歌 | 1984年 |
月光価千金 | 松竹・シネセゾン・テレビ朝日提供作品『上海バンスキング』主題歌 | |
スウィート・ジェニー・リー | 松竹・シネセゾン・テレビ朝日提供作品『上海バンスキング』挿入歌 | |
ラジオのついたナイト・テーブル | TBSラジオ『愛のドラマ シリーズ』主題歌 | 1985年 |
赤い靴はいてた淫らな娘 | 松竹映画『自由な女神たち』主題歌 | 1987年 |
あんたとあたいのブルース | 松竹映画『自由な女神たち』挿入歌 | |
十九の春 | NHKテレビドラマ『未来の海』主題歌 | 1991年 |
まごころよりどころ | ミュージカル映画『カタクリ家の幸福』劇中歌 | 2001年 |
やさしさの季節 | NHKラジオ『ラジオ深夜便』2009年1月~3月期「深夜便のうた」より | 2009年 |
3.3. その他
- SUNNY ORIGINAL MUSIC CASSETTE(日産自動車、非売品カセットテープ)
- 「シャル・ウィ・ダンス?~オールスター社交ダンス選手権~MUSIC COLLECTION FOR LATIN」サウンドトラックCD.DVD付(2006年10月25日、日本テレビ) - ルンバを踊る映像が収録されている。
- DVD「女神の時代ー昭和が愛したスタア」(2009年12月18日、日本ドリームコンテンツ株式会社) - 早田雄二の写真が収録されている。
4. その他の活動
松坂慶子は俳優・歌手活動以外にも、コマーシャル出演、舞台、書籍執筆、声優、テレビ番組の司会など、多岐にわたる分野でその才能を発揮し、幅広い層から支持を得ている。
4.1. CM出演
松坂慶子は長年にわたり、様々な企業のテレビコマーシャルに出演し、その多様な魅力を披露してきた。
- 1970年代: わかさいも本舗『わかさいも』(北海道ローカルCM)
- 1973年: 三共『ルル』
- 1973年5月1日: 九州相互銀行ボーナスキャンペーンガール
- 1974年: メルシャン
- 1985年: 味の素『パルスイート』
- 1990年: 白元『ミセスロイド』(映画『グッバイ・ママ』とのタイアップCM)
- 1990年1月: キリンビール『キリンラガービール』「ラ党の人々。」(勝新太郎の逮捕によりCM放送は一日で打ち切り)
- 1993年: 大塚食品『ボンカレーゴールド』、『ボンデラックスカレー』(山本淳一と共演)
- 2005年 - 2011年: 祐徳薬品工業『パスタイム』
- 2007年: 大塚食品「40周年目のボンカレー」
- タイガー魔法瓶工業
- 日産自動車『サニー』(B310後期型、B11型、1980年 - 1985年)
- 2017年: 日産自動車『ジューク』(YF15後期型、ズーイー・デシャネル、アダム・ドライバー、前田美波里、アン・ハサウェイ、ジュリアン・ムーアと共演)
- ロート製薬『新・Vロート』
- 日本製紙クレシア『クリネックス』
- 1972年 - : メナード化粧品『イルネージュ』(2002年、2014年 - 2016年)、『フェアルーセント』(2005年 - 2011年)
- 1996年: 日立製作所
- -2003年: 日清食品『日清のラーメン屋さん』
- 2019年: 日清食品『袋麺シリーズ「愛されて三世代」編』
- 2000年 - 2003年: 東京電話(ユースケ・サンタマリアらと共演)
- ブリヂストン「グレース」
- 2006年: ANA「OKINAWA あの人も行っている」(速水もこみち・石塚英彦と共演)
- 2008年: アメリカンファミリー生命保険「アヒル保険相談」
- 2008年: ソフトバンクモバイル『ホワイト家族24』「ダイエット」編(カイくんが訪れるスナックのママ役)
- 2014年: ソフトバンクモバイル「バーのママ」「娘?」「鑑定結果」
- 2009年 - 2015年: レディースアートネイチャー
- 2010年: サントリー食品インターナショナル『BOSS』「大人の流儀」(加藤剛・加藤茶・北大路欣也と共演)
- 2011年: 三洋物産『CR男はつらいよ・寅次郎人情篇』
- 2016年: ローソン『ゲンコツメンチ』(麻生久美子と共演)
- 2017年: 花王 『アタックウルトラアタックNeo』(瀬戸康史・木野花と共演)
- 2019年: アマノ「おばあちゃんとアマノ編」
- 2019年6月6日公開: パーソルキャリア doda「母とわたしと、デューダ子篇」、Webドラマ「意外だった母」篇、「娘との時間」篇
- 2020年8月7日 - : UQコミュニケーションズ「UQモバイル」『シニア三姉妹』篇(大地真央、田中美佐子と共演)
- 2023年6月3日 - : 大塚製薬『ポカリスエット』(吉田羊、鈴木梨央と共演)
4.2. 舞台・朗読
松坂慶子は映画やテレビドラマに加えて、舞台や朗読劇でもその表現力を発揮している。
- 1982年1月3日 - 27日: 『雪国』(日生劇場) - 主演・駒子 役(初舞台)
- 1989年3月5日 - 28日: 『唐版 滝の白糸』(日生劇場) - バーのホステスお甲 役(蜷川幸雄演出。『マクベス』を観て蜷川との仕事を熱望した松坂の願いが実現した)
- 1989年10月8日: 『椿姫』 - 初演出(遠藤周作ら文筆家集団中心の劇団「樹座」の舞台)
- 1990年3月2日 - 26日: 『黒蜥蜴』(新橋演舞場) - 主演・黒蜥蜴 役(坂東玉三郎演出。松坂は『唐版 滝の白糸』で水芸を教わっており、坂東の個人的な大ファンであることから依頼した)
- 1990年12月3日 - 27日: 『ヴィクター・ヴィクトリア』(梅田コマ劇場) - 主演・ヴィクトリア 役(初ミュージカル)
- 1991年2月4日 - : 『ヴィクター・ヴィクトリア』(渋谷シアターコクーン)
- 2000年12月31日: 『世界劇 源氏物語』(東京国際フォーラム ホールA) - 六条御息所 役(なかにし礼総プロデュース)
- 2001年10月31日 - 11月25日: 『長崎ぶらぶら節』(帝国劇場) - 米吉 役(なかにし礼原作・監修 帝劇創立90周年記念11月特別公演)
- 2002年11月1日 - 12月28日: 『奥さまの冒険ーわたしバカよねー』(芸術座) - 主演・山田桜子 役(なかにし礼原作・脚本・演出、東宝製作)
- 2003年10月2日 - 28日: 『奥さまの冒険ーわたしバカよねー』(梅田コマ劇場)
- 2015年5月20日 - 22日: 『「私のエディット」~松坂慶子が語るエディット・ピアフの物語』(三越劇場)
- 2015年5月30日: 『「私のエディット」~松坂慶子が語るエディット・ピアフの物語』(りゅーとぴあ)
- 2015年6月14日: 『「私のエディット」~松坂慶子が語るエディット・ピアフの物語』(北九州芸術劇場 中劇場)
- 2013年7月27日: 『吉野のさくら保全プロジェクト』朗読劇「額田王と吉野 古に恋ふる鳥」(よみうりホール)
- 2015年1月27日: 朗読会『よしのよく見よ』(吉野北小学校・吉野小学校)
- 2015年7月: 朗読劇『宴の花』(万葉文化館企画展示室)
- 2015年10月30日: 朗読劇『万葉集朗読劇 海と雲と月と星と』(ハワイ大学マノア校)
- 2017年11月: 万葉集朗読(仁川大学)
- 2020年3月15日: 朗読劇『令和にこめる万葉の心』「梅薫る庭のしあわせ」(北秋田市文化会館)
4.3. 書籍
松坂慶子は自身の著書や写真集を出版するほか、彼女に関する多くの書籍も刊行されている。
4.3.1. 著書
- 1979年8月: 『プレリュード』(ペップ出版)
- 1984年3月15日: 『松坂慶子写真集』(大倉舜二 撮影、プレイボーイ別冊編集部 編集、集英社)
- 1992年12月: 『女優と、私と』(主婦と生活社)
- 2002年8月: 『さくら伝説 松坂慶子写真集』(なかにし礼原作・監修、フォーブリック)
- 2009年7月31日: 『Shall We Hula?松坂慶子とはじめるフラ入門』(実業之日本社)
4.3.2. 関連書籍
- 1979年: 『日本の美 女優』(篠山紀信、集英社)
- 1981年4月: 『三枝の爆笑美女対談』(関西テレビ編、講談社)
- 1982年: 『昭和写真・全仕事series4』(大竹省二、朝日新聞社)
- 1983年: 『笑点 木久蔵交友録 ふれんど疾風』(林家木久蔵著、リイド社)
- 1983年1月: 『The Star in the limelight』(稲越功一撮影、誠文堂新光社)
- 1983年5月10日: 『平地勲写真集 麗しの君を忘れじのブルース』(平地勲撮影、出帆新社)
- 1984年1月1日: 『12の素顔ー渡辺淳一の女優問診』(渡辺淳一著、朝日新聞出版局)
- 1987年9月: 『女の仕事ー地球は、私の仕事場です』(残間里江子著、朝日新聞社)
- 1987年11月: 『さらば愛しき人よ』(武田鉄矢著、集英社)
- 1988年3月25日: 『日本の女優50人ー素顔とことば』(菅野拓也著、新潮社)
- 1988年4月: 『狐狸庵が教える対話術』(遠藤周作著、光文社)
- 1988年9月21日: 『銀幕の恋人たち』(品田雄吉著、ミリオン書房)
- 1989年12月: 『人間グラフィティ三枝成彰対談集』(三枝成彰著、潮出出版)
- 1992年6月: 『スター大写真帳1女優編』(早田雄二撮影、きょうせい)
- 1993年: 『娘・松坂慶子への「遺言」』(松坂慶子の両親著、光文社)
- 1995年8月: 『女優になるための36章上巻』(つかこうへい著、主婦と生活社)
- 2000年6月: 『別冊太陽 名女優』(早田雄二撮影、平凡社)
- 2001年9月21日: 『おとなの奈良 「京都」に泊まって「大和路」を歩く』(週刊現代編集部編、講談社)
- 2003年8月14日: 『人生の黄金律 共生の章』(なかにし礼著、清流出版)
- 2008年: 『ザ・ベストテン』(山田修爾著、ソニー・マガジンズ)
- 2009年11月: 『見とれていたい わたしのアイドルたち』(柴崎友香著、マガジンハウス)
- 2014年9月17日: 『銀幕おもいで話』(高岩淡著、双葉社)
4.4. その他のメディア出演
松坂慶子は、声優業、テレビ番組の司会、ラジオ出演など、多岐にわたるメディアで活躍している。
4.4.1. 劇場アニメ
- 1997年: 『天才えりちゃん金魚を食べた』(シネマ・ワーク / クリオネ) - お母さん 役
4.4.2. オリジナルアニメ
- 『平和への誓約(うけい)「松尾敬宇とその母」』 - 母・松尾まつ枝 役
4.4.3. 吹き替え
- 2008年日本公開: 『魔法にかけられて』(ディズニー) - ナレーター(ジュリー・アンドリュース)
4.4.4. ラジオ
- 1970年代: 『メナードおしゃれ情報~今日は松坂慶子です~』(文化放送)
- 1980年: 『素敵な午後6時』(FM東京)
- 1980年10月 - 1982年3月: 『NISSANミッドナイトステーション すこししあわせ』(TBSラジオ)
- 1979年11月26日、1982年11月1日、1983年10月31日: 『中島みゆきのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)
- 1980年5月31日: 吉田拓郎「ヤングタウンTOKYO」(TBSラジオ)
- 1985年: ラジオドラマ「昼下がりの悪魔」(TBSラジオ) - 主題歌: ラジオのついたナイトテーブル
- 2000年10月25日: 『NHKラジオ夕刊』(NHKラジオ第1)
- 2002年1月2日~4日: 『特集オーディオドラマ『赤い月』』(NHK-FM) - 主演・主題歌「赤い月」歌唱
- 2011年5月7日、8日、2015年6月28日、2015年9月6日、13日、10月4日、11日、11月8日: 『ラジオ深夜便』(NHKラジオ第1・FM) - インタビューコーナー「女優が語る私の人生」、「私のがむしゃら時代」、女優が語る名作シリーズ「私のエディット~松坂慶子が語るエディット・ピアフの物語~」
- 2013年11月2日: 岡田惠和『今宵、ロックバーで~ドラマな人々の音楽談義~』(NHK-FM)
- 2014年6月8日: 上田義郎のベトナム元気!(MBSラジオ)
- 2015年10月15日: 『ありがとう浜村淳です』(MBSラジオ) - 大森一樹監督と映画『ベトナムの風に吹かれて』を宣伝
- 2015年12月15日: 『わが人生に乾杯!』(NHKラジオ第1)
- 2017年8月19日: 『大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版』(TBSラジオ) - 「午後の招待席」ゲスト
- 2019年4月14日: 『サンデーライブゴエでショー 吉野の桜からありがとう』(MBSラジオ) - ゲスト
- 2020年1月: KZOO OHANA INTERVIEW「愛するハワイ!」(ハワイ州オアフ島ホノルルKZOOラジオ)
4.4.5. その他のテレビ番組
松坂慶子は、NHK紅白歌合戦の審査員や司会、バラエティ番組への出演など、多岐にわたるテレビ番組でその存在感を発揮してきた。
- NHK紅白歌合戦(NHK総合・ラジオ第1)
- 1972年12月31日: 第23回 - ゲスト
- 1983年12月31日: 第34回 - 特別審査員
- 1984年12月31日: 第35回 - 特別審査員
- 2004年12月31日: 第55回 - ゲスト
- 1978年~1979年: 『ゆく年くる年』(テレビ朝日) - 青森県からのレポーター役
- 1978年8月2日: 『連想ゲーム』(NHK総合)
- 1979年4月3日: 『4月だヨ!全員集合』(TBS) - 江戸を斬るチームとして出演
- 1979年9月10日、1982年(郷ひろみ「哀愁のカサブランカ」共演)、1982年11月1日、1983年10月31日、1984年9月24日、1985年12月11日、1986年5月7日、14日、21日、28日、1987年1月14日、2月25日: 『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ) - 「愛の水中花」など歌唱
- 1979年9月27日、11月8日、11月29日: 『ザ・ベストテン』(TBS) - 「愛の水中花」歌唱(北海道大学、東福寺からの中継回もあった)
- 1980年1月3日: 『ハッピーニューヒット'80』(NHK総合) - 「愛の水中花」歌唱
- 1980年: 『三枝の爆笑美女対談』(関西テレビ)
- 1980年~1984年: 『夜の指定席・魅惑のファンタジー』(NHK総合) - レギュラー司会
- 1980年5月27日: 『ミュージックフェア』(フジテレビ) - 海援隊と「送る言葉」歌唱
- 時期不明: 『ドリフと女優の爆笑劇場』(テレビ朝日)、『欽ちゃんのどこまでやるの!』(テレビ朝日)
- 1983年12月3日: 『スウィングはお好き?』(NHK総合) - ワンマンショー
- 1983年1月: 『今夜は最高!』(日本テレビ) - 「蒲田行進曲」パロディ、「蒲田行進曲」「アイム・ジャスト・ア・フーチー・クーチー・マン」歌唱
- 1984年2月1日: 開局25周年記念水曜スペシャル「ザ・ドリフターズ!!爆笑コントだ!大行進 女優まとめて名場面・大傑作」(テレビ朝日)
- 1984年10月5日、2006年1月6日、2013年7月16日、2015年10月15日: 『徹子の部屋』(テレビ朝日)
- 1985年: 『音楽の旅はるかⅡ"松坂慶子はじめてのニューヨーク"』(TBS)
- 1986年: 『女ひとり旅』(テレビ朝日)
- 1986年頃: 『出会い街角エトランゼ』(テレビ東京)
- 1987年1月31日: 『自由な女神してますか?松坂慶子・桃井かおりごきげんトーク!!』(TBS)
- 1987年: 『なるほど!ザ・ワールド』(フジテレビ) - リポーターとしてイギリス取材
- 1987年12月30日: 『松坂慶子ディナーショー-愛と幻想のステーション-』(NHK BS1)
- 1988年11月25日: 『ミュージックステーション』(テレビ朝日) - 渡哲也と「ラストシーンは見たくない」歌唱
- 1989年1月3日: 新春特番『なるほど!ザ・ワールド スペシャル』(フジテレビ) - リポーターとしてフランス、デュッセルドルフ(西ドイツ)を紹介
- 1989年1月27日、1990年11月27日、1996年1月5日、1997年2月18日、2000年4月12日、2006年1月27日: 『笑っていいとも!』(フジテレビ) - テレフォンショッキングゲスト
- 1990年: 『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ) - コント出演
- 1990年: 『水曜スーパーキャスト』(テレビ朝日) - ロンドンロケ
- 1991年: 『ねるとん紅鯨団』(関西テレビ)
- 1991年5月2日: 『愉快にオンステージ』(NHK総合) - 中村雅俊、堺正章と共演
- 1993年3月19日: 『日本アカデミー賞』(日本テレビ) - 司会
- 1993年: 『サタデーナイトインニューヨーク』(NHK総合) - 青江三奈インタビュー、ショー司会
- 1993年11月15日~17日: 『オータム・イン・ニューヨーク』(NHK BS2) - 司会
- 1995年: 『オールスター感謝祭』(TBS)
- 1996年6月17日: 『SMAP×SMAP』(フジテレビ) - ビストロSMAP
- 1997年: 『ルネサンス未来への扉3 二人のミケランジェロ』(日本テレビ) - イタリア各地を訪ねる
- 1997年2月10日: 『ふたりのビッグショー』(NHK総合) - 谷村新司と共演
- 1998年2月21日: 土曜特集「松坂慶子 おとぎ話のファンタジー・シンデレラの世界を旅する少女の物語」(NHK総合)
- 2000年3月28日: 『プロジェクトX~挑戦者たち~』(NHK総合) - 初回ゲスト
- 1997年、1998年、2004年、2008年、2015年8月8日: 『思い出のメロディー』(NHK総合・ラジオ第1) - 司会・歌手(女性最多の5回司会)
- 2002年1月2日、2009年2月7日: 『さんまのまんま』(関西テレビ)
- 2004年3月13日: 『BS日本のうた』(NHK BS) - 「愛の水中花」歌唱
- 2004年7月18日: 『よみがえる幻の古典芸能 伎楽 なぞの仮面舞踏劇をシルクロードに探る』(NHK教育)
- 2004年12月13日: 『SMAP×SMAP』(関西テレビ・フジテレビ) - ビストロSMAP
- 2004年12月23日、2005年1月29日、2月11日: 『夢の美術館「ついに登場!ルーヴル名宝100選」』(NHK BShi) - 司会
- 2005年1月8日: 『土曜スタジオパークーあなたの声に答えますー』(NHK総合)
- 2005年1月31日: 『世界・わが心の旅「パリ 生きなさい笑いなさい」』(NHK BS2)
- 2005年3月30日: TBSテレビ50周年「あなたも歌わずにいられない!!昭和~平成にっぽん歌謡50年全史」(TBS) - 「愛の水中花」歌唱
- 2005年6月7日: 『寅さんが愛したマドンナたち「芸者さん~松坂慶子」』(NHK BS2)
- 2005年12月10日、11日: 『夢の美術館「うるわしのアジア 仏の美100選」』(NHK BShi) - 司会
- 2005年12月16日: 『義経スペシャル座談会 -今語る義経のすべて』(NHK総合)
- 2006年1月9日: 『夢の美術館「うるわしのアジア ほとけの美100選」』(NHK BShi) - 司会
- 2006年1月10日、2009年1月22日: 『はなまるマーケット』(TBS)
- 2006年: 『シャル・ウィ・ダンス?』(日本テレビ) - 司会(自身初のレギュラーバラエティ出演)
- 2007年1月3日: 『愛のエプロン』(テレビ朝日)
- 2007年1月4日: 『オーラの泉』(テレビ朝日)
- 2007年5月24日: 『きよしとこの夜』(NHK総合) - 「愛の水中花」「蒲田行進曲」歌唱
- 2007年5月28日: 『SMAP×SMAP』(フジテレビ) - ろくろの王国
- 2007年8月13日: 『にっぽん 心の仏像~あなたの一仏 訪ねます~』(NHK BS)
- 2007年12月26日: 『アインシュタインの眼 年末スペシャル「スーパーカメラの大冒険2007」』(NHK総合)
- 2008年1月3日: 『ようこそ!"赤毛のアン"の世界へ』(NHK Eテレ)
- 2008年4月1日~6月24日: 『3か月トピック英会話"赤毛のアン"への旅~原書で楽しむAnneの世界』(NHK Eテレ)
- 2008年4月14日、2011年4月12日、2015年5月18日: 『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)
- 2008年12月18日: 『うたばん』(TBS) - 「愛の水中花」歌唱
- 2008年12月27日: 『サラリーマンNEO 2008冬宴』(NHK総合)
- 2009年1月2日: 『にっぽん巡礼』(NHK総合)
- 2009年1月7日: 『ザ!世界仰天ニュース美男美女まつり2009』(日本テレビ)
- 2010年5月6日: 『アートエンターテインメント迷宮美術史セレクション「巨匠を生んだ運命の風景」』(NHK BS)
- 2010年5月7日: 『あさイチ』(NHK総合) - プレミアムトーク
- 2010年8月7日: 『プレミアムシアター アリアナ・セイユ 松坂慶子対談「フラとハワイ 美と心を語る」』(NHK BS)
- 2011年1月2日: 『世界びっくり旅行社「2011お正月特別営業スペシャル」』(NHK)
- 2011年3月28日: 『ザ☆スター「岩下志麻」』(NHK BS2)
- 2011年5月29日: 『日曜美術館「夢のルドン傑作10選」』(NHK Eテレ)
- 2013年1月1日: 『輝く女 綾瀬はるか~不思議な魅力のヒミツ~』(NHK総合) - ナレーション
- 2013年1月6日: 『NHKアーカイブステレビ60年(3)「松坂慶子さんと見つめる大河ドラマ」』(NHK総合)
- 2013年: 日本テレビ開局60年特別番組 TV60 日テレ×NHK『60番勝負』ドラマ対決 『松坂慶子 女優最後の日』(NHK制作、日本テレビ放送) - 主演
- 2013年3月21日: 『「松坂慶子の女優最後の日」のすべて~こうして24時間でドラマが作られた~』(NHK総合)
- 2013年3月22日: 『テレビ60年 懐かし番組スペシャル』(NHK BS)
- 2013年4月12日: 『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京)
- 2013年8月: 『ヨーロッパ水風景』(テレビ東京) - 南フランスカンヌ~モナコの旅
- 2013年10月3日、12月1日: 『ぐるぐるナインティナイン グルメチキンレース14ゴチになります!』(日本テレビ)
- 2013年12月25日: 『こんにちは!動物の赤ちゃん2013』(NHK総合)
- 2014年1月1日、2015年11月20日: 『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)
- 2014年7月24日、31日: 『ミュージック・ポートレイト』(NHK総合) - 上沼恵美子と共演(選曲: ダイナ・ショア「青いカナリア」、エディット・ピアフ「愛の賛歌」、 美空ひばり「柔」、谷村新司「昴」、ミルトン・ナシメント「FRUTA BOA」、ボビー・マクファーリン「Don't Worry,Be Happy」、ミュージカル・ライオンキングより「サークルオブライフ」、ハワイアン「パパリナ・ラヒラヒ」、朝鮮半島民謡「アリラン」、「星に願いを」)
- 2015年1月25日: 『女の一生をつむぐ~追悼・宮尾登美子さん~』(NHK総合) - インタビュー出演
- 2015年3月29日: 『今夜も生でさだまさしスペシャル~日本一周達成感謝祭~』(NHK)
- 2015年3月30日: 『あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル』(TBS)
- 2015年6月8日: プレミアムステージ「鼬ーいたちー」(NHK BS) - 朗読劇「私のエディット」
- 2015年7月20日: 『松坂慶子 萩 都美姫の面影を訪ねて』(NHK総合)
- 2015年9月16日: 『NHKニュースおはよう日本』(NHK) - 映画を通し語る母への思いと介護
- 2015年11月17日: 『NHK歌謡コンサート』(NHK) - 「たまには仲間で」歌唱
- 2016年10月31日: 『ハロウィン音楽祭2016』(TBS) - ザ・ベストテン部分
- 2017年3月25日: 『松坂慶子のアイスランド紀行~オーロラを求めて絶景の大地へ~』(テレビ東京)
- 2018年1月3日: 『美食倶楽部へようこそ 西郷どんの正月料理』(NHK総合)
- 2018年9月25日、2022年10月4日: 『うたコン』(NHK総合) - 「愛の水中花」、「ラストダンスは私に」歌唱
- 2018年10月20日、2022年10月29日: 『土曜スタジオパーク』(NHK総合)
- 2018年12月11日: 『第18回わが心の大阪メロディー』(NHK総合) - 司会
- 2019年2月12日: 『サラメシ』(NHK総合)
- 2020年1月4日: 『人生最高レストラン』(TBS)
- 2020年1月11日: 『SWITCHインタビュー 達人達』(NHK Eテレ)
- 2021年1月7日: 『ごごナマ』(NHK総合)
- 2022年10月2日: 『NHK俳句』(NHK Eテレ)
- 2022年10月5日: 『ひるまえほっと』(NHK総合)
- 2022年10月5日: 『ニュースLIVE!ゆう5時』(NHK総合)
- 2022年10月30日: 『歳時記食堂』(NHK Eテレ)
4.5. ライブ・コンサート
- 1979年: 初のディナーショー(ヒルトンホテル)
- 1982年11月: 初のライブ公演(渋谷エッグマン) - 共演: 風間杜夫、平田満、石丸謙次郎、萩原流行
- 1983年11月15日: 『クローズ・ユア・アイズ』ライブ(渋谷西武劇場) - 宇崎竜童演出
- 1985年: コンサートツアー(東京、大阪、京都、名古屋) - つかこうへい演出
- 2006年5月18日: 松坂慶子PERFORMANCE Dance&song Keiko's cafe WOWWOW(東京プリンスホテルPark tower BALL ROOM)
- 2009年12月23日: クリスマスディナーショー(橿原ロイヤルホテル)
- 2009年12月: クリスマスディナーショー(サンロイヤルホテル)
- 2010年12月13日: クリスマスディナーショー(ホテルニューオータニ長岡)
- 2013年11月25日: 徹子の部屋コンサート(東京国際フォーラムホールA)
- 2013年12月9日: 徹子の部屋コンサート(フェスティバルホール)
4.6. その他の活動
松坂慶子は、映画祭の審査員や文化イベントへの参加、講演会など、多方面で活動している。
- 1971年: 秦野たばこ祭 - ミスたばことして、パレード参加
- 1975年、1978年~1990年、1996年: 清鈴苑きものショー(セイコきもの文化財団、株式会社鈴乃屋)
- 1986年12月: 座談会「地球は、私の仕事場です」(南青山スパイラルホール)
- 1996年: 第16回世界詩人会議日本大会'96前橋
- 1999年3月: 日清創立40周年式典および創業者安藤百福の90歳の誕生日を祝う会
- 1999年10月30日 - 11月7日: 第12回東京国際映画祭 コンペティション(Bunkamura・渋谷公会堂 他) - 国際審査員
- 2000年6月: 楽劇『天守物語』(サントリーホール小ホール)
- 2001年7月11日 - 15日: 楽劇『天守物語』(セルリアンタワー東急ホテル 能楽堂)
- 2008年7月28日: 楽劇『天守物語』(赤坂松田ホール)
- 2008年8月5日: 楽劇『天守物語』(加賀市民文化会館)
- 2008年9月15日: 楽劇『天守物語』(伊東市観光会館)
- 2009年3月14日: 楽劇『天守物語』(ホノルルコンベンションセンター(ホノルル・フェスティバル)、ハワイ大学)
- 2009年8月28日・29日: 楽劇『天守物語』(ウィーン民俗博物館)
- 2009年9月20日: 楽劇『天守物語』(犬山市民会館)
- 2009年9月22日: 楽劇『天守物語』(松山市民会館大ホール)
- 2009年9月27日: 楽劇『天守物語』(そぴあしんぐう大ホール)
- 2009年10月3日・4日: 楽劇『天守物語』(水戸芸術館 ACM劇場)
- 2009年10月10日: 楽劇『天守物語』(猪苗代町体験交流館)
- 2009年10月23日: 楽劇『天守物語』(紀尾井ホール)
- 2010年6月12日: 楽劇『天守物語』(県民共済みらいホール)
- 2010年8月7日: 楽劇『天守物語』(鹿島市民会館)
- 2012年3月26日: 日米桜寄贈百周年ワシントン・フィラデルフィア公演「萬歳楽2012」(フィラデルフィアインターナショナルハウス)
- 2012年3月29日: 日米桜寄贈百周年ワシントン・フィラデルフィア公演「萬歳楽2012」(ケネディセンターミレニアムステージ)
- 2004年: ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 - 審査員
- 2007年4月7日: 大回顧展モネ(国立新美術館)
- 2009年9月10日: 翌檜会(大阪ウエスティンホテル)
- 2009年9月26日: 講演会『モネと私』(大塚国際美術館システィーナホール)
- 2010年1月31日: 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本・「ウエスト・サイド物語」特別試写会 - ジョージ・チャキリスへ花束贈呈
- 2013年3月7日: 楽劇『万葉樂』(上海理工大学)
- 2013年6月25日~27日: 大田楽(日本スペイン交流400年記念事業、マドリード、グラナダ)
- 2014年8月8日~13日: 大田楽(カナダ)
- 2016年4月16日: 大田楽(国際交流基金主催事業、ワシントン)
- 2013年12月17日: 第3回AKB48紅白対抗歌合戦 - 審査員
- 2018年1月12日: 「日本を強く豊かに~島津斉彬と西郷隆盛の時代~」トークショー(鹿児島市民文化ホール第2ホール)
- 2018年10月25日: 家庭画報×ななつ星in九州 - トークショー
- 2019年11月7日: トークショー(ニューヨーク、日本クラブ主催)
- 2020年2月9日: 北日本新聞まんまる女性倶楽部第4回例会(ANAクラウンホテルプラザ富山)
- 2023年2月11日(名古屋)、3月8日(東京): 弘法大師御生誕1250年記念「空海とわのいのり」 - ゲスト
5. 受賞・受章
松坂慶子は、その長年にわたる輝かしいキャリアを通じて、数々の映画賞や文化栄誉を受賞・受章しており、日本のエンターテインメント界における彼女の貢献が広く認められている。
- 1972年: 『若い人』制作者協会新人賞、第10回ゴールデン・アロー賞新人賞を受賞。
- 1973年: 日本放送作家協会、女性演技者賞受賞。
- 1979年: 『愛の水中花』で日本有線大賞特別賞受賞。
- 1981年: 『青春の門』、『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』で、第5回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、報知映画賞主演女優賞を受賞。
- 1982年: 『蒲田行進曲』と『道頓堀川』で、第6回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール主演女優賞、エランドール賞特別賞、第20回ゴールデンアロー賞大賞を受賞。
- 1983年: 横浜映画祭ライフタイムアチーブメント賞を受賞。
- 1986年: ゴールデングロス賞のマネーメーキング・スター賞受賞。
- 1989年: 第一回ゴールデン・スター・オブ・ザ・イヤー賞受賞。
- 1990年: 『死の棘』で、第14回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、報知映画賞最優秀主演女優賞、日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞。第13回山路ふみ子映画賞受賞。
- 1991年: フランス高級香水協会マドモアゼル・パルファム賞、第一回フランス政府観光局・女性親善大使賞受賞。
- 1997年: 毎日映画コンクール田中絹代賞受賞。
- 2000年: 『さくや妖怪伝』、『本日またまた休診なり』で、毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。
- 2003年: 第14回ジュエリーベストドレッサー賞50代部門受賞。
- 2004年: 『るにん』で、メソッド・フェスト・インディペンデント映画祭フェスティバルディレクターズ賞を受賞。
- 2008年: 第60回日本放送協会(NHK)放送文化賞を石坂浩二や緒形拳、井上ひさしらと受賞した。同年、『火垂るの墓』で、毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。
- 2009年: 紫綬褒章受章。
- 2010年: 『大阪ハムレット』で、おおさかシネマフェスティバル主演女優賞を受賞。
- 2015年: 第12回万年筆ベストコーディネイト賞2015受賞。
- 2019年: 『まんぷく』で、第15回コンフィデンスアワード・ドラマ賞助演女優賞を受賞。同年、第27回橋田賞受賞。
- 2023年: 令和4年度「スターの手形」被顕彰。
- 2024年: 『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で、第47回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
6. 評価・影響
松坂慶子は、その比類なき演技力と多才な活動を通じて、日本の大衆文化に深く根ざし、エンターテインメント界全体に多大な影響を与えてきた。
彼女の女優としてのキャリアは、清純派から妖艶な役、そして母親役や祖母役まで、幅広い役柄をこなす柔軟性で特徴づけられる。特に、映画『事件』や『配達されない三通の手紙』での体当たりの演技は、それまでの清純なイメージを打ち破り、女優としての新境地を開拓した。また、『男はつらいよ』シリーズでの「マドンナ」役は、彼女を国民的スターの地位へと押し上げた。深作欣二監督作品への多数出演も、彼女の演技の幅広さを示すものとなっている。
音楽活動においても、ヒット曲「愛の水中花」は、ドラマの演出と相まって、松坂慶子を単なる女優にとどまらない、大衆文化のアイコンへと変貌させた。その歌声とパフォーマンスは、多くの人々に記憶され、彼女の多才な才能を印象づけた。
私生活における波乱、特に両親との確執や和解、そして高齢の母の介護といった経験は、彼女の人間性に深みを与え、それが演技にも反映されていると評価されている。公私にわたる様々な困難を乗り越えてきた彼女の姿は、多くの人々に共感と勇気を与え、そのレジリエンス(回復力)は称賛に値する。
数々の受賞歴、特に日本アカデミー賞主演女優賞を複数回受賞していることは、彼女が日本の映画界において、いかに高く評価されているかを示している。彼女は、日本アカデミー賞において主演女優賞を連続受賞した唯一の女優であり、主演女優賞を3回以上受賞した2人の女優のうちの1人である(もう1人は吉永小百合)。これは、彼女が演技の分野で達成した卓越した功績を明確に物語っている。
さらに、彼女はNHK大河ドラマへの最多出演女優の一人であり、長年にわたりテレビドラマやCM、舞台など多岐にわたるメディアで活躍し続けることで、常に第一線で存在感を示してきた。近年では牧野記念財団の理事に就任するなど、文化的な貢献にも意欲的である。
松坂慶子は、その美貌、才能、そして人間的な魅力によって、日本のエンターテインメント界において揺るぎない地位を築き、世代を超えて愛される存在として、日本の文化全体に多大な影響を与え続けている。