1. 来歴
梅原大吾は、プロゲーマーとしての華々しいキャリアを築く以前から、その才能と情熱を格闘ゲームに注いできた。彼の成長過程と競技シーンにおける初期の活動は、その後の伝説的なプロゲーマーとしての地位を確立する基盤となった。
1.1. 生い立ちとゲームとの出会い
梅原大吾は青森県弘前市に生まれ、小学校2年生の時に東京都に転居し、少年時代を足立区で過ごした。7歳年上の姉の誘いでゲームを覚え、後にゲームセンターで対戦型格闘ゲームを始めるようになる。彼が約10歳の小学生の頃には、ちょうど『ストリートファイターII』や『餓狼伝説』が稼働した時期で、最初は『餓狼伝説』から始めた。その後、『ストリートファイターII』でも他のプレイヤーに挑戦するようになり、対戦の楽しさに目覚めた。
13歳の中学生の頃には、メインとするゲームを『ヴァンパイアハンター』に切り替え、その才能が開花した。秋葉原のセガ(現在のクラブセガ)ゲームセンターでは、286連勝という記録を樹立した(ゲーム内の表示は255でオーバーフローを起こすため31と表示されたが、実際はそれ以上)。この連勝記録は、閉店時間によりプレイを中断せざるを得なかったために途切れたものであった。また、強キックのボタンが壊れたアーケード筐体で50連勝するという逸話も残っている。
1.2. プロゲーマー以前の活動と活躍
1995年、梅原はゲーメスト杯『ヴァンパイアハンター』全国大会に初出場したが、ブロック決勝で敗退した。しかし、彼の最初のトーナメント優勝は1997年のゲーメスト杯『ヴァンパイアセイヴァー』全国大会で、長年の盟友となる大貫(ヌキ)を決勝で破り、全国にその名を広めるきっかけとなった。
1998年、17歳でカプコンの公式『ストリートファイターZERO3』全国大会に出場し、決勝に進出。10月11日に東京ゲームショウ'98秋の特設ステージで行われた決勝大会で再び大貫を破り、優勝を果たした。さらに、11月8日に米国カリフォルニア州サンフランシスコで行われた日米決戦「STREET FIGHTER ALPHA3 WORLD CHAMPIONSHIPストリートファイターアルファ3 ワールドチャンピオンシップ英語」では、全米大会優勝者のアレックス・ヴァイエと対戦。梅原にとって初めての渡米、初の海外大会出場となったこの試合で、彼は苦戦を強いられながらも2-1で逆転勝利を収め、世界一の座に輝いた。これら一連の大会の模様は、日本のテレビ番組で50分間のドキュメンタリーとして放映された。
2000年には『カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000』の全国大会でも優勝し、カプコン公式全国大会で3連覇を達成した。同年7月には、B4ストリートファイター選手権のトッププレイヤーが東京都品川区に集結し、米国選手が日本のトッププレイヤーと4つのゲーム(『スーパーストリートファイターII X』、『ストリートファイターZERO3』、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』、そして『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』)で対戦するエキシビションが行われた。梅原は『3rd STRIKE』部門にのみ参加したが、全ての対戦相手を打ち破り、各ラウンドをケンの強昇龍拳で締めくくった。これらのイベントは、後にドキュメンタリー映画『Bang the Machineバング・ザ・マシーン英語』[https://www.youtube.com/watch?v=w7cLvPmxtVM]として撮影された。
2001年9月には、彼の人気を受けてミニ自伝『VERSUS日本語』(ファンからは「ウメ本」と呼ばれる)が出版された。この本は彼が競技するゲームを年代順に6つの章に分け、背景ストーリー、競技の逸話、対戦相手の分析などが含まれている。
1.3. 闘劇・EVO参戦と活動休止
2003年、梅原は日本の「闘劇」(Super Battle Opera)と米国の「Evolution Championship Series」(EVO)という、両国を代表する対戦型格闘ゲームの祭典に初出場し、複数のゲームで優勝を果たした。彼は闘劇で『スーパーストリートファイターII X』を制し、同年にはEVOでも同タイトルで優勝。これにより、闘劇とEVOの両方を同年同タイトルで制覇した初のプレイヤーとなった。2004年にはEVOに再度出場した他、4月18日にはイギリスで開催された「Absolution 2004アブソリューション2004英語」にも参加し、『スーパーストリートファイターII X』で優勝した。
2005年、闘劇の『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』部門で大貫とタッグ「ウメヌキ日本語」を組み優勝した。この時期、梅原は『スーパーストリートファイターII X』の大会「X-MANIAエックスマニア英語外伝」をプロデュースするなど活発な活動を続けたが、出場予定だったEVOをキャンセルした。その理由について彼は、インタビューで「練習せずに4タイトル(の優勝)を取るのはキツい」ためだと語った。この頃から格闘ゲームの第一線から徐々に遠ざかり、多くのアルバイトを転々とした後、一時期は将来の稼業として麻雀を選択し、雀荘に勤務してプロの雀士を志した。2008年には、勝負の世界に疲れ、主に認知症の老人を担当する老人ホームで約1年間勤務した経験もある。この間、彼は「もし当時のアングラな雰囲気のゲームセンターという環境ではなく、現在の格闘ゲーマーという華々しい存在がおり、家庭用ゲーム機でのオンライン対戦がメインの時代なら格闘ゲームに熱中していたか?」という質問に対し、「今の環境で格ゲーに出会ってたら絶対やってない」「誰かが引いたレールなんて興味がない」「才能があるか無いか分かんねーから面白かった」と答えている。
1.4. 再び競技シーンへ (2008年以降)
2008年、介護施設での勤務の傍ら、新たに稼働した『ストリートファイターIV』をプレイし始めた。稼働直後から勝率90%以上を維持し続け、2008年8月8日付けで携帯公式サイトの通算バトルポイント全国ランキング1位となった。使用キャラクターはリュウだった。
2009年には、格闘ゲームプレイヤーの総師範KSKの呼びかけに応じ、ゲーム番組『ゲーマーズ甲子園』(7月23日・30日放送回)に出演した。番組では『ストIV』をテーマに、「板橋ザンギエフ」や「[http://fgamers.saikyou.biz/?%E3%83%9E%E3%82%B4#.WLeqhsu7qHs マゴ]」、「ときど」といった有名プレイヤーたちと共演し、互いのテクニックを披露した。また、タレントの井手らっきょとの対決では圧倒的な勝利を収めたが、試合内容は井手の「面白さ勝ち」と判定された。後編では梅原(リュウ)とマゴ(サガット)の対決が行われ、梅原は苦戦しながらも辛勝し、番組内の対戦ポイントで1位を獲得した。
同年4月18日、サンフランシスコで開催された『ストリートファイターIV』全米選手権の決勝大会「GameStop STREET FIGHTERS IV National Tournament Finalsゲームストップ ストリートファイターIV ナショナル・トーナメント・ファイナル英語」にカプコンの招待で参加。同日の全米トーナメント優勝者であるジャスティン・ウォン、日本トーナメント優勝者のベテランダルシム使いである伊予、韓国トーナメント優勝者のPoongkoプンコ英語ら4人制の総当たり戦で全勝優勝を収めた。この優勝により、彼はEVO 2009のラスベガス大会への無料渡航とシード権を獲得した。
同年8月号から、アーケードゲーム専門誌『月刊アルカディア』でコラム「ウメハラコラム・道」の連載を開始し、格闘ゲームに関する自身の哲学や経験を綴った。
同年7月19日にラスベガスで開催されたEVO 2009の『ストリートファイターIV』部門に出場。全戦リュウを使用し、決勝戦では再びジャスティン・ウォンと対戦。ルーファス、アベル、バイソンなど多岐にわたるキャラクターを使用するジャスティンとの接戦を制し、優勝を果たした。梅原は試合後のインタビューで「4月に対戦した時は大きな差があると思ったけど、今回はかなりジャスティンは強くなっていた」とジャスティンを称賛した。
同年8月7日には、東京で開催された家庭用版『ストリートファイターIV』を用いたKSK主催の格闘ゲームイベント大会「GODSGARDENゴッズガーデン英語」に参戦した。彼はネットによるプレイヤー投票で大差をつけて1位に選出された。当時、アーケード版『ストIV』のBPキャラ別ランキングでエル・フォルテ部門1位であった「中足絶唱TKD」や、後に闘劇09『ストリートファイターIII 3rd』を制した「ももち」など、並みいる強豪を相手に順当に勝ち進んだが、ウィナーズファイナルで全国1位のクリムゾン・ヴァイパー使いである「うりょ」に接戦の末敗北。ルーザーズファイナルでは同じく闘劇優勝2回の経験を持つマゴに敗れ、3位という結果に終わった。
2. プロゲーマーとしての活動
梅原大吾は2010年にプロゲーマーとしての本格的なキャリアをスタートさせて以降、数々の大会で輝かしい成績を収め、eスポーツ界のアイコンとしてその名を確立した。
2.1. プロ契約と初期の活動
2010年4月、梅原はアメリカの周辺機器メーカーMad Catzとのスポンサー契約を結んでいたことがITmedia Gamesより報じられ、これにより正式に「プロ格闘ゲーマー」となった。プロ転向後、彼は『スーパーストリートファイターIV』の発売記念イベント「Fight Clubファイトクラブ英語」に登場し、広報活動を行った。このイベントでは、かつての強敵であるアレックス・ヴァイエやジャスティン・ウォンと対戦し、特にジャスティンとの最終戦では、ジャスティンのルーファスのジャンプ攻撃に対し、梅原のガイルがウルトラコンボで反撃した際にまさかの「ダブルKO」という結果となり、会場は大きな歓声に包まれた。この結末により、梅原はその夜を通じて無敗を貫いた。
また、e-CAPCOM限定版の『スーパーストリートファイターIV』には、梅原をはじめとする日本のトッププレイヤー8人(ときど、伊予、白、金デヴ、ももち、ときどきヌキんぐ、板橋ザンギエフ)によるスペシャルDVDが同梱された。同年4月28日にエンターブレインから発売された『スーパーストリートファイターIV テクニカルガイド』にも、梅原、ときど、金デヴ、伊予、ももち、板橋ザンギエフ、白の日本のトッププレイヤー7人による新キャラクターのエキシビションマッチを収録したDVDが付属した。
2010年5月9日には、NHKのサンデーナイト番組『MAG・ネット』の『ストリートファイター』特集に出演。5月15日にはニコニコ生放送の『スーパーストリートファイターIV オンライン対戦会』に出演し、Xbox Liveのオンラインプレイヤーや他のトッププレイヤーと対戦した。この放送で、彼自身もオンラインで「gameinnゲームイン英語」としてプレイしていることを明かした。
5月29日から30日にかけて、梅原は自身初となるオーストラリア遠征を行い、シドニーで開催されたEVOアジア太平洋予選の『スーパーストリートファイターIV』トーナメントに参加した。彼はわずか1敗でトーナメントを制覇し、EVO 2010ラスベガス大会へのシード権を獲得した。
2.2. 『ストリートファイターIV』シリーズ時代
2010年7月9日から11日にかけて、梅原はアメリカ・ラスベガスで開催された格闘ゲームイベント『EVOLUTION 2010』(EVO 2010)の『スーパーストリートファイターIV』部門に出場した。世界中から1,700人以上のプレイヤーが参加する中で、彼は全戦を通してリュウを使用し、ルーザーズブラケットに落ちることなく優勝を果たした。決勝の相手は、ジャスティン・ウォンの友人で同じくルーファスを使用するリッキー・オーティスだった。このイベントのライブ配信は、Stickamで18,000人、Ustreamで30,000人、合計で約48,000人という当時としては新記録となるピーク視聴者数を記録した。
同年9月19日には、幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2010の一環として行われた闘劇2010の『ストリートファイターIV』決勝大会にチームで出場し、準優勝の成績を収めた。
10月15日から17日にはオハイオ州コロンバスで開催された「Season's Beatings V Redemptionシーズンズ・ビーティングスV リデンプション英語」トーナメントに2度目の参加を果たし、『スーパーストリートファイターII Turbo HD Remix』と『ストリートファイターIV』シングル部門で優勝した。さらに、11月6日から7日にはロサンゼルスで開催された「Southern California Regionalsサザン・カリフォルニア・リージョナルズ英語」トーナメント、11月13日から14日にはカナダで開催された「Canada Cupカナダカップ英語」、11月20日から21日には「Northern California Regionalsノーザン・カリフォルニア・リージョナルズ英語」トーナメントにも出場した。11月26日にはクウェートでのエキシビションイベントにも参加している。
2009年11月のインタビューで、当時28歳だった梅原は、ゲーマーとしての自分は現在ピークにあると感じていると述べた。彼はその主張をさらに明確にし、「私の反応速度はおそらく若い頃と遜色ないが、追い詰められても動揺しなくなった。もう精神的に私を打ち破るものは何もない。神経質さや緊張を克服した。対戦相手を一瞬で見分け、その性格や弱点に応じてグループ分けし、タイプ別に分類できる。まだ身体能力の衰えを感じていないので、格闘ゲーマーとしてのキャリアの頂点にいるのかもしれない」と語っている。
2012年4月2日、初の著書『勝ち続ける意志力』を小学館から出版。この本はAmazon.co.jpのKindleストアでベストセラー1位を記録した。
2013年4月13日、ニューヨーク大学ゲームセンターが主催する第4回「Spring Fighterスプリング・ファイター英語」イベントに、セス・キリアンと共に特別ゲストとして招かれ、ストリートファイターシーン内外での自身の人生について語った。また、同年6月6日にはトーマツ イノベーション主催のビジネスエグゼクティブ向けセミナーシリーズの第一回で講演を行った。
同年8月30日には、2013年EVOチャンピオンのXianと「先に10勝した方が勝利」というルールで対戦し、10-0で完封勝利を収めた。数ヶ月後には、同様の形式でInfiltrationを10-2で破っている。11月24日には、DODAキャリアフェアでプロゲーマーとしての経験について語るパネルディスカッションを開催した。
2015年の「Stunfest 2015スタンフェス2015英語」決勝戦では、カプコンプロツアー2015シーズンで最高ランクのプレイヤーであったももちが操るケンに対し、梅原の操るEvil Ryuが25ヒットコンボを決め、観客を熱狂させた。このコンボは、カプコンによって2015年の「最もヒートした瞬間」の一つとして選ばれ、フランス人観客からは「信じられないような25ヒットコンボが観客と対戦相手を驚愕させた」と評された。梅原はこのトーナメントを3-1でももちを破り優勝した。
同年9月号の『ハーバード・ビジネス・レビュー』日本版には、梅原の「得意なことより好きなことを追求する」と題された巻頭言が掲載された。
2015年12月、梅原はCapcom Cup 2015で獲得した賞金全額(6.00 万 USD)を、ニューヨーク大学芸術学部ティッシュスクールゲームセンターのゲームデザイン奨学金プログラム「Evo ScholarshipEVOスカラシップ英語」に寄付する意向を表明した。この6.00 万 USDの寄付は、2016年1月6日にニューヨーク大学ゲームセンターによって確認された。
2.3. 『ストリートファイターV』シリーズ時代
2016年1月、日本の『ハーバード・ビジネス・レビュー』の特別号には「感情を制するものはゲームを制す」と題された梅原への12ページにわたるインタビュー記事が掲載された。
2016年2月には、ラッパー兼音楽プロデューサーのルーペ・フィアスコとの『ストリートファイターV』エキシビションマッチで、僅差で敗北する出来事があった。このイベントは元Mad Catz幹部のMark Julioマーク・フリオ英語が主催し、75,000人以上の視聴者にライブ配信された。複数のオブザーバーは、梅原のタイミングがずれており、試合中の重要な戦略的局面を活かせなかったと指摘した。
2016年5月14日、梅原は飲料メーカーのレッドブルとスポンサー契約を結んだことを発表し、日本人で2人目のレッドブル・アスリートとなった。この発表では、それまでスポンサー契約を結んでいたMad Catzとは、アライアンスパートナーとして連携する体制に切り替わっていたことも明かされた。
同年5月には、WOWOWで放送されたストリートファイターのドキュメンタリー「格闘ゲームに生きる日本語」に出演。同月末には、このドキュメンタリーはカナダのトロントで開催された「ホットドックス映画祭」で「Living the Gameリビング・ザ・ゲーム英語」というタイトルで上映された。
2016年6月1日、小学館から梅原と人気ブロガーちきりんとの対談本『悩みどころと逃げどころ』が出版された。
同年7月には、梅原の最初の著書『勝ち続ける意志力』の公式英語版がEVOの来場者向け限定販売としてリリースされた。この本は2016年末まで、世界中の格闘ゲームイベントで限定販売された。
2016年9月14日、梅原はギネス世界記録によって「最も視聴された対戦格闘ゲームの試合」(彼のEVO 2004におけるジャスティン・ウォンとの有名な試合)と「『ウルトラストリートファイターIV』での歴代最高ランク」という2つの新たな世界記録に認定されたことを発表した。梅原は東京ゲームショウで開催された式典でこれらの記録の公式認定を受けた。
2016年11月30日、ゲーミングヘッドセットメーカーのHyperXとの新たなスポンサー契約を発表した。
2016年12月1日には、レッドブルと監督のNick McDonaldニック・マクドナルド英語が、梅原大吾を題材にした11分間のドキュメンタリー「Mind of a Beastマインド・オブ・ア・ビースト英語」を公開した。この作品の中で、梅原はプロゲーマーとしての生活のプレッシャーについて語り、神話的な公人としての「ウメハラ」と、欠点を持つ人間としての「梅原大吾」を区別している。
2017年1月19日、梅原は慶應義塾大学慶應丸の内シティキャンパスで「1日ひとつだけ、強くなる」と題した2時間の講演を行った。この講演で、梅原はプロゲーマーとしてのニッチを切り開く上での浮き沈みについて語り、満席の聴衆を前に自身の経験を共有した。
同年3月1日、日本のゲーム開発会社Cygamesと、同じプロ格闘ゲーマーのDarryl "Snake Eyez" Lewisダリル・スネーク・アイズ・ルイス英語、Eduardo "PR Balrog" Perezエドゥアルド・ピーアール・バルログ・ペレス英語と共にスポンサー契約を締結し、3人は「Cygames Beastサイゲームス・ビースト英語」というチームを結成した。
同年3月から5月にかけて、梅原は『ELEAGUE Street Fighter V Invitational』に参加し、ガイルのみを使用。グループBからスタートし、プレーオフに進出し、総合8位という成績を収めた。
5月27日から28日には、フランス・パリで開催された「Red Bull Kumiteレッドブル・クミテ英語」に参加し、総合4位という成績を残した。
6月27日には、レッドブル・フランスが制作したドキュメンタリー「The Art of Street Fightingジ・アート・オブ・ストリートファイティング英語」に、他のプロゲーマーであるXiao Haiシャオ・ハイ英語、Gamerbeeゲーマービー英語、ときど、Luffyルフィ英語と共に登場した。
7月14日から16日にかけて、梅原はEvo 2017に参加。ラウンド1では無敗で勝ち進んだが、ラウンド2でHaitaniに敗れてルーザーズブラケットに落ち、最終的に準決勝で長年のライバルであるジャスティン・ウォンに敗れて敗退した。
7月14日には、アパレルメーカーNsurgoエンスルゴ英語と共同でアパレルブランド「Beastビースト英語」を立ち上げた。このブランドは梅原に加え、Cygamesのスポンサーを受けているスネーク・アイズとPRバルログが代表を務めている。
2018年には、年の初めに長年のライバルであるときどとの「Kemonomichi IIケモノミチII英語」と題された先に10勝する対戦イベントで対決した。この時点でEVOの現チャンピオンであり、シーンで最も支配的なプレイヤーの一人であったときどは、長期戦形式で梅原を上回ることができると確信していた。梅原は比較的活動的ではなく、イベント開催に重点を置いていたが、彼も自身の勝機を確信していた。3月10日に両者は待望の対決を行い、梅原が10-5で勝利し、ときどは明らかに落胆した。
同年7月22日、イギリス・バーミンガムで開催された「VSFighting 2018VSファイティング2018英語」で優勝した。
同年11月には、再び「Red Bull Kumiteレッドブル・クミテ英語」招待トーナメントに出場し、Problem Xプロブレム・エックス英語とチャンピオンのFujimuraフジムラ英語に次ぐ3位となった。
Capcom Cup 2018では25位に終わった。
2.4. 近年の活動とBeast Cup
2019年、梅原は「Final Roundファイナル・ラウンド英語」で33位という不本意な結果で競技年をスタートさせた。同年同月後半には「NorCal Regionalsノーカル・リージョナルズ英語」でトップ8入りを果たすなど、より良い成績を収めた。
次に梅原が参加した主要な大会「The Mixupザ・ミックスアップ英語」では、カプコンプロツアーを支配していたVictor Woodleyビクター・ウッドリー英語(通称:Punk)とグランドファイナルで対決した。最終ラウンドまでもつれ込む激戦となったが、Punkが僅差で勝利した。しかし、梅原の年間パフォーマンスはカプコンプロツアーランキングで総合4位となるのに十分なものであった。
その後も、梅原は「Community Efforts Orlando 2019コミュニティ・エフォーツ・オーランド2019英語」のカプコンプロツアープレミアトーナメントで5位/6位、「First Attack 2019ファースト・アタック2019英語」のカプコンプロツアープレミアトーナメントで7位/8位と、好成績を続けた。主要なトーナメントでの優勝はなかったものの、年間を通じて国際的なカプコンプロツアーイベントに継続的に出場したことで、カプコンカップ2019決勝大会の出場権を獲得した。カプコンカップでは2回戦でときどに2-3で敗れ、17位-24位タイで2019年の競技シーズンを終えた。
同年12月には、名古屋で開催された「Red Bull Kumiteレッドブル・クミテ英語」にも参加。ときど、Problem X、Punkら強豪がひしめく厳しいトーナメントで、梅原はボンちゃん、ガチくん、Hakuと同率の13位に終わった。
2020年2月末には、Cygamesとのスポンサー契約が終了した。
同年4月1日、DouYuJapanが運営するライブ配信プラットフォームMildomとスポンサー契約を結び、チーム名を「Team Mildom Beastチーム・ミルダム・ビースト英語」として活動を開始した。
2021年5月8日、自身のTwitterで、5日に高熱や倦怠感などの症状が出たため、病院で検査を受けた結果、6日に新型コロナウイルス陽性の結果が出たことを明らかにした。発症してからは外出せず、保健所からの連絡を待ちながら自宅療養を続け、5月22日に退院した。
2024年、彼はSaishunkan Sol 熊本に所属し、「SFL」に参加することを発表した。
また、梅原は自身が主催するストリートファイターの大会「Beast Cupビーストカップ英語」を立ち上げた。これは、1万人の参加者を集める大会の開催を目指して開始されたものである。
大会名 | 開催日 |
---|---|
Beast Cup-Beginner- | 2020年11月22日 |
Beast Cup-Gekokujo- | 2021年2月14日 |
Beast Cup-18U- | 2021年3月20日 |
Beast Cup -Gekokujo2- | 2021年9月12日 |
3. プレイスタイルと代表的な技術
梅原大吾のゲームプレイは、長年の経験と独自の哲学に基づいた、特徴的なスタイルと革新的な技術によって特徴づけられる。
3.1. ウメハラ持ち

梅原は「ウメハラ持ち日本語」と呼ばれる、独自に考案したジョイスティックのレバーの持ち方でプレイすることが特徴である。この持ち方では、レバーの軸を薬指と小指で挟み込み、レバーの玉を左からかぶせるように持つ。これにより、格闘ゲームにおけるコマンド入力の時間と入力ロスを極限まで短縮できるとされている。この持ち方について尋ねられた際、彼は「意識したことないんだよね。気づいたら今の持ち方だった」「でも持ち方によって長所と短所があるから状況ごとに使い分けた方がいいのかもね」と答えている。
3.2. ウメ波動・ウメ昇龍
梅原は、飛び道具の「波動拳」や対空技の「昇龍拳」を独特な方法で使用することがあり、これらは俗に「ウメ波動日本語」・「ウメ昇龍日本語」と呼ばれる。
「ウメ波動」は、通常通り牽制として波動拳を使用するが、相手がジャンプで避けた時だけ撃たないという戦術的な意図を持つ。
「ウメ昇龍」は、接近戦で相手の地上技などを先読みした際に、昇龍拳発動時のわずかな無敵時間を利用し、相手の技に引っ掛ける形で使用する。その精度は「小足見てから昇龍余裕でした」という噂がひとり歩きするほどだった(「小足」はゲーム内で最速の部類に入る技であり、目視から昇龍拳のコマンドを入力するのは不可能である)。
梅原自身は、ウメ波動については意識的に行っておらず、長年の経験からくる感覚だと述べている。
4. 背水の逆転劇 (EVO Moment #37)
2004年に開催されたEvolution Championship Series『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』部門のルーザーズ決勝(実質的な準決勝)で、梅原が操るケンが米国プロゲーマーのジャスティン・ウォンが操る春麗との試合中に披露された伝説的なプレイ、およびその動画は「背水の逆転劇」(EVO Moment #37EVOモーメント#37英語)として広く知られている。この動画には、ゲーム画面と観客の熱狂的な反応が同時に収録されており、歴史的瞬間の興奮を伝えている。
ハイライトは、第1試合第3ラウンド。ジャスティンの春麗が観客の「レッツゴージャスティーン!」という煽りを受け、梅原のケンに必殺技をガードさせて体力を少しずつ減らす「削り」で止めを刺すべく、必殺技「鳳翼扇」(連続でキックを繰り出すスーパーアーツ)を放った。この時、ケンの体力はほぼゼロであり、鳳翼扇をガードすれば即座に敗北する状況だった。しかし、梅原は、春麗の放つ14段の蹴りを全て連続ブロッキングで捌ききった(ケンのブロッキングは後退するため、全17段の鳳翼扇のうち、実際には14段がブロッキングされた)。さらに、最後のキックをジャンプから空中ブロッキングしたのち、すかさず反撃の飛び蹴り、足払い、「中昇龍拳」、そしてスーパーアーツ「疾風迅雷脚」を叩き込み、劇的な逆転KOに成功した。勝利時、梅原はジャスティンのスコアを500ポイント抜き、こちらも逆転している。
この一連の動きは、鳳翼扇(全17段)の14段ブロッキング → 最後の蹴り(1段)をジャンプ空中ブロッキング → 飛び蹴り → 足払い → 中昇龍拳 → 疾風迅雷脚という完璧な連係であった。
ブロッキングは非常にタイミングがシビアで難易度の高い特殊行動であり、とりわけ連続してキックが繰り出される鳳翼扇の全てをブロッキングする行為は、このゲーム中屈指の難易度を誇る。鳳翼扇の発動エフェクトを見てからブロッキングするまでの猶予は1フレーム(60分の1秒)しかない。しかし、梅原は、世界大会の敗者側決勝という、大勢のギャラリーの注目が集まる大きなプレッシャーがかかる状況で、一度の失敗も許されないこの難局を打開した。
後日、DVD『Xmania7エックスマニア7英語』に収録されているインタビューで、「背水の逆転劇」に対する質問に対し、ジャスティンの止めである鳳翼扇を「ミスみたいなもんだから」とコメント。また、NHK衛星第2テレビジョンのテレビ番組『MAG・ネット』ではこの時の状況に関して「音が聞こえなかった」、「音があったらやられていた」、「よく成功したな」との感想を述べている。
この出来事は、その後もたびたびメディアで採りあげられ、テレビ朝日『マツコ&有吉の怒り新党』2015年9月30日放送分「新・3大アーケードゲームのスゴい職人技」でも「5秒間の奇跡」と称された。海外では「Evo Moment #37EVOモーメント#37英語」と呼ばれており、関連書籍も発売されているほか、この動画の再生回数がギネス世界記録に認定されている。2014年11月22日から23日には、アメリカでこの出来事の10周年を記念したイベント「MOMENT 37 RELOADEDモーメント37 リローデッド英語」[http://www.37reloaded.com/]が開催され、ジャスティンとのエキシビジョンで「背水の逆転劇」を再現して見せた。
5. 主な大会戦績
梅原大吾は、プロゲーマーとして数々の大会に出場し、輝かしい戦績を残している。以下に、彼の主要な大会成績を一覧で示す。優勝は背景色を薄い緑色(`#E4FAE4`)で示している。
年 | 大会名 | ゲーム | キャラクター | 順位 | 破れた相手/チーム | 動画 |
---|---|---|---|---|---|---|
2022 | Evo 2022 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 5位 | iDom (ローラ) 3-2 | |
2022 | FAV CUP 2022 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル / ルーク | 優勝 vs Pugera | ||
2021 | CPT 2021 Online Event: Japan 3 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 優勝 vs Kawano | ||
2021 | CPT 2021 Online Event: Japan 1 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 7-8位 | 板橋ザンギエフ (ザンギエフ) 2-3 | |
2020 | CPT 2020 Online Asia East #1 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 優勝 vs ふ~ど | ||
2020 | Blink All Stars Japan Edition | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 優勝 vs Ryusei (ユリアン) : 3-1 | ||
2020 | Topanga Championship | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 4位 | ||
2018 | Capcom Cup 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 25位 | NL (キャミィ) : 0-3 | |
Red Bull Kumite 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 3位 | Problem X (バイソン) : 1-3 | ||
Canada Cup 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 13位 | Punk (かりん) : 1-2 | ||
SEA Major 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 4位 | ときど (豪鬼) : 2-3 | ||
東京ゲームショウ 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 25位 | Verloren (キャミィ) : 0-2 | ||
SoCal Regionals 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 25位 | Serpentaurus (是空) : 0-2 | ||
Hong Kong Esports Festival 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 17位 | Anman (ユリアン) : 1-2 | ||
TWFighter Major 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 13位 | Xian (いぶき) : 0-2 | ||
Evo 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 13位 | CABA (ガイル) : 1-2 | ||
VSFighting 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 優勝 vs Fujimura (いぶき) : 3-2 | |||
Community Effort Orlando 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 9位 | Verloren (キャミィ) : 0-2 | ||
ELEAGUE 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 3位 | Smug (バルログ) : 2-3 | ||
Combo Breaker 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 33位 | Phenom (ネカリ) | ||
Stunfest 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 4位 | Fujimura (いぶき) : 0-3 | ||
NorCal Regionals 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 2位 | ときど (豪鬼) : 1-3 | ||
Final Round 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 33位 | Fujimura (いぶき) | ||
Evo Japan 2018 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 3位 | Infiltration (メナト) : 0-3 | ||
2017 | Capcom Cup 2017 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 7位 | Moke (ラシード) : 1-3 | |
Topanga Charity Cup 7 | Street Fighter V Arcade Edition (5on5) | 梅原 (ガイル)、折笠 (豪鬼)、マチャボー (ネカリ)、Moke (ラシード)、ネモ (ユリアン) | 3位 | マゴ (かりん)、DBKoopa (ケン)、Sako (豪鬼)、ガチくん (ラシード)、モチ (ダルシム) | ||
Canada Cup 2017 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 25位 | LPN (バイソン) : 1-2 | ||
TWFighter Major 2017 | Street Fighter V Arcade Edition | ガイル | 9位 | Kichipa-Mu (ザンギエフ) : 0-2 | ||
Hong Kong Esports Festival 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 優勝 vs ガチくん (ラシード) : 3-0 | |||
Japan Cup 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 33位 | ネモ (ユリアン) : 1-2 | ||
Fight Club NRW 8 | ストリートファイターV | ガイル | 優勝 vs Jiewa (豪鬼) : 3-2 | |||
Abuget Cup 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 優勝 vs Go1 (春麗、いぶき) : 3-2 | |||
Evo 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 17位 | ジャスティン・ウォン (かりん) : 1-2 | ||
Thaiger Uppercut (TGU 2017) | ストリートファイターV | ガイル | 5位 | Dogura (ユリアン) : 1-3 | ||
Community Effort Orlando 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 33位 | Mo-Joe (ミカ) : 1-2 | ||
Red Bull Kumite 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 4位 | Infexious (ネカリ) : 1-3 | ||
ELEAGUE 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 7位 | ももち (ケン) : 1-3 | ||
Battle Arena Melbourne 9 | ストリートファイターV | ガイル | 17位 | Marn (いぶき) : 1-2 | ||
DreamHack Austin 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 13位 | Punk (かりん) : 0-2 | ||
NorCal Regionals 2017 | ストリートファイターV | ガイル | 17位 | Yukadon (いぶき) : 0-2 | ||
Final Round 20 | ストリートファイターV | リュウ | 33位 | Punk (かりん) : 0-2 | ||
Topanga League 6 | ストリートファイターV | リュウ | 7位 (0勝6敗, -14ゲーム差) | |||
2016 | Capcom Cup 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 13位 | ふ~ど (ミカ) : 0-3 | |
Red Bull Battle Grounds 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 7位 | Vagabond (ネカリ) : 2-3 | ||
Canada Cup 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 7位 | Phenom (ネカリ) : 0-3 | ||
Capcom Pro Tour Europe Regional Finals 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 優勝 vs Phenom (ネカリ) : 3-1 | |||
EGX 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 4位 | Onuki (春麗) : 2-3 | ||
Lockdown 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 優勝 vs Ryan Hart (ケン) : 3-2 | |||
East Coast Throwdown 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 9位 | RayRay (春麗) : 1-2 | ||
OzHadou Nationals 14 | ストリートファイターV | リュウ | 優勝 vs GamerBee (ネカリ) : 3-2 | |||
Hong Kong Esports Festival 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 優勝 vs Eita (ケン) : 3-1 | |||
Well Played Cup 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 2位 | マゴ (かりん) : 2-3 | ||
Topanga Charity Cup 6 | ストリートファイターV (5on5) | 梅原 (リュウ)、Sako (ジュリ)、Jyobin (リュウ)、Aaru (ベガ)、Santarou (ガイル) | 9位 | Go1 (春麗)、Eita (ケン)、Dogura (ネカリ)、Xian (F.A.N.G.)、Esuta (ガイル) : 0-5 | ||
Evo 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 33位 | ジャスティン・ウォン (かりん) : 1-2 | ||
Community Effort Orlando 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 5位 | ときど (リュウ) : 2-3 | ||
DreamHack Summer 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 5位 | Haitani (ネカリ) : 0-3 | ||
TWFighter Major 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 13位 | ときど (リュウ) : 0-2 | ||
Tokyo Button Mashers 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 3位 | ネモ (ベガ) : 2-3 | ||
Stunfest 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 7位 | Haitani (ネカリ) : 0-3 | ||
Red Bull Kumite 2016 | ストリートファイターV | リュウ | 9位 | GamerBee (ネカリ) : 0-2 | ||
2015 | Capcom Cup 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 2位 | Kazunoko (ユン) : 2-3 | |
Topanga League 5A | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 優勝 (3勝2敗, +6ゲーム差) | |||
東京ゲームショウ 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 33位 | ふ~ど (フェイロン) : 0-2 | ||
Evo 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 9位 | GamerBee (エレナ) : 1-2 | ||
Topanga Charity Cup 5 | ウルトラストリートファイターIV (5on5) | Oshina (アドン)、Misse (まこと)、ボンちゃん (サガット)、梅原 (殺意リュウ)、マゴ (ヤン) | 2位 | Jyobin (殺意リュウ)、Nyanshi (サガット)、Kazunoko (ユン)、ネモ (ロレント)、ももち (ケン) | ||
Ouka Ranbu Cup 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 優勝 | |||
Community Effort Orlando 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 17位 | Xiao Hai (殺意リュウ) : 1-2 | ||
SEA Major 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 5位 | ときど (豪鬼) : 0-3 | ||
Stunfest 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ、リュウ | 優勝 vs ももち (ケン) : 3-1 | |||
Topanga World League 2 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 優勝 (6勝2敗, +13ゲーム差) | |||
NorCal Regionals 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 優勝 vs GamerBee (アドン) : 3-0 | |||
Red Bull Kumite 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 5位 | Infiltration (ディカープリ) : 0-2 | ||
Final Round 18 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 13位 | Kazunoko (ユン) : 0-2 | ||
South by Southwest Fighters Invitational 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 5位 | ときど (豪鬼) : 1-2 | ||
Canada Cup Masters Series 2015 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 優勝 (6勝1敗, +14ゲーム差) | |||
2014 | Capcom Cup 2014 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 9位 | PR Balrog (バルログ) : 1-2 | |
Topanga League 4A | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 優勝 (5勝0敗, +22ゲーム差) | |||
Capcom Pro Tour Asia Finals 2014 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 優勝 vs Xian (ゲン) : 7-2 | |||
Taito Arcade Nationals 2014 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 9位 | Furikuri 2 (ルーファス) : 1-2 | ||
ウルトラストリートファイターIV (3on3) | マゴ (ヤン)、ときど (豪鬼)、梅原 (殺意リュウ) | 2位 | Tare-Zou (アドン)、Scoa (ヴァイパー)、Dath (フェイロン) : 0-3 | |||
Capcom Pro Tour Qualifier Taiwan 2014 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 優勝 vs GamerBee (アドン) : 3-0 | |||
Evo 2014 | ウルトラストリートファイターIV | 殺意リュウ | 49位 | John Choi (リュウ) : 0-2 | ||
Topanga Charity Cup 4 | ウルトラストリートファイターIV (5on5) | Nyanshi (サガット)、梅原 (殺意リュウ)、マゴ (フェイロン)、Misse (まこと)、ネモ (ロレント) | 4位 | Gen@CT (アドン)、Yano (ロレント)、PE (ゲン)、Root (アドン)、Shinchan (エレナ) : 4-5 | ||
Topanga World League 2014 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 優勝 (6勝1敗, +21ゲーム差) | |||
Super Street Fighter IV CR Edition Commemoration Event | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 2位 | ときど (豪鬼) : 2-5 | ||
2013 | DreamHack Winter 2013 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 優勝 vs GamerBee (アドン) : 3-1 | ||
Topanga League 3A | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 5位 (2勝3敗, 0ゲーム差) | |||
Evo 2013 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 7位 | Infiltration (豪鬼) : 1-3 | ||
Topanga Charity Cup 3 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 (5on5) | Jyobin (リュウ)、Nyanshi (サガット)、マゴ (フェイロン)、梅原 (リュウ)、ときど (豪鬼) | 2位 | Koichi (さくら)、Darui (ダルシム)、Kyoku (ヤン)、Machaboo (フェイロン)、Maikeru-tan (ケン) : 3-5 | ||
Topanga Asia League 2013 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 2位 (5勝2敗, +5ゲーム差) | |||
2012 | Street Fighter 25th Anniversary Global Tournament | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 2位 | Infiltration (豪鬼) : 0-3 | |
Street Fighter 25th Anniversary Official National Tournament | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 優勝 vs ふ~ど (フェイロン) : 3-0 | |||
Topanga League 2A | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 2位 (3勝2敗, +2ゲーム差) | |||
Evo 2012 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 5位 | Xiao Hai (キャミィ) : 0-2 | ||
Community Effort Orlando 2012 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ | 7位 | Ricki Ortiz (ルーファス) : 1-2 | ||
スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 (3on3) | GamerBee (アドン)、梅原 (リュウ)、マゴ (フェイロン) | 3位 | Combofiend (狂オシキ鬼)、Filipino Champ (ダルシム)、Mike Ross (エドモンド本田) : 2-3 | |||
スーパーストリートファイターII Turbo | リュウ | 優勝 vs James Chen (キャミィ) | ||||
SEA Major 2012 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 | リュウ、ガイル、ユン | 2位 | Xian (ゲン) : 5-7 | ||
Topanga Charity Cup 2 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション v2012 (5on5) | マゴ (フェイロン)、ボンちゃん (サガット)、ふ~ど (フェイロン)、梅原 (リュウ)、ときど (豪鬼) | 4位 | Tonpy (ヴァイパー)、Kiharu Boy (サガット)、AOI (サガット)、Gasshuku (ヴァイパー)、KOICHINKO (さくら) : 4-5 | ||
LG Cup 2012 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション | リュウ | 2位 | Poongkoプンコ英語 (セス) : 0-3 | ||
2011 | Nagoya Street Battle X MadCatz | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション (3on3) | 梅原、ときど、マゴ | 優勝 | ||
Nagoya Street Battle 30 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション (3on3) | ときど (豪鬼)、梅原 (ユン)、マゴ (フェイロン) | 優勝 vs Piyoppia (サガット)、Adoribu Ouji (フェイロン)、Chiba (まこと) : 3-0 | |||
Super Battle Opera 2011 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション (2on2) | 梅原 (ユン)、Iyo (いぶき) | 3位 | ネモ (ヤン)、Kyabetsu (ヴァイパー) : 0-2 | ||
GodsGarden #4 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション | ユン | 9位 | |||
Evo 2011 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション | ユン | 4位 | Latif (ヴァイパー) : 1-2 | ||
NorCal Regionals 9 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション | ユン | 優勝 vs Infiltration (豪鬼) : 3-1 | |||
ReveLAtions 2011 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション | ユン | 優勝 vs マゴ (フェイロン) : 3-1 | |||
Topanga Charity Cup 1 | スーパーストリートファイターIV: アーケードエディション (5on5) | ときど (豪鬼)、マゴ (フェイロン)、Nyanshi (サガット)、ボンちゃん (サガット)、梅原 (ユン) | 優勝 vs Yoshio (ガイル)、Ikari Oyaji (ヤン)、Shirou (まこと)、Hanamaruki (サガット)、Shungoku Neurosis (ベガ) : 5-4 | |||
2010 | NorCal Regionals 8 | スーパーストリートファイターIV | リュウ | 4位 | Ricki Ortiz (ルーファス) : 0-2 | |
スーパーストリートファイターIV (3on3) | fLoE (フェイロン)、Ricki Ortiz (ルーファス)、梅原 (リュウ) | 優勝 vs アレックス・ヴァイエ (リュウ)、Mike Ross (エドモンド本田)、Marn (ダッドリー) : 3-2 | ||||
スーパーストリートファイターII Turbo HD Remix | ガイル、リュウ | 優勝 vs アレックス・ヴァイエ (サガット、リュウ) : 3-0 | ||||
Canada Cup 2010 | スーパーストリートファイターIV | ガイル、リュウ | 優勝 vs マゴ (バルログ、フェイロン) : 3-0 | |||
スーパーストリートファイターIV (3on3) | Air (リュウ)、マゴ (サガット)、梅原 (ガイル) | 3位 | Killacam (キャミィ)、Jozhear (ベガ)、JSMaster (バルログ) : 2-3 | |||
SoCal Regionals 2010 | スーパーストリートファイターIV | リュウ | 2位 | Filipino Champ (ダルシム) : 2-3 | ||
スーパーストリートファイターII Turbo HD Remix | ガイル、サガット | 優勝 vs アレックス・ヴァイエ (リュウ) : 3-0 | ||||
Season's Beatings V Redemption | スーパーストリートファイターIV | リュウ | 25位 | Marn (ダッドリー) : 1-2 | ||
スーパーストリートファイターII Turbo | リュウ、バルログ、バイソン | 優勝 vs Roy Bissel (O.サガット) : 5-1 | ||||
Nagoya Street Battle 17 | スーパーストリートファイターIV (3on3) | Machi (ガイル/豪鬼)、ももち (ケン/ガイル)、梅原 (リュウ/ガイル) | 優勝 vs Uryo (ヴァイパー)、Staygold (リュウ)、Kuma (バイソン) : 3-0 | |||
Super Battle Opera 2010 | ストリートファイターIV (3on3) | 梅原 (リュウ)、TKD (エル・フォルテ)、ボンちゃん (サガット) | 2位 | Kindevu (ルーファス)、ももち (豪鬼)、RF (サガット) | ||
Super VS Battle 20-X | スーパーストリートファイターIV | リュウ、キャミィ | 3位 | Ryan Hart (リュウ) : 0-2 | ||
Evo 2010 | スーパーストリートファイターIV | リュウ | 優勝 vs Ricki Ortiz (ルーファス) : 3-1 | |||
スーパーストリートファイターII Turbo HD Remix | リュウ、バルログ | 3位 | Snake Eyez (ザンギエフ) : 1-2 | |||
名古屋 Street Battle 15 | スーパーストリートファイターIV (3on3) | ときど (豪鬼)、マゴ (フェイロン)、梅原 (リュウ) | 2位 | Jojo (バイソン)、Eita (豪鬼)、Y24 (春麗) : 2-3 | ||
Evo Asia-Pacific 2010 (APAC) | スーパーストリートファイターIV | リュウ | 優勝 vs Humanbomb (春麗、リュウ) : 2-0 | |||
World Game Cup 2010 | ストリートファイターIV | リュウ | 2位 | ふ~ど (豪鬼) : 2-3 | ||
ストリートファイターIV (2on2) | 梅原 (リュウ)、Eita (豪鬼) | 優勝 vs Yamazaki93 (リュウ)、LordDVD (エドモンド本田) | ||||
2009 | Season's Beatings IV | ストリートファイターIV | リュウ | 優勝 vs ジャスティン・ウォン (フェイロン) : 4-1 | ||
ストリートファイターIV (3on3) | 梅原 (リュウ)、Larry (ザンギエフ)、Moses (ルーファス) | 3位 | Santhrax (キャミィ)、fLoE (サガット)、Vegita-X (ザンギエフ) | |||
ストリートファイターIII 3rd Strike | ケン | 4位 | ||||
スーパーストリートファイターII Turbo HD Remix | リュウ | 優勝 vs DGV (リュウ) | ||||
GODSGARDEN #1 | ストリートファイターIV | リュウ | 3位 | マゴ (サガット) : 0-2 | ||
Evo 2009 | ストリートファイターIV | リュウ | 優勝 vs ジャスティン・ウォン (バルログ) : 3-2 | |||
2007 | 2nd Darkstalker Combination Cup | ヴァンパイアハンター | パイロン | 優勝 | ||
X-Mania 7 | スーパーストリートファイターII X (3on3) | 梅原 (リュウ)、Yaya、Aniken | 2位 | |||
2006 | Evo 2006 | ストリートファイターIII 3rd Strike | ケン | <7位 | アレックス・ヴァイエ (ケン) : 1-2 | |
ハイパーストリートファイターII | ST-リュウ | 5位 | アレックス・ヴァイエ (CE-サガット) : 0-2 | |||
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001 | A-ブランカ/ベガ/バイソン | 5位 | ||||
GUILTY GEAR XX スラッシュ (3on3) | 梅原 (ソル)、RF (ファウスト)、Kindevu (ザトー=ONE) | 2位 | Ruu (ブリジット)、Mint (テスタメント)、BAS (ザトー=ONE) | |||
2005 | Super Battle Opera 2005 | ストリートファイターIII 3rd Strike (2on2) | 梅原 (ケン)、ヌキ (春麗) | 優勝 vs KO (ユン)、Kokujin (ダッドリー) | ||
CAPCOM FIGHTING Jam (2on2) | ユリアン/ガイル | 2位 | ||||
4th Cooperation Cup | ストリートファイターIII 3rd Strike (5on5) | Deshi KFG (ケン)、Hayao (ヒューゴー)、Boss (ヤン)、Raoh (春麗)、梅原 (ケン) | 優勝 vs Hitotsume (ケン)、AFM (春麗)、Erotic Teacher (ダッドリー)、Onanizumu (ユリアン)、Spell Master J (ケン) | |||
2004 | Absolution 2004 | ストリートファイターIII 3rd Strike | ケン | 優勝 vs Izu (まこと) | ||
スーパーストリートファイターII Turbo | リュウ、バルログ、O.サガット、ザンギエフ | 優勝 vs Joseph Zazza (O.サガット) | ||||
ストリートファイターZERO3 | X/A/V-リュウ | 3位 | Kiyo (A-ガイ) : 1-2 | |||
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001 | C-ケン/サガット/ガイル | 5位 | ||||
GUILTY GEAR XX #RELOAD | ソル | 優勝 vs RF (ファウスト) | ||||
Evo 2004 | ストリートファイターIII 3rd Strike | ケン | 2位 | vs KO (ユン) : 2-3 | ||
スーパーストリートファイターII Turbo | O.サガット、リュウ、バルログ | 優勝 vs John Choi (O.サガット、ガイル) | ||||
GUILTY GEAR XX | ソル | 優勝 vs Kindevu (ザトー=ONE) | ||||
Kakutou Ishin | ストリートファイターIII 3rd Strike | 2位 | ||||
ストリートファイターZERO3 | 2位 | |||||
2003 | Evo 2003 | ストリートファイターIII 3rd Strike | ケン | 2位 | KO (ユン) | |
スーパーストリートファイターII Turbo | リュウ | 優勝 vs ヌキ (春麗) | ||||
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001 | C-ガイル/キャミィ/サガット | 2位 | Ino (K-ブランカ/キャミィ/サガット) | |||
GUILTY GEAR XX | ソル | 優勝 vs Miu (ソル) | ||||
Super Battle Opera 2003 | スーパーストリートファイターII Turbo (3on3) | 梅原 (リュウ)、Kurahashi (ガイル)、Otochun (春麗) | 優勝 vs KKY (ダルシム)、Akishima (春麗)、Yoshimi (ケン) | |||
GUILTY GEAR XX (3on3) | 梅原 (ソル)、Arisaka、Pachi | 3位 | ||||
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001 | C-ガイル/春麗/サガット | 2位 | ときど (A-さくら/バイソン/ブランカ) | |||
2000 | 3rd Official National Tournament | ストリートファイターZERO3 | 優勝 | |||
CAPCOM VS. SNK | 優勝 | |||||
X-Mania 2000 | スーパーストリートファイターII Turbo (3on3) | 梅原、Kurahashi、Tamashima | 3位 | |||
1999 | 2nd Official National Tournament | ストリートファイターZERO3 (3on3) | 梅原 (V-リュウ)、Naori、Imai | 2位 | ||
1998 | 1st Official National Tournament | ストリートファイターZERO3 | V-豪鬼 | 優勝 International Champion | ||
1997 | GAMEST Cup 1997 | ヴァンパイアセイヴァー | ビシャモン | 優勝 | ||
1995 | GAMEST Cup 1995 | ヴァンパイアハンター | パイロン | 9位 |
6. 著書・メディア出演
梅原大吾は、プロゲーマーとしての活動の傍ら、執筆活動や多岐にわたるメディア出演、講演活動を通じて、格闘ゲームの魅力や自身の哲学を世に広めている。
6.1. 著書および寄稿
梅原は複数の著書を出版しており、その内容は格闘ゲームの技術論から人生哲学、ビジネス論まで多岐にわたる。
- 『勝ち続ける意志力: 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』(小学館101新書、2012年4月2日)
- この本はAmazon.co.jpのKindleストアでベストセラー1位を獲得し、2016年7月には公式英語翻訳版「The Will to Keep Winningザ・ウィル・トゥ・キープ・ウィニング英語」がEVO会場限定で先行販売された後、世界中の格闘ゲームイベントで販売された。
- 『ウメハラコラム 拳の巻 ~闘神がキミに授ける対戦格闘ゲーム術~』(エンターブレイン、2013年2月25日)
- 『ウメハラ To live is to game』監修/作画・西出ケンゴロー/原作・折笠格(PHP研究所、2013年9月12日)
- 『勝負論 ウメハラの流儀』(小学館新書、2013年10月1日)
- 『1日ひとつだけ、強くなる。 世界一プロ・ゲーマーの勝ち続ける64の流儀』(KADOKAWA、2015年7月10日)
- 『悩みどころと逃げどころ』(ちきりんと共著)(小学館新書、2016年6月1日)
- (寄稿)『おとなになるのび太たちへ: 人生を変える「ドラえもん」セレクション』(小学館、2020年9月3日)
また、彼は格闘ゲームや人生哲学に関する自身の洞察を盛り込んだ寄稿活動も行っている。2015年9月号の『ハーバード・ビジネス・レビュー』日本版では「得意なことより好きなことを追求する」と題された巻頭言を寄稿。2016年1月には、同誌の特別号で「感情を制するものはゲームを制す」と題された12ページにわたるインタビュー記事が掲載された。
6.2. 漫画化作品
梅原の半生を題材にした漫画シリーズ『ウメハラ FIGHTING GAMERS!』は、彼の若い頃のストリートファイターアーケードシーンでの生活をドラマチックに描いており、日本の格闘ゲームコミュニティの著名なプレイヤーも登場する。このシリーズは、出版元であるKADOKAWAの主力タイトルとされており、同社は積極的にシリーズを宣伝し、ヤングエースUPでの連載も確認されている。
本作は西出ケンゴローが作画を担当し、折笠格と友井マキが原作を務め、梅原自身が監修を務めている。
2017年7月14日には、梅原の漫画シリーズの英語版『Daigo the Beast: Umehara Fighting Gamersダイゴ・ザ・ビースト:ウメハラ・ファイティング・ゲーマーズ英語』が、Udon Entertainmentによって出版・翻訳され、EVO来場者向けの先行販売として第1巻(日本語版の第1巻と第2巻を収録)がデビューした。この英語版は、2017年12月にはより広範なリリースが計画されている。
6.3. ドキュメンタリー・テレビ・ラジオ出演
梅原大吾は、数々のドキュメンタリーやテレビ、ラジオ番組に出演し、その素顔やプロゲーマーとしての活動が紹介されている。
- ドキュメンタリー**
- 『Bang the Machineバング・ザ・マシーン英語』[https://www.youtube.com/watch?v=w7cLvPmxtVM](2002年): 格闘ゲームの日米対抗戦を描いた作品。
- 『Living the Gameリビング・ザ・ゲーム英語』(東京ビデオセンター、日本・台湾合作 2016年制作、2018年3月3日日本公開):WOWOWで「格闘ゲームに生きる日本語」として放送され、カナダのホットドックス映画祭でも上映された。梅原大吾、百地祐輔、台湾の向玉麟、フランスのルフィー、アメリカのジャスティン・ウォンなど、複数のプロゲーマーに密着しているが、梅原大吾へのインタビューに多くの時間が割かれている。
- 『Mind of a Beastマインド・オブ・ア・ビースト英語』(Red Bull制作、2016年12月1日): プロゲーマーとしての人生のプレッシャーや、公人としての「ウメハラ」と人間としての「梅原大吾」の区別について語る。
- 『The Art of Street Fightingジ・アート・オブ・ストリートファイティング英語』(Red Bull France制作、2017年6月27日): 他のプロゲーマーと共にストリートファイターの芸術性を探求する。
- 『サムライ・ゲーマー~賞金5.00 億 JPY 世界に挑む若者たち~』(NHK BS1、2017年12月9日)
- テレビ・ラジオ**
- 『ゲーマーズ甲子園』(MONDO21)
- 『MAG・ネット』(NHK衛星第2テレビジョン、2010年5月9日)
- 『めざましどようび「OH!ジャパンダフル」』(フジテレビ、2014年2月1日)
- 『すっぴん!』(NHKラジオ第1放送、2014年4月28日)
- 『大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインデッシュ」』(文化放送、2014年8月12日)
- 『未来シアター』(日本テレビ、2014年8月29日)
- 『山田五郎と中川翔子の『リミックスZ』』(エフエム東京、2016年2月3日)
- 『気づきの扉』(テレビ朝日、2017年11月17日)
- 『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK、2018年3月19日)
- 『YUBIWAZA』(毎日放送、2020年4月2日、4月9日)
- ウェブコンテンツ**
- 『スーパーストリートファイターIV オンライン対戦会』(ニコニコ動画、2010年5月15日)
- カップヌードル「ウメハラがぁっ 篇」/ 梅原大吾」(WebCM、2025年2月17日)
6.4. 講演活動
梅原は、ゲーム業界の枠を超えて、教育機関やビジネス関係者向けに自身の経験や哲学を共有する講演活動も積極的に行っている。
- 「1日ひとつだけ強くなる」慶應義塾大学慶應丸の内シティキャンパス講演(YouTube・Twitch、2017年1月19日)
- 「自分の人生を生きる-「たかがゲーム」と言われても-」NHK文化センター講演(BeeTV・Twitch、2018年2月4日)
7. 人物・評価
梅原大吾は、その類まれな競技スキルだけでなく、格闘ゲームコミュニティ全体への多大な貢献と、独自の人生哲学によっても高く評価されている。
趣味は麻雀や食べ歩きである。彼は様々なメディアで格闘ゲームの普及を謳っており、一般的な趣味や競技として認知されるまで、プロゲーマーとしての活動を続けたいと語っている。
彼はまた、慈善活動にも熱心である。2015年にはCapcom Cupで獲得した賞金全額(6.00 万 USD)をニューヨーク大学のゲームデザイン奨学金プログラム「Evo ScholarshipEVOスカラシップ英語」に寄付したほか、配信の収益を慈善団体に寄付するなどしている。将来的には1万人規模の大会を開催することを目指している。
7.1. ギネス世界記録・受賞歴
梅原大吾は、その輝かしい功績が複数の世界記録として公的に認定されている。
- 2010年8月には「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネス世界記録に認定され、ロンドンで表彰された。
- 2016年9月には、新たに「最も視聴された対戦格闘ゲームの試合」(『背水の逆転劇』の動画、2016年3月8日時点で累計5,385,142回再生)と、「『ウルトラストリートファイターIV』での最高ランキング」の2点でギネス世界記録に認定された。
- 2025年1月15日、日本eスポーツアワード2024にて「eスポーツ功労賞」を受賞した。
7.2. eスポーツへの貢献
梅原は格闘ゲームの大衆化に多大な貢献をしてきた。彼の活動は、格闘ゲームが単なる趣味ではなく、競技としてのeスポーツとして社会に認知されるための重要な役割を果たしている。前述の慈善活動や、後進の育成への関与(例: 自身の名を冠したトーナメントシリーズ「Beast Cupビーストカップ英語」の立ち上げ)は、コミュニティ全体の活性化にも繋がっている。
7.3. 人柄と哲学
梅原は、その競技者としての側面だけでなく、人間的な魅力と深遠な哲学でも多くの人々を惹きつけている。かつて、彼は「基本的には競争がきらい」と語り、現在の格闘ゲーム界のような華々しい環境でゲームに出会っていたらプロゲーマーにはなっていないだろうと述べている。「誰かが引いたレールなんて興味がない」「才能があるか無いか分かんねーから面白かった」と語る彼の言葉は、彼が競争そのものよりも、未知への挑戦や自己成長に価値を見出していたことを示唆している。
また、彼の著書や講演では、勝負論や人生哲学が語られている。特に「感情を制するものはゲームを制す」という彼の言葉は、精神的な強さが競技における成功に不可欠であることを示している。プロゲーマーとしての長期的な目標として、格闘ゲームが一般的な趣味や競技として広く認知されるまで活動を続けたいと語っており、その飽くなき探求心と情熱は、多くのファンや次世代のプレイヤーに影響を与え続けている。