ダミール・カーリマン

2.1. ユースキャリア

カフリマンは、地元のクラブであるFKスロボダ・ウジツェのユースアカデミーでサッカーキャリアをスタートさせました。ここでゴールキーパーとしての基礎を学び、後にプロ契約へと昇格しました。

2.2. シニアキャリア

プロデビューを果たしたFKスロボダ・ウジツェでは、2001年から2003年の2年間で12試合に出場しました。その後、FKヤヴォル・イヴァニツァに2003年から2004年まで所属し、23試合に出場しました。

続いて、FKゼムンで2004年から2006年までプレーし、16試合に出場しました。2006年にはFKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドに移籍し、2008年までの2年間で49試合に出場するなど、ここで目覚ましい活躍を見せ、その実力を国内外に示しました。この活躍が評価され、2008年にはトルコのコンヤスポルへと移籍しましたが、ここではわずか5試合の出場にとどまり、出場機会に恵まれなかったため、すぐにセルビアに帰国しました。

セルビア帰国後、FKラド・ベオグラードに2008年から2009年まで所属し26試合に出場しました。その後、再びFKヤヴォル・イヴァニツァに戻り、2009年から2010年までの期間で40試合に出場し、チームを支えました。

2011年からはウクライナのSCタフリヤ・シンフェロポリに移籍し、2014年までの3年間で77試合に出場。海外でのキャリアを積みました。2014年にはセルビアの名門レッドスター・ベオグラードに加入し、2018年までの4年間で47試合に出場。この期間にクラブはリーグ優勝を果たし、カフリマンもその成功に大きく貢献しました。

レッドスター・ベオグラードを退団後、2019年にはギリシャに渡り、イラクリス・テッサロニキFCで13試合に出場。同年にはPASラミア1964へ移籍し、2020年まで4試合に出場しました。

2020年には再びFKラド・ベオグラードに復帰し、2021年まで28試合に出場しました。その後、2021年にはFKラドニチュキ・ニシュで21試合に出場。キャリア終盤には、2022年に再びFKヤヴォル・イヴァニツァに戻り、15試合に出場しました。

3.1. ユース代表

カフリマンは2006年から2007年にかけてセルビアU-21代表の一員として8試合に出場しました。特に、2007年UEFA U-21欧州選手権では、チームの主要なゴールキーパーとして活躍し、セルビアを準優勝に導きました。この大会はオランダで開催され、彼のパフォーマンスは高く評価され、大会のベストイレブンにも選出されました。また、彼はこの大会での活躍を通じて、2008年北京オリンピック本戦出場権獲得にも貢献しました。この時期のチームには、後にA代表の主力となるブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ、アレクサンダル・コラロヴ、ミロシュ・クラシッチ、ゾラン・トシッチといった才能豊かな選手たちが揃っており、ミロスラヴ・ジュキッチ監督の下で、輝かしい実績を挙げました。

3.2. フル代表

カフリマンは2008年2月6日にマケドニア代表との親善試合で後半から出場し、セルビアA代表デビューを果たしました。彼は2008年から2016年の間に、合計8キャップを獲得しましたが、これらすべての出場は親善試合でのものでした。

4.1. クラブ

• セルビア・スーペルリーガ (2): 2015-16, 2017-18 (いずれもレッドスター・ベオグラード所属時)

4.2. 代表

• UEFA U-21欧州選手権: 準優勝 (2007年)

4.3. 個人

• セルビア・スーペルリーガ年間ベストイレブン (ゴールキーパー): 2015-16

5.1. 代表での出場記録

ダミル・カフリマンのセルビア代表での年度別出場記録は以下の通りです。