1. 幼少期とアマチュア経歴
大島洋平は、プロ野球選手になる以前からその才能の片鱗を見せていた。
1.1. 幼少期と少年野球
大島は、子供の頃から中日ドラゴンズの試合を観て育ち、小学校4年生の時に徳重小学校の軟式野球チーム「名古屋平針HBC少年野球クラブ」で野球を始めた。扇台中学時代は、硬式少年野球のボーイズリーグに所属する「東海チャレンジャー」で投手と外野手を兼任し活躍した。享栄高等学校では、3年生の夏に「1番・投手」としてプレーし、チームを牽引した。1学年上の武山真吾とは高校時代にバッテリーを組んだ経験もある。
1.2. 大学と社会人野球
高校卒業後、駒澤大学に進学した大島は、外野手に専念する道を選んだ。大学野球の中でも高レベルとされる東都リーグにおいて、2006年秋から3季連続で打率3割を超える活躍を見せ、2007年秋には打率.395を記録し首位打者を獲得した。リーグ通算では83試合に出場し、255打数74安打、打率.290、1本塁打、20打点という成績を残し、ベストナインにも2度選出された。
大学卒業後は日本生命に入社し、社会人野球に進んだ。1年目からリードオフマンとして起用され、2008年11月に開催された日本選手権大会では打率.563を記録し首位打者に輝き、この年の社会人ベストナインも受賞した。しかし、2009年6月には都市対抗大会の予選中に右手首を骨折し、ボルト固定手術を受けるという試練も経験した。
2009年のドラフト会議で中日ドラゴンズから5位指名を受け、プロ入りが決定した。大島は日本生命時代の2009年3月に結婚しており、同年6月には長男が誕生していたため、入団会見には妻子も同席した。他の新人選手が1軍昇格を目標とする中、大島は「小さい頃から憧れていた球団に入団できて嬉しい。開幕1軍で出場できるように頑張りたい。できるだけ早くレギュラーを取りたい。将来は立浪和義さんのように40歳まで野球を続けたい」と、より具体的な目標を掲げた。安定した社会人生活を捨ててプロの世界に飛び込むことには相当悩んだというが、最終的には妻の強い後押しを受け、「同じ世界で勝負したい」とプロ入りを決意した。既婚者であり子供もいることから、中日の新人選手が慣例として入居する独身寮「昇竜館」への入寮は免除された。
2. プロ経歴
大島洋平は、中日ドラゴンズに入団して以来、卓越した打撃と守備、そして俊足でチームに貢献し続けている。
2.1. プロ入り初期 (2010年 - 2012年)
プロキャリアの初期には、盗塁王やゴールデングラブ賞といった主要な個人タイトルを獲得し、その才能を開花させた。
- 2010年**:外野のレギュラー争いが激しい中、当時の落合博満監督から「守備力なら大島」と評価され、新人ながら開幕戦に「1番・中堅手」として先発出場を果たした。3月27日の対広島東洋カープ戦でプロ初安打を放つが、その打球が1塁走者のチェンに当たり守備妨害となるという珍しい形で記録された。打撃不振のため4月12日に2軍落ちしたが、4月25日に1軍に復帰。復帰後は主に6番や7番を打ったが、5月下旬頃から2番を任されるようになった。6月19日の対読売ジャイアンツ戦で死球を受け途中交代し、翌日登録抹消されたが、7月6日の対横浜ベイスターズ戦で1軍に昇格し再び「2番・中堅手」で先発出場した。最終的に104試合に出場し、打率.258、0本塁打、17打点を記録したが、規定打席には届かず、完全なレギュラー獲得には至らなかった。
日本シリーズでは、第4戦の延長11回表に値千金となる決勝適時三塁打を放った。さらに第6戦の延長11回表、2死一・二塁の場面で里崎智也が放った中堅への大飛球を好捕するなど、随所で活躍を見せた。チームは敗れたものの、6試合に出場し23打数9安打、5打点という好成績を残し、日本シリーズ優秀選手賞を受賞した。同時に、大学時代からのライバルと目されている千葉ロッテマリーンズの新人清田育宏も優秀選手賞を受賞した。オフには背番号を「8」に変更した。
- 2011年**:開幕戦には「7番・中堅手」で先発出場した。しかし、その後は打撃不振に陥り、その間に平田良介や野本圭が活躍したため、5月21日に2軍降格となった。1軍昇格後は主に「8番・中堅手」で先発起用されることが多くなり、前半好調だった野本の不振と重なり、再びスタメンに復帰した。8月13日にプロ初本塁打を記録した。最終的には前年より少ない96試合の出場に終わり、規定打席には届かなかったものの、「8番・中堅手」として打率.243、3本塁打、18打点を記録し、チームのリーグ優勝に貢献した。自身初となるゴールデングラブ賞も受賞し、攻撃と守備の両面で成長を示した。前年好成績を残した日本シリーズでは、チーム唯一の盗塁を記録したものの1安打に終わった。
- 2012年**:この年から中堅手として荒木雅博と1・2番を任され、自身初のシーズン全試合出場を果たした。当初は荒木が1番、大島が2番だったが、荒木の不調もあり、シーズン中盤からは1番に定着した。俊足を生かし、初の盗塁王のタイトルに輝いた。打撃面でもプロ3年目にして初の規定打席に到達し、チームの規定打席到達者では唯一の3割台となる打率.310を記録(リーグ3位)。安打数も最多安打を分けあった巨人の長野久義と坂本勇人に次ぐ1本差の172本を記録し、飛躍を遂げた。一方で、打点はわずか13にとどまり、この年の規定打席到達者の中で最少であり、2リーグ制以降の記録を見ても歴代3位タイの少なさだった。オフの11月6日には「侍ジャパンマッチ2012「日本代表 VS キューバ代表」」の日本代表に選出され、代表入りを果たした。名古屋市内の病院を慰問した際の質問コーナーでは、将来的なメジャー挑戦志向があることを明らかにした。12月4日には、第3回WBC日本代表候補選手34人に選ばれた。
2.2. 中期キャリアのハイライト (2013年 - 2016年)
肘の負傷を乗り越え、サイクル安打を達成するなど、中日ドラゴンズの中心選手として確固たる地位を築いた時期である。
- 2013年**:開幕前に左肘の違和感があったため、第3回WBC日本代表最終メンバーの28人には選ばれなかった。検査の結果、遊離軟骨によって肘が「ロック」されている状態であることが判明し、シーズン中もこれに悩まされた。打率は前年に比べて落とし、打率.248、3本塁打、27打点という成績に終わった。オフには遊離軟骨の除去手術を受けた。また、吉見一起から選手会長の役職を引き継いだ。
- 2014年**:開幕から首位打者争いをするなど好調ぶりを見せていたが、7月半ばに左脇腹を痛めてから不振に陥った。それでもリーグ4位となる打率.318、球団タイ記録となる186安打(福留孝介と並ぶ)、チームトップの28盗塁を記録した。オフには、2年ぶりにゴールデングラブ賞も受賞した。また、落合博満GMが就任してからは初の契約更改での保留者となった。契約更改の席では、落合GMから「今年の守備じゃ俺だったら使えない」「お前がそんなだから、(ドラフトで友永翔太と井領雅貴を)獲った」などと厳しい言葉をかけられたという。
- 2015年**:2月16日、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の日本代表に選出され、小久保裕紀が日本代表監督に就任してから初めての代表入りとなった。3月10日の第1戦には代走で途中出場し、3月11日の第2戦には「1番・中堅手」で先発出場したが、ディエゴマー・マークウェルに牽制死される場面もあった。シーズンでの最終的な打撃成績は打率.260、147安打、22盗塁など、打率、安打数、盗塁数は前年を下回ったが、自己最高の6本塁打を放った。11月13日の契約更改では4年連続で規定打席に到達したことが評価され、1600万円増の推定年俸9000.00 万 JPYでサインした。また、7月16日には第1回WBSCプレミア12の日本代表第1次候補選手に選出されたことが発表された。
- 2016年**:7月20日の対広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)において、NPB史上64人目、68度目となるサイクル安打を達成した。シーズンでは、6月下旬に9試合連続で2番で起用された時期もあったが、その後は再び1番で起用され続け、4年ぶりに全試合出場を果たした。シーズン途中の8月16日に国内FA権を取得したことから、シーズンオフの動向が注目された。チーム自体の成績下落傾向、2014年オフに契約更改を巡り球団ともめていたこと、そして、特に巨人が正中堅手を補強ポイントとしていたことなどから、FA宣言、移籍の可能性が有力視されていた。しかし、10月31日にFA権を行使せず残留することを表明した。その後、11月19日に改めて契約更改に臨んで、変動年俸制の3年契約でサインした(2017年シーズンの推定年俸は1.50 億 JPY)。残留交渉においては、森繁和監督の説得も大きかったとされ、「希望は生涯中日。ずっとドラゴンズで1年でも長くやりたい」と決意を新たにしている。なお、大島の獲得に失敗した巨人は、最終的に日本ハムから陽岱鋼を獲得している。
2.3. 継続的な活躍 (2017年 - 2020年)
この期間、大島は通算1000安打、1500安打を達成し、最多安打タイトルを獲得するなど、中日ドラゴンズの中堅手としての全盛期を築いた。
- 2017年**:5年連続で「1番・中堅手」で開幕スタメンを務めた。このシーズンは、4月19日の対阪神タイガース戦以後、ほぼ一貫して「3番・中堅手」として起用され続け、自身初めて3番打者メインでの出場シーズンとなった(3番として95試合に先発出場)。4月30日の対阪神戦(阪神甲子園球場)で、能見篤史から左前安打を打って、通算1000安打を達成した。これはNPB史上286人目の記録である。7月3日、監督推薦でオールスターゲームに3年ぶり4回目の選出を果たした。しかし、8月31日の対横浜DeNAベイスターズ戦で死球を受けた際に右足の腓骨を骨折し、そのままシーズン終了となった。最終的には、「打率.313(リーグ3位)、23盗塁(リーグ2位)」を記録し、自身3年ぶりの「打率3割、20盗塁」を達成した。11月14日、3000.00 万 JPYアップの推定年俸1.80 億 JPYで契約更改した。
- 2018年**:8月22日の巨人戦で初回に中前適時打を放ち、8打数連続安打を記録し、西沢道夫(1951年)、タイロン・ウッズ(2005年)が持つ球団タイ記録に並んだ。前年同様、途中から3番打者に固定され、141試合に出場し打率.274ながら7本塁打、57打点で本塁打・打点ともに自己最高を記録した。
- 2019年**:開幕を「2番・中堅手」として迎えた。シーズン途中からは1番を務めることが多くなった。打撃不振で7番に降格した時期もあったが、174安打を記録し最多安打のタイトルを獲得した。シーズン終盤の9月には、21日に館山昌平、23日に永川勝浩、29日にランディ・メッセンジャーと、引退試合の投手の最終対戦打者になることが続いた。全143試合に出場し、打率.312、3本塁打、45打点、30盗塁を記録し、7年ぶりに30盗塁以上を達成した。10月28日にはFA権を行使せずに残留することが報じられた。
- 2020年**:2年ぶりに「1番・中堅手」として開幕を迎えた。8月18日の対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)では、大下佑馬から遊撃への内野安打を放ち、NPB史上127人目となる通算1500安打を達成した。これは球団最速記録を塗り替える11年目での達成であった。最終的にチーム2位の118試合に出場し、リーグ4位となる打率.316、16盗塁を記録。また、146安打を記録して2年連続で最多安打のタイトルを獲得し、オフには3年連続8回目となるゴールデングラブ賞を受賞した。
2.4. 後期キャリアと2000安打達成 (2021年 - 現在)
キャリア後半に入ってもその実力は衰えず、NPB史上55人目となる2000安打を達成するなど、数々の記録を打ち立てている。
- 2021年**:2年連続で「1番・中堅手」として開幕を迎えた。シーズン前半から好調を維持し続け1番に固定され、10年連続2桁盗塁も記録した。7月5日、監督推薦でオールスターゲームに4年ぶり5回目の選出を果たしたことが発表された。オールスター第2戦では8回2死二・三塁の場面でホームスチールを試みたが、タイミングはセーフだったものの、打者の鈴木誠也がスイングし二ゴロに倒れたため、成功とはならなかった。この果敢なチャレンジは当時、SNSで話題になった。チーム最多の141試合に出場し、10年連続で規定打席に到達。打率.292(リーグ9位)、160安打(リーグ4位)、16盗塁を記録した。7月以降は打順が1番から3番に変わったが、それでも安定した成績を残した。オフには4年連続9回目となるゴールデングラブ賞を受賞した。また、現状維持の推定年俸2.50 億 JPYで契約更改したが、平田良介が1.80 億 JPYから3000.00 万 JPYと大幅に減俸された為、球団の日本人野手では唯一の1.00 億 JPY越えプレイヤーとなった。
- 2022年**:シーズン序盤から打率.350を超える高打率を記録し、好調を維持していた。しかし、4月27日の対阪神戦(阪神甲子園球場)で西勇輝から死球を受け、29日に登録を抹消された。当初は打撲と診断されたものの、神経が切れ患部に力が入らない状態になってしまい、5月20日に1軍へ復帰するまでの間、戦列を離れた。復帰後はしばらく不調が続いていたものの、夏場に調子を上げていき、8月3日の対ヤクルト戦(明治神宮野球場)では、NPB史上10人目、球団新記録及びセ・リーグ最多タイ記録となる1試合6安打を記録した。これは2リーグ制以降では両リーグ最多タイ記録であり、2018年の大山悠輔(阪神)以来の記録である。この年三冠王となった村上宗隆と終盤に首位打者を争い、打率は年間2位だった。
- 2023年**:この年から、それまで自身が守っていた中堅手のポジションに岡林勇希が就き、大島は主に「2番・左翼手」として試合に出場した。8月26日、対横浜DeNAベイスターズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)において、NPB史上55人目となる通算2000安打を達成した。これは、中日球団史上7人目(高木守道・谷沢健一・立浪和義・谷繁元信・和田一浩・荒木雅博に次ぐ7人目)の快挙であり、生え抜き選手としては5人目となる。また、大学・社会人を経てプロ入りした選手では、古田敦也・宮本慎也・和田一浩に次いで4人目。さらに、実働14年目での達成は張本勲と並びプロ野球史上最速タイ記録であった。加えて、中日球団が本拠地を置く名古屋市の出身選手としては初の2000安打達成ともなった。最終的には130試合の出場で打率.289を残した。
- 2024年**:2024年シーズン終了時点で、75試合に出場し、125打席、116打数、7得点、23安打、6二塁打、0三塁打、0本塁打、5打点、1盗塁を記録している。打率は.198で、出塁率は.256、長打率は.250であった。
3. 選手としての特徴
大島洋平選手は、その優れた打撃、守備、走塁能力によってプロ野球界で高い評価を得ている。
3.1. 打撃
大島の打撃は、ボールをギリギリまで手元に引きつけて打ち返すことを持ち味とし、特に低めの変化球を右方向に巧みに運ぶ技術に長けている。タイミングを崩されてもヒットゾーンに運ぶことができる技術も誇る。かつてメジャーリーグに移籍した前田健太(ミネソタ・ツインズ)を得意としていたことでも知られる。
キャリアを通じて欠場が少なく、単打が中心でありながらも、安定して高い打率を維持している点が最大の特徴である。ドラフト下位(5位以下)でプロ入りした選手としては、シーズン打率3割達成回数6度を記録しており、これは宮﨑敏郎(横浜)と並び現役最多である。歴代最多記録は掛布雅之、福本豊、松永浩美らの7度である。
3.2. 守備と走塁
走塁面では、50メートルを6 s、1塁到達タイムは3.8 sという俊足を備えており、2012年には盗塁王を獲得している。
外野守備においては、的確な打球判断と俊足を生かした広い守備範囲を誇り、遠投115 mの強肩も持ち合わせている。中堅手としての定位置付近で苦手な打球方向が少なく、2010年にはUZR9.7を記録した。2012年には、守備イニング1000以上の中堅手の中で両リーグ2位となるUZR17.4という高数値を記録しており、守備における貢献度の高さが窺える。
4. 人物
大島洋平は3兄弟の長兄である。末弟の大島啓太も野球選手であり、享栄高等学校、愛知大学を経て、現在は東邦ガス硬式野球部に所属する外野手としてプレーしている。啓太は2019年には社会人野球東海地区のベストナインに選出されており、その俊足は兄以上とも評されている。
5. タイトルと表彰
大島洋平選手がプロキャリアで獲得した主要なタイトルと表彰は以下の通りである。
- タイトル**
- 盗塁王:1回(2012年)
- 最多安打:2回(2019年、2020年)
- 表彰**
- ベストナイン:1回(外野手部門:2012年)
- ゴールデングラブ賞:9回(外野手部門:2011年、2012年、2014年 - 2016年、2018年 - 2021年)
- 外野手として9回受賞は歴代5位タイ。3年以上連続受賞を2回記録しているのは、外野手では他に新庄剛志のみである。
- 月間MVP:1回(打者部門:2017年3・4月)
- JA全農Go・Go賞:2回(好捕賞:2010年7月、最多盗塁賞:2012年3・4月)
- 日本シリーズ優秀選手賞:1回(2010年)
- スピードアップ賞:1回(打者部門:2016年)
6. 通算記録
大島洋平選手のプロキャリアにおける詳細な個人記録は以下の通りである。
6.1. 初記録
- 初出場・初先発出場:2010年3月26日、対広島東洋カープ1回戦(ナゴヤドーム)、「1番・中堅手」で先発出場
- 初打席:同上、1回裏に前田健太から投飛
- 初安打:2010年3月27日、対広島東洋カープ2回戦(ナゴヤドーム)、5回裏にジオから二塁内野安打(守備妨害)
- 初打点:2010年4月25日、対阪神タイガース6回戦(阪神甲子園球場)、4回表にジェイソン・スタンリッジから右翼線適時三塁打
- 初盗塁:2010年4月28日、対読売ジャイアンツ5回戦(ナゴヤドーム)、7回裏に二盗(投手:小林雅英、捕手:阿部慎之助)
- 初本塁打:2011年8月13日、対横浜ベイスターズ16回戦(平塚球場)、5回表に清水直行から右越ソロ
6.2. 節目の記録
- 1000安打:2017年4月30日、対阪神タイガース6回戦(阪神甲子園球場)、4回表に能見篤史から左前安打 ※史上286人目
- 1000試合出場:2017年7月25日、対東京ヤクルトスワローズ14回戦(明治神宮野球場)、「3番・中堅手」で先発出場 ※史上485人目
- 200盗塁:2019年5月24日、対東京ヤクルトスワローズ10回戦(明治神宮野球場)、5回表に二盗(投手:小川泰弘、捕手:中村悠平) ※史上76人目
- 1500安打:2020年8月18日、対東京ヤクルトスワローズ10回戦(明治神宮野球場)、8回表に大下佑馬から遊撃内野安打 ※史上127人目
- 1500試合出場:2021年6月26日、対広島東洋カープ10回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、「1番・中堅手」で先発出場 ※史上196人目
- 250盗塁:2022年4月2日、対広島東洋カープ2回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、1回裏に二盗(投手:森下暢仁、捕手:會澤翼) ※史上47人目
- 2000安打:2023年8月26日、対横浜DeNAベイスターズ19回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、3回裏に石田健大から中前安打 ※史上55人目、プロ入り14年目での達成は日本人最速タイ
6.3. その他の記録
- サイクル安打:2016年7月20日、対広島東洋カープ16回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島) ※史上64人目
- 1試合6安打:2022年8月3日、対東京ヤクルトスワローズ15回戦(明治神宮野球場)、6打数6安打 ※史上10人目、セ・リーグ最多タイ記録。プロ野球史上、6安打以上記録してチームが敗れたのは大島が初である。
- オールスターゲーム出場:5回(2012年、2013年、2014年、2017年、2021年)
- オールスターゲームで1イニング2盗塁:2014年第1戦(西武ドーム) ※史上最多
7. 背番号と登場曲
背番号と登場曲に関する情報が以下の通りである。
7.1. 背番号
- 32(2010年)
- 8(2011年 - )
7.2. 登場曲
- 「Oh Yeah!」嵐(2010年 - 2011年)
- 「T.W.L」関ジャニ∞(2011年)
- 「モンじゃい・ビート」関ジャニ∞(2012年 - 2013年)
- 「キング オブ 男!」関ジャニ∞(2014年・2017年 - 、2017年以降は第3打席以降)
- 「無責任ヒーロー」関ジャニ∞(2015年)
- 「ズッコケ男道」関ジャニ∞(2016年 - 、2017年以降は第1・2打席)
- 「世界でいちばん熱い夏」PRINCESS PRINCESS(2016年ブルーサマーシリーズ期間限定)
- 「炎」LiSA(2020年10月20日 - 、偶数打席)
- 「明け星」LiSA(2022年 - )
8. 日本代表キャリア
大島洋平は、日本野球国家代表チームの一員として国際大会に出場した経験を持つ。
- 2015 欧州代表戦
9. 著書
- 『一歩、前に。前に出る勇気のつくり方』(2015年3月27日、パプラボ、ISBN 978-4434202759)
10. 年度別成績
10.1. 打撃成績
年 度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 故意四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010 | 中日 | 104 | 374 | 314 | 35 | 81 | 10 | 4 | 0 | 99 | 17 | 8 | 4 | 27 | 2 | 29 | 0 | 2 | 52 | 2 | .258 | .323 | .315 | .638 |
2011 | 96 | 355 | 300 | 25 | 73 | 6 | 4 | 3 | 96 | 18 | 8 | 2 | 19 | 2 | 29 | 5 | 5 | 50 | 3 | .243 | .318 | .320 | .638 | |
2012 | 144 | 631 | 555 | 83 | 172 | 19 | 5 | 1 | 204 | 13 | 32 | 17 | 17 | 0 | 46 | 0 | 13 | 80 | 7 | .310 | .376 | .368 | .744 | |
2013 | 140 | 555 | 499 | 68 | 124 | 18 | 2 | 3 | 155 | 27 | 19 | 9 | 10 | 3 | 37 | 1 | 6 | 69 | 2 | .248 | .306 | .311 | .617 | |
2014 | 141 | 642 | 585 | 92 | 186 | 18 | 2 | 2 | 214 | 28 | 28 | 12 | 6 | 2 | 43 | 1 | 6 | 56 | 3 | .318 | .369 | .366 | .735 | |
2015 | 142 | 620 | 565 | 70 | 147 | 20 | 4 | 6 | 193 | 27 | 22 | 8 | 10 | 1 | 39 | 1 | 5 | 65 | 5 | .260 | .313 | .342 | .655 | |
2016 | 143 | 656 | 599 | 80 | 175 | 27 | 9 | 3 | 229 | 27 | 26 | 12 | 4 | 1 | 46 | 1 | 6 | 69 | 3 | .292 | .348 | .382 | .730 | |
2017 | 119 | 521 | 476 | 50 | 149 | 20 | 3 | 3 | 184 | 29 | 23 | 6 | 1 | 3 | 37 | 0 | 4 | 66 | 5 | .313 | .365 | .387 | .752 | |
2018 | 141 | 645 | 588 | 92 | 161 | 20 | 7 | 7 | 216 | 57 | 21 | 9 | 1 | 5 | 47 | 2 | 4 | 80 | 2 | .274 | .329 | .367 | .697 | |
2019 | 143 | 623 | 558 | 89 | 174 | 23 | 3 | 3 | 212 | 45 | 30 | 7 | 3 | 3 | 50 | 3 | 9 | 78 | 5 | .312 | .376 | .380 | .756 | |
2020 | 118 | 525 | 462 | 58 | 146 | 21 | 3 | 1 | 176 | 30 | 16 | 8 | 9 | 3 | 47 | 3 | 4 | 51 | 5 | .316 | .382 | .381 | .763 | |
2021 | 141 | 596 | 548 | 54 | 160 | 19 | 5 | 1 | 192 | 34 | 16 | 8 | 1 | 2 | 42 | 5 | 3 | 60 | 4 | .292 | .345 | .350 | .695 | |
2022 | 109 | 482 | 436 | 48 | 137 | 18 | 1 | 1 | 160 | 20 | 11 | 4 | 3 | 0 | 34 | 5 | 9 | 52 | 1 | .314 | .376 | .367 | .743 | |
2023 | 130 | 494 | 470 | 34 | 136 | 17 | 2 | 0 | 157 | 23 | 6 | 1 | 1 | 3 | 15 | 1 | 5 | 43 | 7 | .289 | .316 | .334 | .650 | |
2024 | 75 | 125 | 116 | 7 | 23 | 6 | 0 | 0 | 29 | 5 | 1 | 1 | 0 | 0 | 9 | 1 | 0 | 11 | 0 | .198 | .256 | .250 | .506 | |
通算:15年 | 1886 | 7844 | 7071 | 885 | 2044 | 262 | 54 | 34 | 2516 | 400 | 267 | 108 | 112 | 30 | 550 | 29 | 81 | 882 | 54 | .289 | .346 | .356 | .702 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
10.2. 守備成績
年 度 | 球団 | 外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | ||
2010 | 中日 | 99 | 172 | 4 | 1 | 0 | .994 |
2011 | 95 | 196 | 6 | 2 | 1 | .990 | |
2012 | 144 | 291 | 8 | 3 | 1 | .990 | |
2013 | 135 | 301 | 13 | 2 | 1 | .994 | |
2014 | 140 | 287 | 8 | 6 | 2 | .980 | |
2015 | 140 | 284 | 1 | 2 | 0 | .993 | |
2016 | 143 | 300 | 4 | 3 | 0 | .990 | |
2017 | 119 | 198 | 2 | 2 | 1 | .990 | |
2018 | 141 | 282 | 7 | 0 | 1 | 1.000 | |
2019 | 143 | 282 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
2020 | 118 | 202 | 5 | 2 | 2 | .990 | |
2021 | 141 | 270 | 3 | 1 | 0 | .996 | |
2022 | 109 | 189 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 114 | 185 | 2 | 2 | 1 | .989 | |
2024 | 20 | 28 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 1801 | 3467 | 68 | 26 | 10 | .993 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
- 太字年はゴールデングラブ賞受賞