エミン・マフムドフ

1.1. 初期: サトゥルン・ラメンスコエ

マフムドフは1992年にアゼルバイジャンのサーアトルィで生まれた。幼少期に家族とともにロシアへ移住し、FCサトゥルン・ラメンスコエのユースアカデミーでサッカーを始めた。2010年シーズンにはシニアチームの選手となり、同年4月24日には17歳でFCディナモ・モスクワ戦においてロシア・プレミアリーグデビューを果たした。同年11月20日にはFCアンジ・マハチカラ戦でシニアレベルでの初ゴールを記録し、プレミアリーグでの最初のシーズン中に合計22試合に出場した。

1.2. スパルタク・モスクワと期限付き移籍

サトゥルン・ラメンスコエの解散後、マフムドフは2011年1月15日にFCスパルタク・モスクワと自由契約選手として長期契約を結んだ。2011-12シーズン初戦のFCロストフ戦では90分間フル出場を果たした。このシーズン、マフムドフはスパルタクで合計12試合に出場したが、幸先の良いスタートにもかかわらず、主力選手には定着できなかった。2012年から2014年までの3シーズンにわたり、マフムドフはプレミアリーグのFCトム・トムスクやPFCクリリヤ・ソヴェトフ・サマーラへ期限付き移籍し、スパルタクのリザーブチームでもプレーした。

1.3. クリリヤ・ソヴェトフ

1年間の期限付き移籍期間を経て、クリリヤ・ソヴェトフは2014年1月31日にスパルタクからマフムドフを25.00 万 EURで完全移籍で獲得した。しかし、同年シーズンにクリリヤはプレミアリーグから降格した。だが、2014-15シーズンにはロシア・ナショナル・フットボールリーグのチャンピオンとなり、再びプレミアリーグへの昇格を果たした。マフムドフは2014年9月に負った脚の骨折のため、このシーズンの大半を欠場した。

マフムドフは2015年8月9日の古巣スパルタク・モスクワ戦でロシア・プレミアリーグに復帰した。同年8月31日、彼は2015-16シーズン終了までFCモルドヴィア・サランスクへ期限付き移籍することが発表された。マフムドフは9月20日にモルドヴィアでデビューし、すぐに先発メンバーのレギュラーの一員となった。

1.4. ボアヴィスタ

2016年7月21日、マフムドフはボアヴィスタFCと2年契約を締結した。彼は2016年11月26日のスポルティングCP戦でプリメイラ・リーガにおいてボアヴィスタでのデビューを果たした。2016年12月23日には、プリメイラ・リーガのCDナシオナルとのアウェー戦で、クラブでの初ゴールを記録した。

1.5. ネフチ・バクー

2017年9月18日、ネフチ・バクーは2017-18シーズン終了までの契約でマフムドフと契約した。彼は2017年9月24日のガバラSC戦でネフチ・バクーにおけるアゼルバイジャン・プレミアリーグデビューを飾った。2017年11月19日のガバラ戦でネフチ・バクーでの初ゴールを挙げた。2018年6月17日、マフムドフはネフチと2019-20シーズン終了までの新たな契約を結んだ。2019年の夏にルスラン・アビショフが退団した後、彼はクラブの新しい主将となった。

2シーズン連続でリーグ2位に終わった後、マフムドフは2020-21アゼルバイジャン・プレミアリーグシーズンにおいてネフチの優勝に大きく貢献した。ネフチと代表チームでの彼のパフォーマンスが評価され、2021年末の投票でアゼルバイジャン年間最優秀選手に選出された。

2.1. ユース代表チーム

マフムドフは2007年までアゼルバイジャンのユース代表チームでプレーし、2014年まではロシアの全ユースレベルのナショナルチームでプレーした。彼は2012年と2013年のCISカップでロシアU-21代表とともに2度チャンピオンに輝いた。

2.2. 成人代表チーム

マフムドフは2016年にアゼルバイジャン代表でプレーすることを決断した。彼は2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のサンマリノ戦(1-0で勝利)でデビューを果たした。

2021年には、2022 FIFAワールドカップ予選トーナメントの一環として、単一年度に7ゴール、単一予選イベントで4ゴールを記録し、ナショナルチームの複数の新記録を樹立した。彼は現在、13ゴールで代表チーム史上2番目の最多得点者である。

3.1. クラブ統計

• その他欄の2出場はロシア・プレミアリーグ入れ替え戦での記録。
• ヨーロッパの記録は、UEFAヨーロッパリーグ、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ、UEFAチャンピオンズリーグでの出場と得点を含む。

3.2. 国際試合統計

得点と結果は、アゼルバイジャンの得点を先に示し、得点欄はマフムドフの各ゴール後のスコアを示す。