1. 概要
アレクサンダー・ペヤは、オーストリアの元プロテニス選手である。彼はダブルスと混合ダブルスで特に顕著な成功を収め、キャリアハイのシングルスランキングは世界92位(2007年4月)、ダブルスランキングは世界3位(2013年8月)を記録した。グランドスラムでは、2018年のウィンブルドン選手権混合ダブルスでニコール・メリチャーと組んで優勝を果たすなど、輝かしい功績を残している。また、ATPツアーではダブルスで通算17のタイトルを獲得している。

2. 個人情報とキャリア
アレクサンダー・ペヤ(Alexander Peya英語)は、1980年6月27日にオーストリアのウィーンで生まれた。身長は182 cmで、右利きであり、バックハンドは片手打ちである。現在の居住地もウィーンである。キャリア通算の賞金総額は442.86 万 USDに上る。
2.1. プロデビュー
ペヤは1998年にプロテニス選手としてデビューした。その後、2019年に最後の試合を行い、プロテニスキャリアを終えた。
3. シングルスキャリア
ペヤのシングルス選手としてのキャリアは、主にダブルスでの成功に比べると限定的であった。
3.1. 最高ランキングと記録
シングルスでの自己最高ランキングは、2007年4月30日に記録した世界92位である。キャリア通算のシングルス戦績は22勝51敗で、シングルスタイトルは獲得していない。
3.2. グランドスラムシングルス成績
ペヤの4大大会におけるシングルス本戦出場は限られている。
| 大会 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 通算成績 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| グランドスラム大会 | |||||||||||
| 全豪オープン | Q1 | A | Q3 | A | A | Q2 | Q2 | Q1 | A | Q1 | 0-0 |
| 全仏オープン | Q1 | Q2 | 1R | Q1 | A | 1R | Q1 | A | A | A | 0-2 |
| ウィンブルドン選手権 | Q1 | Q3 | 2R | Q1 | 1R | 1R | 1R | 1R | Q3 | A | 1-5 |
| 全米オープン | Q2 | A | 3R | Q3 | Q3 | Q3 | Q1 | Q3 | Q1 | A | 2-1 |
| 勝敗 | 0-0 | 0-0 | 3-3 | 0-0 | 0-1 | 0-2 | 0-1 | 0-1 | 0-0 | 0-0 | 3-8 |
4. ダブルスキャリア
アレクサンダー・ペヤは、ダブルス選手として非常に成功したキャリアを築いた。
4.1. 主な功績
ペヤのキャリアハイダブルスランキングは、2013年8月12日に達成した世界3位である。彼はATPツアーで通算17のダブルスタイトルを獲得し、46回の決勝に進出している。
4.2. グランドスラムダブルス成績
ペヤはグランドスラム大会のダブルスで優れた成績を収めた。

| 大会 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | SR | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| グランドスラム大会 | |||||||||||||||||||||||
| 全豪オープン | A | A | A | A | A | A | A | A | 1R | 2R | 2R | A | 1R | 1R | 2R | 3R | 2R | 1R | 1R | 2R | A | 0 / 11 | 7-11 |
| 全仏オープン | A | A | A | A | A | 3R | A | QF | 1R | 1R | 1R | A | 3R | 2R | SF | 2R | QF | SF | 1R | SF | A | 0 / 13 | 23-13 |
| ウィンブルドン選手権 | A | A | A | Q1 | A | Q1 | 2R | 2R | 3R | QF | 2R | Q2 | SF | 1R | 3R | QF | QF | 1R | 2R | 3R | A | 0 / 13 | 23-13 |
| 全米オープン | A | A | A | A | A | 2R | A | 2R | 1R | 1R | 1R | A | 1R | QF | F | QF | 1R | QF | 1R | A | A | 0 / 12 | 15-12 |
| 勝敗 | 0-0 | 0-0 | 0-0 | 0-0 | 0-0 | 3-2 | 1-1 | 4-3 | 2-4 | 4-4 | 2-4 | 0-0 | 6-4 | 4-4 | 12-4 | 9-4 | 7-4 | 6-4 | 1-4 | 7-3 | 0-0 | 0 / 49 | 68-49 |
ペヤは2013年の全米オープン男子ダブルスでブルーノ・ソアレス(ブラジル)と組み、決勝に進出したが、リーンダー・パエス(インド)とラデク・ステパネク(チェコ)のペアに1-6, 3-6で敗れ、準優勝に終わった。
4.3. ATPマスターズ1000成績
ペヤはATPマスターズ1000シリーズのダブルスイベントで6回の決勝に進出し、3つのタイトルを獲得している。
| 結果 | 年 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 準優勝 | 2013 | マドリード・オープン | クレー | ブルーノ・ソアレス | ボブ・ブライアン マイク・ブライアン | 2-6, 3-6 |
| 優勝 | 2013 | カナディアン・オープン | ハード | ブルーノ・ソアレス | アンディ・マリー コリン・フレミング | 6-4, 7-6(7-4) |
| 準優勝 | 2013 | パリ・マスターズ | ハード (室内) | ブルーノ・ソアレス | ボブ・ブライアン マイク・ブライアン | 3-6, 3-6 |
| 準優勝 | 2014 | インディアンウェルズ・マスターズ | ハード | ブルーノ・ソアレス | ボブ・ブライアン マイク・ブライアン | 4-6, 3-6 |
| 優勝 | 2014 | カナディアン・オープン | ハード | ブルーノ・ソアレス | イワン・ドディグ マルセロ・メロ | 6-4, 6-3 |
| 優勝 | 2018 | マドリード・オープン | クレー | ニコラ・メクティッチ | ボブ・ブライアン マイク・ブライアン | 5-3, ret. |
4.4. ATPファイナルズ出場
ペヤは年間成績上位者が出場するATPファイナルズのダブルスに3回出場している。2013年には準決勝に進出し、2014年と2018年にはラウンドロビン(グループリーグ)で敗退した。ATPファイナルズでの通算戦績は3勝6敗である。
4.5. ATPツアー決勝進出記録
ペヤはATPツアーのダブルスで通算46回決勝に進出し、そのうち17回で優勝を果たしている。サーフェス別ではハードコートで9勝15敗、クレーコートで6勝11敗、グラスコートで2勝4敗の成績を残した。カーペットコートでの決勝進出はなかった。また、屋外でのタイトルは12勝24敗、屋内では5勝5敗である。
| 凡例 |
|---|
| グランドスラム大会 (0-1) |
| ATPファイナルズ (0-0) |
| ATPマスターズ1000 (3-3) |
| ATPツアー500 (6-9) |
| ATPツアー250 (8-16) |
| サーフェス別タイトル |
|---|
| ハード (9-15) |
| クレー (6-11) |
| グラス (2-4) |
| カーペット (0-0) |
| セッティング別タイトル |
|---|
| 屋外 (12-24) |
| 屋内 (5-5) |
| 結果 | W-L | 日付 | 大会 | カテゴリー | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 敗退 | 0-1 | 2003年7月 | オーストリア・オープン | 500 Series | ユルゲン・メルツァー(オーストリア) | マルティン・ダム(チェコ) シリル・スーク(チェコ) | 4-6, 4-6 | |
| 敗退 | 0-2 | 2006年5月 | BMWオープン | 250 Series | ビョルン・ファウ(ドイツ) | アンドレイ・パベル(ルーマニア) アレクサンダー・ワスケ(ドイツ) | 4-6, 2-6 | |
| 敗退 | 0-3 | 2008年10月 | エルステ・バンク・オープン | 500 Series | フィリップ・ペッシュナー(ドイツ) | マックス・ミルヌイ(ベラルーシ) アンディ・ラム(イスラエル) | 1-6, 5-7 | |
| 敗退 | 0-4 | 2011年2月 | デルレイビーチ国際テニス選手権 | 250 Series | ハード | クリストファー・カス(ドイツ) | スコット・リプスキー(アメリカ合衆国) ラジーブ・ラム(アメリカ合衆国) | 6-4, 4-6, [3-10] |
| 敗退 | 0-5 | 2011年4月 | セルビア・オープン | 250 Series | クレー | オリバー・マラチ(オーストリア) | フランティセク・チェルマク(チェコ) フィリップ・ポラーシェク(スロバキア) | 5-7, 2-6 |
| 優勝 | 1-5 | 2011年7月 | ドイツ国際オープン | 500 Series | クレー | オリバー・マラチ(オーストリア) | フランティセク・チェルマク(チェコ) フィリップ・ポラーシェク(スロバキア) | 6-4, 6-1 |
| 敗退 | 1-6 | 2011年7月 | スイス・オープン・グシュタード | 250 Series | クレー | クリストファー・カス(ドイツ) | フランティセク・チェルマク(チェコ) フィリップ・ポラーシェク(スロバキア) | 3-6, 6-7(7-9) |
| 敗退 | 1-7 | 2011年8月 | ウィンストン・セーラム・オープン | 250 Series | ハード | クリストファー・カス(ドイツ) | ジョナサン・エルリック(イスラエル) アンディ・ラム(イスラエル) | 6-7(2-7), 4-6 |
| 優勝 | 2-7 | 2012年1月 | ATPオークランド・オープン | 250 Series | ハード | オリバー・マラチ(オーストリア) | フランティセク・チェルマク(チェコ) フィリップ・ポラーシェク(スロバキア) | 6-3, 6-2 |
| 敗退 | 2-8 | 2012年7月 | スウェーデン・オープン | 250 Series | クレー | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ロベルト・リンドステット(スウェーデン) ホリア・テカウ(ルーマニア) | 3-6, 6-7(5-7) |
| 優勝 | 3-8 | 2012年9月 | ATPマレーシア・オープン | 250 Series | ハード (室内) | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | コリン・フレミング(イギリス) ロス・ハチェンス(イギリス) | 5-7, 7-5, [10-7] |
| 優勝 | 4-8 | 2012年10月 | ジャパン・オープン・テニス選手権 | 500 Series | ハード | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | リーンダー・パエス(インド) ラデク・ステパネク(チェコ) | 6-3, 7-6(7-5) |
| 優勝 | 5-8 | 2012年10月 | バレンシア・オープン | 500 Series | ハード (室内) | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ダビド・マレーロ(スペイン) フェルナンド・ベルダスコ(スペイン) | 6-3, 6-2 |
| 優勝 | 6-8 | 2013年2月 | ブラジル・オープン | 250 Series | クレー (室内) | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | フランティセク・チェルマク(チェコ) ミハル・メルティナク(スロバキア) | 6-7(5-7), 6-2, [10-7] |
| 優勝 | 7-8 | 2013年4月 | バルセロナ・オープン | 500 Series | クレー | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ロベルト・リンドステット(スウェーデン) ダニエル・ネスター(カナダ) | 5-7, 7-6(9-7), [10-4] |
| 敗退 | 7-9 | 2013年5月 | マドリード・オープン | Masters 1000 | クレー | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ボブ・ブライアン(アメリカ合衆国) マイク・ブライアン(アメリカ合衆国) | 2-6, 3-6 |
| 敗退 | 7-10 | 2013年6月 | クイーンズ・クラブ選手権 | 250 Series | グラス | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ボブ・ブライアン(アメリカ合衆国) マイク・ブライアン(アメリカ合衆国) | 6-4, 5-7, [3-10] |
| 優勝 | 8-10 | 2013年6月 | イーストボーン国際 | 250 Series | グラス | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | コリン・フレミング(イギリス) ジョナサン・マレー(イギリス) | 3-6, 6-3, [10-8] |
| 敗退 | 8-11 | 2013年7月 | ドイツ国際オープン | 500 Series | クレー | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | マリウシュ・フィルステンベルク(ポーランド) マルチン・マトコフスキ(ポーランド) | 6-3, 1-6, [8-10] |
| 優勝 | 9-11 | 2013年8月 | カナディアン・オープン | Masters 1000 | ハード | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | コリン・フレミング(イギリス) アンディ・マリー(イギリス) | 6-4, 7-6(7-4) |
| 敗退 | 9-12 | 2013年9月 | 全米オープン | Grand Slam | ハード | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | リーンダー・パエス(インド) ラデク・ステパネク(チェコ) | 1-6, 3-6 |
| 優勝 | 10-12 | 2013年10月 | バレンシア・オープン | 500 Series | ハード (室内) | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ボブ・ブライアン(アメリカ合衆国) マイク・ブライアン(アメリカ合衆国) | 7-6(7-3), 6-7(1-7), [13-11] |
| 敗退 | 10-13 | 2013年11月 | パリ・マスターズ | Masters 1000 | ハード (室内) | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ボブ・ブライアン(アメリカ合衆国) マイク・ブライアン(アメリカ合衆国) | 3-6, 3-6 |
| 敗退 | 10-14 | 2014年1月 | ATPカタール・オープン | 250 Series | ハード | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | トマーシュ・ベルディハ(チェコ) ヤン・ハジェク(チェコ) | 2-6, 4-6 |
| 敗退 | 10-15 | 2014年1月 | ATPオークランド・オープン | 250 Series | ハード | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ユリアン・ノール(オーストリア) マルセロ・メロ(ブラジル) | 6-4, 3-6, [5-10] |
| 敗退 | 10-16 | 2014年3月 | インディアンウェルズ・マスターズ | Masters 1000 | ハード | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ボブ・ブライアン(アメリカ合衆国) マイク・ブライアン(アメリカ合衆国) | 4-6, 3-6 |
| 優勝 | 11-16 | 2014年6月 | クイーンズ・クラブ選手権 | 250 Series | グラス | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ジェイミー・マリー(イギリス) ジョン・ピアース(オーストラリア) | 4-6, 7-6(7-4), [10-4] |
| 敗退 | 11-17 | 2014年6月 | イーストボーン国際 | 250 Series | グラス | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | トレト・ユーイ(フィリピン) ドミニク・イングロット(イギリス) | 5-7, 7-5, [8-10] |
| 敗退 | 11-18 | 2014年7月 | ドイツ国際オープン | 500 Series | クレー | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | マリン・ドラガニャ(クロアチア) フロリン・メルジャ(ルーマニア) | 4-6, 5-7 |
| 優勝 | 12-18 | 2014年8月 | カナディアン・オープン | Masters 1000 | ハード | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | イワン・ドディグ(クロアチア) マルセロ・メロ(ブラジル) | 6-4, 6-3 |
| 優勝 | 13-18 | 2015年5月 | BMWオープン | 250 Series | クレー | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) ミーシャ・ズベレフ(ドイツ) | 4-6, 6-1, [10-5] |
| 敗退 | 13-19 | 2015年6月 | シュトゥットガルト・オープン | 250 Series | グラス | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ロハン・ボパンナ(インド) フロリン・メルジャ(ルーマニア) | 5-7, 6-2, [10-7] |
| 敗退 | 13-20 | 2015年9月 | サンクトペテルブルク・オープン | 250 Series | ハード (室内) | ユリアン・ノール(オーストリア) | トレト・ユーイ(フィリピン) ヘンリ・コンティネン(フィンランド) | 5-7, 3-6 |
| 優勝 | 14-20 | 2015年11月 | スイス・インドア | 500 Series | ハード (室内) | ブルーノ・ソアレス(ブラジル) | ジェイミー・マリー(イギリス) ジョン・ピアース(オーストラリア) | 7-5, 7-5 |
| 敗退 | 14-21 | 2016年1月 | ATPカタール・オープン | 250 Series | ハード | フィリップ・ペッシュナー(ドイツ) | フェリシアーノ・ロペス(スペイン) マルク・ロペス(スペイン) | 4-6, 3-6 |
| 敗退 | 14-22 | 2016年2月 | ABNアムロ世界テニス・トーナメント | 500 Series | ハード (室内) | フィリップ・ペッシュナー(ドイツ) | ニコラ・マユ(フランス) バセク・ポスピシル(カナダ) | 6-7(2-7), 4-6 |
| 敗退 | 14-23 | 2016年2月 | メキシコ・オープン | 500 Series | ハード | フィリップ・ペッシュナー(ドイツ) | トレト・ユーイ(フィリピン) マックス・ミルヌイ(ベラルーシ) | 6-7(5-7), 3-6 |
| 敗退 | 14-24 | 2016年6月 | ハレ・オープン | 500 Series | グラス | ルカシュ・クボット(ポーランド) | レイベン・クラーセン(南アフリカ共和国) ラジーブ・ラム(アメリカ合衆国) | 6-7(5-7), 2-6 |
| 敗退 | 14-25 | 2016年7月 | ワシントン・オープン | 500 Series | ハード | ルカシュ・クボット(ポーランド) | ダニエル・ネスター(カナダ) エドゥアール・ロジェ=バセラン(フランス) | 6-7(3-7), 6-7(4-7) |
| 敗退 | 14-26 | 2017年4月 | バルセロナ・オープン | 500 Series | クレー | フィリップ・ペッシュナー(ドイツ) | フロリン・メルジャ(ルーマニア) アイサム・ウル・ハク・クレシ(パキスタン) | 4-6, 3-6 |
| 優勝 | 15-26 | 2017年9月 | ATP深圳オープン | 250 Series | ハード | ラジーブ・ラム(アメリカ合衆国) | ニコラ・メクティッチ(クロアチア) ニコラス・モンロー(アメリカ合衆国) | 6-3, 6-2 |
| 敗退 | 15-27 | 2018年2月 | ATPソフィア・オープン | 250 Series | ハード (室内) | ニコラ・メクティッチ(クロアチア) | ロビン・ハーセ(オランダ) マトウェ・ミドルコープ(オランダ) | 7-5, 4-6, [4-10] |
| 敗退 | 15-28 | 2018年2月 | リオ・オープン | 500 Series | クレー | ニコラ・メクティッチ(クロアチア) | ダビド・マレーロ(スペイン) フェルナンド・ベルダスコ(スペイン) | 7-5, 5-7, [8-10] |
| 優勝 | 16-28 | 2018年4月 | グランド・プライズ・ハサン2世 | 250 Series | クレー | ニコラ・メクティッチ(クロアチア) | ブノワ・ペール(フランス) エドゥアール・ロジェ=バセラン(フランス) | 7-5, 3-6, [10-7] |
| 敗退 | 16-29 | 2018年5月 | BMWオープン | 250 Series | クレー | ニコラ・メクティッチ(クロアチア) | イワン・ドディグ(クロアチア) ラジーブ・ラム(アメリカ合衆国) | 3-6, 5-7 |
| 優勝 | 17-29 | 2018年5月 | マドリード・オープン | Masters 1000 | クレー | ニコラ・メクティッチ(クロアチア) | ボブ・ブライアン(アメリカ合衆国) マイク・ブライアン(アメリカ合衆国) | 5-3, ret. |
5. 混合ダブルスキャリア
ペヤは混合ダブルスでも優れた成績を収め、グランドスラムタイトルを獲得している。
5.1. 主な大会成績
ペヤは2018年のウィンブルドン選手権混合ダブルスでニコール・メリチャー(アメリカ合衆国)とペアを組み、決勝でジェイミー・マリー(イギリス)とビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)のペアを7-6(7-1), 6-3で破り、優勝を果たした。これは彼にとって唯一のグランドスラムタイトルである。
また、2015年のウィンブルドン選手権混合ダブルスではティメア・バボシュ(ハンガリー)と組んで決勝に進出したが、リーンダー・パエス(インド)とマルチナ・ヒンギス(スイス)のペアに1-6, 1-6で敗れ、準優勝に終わった。
その他のグランドスラム混合ダブルスでの成績は以下の通りである。
- 全豪オープン: 2015年に準々決勝進出。
- 全仏オープン: 2015年と2018年に準々決勝進出。
- 全米オープン: 2014年に2回戦進出。
6. 国別代表
ペヤはオーストリア代表として国際チーム大会にも貢献した。
6.1. オリンピック
オリンピックの男子ダブルスには2回出場している。
- 2012年ロンドンオリンピック: 2回戦進出。
- 2016年リオデジャネイロオリンピック: 準々決勝進出。
オリンピックでの通算戦績は3勝2敗である。
6.2. デビスカップ
デビスカップではオーストリア代表として活躍し、通算10勝12敗の戦績を残している。特に2008年9月には、デビスカップワールドグループプレーオフでイギリスを相手に勝利に貢献し、アレックス・ボグダノビッチを4セットで破って試合を決めた。
7. 引退
アレクサンダー・ペヤは2019年に最後の試合を行い、プロテニスキャリアを引退した。
8. キャリア通算
8.1. 総タイトル数と決勝進出回数
アレクサンダー・ペヤは、プロキャリアを通じてダブルスで17のタイトルを獲得し、46回の決勝に進出した。混合ダブルスでは1つのタイトルを獲得している。
8.2. 年間ランキング
ペヤのシングルスおよびダブルスの年末ランキングの推移は以下の通りである。
| 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | キャリア | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイトル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 5 | 2 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 17 | |
| 決勝進出 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 5 | 10 | 7 | 4 | 5 | 2 | 5 | 0 | 46 | |
| 通算勝敗 | 3-2 | 0-2 | 1-2 | 0-3 | 6-3 | 6-6 | 1-2 | 7-9 | 11-14 | 14-12 | 14-16 | 2-3 | 36-23 | 36-24 | 56-20 | 43-27 | 38-27 | 35-25 | 22-24 | 36-20 | 1-2 | 368-266 | |
| 年末ランキング | 208 | 455 | 294 | 197 | 90 | 95 | 98 | 52 | 62 | 49 | 73 | 103 | 18 | 22 | 4 | 10 | 24 | 23 | 54 | 17 | 711 | 58% | |