1. 生い立ちと背景
ラター・ポーガームの生い立ち、家族構成、そして学歴は、彼女の多岐にわたるキャリアの基盤を形成している。
1.1. 出生と家族
ラター・ポーガームは、1983年5月19日にタイ王国のバンコクで、本名ウィーラワン・ポーガーム(วีรวัลย์ โพธิ์งามタイ語、Weerawan Phongam英語)として生まれた。彼女はコメディアンのノイ・ポーガームと、司会者兼歌手のスバン・シンチャノンの一人娘である。両親はラターが生まれる前に、子宝に恵まれるようプラ・ピッカネート(ガネーシャ)に祈願したという。しかし、後に両親は離婚し、彼女は母親によって育てられた。
彼女は母親の兄であるコメディアンのテープ・ポーガームの姪にあたる。芸能界入りしてしばらくして、ラターは占い師の助言により、本名のウィーラワンから現在の「ラター」に、また芸名の「ヤヤ・イン」から「ラター」へと名前を変更した。
2021年5月にはトゥラヤテープ・ウアウィッタヤーと婚姻を登録し、2022年5月19日に結婚披露宴を行った。
1.2. 学歴
ラター・ポーガームは、中学5年生までセントジョセフ・バンナー学校で学び、その後、プラハルタイ・コンベント学校で中学6年生を修了した。高等教育では、バンコク大学人文学部で英語を専攻し、学士号を取得。さらに同大学経済学部でビジネス経済学の修士号を取得した。
その後、オーストラリアに1年間留学し、英語を学んだ。現在は、ドゥラキット・パンディット大学統合医療学部でアンチエイジングと再生科学の2つ目の修士号取得に向けて学んでいる。
2. 音楽活動
ラター・ポーガームは、ソロ活動からコラボレーション、サウンドトラックへの参加、そして数々のコンサート出演まで、多岐にわたる音楽キャリアを築いてきた。
2.1. ソロアルバム
彼女はこれまでに以下のソロスタジオアルバムをリリースしている。
- 『Yaya Ying』(1999年)
- デビューアルバム。収録曲には「イー・ルン・トゥン・ナン(E-Rung Tung-Nung)」、「プート・マイ・オーク(Pood Mai Ork)」、「カム・タマダー(Kum Tammada)」、「マイ・ガイ・ルーイ(Mai Ngai Loei)」、「ラック・ティー・ヤン・ユー(Ruk Tee Yung Yoo)」、「パイ・マイ・ペン(Pai Mai Pen)」、「タオ・ナン(Tao Nun)」、「アッ！(Ah！)」「ニターン・コン・ポー(Nitarn Kong Por)」、「パック・ローン(Puk Ron)」、「プロ・ラック・コン・ター(Pror Ruk Kong Tur)」などがある。
- 『Jeedd!』(2001年)
- 収録曲には「ジェップ・ニット...ニット(Jep Nid...Nid)」、「ヨーク・パイ...ヤーイ・マー(Yok Pai...Yai Ma)」、「ピー・チャーイ(マイ・セーン・ディー)(Pee Chai (Mai Saen Dee))」などがある。
- 『Khor Thod Na Ka Khor Thod』(2003年)
- 最後のソロアルバム。収録曲には「コー・トート・ナー・カー・コー・トート(Khor Thod Na Ka Khor Thod)」、「スアン・グーン(Suan Guen)」、「ハーイ・ジャイ・マイ・ムアン・ガオ(Hai Jai Mai Muan Gao)」、「ラック・ミー・ウェート・モン(Ruk Mee Wet Mon)」などがある。
2.2. 特別アルバムとコラボレーション
ラター・ポーガームは、数々の特別アルバムやグループプロジェクトに参加し、他のアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。
| 年 | タイトル | 参加アーティスト |
|---|---|---|
| 2001 | 『Cheer Female』 | カトリーヤ・イングリッシュ、ブライオニー、チャイナ・ドールズ、ザザ、ジョーイ・ボーイ、ドラゴン・ファイブ、バブル・ガール、パワー・パット、ルーク・ヒン、ナタリー |
| 2001 | 『2002 Rahtree』 | カトリーヤ・イングリッシュ、ジェニファー・ポリタノン、チャイナ・ドールズ |
| 2003 | 『Cover Girls』 | ザザ、スタポン・ポンクル、3G、Baby V.O.X、ジャンプ、チャイナ・ドールズ |
| 2004 | 『Wan Wan 1-2』 | なし |
| 2004 | 『Cover Girls 2』 | アニッタ、ザザ、モッド3G、リサ・バブルガール |
| 2005 | 『2005 Tiwa Hula Hula』 | カトリーヤ・イングリッシュ、チャイナ・ドールズ、ジェニファー・ポリタノン |
| 2006 | 『2007 Show Girls』 | カトリーヤ・イングリッシュ、チャイナ・ドールズ(ファファを除く)、ジェニファー・ポリタノン |
| 2009 | 『Brazia』 | チャイナ・ドールズ、ジェニファー・ポリタノン |
2.3. シングルとサウンドトラック
彼女は複数のシングルをリリースし、映画やテレビドラマのサウンドトラックにも貢献している。
- シングル
- 「デーン・デーン・デーン(Deng Deng Deng)」(2013年)
- 「ヤー・ペーウ(Ya Phaew)」(2017年、DJマトゥームをフィーチャー)
- 「ヤーク・スワイ(Yak Suay)」(2017年、オリジナルはアム・サオルック)
- 「マイ・ヤーク・ペン・ベープ・ニー(Mai Yak Pen Baeb Nee)」(2018年)
- サウンドトラック
- 「ファーク・ディン・クリン・ダーオ(Fak Din Klin Dao)」(2004年、ドラマ『ファーク・ディン・クリン・ダーオ』より、サラウット・マートトーンをフィーチャー)
- 「カオ・マー・クライ・クライ(Khaw ma kli kli)」(2005年、ドラマ『タラート・ナム・ダムヌン...ラック』より)
- 「コーン・ラック・コーン・フアン(korng ruk kong haung)」(2012年、ドラマ『トムヤム・ラム・シング』より)
- 「ラック・テー・マイ・ミー・ジン(Ruk Thae Mai Me Jing)」(2012年、ドラマ『The Sixth Sense スー・ラック・サムパット・フア・ジャイ』より)
- 「プレーン・ティー・キエン・マイ・コブ(Pleng Ti Khien Mai Cob)」(2013年、映画『The Second Sight 3D』より)
- 「フォーリング・イン・ラブ(Falling In Love)」(2013年、映画『オンリー・ゴッド』より)
- 「ケップ・ドゥアイ・ナム・ター(Keb Dauy Nam tar)」(2014年、ドラマシリーズ『ルアット・マンコーン』「ホン」編より)
- 「ティエン・ミー・ミー(Thien Mi Mi)」(2016年、ドラマ『ティエン・ミー・ミー・ラック・ター・チャーオ・ニー・ラン』より)
- 「ザ・ムーン・リプレゼント・マイ・ハート(Themoon represent my heart)」(2016年、ドラマ『ティエン・ミー・ミー・ラック・ター・チャーオ・ニー・ラン』より)
- 「ヤー・チャラー・ジャイ(Xya Chala Jai)」(2016年、シットコム『スア・チャニー・ケーン』より、タナタット・チャイヤートとポンサック・ラッタナポングをフィーチャー)
2.4. コンサート
彼女はこれまでに数多くのコンサートやライブイベントに参加している。
- 2000年: パワー・オブ・ザ・ランド・コンサート
- 2001年: グリート・トゥーム・ブーム・コンサート
- 2002年: マハカム・コンサート・トゥーク・ジャイ・コン・タイ
- 2012年: GOT SHOW「ペッチ・カット・ペッチ」コンサート(ラチャノック・シーローパン、アーン・スラッティカーン、ターイ・オラタイ、タックカテーン・チョラダー、ダーオ・ジャイ・パイジット、アーパーポーン・ナコーンサワン、バムルー・ポーンインシー、ヘット・ポー・チョーンイム、ヌーレック・コーンバーイ、ソフィア・ラーと共演)
- 2013年: グラミー・ハッピー・フェイスティバル「パーティー・リユニオン」
- 2017年: テイ・フェア・フェスティバル・カーニバル「テイ・フェア・メー・クロン・ムアン」(カトリーヤ・イングリッシュ、チャイナ・ドールズと共演)
- 2018年: GREEN CONCERT #21 : DANCE FEVER
- 2022年: カセット・フェスティバル2
- 2023年: グラミーRS 2Kセレブレーション・コンサート
また、2003年にはポップトーン・スントーンヤーナキットの楽曲「プート・タム・マイ(Phud Tham-mai)」のミュージックビデオに出演している。
3. 演技活動
ラター・ポーガームは、映画、テレビドラマ、シットコム、演劇、そして声優として、幅広い演技活動を展開している。
3.1. 映画
彼女の著名な出演映画は以下の通り。
| 年 | タイトル | 役柄 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2012 | 『ジャンダラ・ザ・ビギニング』 | ブンルアン | |
| 『ハッピー・ファミリー』 | イン | ||
| 2013 | 『ジャンダラ・ザ・ファイナル』 | ブンルアン | |
| 『オンリー・ゴッド』 | マイ | ハリウッド作品 | |
| 『エンジェルズ』 | ルン | ||
| 『The Second Sight 3D』 | ジュム | ||
| 『マッハ!無限大』 | ナンバー20 | ||
| 2014 | 『ルパン三世』 | ミス・ヴィー | 日本映画 |
| 『ゴースト・コインズ』 | ブア | ||
| 2016 | 『メカニック:ワールドミッション』 | レニー・トラン | ハリウッド作品 |
| 2019 | 『Sisters』 | ラートリー | |
| 2021 | 『プアン/友だちと呼ばせて』 | タック | |
| 2022 | 『わが拳に復讐を』 | クー・アン・チー | ハリウッド作品 |
| 2024-2025 | 『ワン・スダヤイ...コーン・バーイ・ター』 | ルーイ/ダム |
3.2. テレビドラマ
彼女は数多くのテレビドラマに出演し、幅広いジャンルで重要な役柄を演じている。
| 年 | タイトル | 役柄 | 放送局 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1999 | 『ラバード・トゥートゥーン』 | イン | チャンネル5 | ゲスト出演 |
| 2004 | 『ファーク・ディン・クリン・ダーオ』 | ブアライ | チャンネル3 | サラウット・マートトーンと共演 |
| 2012 | 『トムヤム・ラム・シング』 | ファーサイ・ジャイ・サオーン | チャンネル3 | |
| 『The Sixth Sense スー・ラック・サムパット・フア・ジャイ』 | モンラダー(バイモーン)/ワーヨー | |||
| 『レン・ガオ』 | サイワリン | ゲスト出演 | ||
| 2013 | 『ダーオ・キアオ・ドゥアン』 | オルヌマー | ||
| 『パープ・アターン』 | ゲッスラーダー/ゲード | チャンネル5 | ||
| 『My Melody 360 オンサー・ラック』 | ローズ | チャンネル9 | メインキャスト | |
| 『カラバオ・ザ・シリーズ』 | ナムペッチ | ゲスト出演 | ||
| 2015 | 『ルアット・マンコーン』「スア」編 | ヨックマニー(ジェー・ヨック) | チャンネル3 | |
| 『ルアット・マンコーン』「シン」編 | ヨックマニー(ジェー・ヨック) | |||
| 『ルアット・マンコーン』「クラティン」編 | ヨックマニー(ジェー・ヨック) | |||
| 『ルアット・マンコーン』「ラット」編 | ヨックマニー(ジェー・ヨック) | |||
| 『ルアット・マンコーン』「ホン」編 | ヨックマニー(ジェー・ヨック) | |||
| 『スット・ケーン・セーン・ラック』 | スダーラット | |||
| 2016 | 『カムライ・マート』 | ロームペッチ/サウィター(ウィー) | ||
| 『スア・チャニー・ケーン』 | アピサラ・ウェチャブール(オイル) | One31 | ||
| 『ティエン・ミー・ミー・ラック・ター・チャーオ・ニー・ラン』 | ティンティン・セーリム | True4U | メインキャスト | |
| 2017 | 『タワン・ヨー・セーン』 | プリムプラオ | チャンネル3 | |
| 『スア・チャニー・ケーン シーズン2』 | アピサラ・ウェチャブール(オイル) | One31 | ||
| 『シー・アユタヤ』 | ジャオ・ジョム・ラートリー | True4U | ||
| 2018 | 『スア・チャニー・ケーン 2018』 | アピサラ・ウェチャブール(オイル) | One31 | |
| 『Club Friday The Series 9 ラク・クラン・ヌン・ティー・マイ・トゥン・ターイ』(ラク・ティー・マイ・ミー・ジン編) | マット | GMM 25 | メインキャスト | |
| 『ミー・ピアン・ラック Secret Moon』 | ジェンラウィー | チャンネル3 | ||
| 『スア・チャニー・ケーン Freshy プート・タム・ナン・ギャング・3・タハーン・スア』 | アピサラ・ウェチャブール(オイル) | One31 | ||
| 2019 | 『スア・チャニー・ケーン 2019』 | アピサラ・ウェチャブール(オイル) | ||
| 『コーン・クワン・プア・コン・ティー・クン・クレアット』 | クルー・キム | |||
| 2020 | 『スア・チャニー・ケーン 2020』 | アピサラ・ウェチャブール(オイル) | ||
| 『ファイ・シン・チュア』 | ウィチュダー | GMM 25 | メインキャスト | |
| 『カディー・ラック・カーム・ポップ』 | ハイソー・マットミー | One31 | ゲスト出演 | |
| 2021 | 『スア・チャニー・ケーン 2021』 | アピサラ・ウェチャブール(オイル) | ||
| 2022 | 『Drag, I Love You ナンファー・カバレー』 | ルーシー | GMM 25 | |
| 『マミー・ティー・ラック Mommy, I Love You』 | サリンター(リン) | チャンネル3 HD | ||
| 『クン・チャーイ』 | チャイ・シアオトン | One31 | ||
| 『Club Friday The Series Love & Belief クワーム・ラック・カップ・クワーム・チュア』(カム・サバーン編) | パッチャー(パット) | |||
| 2023 | 『ローイ・レム・ゲーム・オフィス』 | ドゥアン・ドゥアン | Amazon Prime Video、チャンネル3 HD | |
| 2024 | 『カッタカム・ザ・ミュージカル』 | クワンルタイ | MONOMAX | |
| 2025 | 『ルアン・チョーン・セーン』 | ドゥアン | One31 | |
| 『サラック・ラック・ナイ・セーン・ジャン』 | ||||
| 『サーイ・ラック・サーイ・ルアット』 | ヌアンチャン | チャンネル3 |
また、2017年にはスウェーデンのテレビシリーズ『Farang』にプラニー役で出演し、TV4で放送された。
3.3. シットコム
彼女の出演シットコムは以下の通り。
| 年 | タイトル | 役柄 | 放送局 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1999 | 『ラバード・トゥートゥーン』 | イン | チャンネル5 | ゲスト出演 |
| 2013 | 『My Melody 360 オンサー・ラック』 | ローズ | Modernine TV | メインキャスト |
| 2016-2021 | 『スア・チャニー・ケーン』 / 『スア・チャニー・ケーン: Freshy』 | オイル | One31 | メインキャスト(タナタット・チャイヤート、ポンサック・ラッタナポングと共演) |
3.4. 演劇
ラター・ポーガームは、ミュージカルを含む舞台作品にも出演している。
| 年 | タイトル | 役柄 |
|---|---|---|
| 2007 | 『ฟ้าจรดทราย デ・ミュージカル』 | キャシュフィヤ |
| 2012 | 『メー・ビア デ・ミュージカル』 | メークラー |
| 2015 | 『ワン・サラ・ソート・カップ・ジョード・カオ・カオ』 | プラオ |
| 2019 | 『サット・マヌット』 | イン・ラター・ポーガーム |
3.5. 声優活動
彼女は特に映画の吹き替えで声優としても活動している。
| 年 | タイトル | 役柄 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2014 | 『マレフィセント』 | マレフィセント | タイ語吹き替え |
| 『ルパン三世』 | ミス・ヴィー | タイ語吹き替え | |
| 2019 | 『マレフィセント: ミストレス・オブ・イービル』 | マレフィセント | タイ語吹き替え |
4. その他の活動
ラター・ポーガームは、演技や歌唱以外にも様々なメディアで活動している。
4.1. MCおよび放送出演
彼女はMCとしての役割や、テレビ番組への出演も行っている。
- 2018年: YouTubeチャンネル「The Couple YT」で『The Couple: Ep.1 [1/5] Paris to Berlin』を放送。
- 2014年: 『The Face Thailand』シーズン1でメンターを務めた(メティニー・キンパヨム、チャルマーン・ブーンヤサックと共同)。
- 『Dance Your Fat Off』シーズン1および2でアドバイザーを務めた。
- 『The Mask Singer Thailand』シーズン2ではゴールデンピッグマスクとして出場し、グループAの3番目の対戦で「Skyfall」を披露したが、サラパオマスクに敗れた。
4.2. YouTube活動
彼女はYouTubeチャンネルを運営し、オンラインコンテンツの作成にも関わっている。
- 2018年: YouTubeチャンネル「The Couple YT」で『The Couple: Ep.1 [1/5] Paris to Berlin』を公開。
5. 受賞歴
ラター・ポーガームは、そのキャリアを通じて数々の賞を受賞し、ノミネートされている。
| 年 | 授賞式 | 賞 | 作品 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 1999-2000 | 青少年優秀歌手賞(女性部門) | 受賞 | ||
| 2001 | 優秀青少年賞(道徳・倫理部門) | 受賞 | ||
| 2002 | トップ・アワード 2002 | 最優秀青少年歌唱グループ賞 | 『2002 Rahtree』 | ノミネート |
| 2004 | ホーチミン市テレビ局(ベトナム) | タイ人アーティスト代表文化音楽大使 | 受賞 | |
| 2012 | トップ・アワード 2012 | 最優秀新人女優賞(映画部門) | 『ジャンダラ・ザ・ビギニング』 | 受賞 |
| タイ芸能記者協会賞 | シルバー・ドール優秀新人賞(特別賞) | 『ジャンダラ・ザ・ビギニング』 | ノミネート | |
| 2013 | スパンナホン国家映画賞 第23回 | 最優秀助演女優賞(映画部門) | 『エンジェルズ』 | ノミネート |
| Kerd Awards 第2回 | Kerdオブ・ザ・イヤー | - | ノミネート | |
| サイアム・ダーラ・スターズ・アワード 2013 | 最優秀主演女優賞(映画部門) | 『ジャンダラ・ザ・ファイナル』 | ノミネート |
6. 政治的立場と社会活動
ラター・ポーガームは、2020年から2021年のタイの抗議活動を支持し、2020年パトゥムワン交差点での強制排除における暴力の使用に反対する立場を表明している。
7. 功績と評価
ラター・ポーガームは、16歳でアルバムをリリースして以来、タイのエンターテイメント界で多大な功績を収めてきた。彼女は歌手としてだけでなく、女優、モデル、YouTuberとしても活躍し、その多才さで知られている。特に2013年の映画『オンリー・ゴッド』での演技は、彼女の国際的な認知度を高めるきっかけとなった。
彼女は、タイと英語の双方に堪能な国際的な才能として評価されており、ハリウッド作品を含む数々の国内外の映画やテレビドラマで重要な役柄を演じてきた。また、リアリティ番組のメンターを務めるなど、後進の育成にも貢献している。そのキャリアを通じて、彼女はタイ文化の多様な側面を世界に発信し、エンターテイメント業界に永続的な影響を与え続けている。