1. 経歴
栗原陵矢の野球人生は、アマチュア時代からプロ入り後まで多岐にわたり、そのキャリアは年代ごとに大きな進展を見せている。
1.1. プロ入り前
栗原陵矢がプロ野球選手になるまでのアマチュア時代の経歴を、幼少期から高校時代、そしてドラフト指名に至るまでの詳細を説明する。
1.1.1. 幼少期から高校時代
栗原陵矢は福井県福井市で1996年7月4日に生まれた。福井市森田小学校1年生の時に「森田ファイターズ」で野球を始めた。
福井市森田中学校では「福井ブレイブボーイズ」に入団し、当初は主に遊撃手としてプレーしたが、2年生時に捕手に転向した。3年生時にはボーイズリーグの中学日本代表に選出され、海外遠征も経験している。
中学卒業後、福井県立春江工業高等学校に進学。1年生の春から正捕手、秋には4番打者となり、秋季福井県大会の決勝では敦賀気比高等学校に敗れたものの本塁打を放った。北信越大会では打率.651を記録してチームは同大会初優勝を飾った。その後、第43回明治神宮野球大会に出場しベスト4に入った。
2年生時には第85回記念選抜高等学校野球大会に出場したが、1回戦で常葉学園菊川高等学校に敗れた。第95回全国高等学校野球選手権大会福井大会では決勝で福井県立福井商業高等学校に敗れている。
3年生時の春季福井大会では、決勝の福井工業大学附属福井高等学校戦で適時打と決勝の犠牲フライを放ち、チームを優勝に導いた。北信越大会に出場し準決勝で日本文理高等学校に敗れた。第96回全国高等学校野球選手権大会福井大会では初戦となった2回戦で啓新高等学校に延長11回サヨナラ負けを喫し敗退した。高校通算26本塁打を記録した。
1.1.2. ドラフト指名まで
高校卒業を控えた2014年9月には、タイで開催された18U野球ワールドカップの日本代表に選出され、主将と正捕手を務めた。
2014年10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた。契約金6000.00 万 JPY(推定)、年俸700.00 万 JPY(推定)で契約合意し、入団した。背番号は31。担当スカウトは山本省吾であった。
1.2. ソフトバンク時代
福岡ソフトバンクホークスでのプロ野球選手としてのキャリアは、2015年から現在まで続き、様々なポジションを経験しながらチームの主力選手へと成長していった。
1.2.1. 2015年 - 2020年シーズン
2015年は、二軍のウエスタン・リーグ公式戦に5試合出場した。また、三軍戦においては64試合に出場し、打率.270、2本塁打、23打点の成績を残した。
2016年は、二軍公式戦では捕手のほか一塁手としても出場し、前年より多い19試合に出場して打率.306の成績だった。三軍戦では28試合に出場し、打率.359、2本塁打、16打点を記録。シーズンオフの11月25日からは台湾で開催された2016アジアウインターベースボールリーグのNPBウエスタン選抜に選出され、同大会では13試合に出場し、打率.212、1本塁打、3打点だった。
2017年は、宮崎春季キャンプで山下斐紹や甲斐拓也らとともに若手捕手4名がA組スタートとなり、キャンプからオープン戦にかけて開幕一軍出場選手登録を争ったが果たせなかった。しかし、ウエスタン・リーグでは37試合に出場した時点で打率.301と打撃が好調で、正確な送球で盗塁を阻止するなど、肩でもアピールしていた。6月11日に髙谷裕亮に代わって入団後初めて出場選手登録され、同月13日に東京ドームで行われたセ・パ交流戦の読売ジャイアンツ戦において、8回表に代打で起用され一軍公式戦初出場を果たした。また、2017年の日本シリーズの出場資格者名簿にも登録されたが、試合への出場はなかった。7月13日のフレッシュオールスターゲーム2017に出場。8月6日にはウエスタン・リーグの広島東洋カープ戦で、同リーグ新記録となる1イニング3盗塁刺を記録した。この年の一軍公式戦は3試合に出場、二軍公式戦は70試合に出場し、打率.271、3本塁打、21打点だった。
2018年は、宮崎春季キャンプの練習中に左肩関節前方脱臼の怪我を負い、実戦復帰に時間を要した。8月10日に一軍に登録され、9月5日にはプロ初安打を記録。10月6日には捕手としてプロ初先発出場を果たした。2018年の日本シリーズでは出場資格者名簿に登録され、代打で犠牲バントを記録した。オフに、推定年俸700.00 万 JPY(20万円増)で契約を更改した。
2019年は、4月13日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初打点となる中前適時打を放ち、試合の決着をつけた。7月8日の埼玉西武ライオンズ戦では、延長12回に佐野泰雄からサヨナラ犠牲フライを放って乱打戦を制した。捕手だけでなく外野手にも挑戦して出番を増やし、7月23日の千葉ロッテマリーンズ戦で田中靖洋からプロ初本塁打を記録するなど、打力でアピールした。この年、2019年の日本シリーズの出場資格者名簿に登録された。オフに、推定年俸1000.00 万 JPY(300万円増)で契約を更改した。

2020年は、COVID-19の感染拡大の影響で約3か月遅れとなった6月19日の開幕戦(対ロッテ・福岡PayPayドーム)に「2番・一塁手」で自身初の開幕戦先発出場を果たした。この試合の8回裏には一軍公式戦初となる二盗を成功させ、延長10回裏二死三塁から中前サヨナラ安打を放ち勝利に貢献した。7月25日の北海道日本ハムファイターズ戦(福岡PayPayドーム)では、1回一死満塁の打席で村田透から自身初の満塁本塁打を放った。8月11日のオリックス・バファローズ戦(福岡PayPayドーム)ではプロ入り初の4番打者を務めた。8月28日の日本ハム戦(福岡PayPayドーム)で自身初の1試合複数本塁打(1回右翼2ラン、6回右翼ソロ)を記録。これによりシーズン11本となり、自身初のシーズン2桁本塁打を達成した。チーム唯一の全試合先発出場を続けていたが、9月26日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で先発を外れ、出場機会もなかったため、開幕からの連続先発出場および連続出場は「84」で途切れた。最終的に規定打席に到達し、打率.243、107安打を記録。本塁打17本はリーグ7位、得点圏打率は.333でリーグ5位だった。特に満塁の場面では11打数6安打、打率.545、15打点と勝負強さを見せた。他にも犠牲フライが中村晃と並びリーグ2位の6を記録するなどもあり、打点は73で柳田悠岐に次ぎリーグ4位となった。クライマックスシリーズでは、第1戦第1打席で満塁の場面ながら併殺打を打つなど2試合無安打に終わったが、2020年の日本シリーズでは、第1戦第1打席で巨人先発の菅野智之から先制点となる2点本塁打を放ち、6回にも菅野から追加点となる2点適時二塁打を放つなど3安打4打点の活躍を見せた。翌日の第2戦でも日本シリーズ最多タイ記録の1試合4安打を記録するなど、4試合で打率.500を記録し、シリーズ最高殊勲選手賞(日本シリーズMVP)を獲得した。オフに、推定年俸4400.00 万 JPY(3400万円増)で契約を更改した。
1.2.2. 2021年 - 2022年シーズン
2021年は、3月26日のロッテとの開幕戦(福岡PayPayドーム)に「7番・右翼手」で出場した。5月8日にグラシアルが骨折したことや、主力の柳田悠岐を2番や3番にする攻撃的な打順を組むことが多かったため、6月以降はほぼ4番を任された。オールスターゲームに初めて選出され、7月17日の第2戦(楽天生命パーク宮城)では、「8番・一塁手」で先発出場すると、オールスター史上初めて1試合で4ポジション(一塁手、三塁手、左翼手、捕手、そして再び一塁手)を守るという珍しい記録を達成した。シーズン途中には東京オリンピックの日本代表に選出された。8月2日の準々決勝アメリカ合衆国戦で、同点タイブレークの延長10回に代打で初出場、甲斐のサヨナラ打を呼ぶ千金の犠打を1球で決めたが、出番はこの1打席だけだった。その後、日本は8月7日のアメリカ合衆国との決勝戦に勝利し、自身初めての金メダルを獲得した。10月24日には東北楽天ゴールデンイーグルス戦で自身初のシーズン20本塁打に到達。レギュラー定着2年目で143試合フル出場を果たし、247塁打はリーグ3位、77打点も5位、打率.275、21本塁打を記録し、守備でも外野両翼と三塁を兼任した。シーズンオフには、背番号をこの年に現役引退した長谷川勇也が着用していた24に、守備位置を捕手から外野手に、それぞれ翌年から変更することが発表された。12月15日、推定年俸8000.00 万 JPY(3600万円増)で契約を更改した。この年、福井県栄誉賞を受賞している。
2022年は、背番号を24に変更して迎えたシーズン。開幕から好調で5試合を終えた3月30日時点で、打率.353、2本塁打、5打点、OPS1.215を記録していた。しかし、3月30日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で、9回二死、左翼守備で左中間への浅い飛球を追って、中堅手の上林誠知と交錯した際に左膝を痛め、翌3月31日に出場選手登録を抹消された。MRI検査を受けた結果、左膝前十字靭帯断裂、また左外側半月板損傷の疑いと診断され、4月13日に左膝関節前十字靱帯再建術および左膝関節外側半月板縫合術を受けた。この怪我により、復帰に7~9か月を要するとされ、シーズン中の復帰は絶望的となった。シーズン復帰がないままシーズンを終え、オフに推定年俸7000.00 万 JPY(1000万円減)で契約を更改した。10月30日にはチームの秋季練習に参加した。
1.2.3. 2023年 - 現在シーズン
2023年は、自ら志願してチームの副キャプテンに任命された。怪我から約1年ぶりの復帰となった開幕戦の3月31日のロッテ戦(福岡PayPayドーム)では4番に入り、小島和哉から決勝点となる先制の3点本塁打を放った。翌4月1日にはロッテ先発の種市篤暉から、2試合連続となる先制本塁打を放った。同月11日の北海道日本ハムファイターズ戦(福岡PayPayドーム)では3-3の同点で迎えた延長10回無死満塁の打席でブライアン・ロドリゲスからサヨナラ犠牲フライを放った。同月27日の楽天戦(福岡PayPayドーム)では6回一死満塁の打席で鈴木翔天から満塁本塁打を放った。5月4日のオリックス戦(福岡PayPayドーム)では7-7の同点で迎えた延長11回無死一・二塁の打席で平野佳寿からサヨナラ安打を放った。27歳の誕生日を迎えた7月4日の日本ハム戦(福岡PayPayドーム)では6回一死一塁の打席で伊藤大海から自身初のバースデー本塁打となる2点本塁打を放った。しかし、同月29日のロッテ戦で4回二死の打席中に左膝を痛めて途中交代し、翌30日に「左膝蓋下脂肪体の炎症」で出場選手登録を抹消された。8月16日に再登録されたが、同月23日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)の4回表の打席中にファウルを放った際に右手を痛め、同回裏の守備から途中交代。翌24日に右手有鈎骨鈎の骨折と診断され出場選手登録を抹消され、同月30日に右手有鈎骨の部分切除術を受けた。これにより、そのままシーズンを終えることになった。最終的に96試合に出場し、打率.239、13本塁打、49打点を記録した。12月6日、推定年俸6300.00 万 JPY(700万円減)で契約を更改した。
2024年からは再度守備位置の登録変更が行われ、外野手登録から内野手登録となった。開幕してからなかなか打撃の調子が上がらなかったが、山川穂高や近藤健介の助言を受け、5月にはようやく本来の勝負強さが戻ってきた。5月21日の楽天戦(みずほPayPayドーム福岡)では2本塁打を含む4安打6打点を記録した。5月は、打率.373、3本塁打、16打点を記録し、自身初の月間MVP(打者部門)を受賞した。6月5日の中日ドラゴンズ戦(バンテリンドームナゴヤ)で9回にライデル・マルティネスから勝ち越しの適時打を放った。交流戦では4度の決勝打を記録。7月21日の西武戦(メットライフドーム)では隅田知一郎から決勝の中前適時打を放った。9月15日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で12回に山田修義から決勝適時打を放った。9月30日のオリックス戦(みずほPayPayドーム福岡)で山下舜平大から、10月4日のロッテ戦(みずほPayPayドーム福岡)で唐川侑己から決勝本塁打を放った。9月、10月は打率.320、5本塁打、24打点を記録し、2度目の月間MVPを受賞した。柳田悠岐が5月末に故障離脱してからは3番を全うし、チームのリーグ優勝の原動力となった。打率はリーグ5位の.273、87打点、144安打を記録し、2021年以来となる20本塁打を達成。また、40二塁打を放ち、1948年の笠原和夫が持つ球団記録に並んだ。日本ハムとのクライマックスシリーズ第1戦で5回に伊藤大海から本塁打を放った。2024年の日本シリーズにも出場した後、11月に開催されたプレミア12の日本代表メンバーに選出され、準優勝に貢献した。この年、自身初となるゴールデングラブ賞(三塁手部門)とベストナイン(三塁手部門)を受賞した。12月20日には推定年俸1.50 億 JPY(8700万円増)で契約を更改し、大台を突破した。
2. 国際大会代表歴
栗原陵矢は主要な国際大会において、野球日本代表(侍ジャパン)として以下の経歴を持つ。
- 2014年18Uアジア野球選手権大会日本代表
- 2020年オリンピック野球日本代表
- 2024 WBSCプレミア12 日本代表
3. 選手としての特徴
栗原陵矢は、その高い身体能力と野球センスにより、複数のポジションをこなすユーティリティープレイヤーとして高く評価されている。
高校時代、捕手として二塁送球1.8秒、遠投100メートルないし110メートルを記録した。50メートル走の記録は6秒0で、1試合3盗塁を記録したこともあり、プロでは「走れる捕手」を目指したいと語っていた。
2021年までは捕手登録であったが、一塁、左翼、右翼を守ることができ、2021年からは三塁手にも挑戦した。
打撃面では、走力と長打力を兼ね備えていることから様々な打順で起用される。2020年シーズン序盤は主に1番、同年中盤には4番も経験した。
2022年~2023年は外野手登録であったが、2024年からは内野手登録となった。2023年以降は松田宣浩の退団もあり、レギュラーが白紙であった三塁手としてプレーしている。
4. 人物
栗原陵矢には、「クリ」、「栗ちゃん」、「マロン」、「シンバ」といった愛称がある。
好きなメジャーリーガーとしてフェルナンド・タティスJr.を挙げており、安打や本塁打を打った時に行う右手をベルト付近で水平に動かすパフォーマンスや、ナイトゲームでもアイブラックをするようになったのは、彼を真似たものであるとのこと。
2020年東京オリンピック野球日本代表(侍ジャパン)として金メダルを獲得した栄誉を称え、2021年12月13日、福井県福井市の森田郵便局前に記念のゴールドポスト(第24号)が設置された(ゴールドポストプロジェクトの一環)。
2023年11月26日、ファンフェスティバルでモデルの愛甲千笑美と結婚したことを発表した。
5. 獲得タイトル・表彰
栗原陵矢がこれまでに獲得した全ての個人タイトルと表彰は以下の通りである。
- ベストナイン:1回(三塁手部門:2024年)
- ゴールデングラブ賞:1回(三塁手部門:2024年)
- 日本シリーズMVP:1回(2020年)
- 月間MVP:2回(打者部門:2024年5月、2024年9・10月)
- 福井県栄誉賞(2021年)
6. 詳細情報
栗原陵矢の公式な試合記録および統計データを以下の表形式で提示する。
6.1. 年度別打撃成績
年 度 | ソ 属 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 牲 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | ソフトバンク | 3 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2018 | 11 | 9 | 9 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | .111 | .111 | .111 | .222 | |
2019 | 32 | 45 | 39 | 4 | 9 | 0 | 1 | 1 | 14 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 2 | 10 | 1 | .231 | .311 | .359 | .670 | |
2020 | 118 | 500 | 440 | 52 | 107 | 21 | 3 | 17 | 185 | 73 | 5 | 5 | 11 | 6 | 38 | 0 | 5 | 90 | 7 | .243 | .307 | .420 | .727 | |
2021 | 143 | 596 | 531 | 71 | 146 | 32 | 3 | 21 | 247 | 77 | 7 | 2 | 3 | 7 | 53 | 1 | 2 | 90 | 9 | .275 | .339 | .465 | .804 | |
2022 | 5 | 20 | 17 | 3 | 6 | 1 | 0 | 2 | 13 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | .353 | .450 | .765 | 1.215 | |
2023 | 96 | 387 | 352 | 24 | 84 | 14 | 0 | 13 | 137 | 49 | 0 | 1 | 1 | 2 | 48 | 0 | 4 | 81 | 6 | .239 | .301 | .389 | .690 | |
2024 | 140 | 598 | 527 | 74 | 144 | 40 | 2 | 20 | 248 | 87 | 2 | 1 | 10 | 7 | 49 | 1 | 5 | 99 | 10 | .273 | .337 | .471 | .807 | |
通算:8年 | 548 | 2158 | 1918 | 228 | 497 | 108 | 9 | 74 | 845 | 298 | 14 | 9 | 25 | 23 | 174 | 2 | 18 | 376 | 33 | .259 | .323 | .441 | .761 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
6.2. 年度別守備成績
各シーズンにおけるレギュラーシーズンの守備成績データを、捕手、内野手(一塁手、三塁手)、外野手のポジション別に提示する。
; 捕手守備
年 度 | 球 団 | 捕手 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 捕 逸 | 企 図 数 | 許 盗 塁 | 盗 塁 刺 | 阻 止 率 | ||
2017 | ソフトバンク | 3 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 2 | 2 | 0 | .000 |
2018 | 9 | 17 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 1 | 1 | 0 | .000 | |
2019 | 8 | 11 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1.000 | |
2020 | 3 | 6 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 1 | 1 | 0 | .000 | |
2021 | 3 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 1 | 1 | 0 | .000 | |
通算 | 26 | 48 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 6 | 5 | 1 | .167 |
; 内野守備
年 度 | 球 団 | 一塁 | 三塁 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2020 | ソフトバンク | 36 | 213 | 22 | 0 | 20 | 1.000 | - | |||||
2021 | 27 | 51 | 3 | 0 | 5 | 1.000 | 23 | 12 | 31 | 2 | 1 | .956 | |
2023 | - | 93 | 57 | 147 | 7 | 9 | .967 | ||||||
2024 | 8 | 13 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 139 | 76 | 231 | 8 | 18 | .975 | |
通算 | 71 | 277 | 25 | 0 | 26 | 1.000 | 255 | 145 | 409 | 17 | 28 | .970 |
; 外野守備
年 度 | 球 団 | 外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2019 | ソフトバンク | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2020 | 99 | 129 | 3 | 1 | 2 | .992 | |
2021 | 129 | 210 | 5 | 1 | 0 | .995 | |
2022 | 5 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 238 | 353 | 8 | 2 | 2 | .994 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
- 太字年はゴールデングラブ賞受賞年
6.3. オリンピックでの打撃成績
栗原陵矢のオリンピック参加時における打撃成績データは以下の通りである。
年 度 | 代 表 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 日本 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | ---- | ---- | ---- |
7. 記録
栗原陵矢の選手キャリアの中で達成した特筆すべき個人記録やマイルストーンについて詳細に説明する。
7.1. 初記録
プロデビュー後に達成した「初めて」の記録は以下の通りである。
- 初出場:2017年6月13日、対読売ジャイアンツ1回戦(東京ドーム)、8回表に甲斐拓也の代打で出場
- 初打席:同上、8回表に菅野智之から二塁ゴロ
- 初安打:2018年9月5日、対千葉ロッテマリーンズ16回戦(ZOZOマリンスタジアム)、6回表に唐川侑己から左前安打
- 初先発出場:2018年10月6日、対埼玉西武ライオンズ25回戦(福岡 ヤフオク!ドーム)、「9番・捕手」で先発出場
- 初打点:2019年4月13日、対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦(楽天生命パーク宮城)、10回表にフランク・ハーマンから中前決勝適時打
- 初本塁打:2019年7月23日、対千葉ロッテマリーンズ13回戦(福岡 ヤフオク!ドーム)、8回裏に田中靖洋から右越2ラン
- 初盗塁:2020年6月19日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(福岡PayPayドーム)、8回裏に二盗(投手:ジャクソン、捕手:田村龍弘)
7.2. その他の記録
栗原陵矢のその他の注目すべき記録は以下の通りである。
- オールスターゲーム出場:3回(2021年、2023年、2024年)
- 2021年のオールスターゲーム第2戦では、一塁手として先発出場し、4回に三塁手、7回に左翼手、8回に捕手、9回に再び一塁手と守備位置を変えて出場。1試合で4つの守備位置を守ったのはオールスター史上初となった。
8. 背番号
栗原陵矢選手がプロキャリアを通して使用した背番号の変遷は以下の通りである。
- 31(2015年 - 2021年)
- 24(2022年 - )
9. 登場曲
栗原陵矢が打席に入る際に使用した登場曲の一覧とその変遷について説明する。
- 「Slow&Easy」平井大(2016年)
- 「手をたたけ」NICO Touches the Walls(2017年)
- 「ライオン」ベリーグッドマン(2018年)
- 「ハイライト」ベリーグッドマン(2018年 - 2020年)
- 「ドリームキャッチャー」ベリーグッドマン(2019年 - 2020年)
- 「trust」Bigfumi(2019年 - 2020年)
- 「Like I Do」Def Tech(2020年)
- 「ライトスタンド」ベリーグッドマン(2020年)
- 「Circle of life」ライオンキング劇中歌(2020年 - )
- 「Anpanman」BTS(2021年 - )
- 「Fly Away」Tones And I(2022年 - )
- 「No Peace No Life feat.CHOZEN LEE from FIRE BALL」Rickie-G(2022年 - )
- 「ケセラセラ」Mrs.GREEN APPLE(2023年6月-)
10. CM出演
栗原陵矢選手が出演したコマーシャル(CM)活動の履歴は以下の通りである。
- タマホーム(2021年3月 - )
- 『練習のメロディ編』(周東佑京と共演)
- 昭和建設(2025年 - )(近藤健介と共演)
- ピザクック(2025年 - )
11. 外部リンク
- [https://www.softbankhawks.co.jp/team/player/detail/2024_00001442.html 24 栗原 陵矢 選手名鑑] - 福岡ソフトバンクホークス・オフィシャルサイト
- [https://sp.baseball.findfriends.jp/player/19960002/ 選手情報] - 週刊ベースボールONLINE
- [https://npb.jp/bis/eng/players/01705130.html 選手成績] - NPB.jp