1. 概要
アブラアム・デ・ヘスス・コニエド・ルアノ(Abraham de Jesús Conyedo Ruanoアブラアム・デ・ヘスス・コニエド・ルアノスペイン語、通称Abramoアブラモイタリア語)は、キューバ出身のフリースタイルレスリング選手であり、イタリア代表として活躍している。彼はオリンピック、世界レスリング選手権大会、欧州レスリング選手権大会でメダルを獲得するなど、国際舞台で数々の実績を残している。特に、2020年東京オリンピックでは男子フリースタイル97 kg級で銅メダルを獲得した。
2. 幼少期と背景
アブラアム・デ・ヘスス・コニエド・ルアノは1993年10月7日にキューバのサンタ・クララで生まれた。彼はキューバとイタリアの二重国籍を持つ。身長は1.8 mである。私生活ではティツィアナ・コロナとパートナー関係にある。
3. 経歴
アブラアム・コニエド・ルアノは、プロのレスリング選手として長年にわたり国際大会に出場し、様々な階級でその才能を発揮してきた。彼は特にフリースタイルレスリングの97 kg級と125 kg級で競技している。
3.1. 主な国際大会
コニエドはオリンピック以外にも多数の主要国際大会で顕著な成績を収めている。
- 2010年、シンガポールユースオリンピックの男子フリースタイル100 kg級で銀メダルを獲得した。
- 2015年、パンアメリカンレスリング選手権(サンティアゴ)の97 kg級で銀メダルを獲得した。
- 2018年、ブダペストで開催された世界レスリング選手権大会では、男子フリースタイル97 kg級で銅メダルを獲得した。
- 2020年、イタリアのローマで開催された欧州レスリング選手権大会では、97 kg級で銅メダルを獲得した。
- 2021年にはポーランドのワルシャワで開催された欧州レスリング選手権大会の97 kg級に出場したが、初戦で敗退した。
- 2022年、再びブダペストで開催された欧州レスリング選手権大会の125 kg級に出場したが、銅メダル決定戦で敗れた。
- 同年、アルジェリアのオランで開催された地中海競技大会の125 kg級で銀メダルを獲得した。
3.2. オリンピック予選と出場
コニエドはこれまでのキャリアで複数のオリンピック予選を経験し、出場を果たしている。
- 2020年東京オリンピック**: 2021年3月にハンガリーのブダペストで開催された欧州オリンピック予選トーナメントに出場し、東京オリンピックへの出場権を獲得した。本大会では男子フリースタイル97 kg級に出場し、銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた。
- 2024年パリオリンピック**: 2024年にアゼルバイジャンのバクーで開催された欧州レスリングオリンピック予選トーナメントに出場し、パリオリンピック出場を目指したが、2回戦で敗退し、出場権を獲得できなかった。さらに、トルコのイスタンブールで開催された世界レスリングオリンピック予選トーナメントにも出場したが、こちらもオリンピック出場には至らなかった。
4. 主な実績とメダル
アブラアム・コニエド・ルアノのレスリング選手としての主な実績と獲得メダルを以下に示す。
5. 私生活
アブラアム・コニエド・ルアノは、公にはティツィアナ・コロナとパートナー関係にあることが知られている。